東アジア中元節・中秋節をターゲットにしたモモの輸出流通システムの構築

ブース番 号
51
分
野
環境・農業
所属・氏名 大学院環境生命科学研究科(農学系)・中野 龍平
問
合
せ 先
Tel 086-251-8337
Fax 086-251-8337
E-mail: [email protected]
テ
ー
マ
東アジア中元節・中秋節をターゲットにしたモモの輸出流通システムの構築
基礎研究
研 究 ステップ
共 同 研 究
希 望 先 企 業
1
2
3
4
○
5
応用研究
流通関連、輸出関連、流通資材、冷蔵保存関連
【研究の概要と特徴】
旧暦の中元節,中秋節(台湾 8 月 10 日頃,香
港・中国 9 月 8 日頃)東アジアでトロッとした良好
な肉質を持つ日本産「高級モモ」の需要が期待
現状では。。。
空輸による限定的な輸出のみ
日本全体で 450 トンのみ(生産量の 0.3%)
常温 6 日で過熟,低温で障害発生のため
中元節に合わせた輸出は困難
10℃流通,0℃流通,0℃保存+10℃流通の組合せによる,中元節,中秋節に合わせた東アジ
アへの輸出実証試験+輸送コスト,品質・価格ニーズなどのマーケティング調査
期待される効果
空輸から海運への切替えによる低コスト化,祝祭での高値販売→本格的なモモ輸出の実現
(現状 450 トン→10 倍の 4,500 トン(生産量の 3%)800 円/kg で 32 億円の輸出増→産地活性
化・生産増大)
【産業界へのアピールポイント】
本研究は、農林水産省「攻めの農林水産業の実現に向けた革新的技術緊急展開事業(うち産学の英
知を結集した革新的な技術体系の確立)」として、レンゴー(株)中央研究所、(株)日本植生グループ
本社の参画のもと実施している。また、JA 全農おかやま、吉備路もも出荷組合、総社もも生産組合、
シティスーパージャパン、相互運輸、クボタトレーディング他の協力のもと、実施している。
【想定される用途】
本研究により得られる成果は、モモの輸出の他、国内輸送にも活用できる。また、モモ以外にも低温
障害が問題となっている果実の貯蔵・輸送にも応用できる可能性がある。
【特許等知的財産】
特になし。