11.22地震緊急調査報告会

平成 27 年 2 月 23 日
平成 26 年 11 月 22 日発生の地震では、白馬村内において家屋の倒壊や道
路の隆起等により、大きな被害が発生しました。
発災後において、信州大学では各種の専門分野の教職員(52 人・延べ 150
日以上)を現地へ派遣し、白馬村と連携して被害状況調査、原因の分析等
に取り組んで来ました。
この調査の結果について、今回は中間報告と位置付け、下記のとおり緊
急調査報告会を開催し、広く住民の皆様へご報告しますので、お気軽にお
出かけください。
記
■ 日
時: 平成 27 年 3 月 7 日(土)13:00~16:20
■ 場
所: 白馬村多目的研修集会施設(白馬村役場隣)
■ 内
容: 分野毎による調査結果報告 (詳細は裏面参照)
※暖房器具を用意しますが、各自においても厚着などの対応をしてお越しください。
【問い合わせ先】白馬村役場 総務課
代表 72-5000
直通 72-7002
信州大学による「11.22 地震緊急調査報告会」プログラム
1. 赤羽貞幸(信州大学理事)挨拶・・・・・・・・・・・・・・・13:00〜13:05
2. 下川正剛白馬村長挨拶・・・・・・・・・・・・・・・・・・・13:05〜13:10
3. 緊急調査成果報告(中間報告)
(1)報告にあたって・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・13:10~13:15
《原山 智 山岳科学研究所副所長》
(2)11.22 地震の震源分布と地殻変動・・・・・・・・・・・・・・・・13:15~13:30
《津金達郎 山岳科学研究所 技術補佐員》
(3)11.22 地震の地表地震断層と糸魚川-静岡構造線活断層・・・・・・・・13:30~13:45
〜11.22 地震が提起する新たな問題点
《廣内大助 山岳科学研究所 教育学系・教授、杉戸信彦・松多信尚》
(4)レ-ザーセンシングiによる三次元解析・・・・・・・・・・・・・・13:45~14:00
《加藤正人 山岳科学研究所所長 農学系・教授》
(5)神城盆地堀之内地区での微動アレー探査iiによる地下探査結果・・・・14:00~14:15
《原山 智 山岳科学研究所副所長 理学系・教授》
<質疑>
14:15~14:30
<休憩>
14:30~14:45
(6)11.22 地震により被災した建築物の調査と対策案について・・・・・・・14:45~15:00
《松田昌洋 工学系・助教》
(7)農村集落再生の整備条件の究明と復興のための地域情報の提供・・・・15:00~15:15
《内川義行 農学系・助教》
(8)地震断層露頭の保全と文化財としての価値・・・・・・・・・・・・・15:15~15:30
《大塚 勉 総合人間科学系・教授》
(8)長野市・飯綱町・信濃町・小川村における 11.22 地震の被害状況・・・・15:30~15:45
《竹下欣宏 山岳科学研究所 教育系・准教授》
(9)11.22 地震被害の住民アンケート調査実施状況と
地盤評価による揺れやすさマップ作成の提案・・・・・・・15:45~16:00
《小坂共栄 山岳科学研究所特任教授・信州大学震動調査グループ》
(10)全体質疑・総合討論・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・16:00~16:20
i
レーザーセンシングとは、人工衛星や航空機など遠隔からパルス状のレーザー光線を照射して対象を測定する手段で
あり、地形測量,火山,氷河,林業,気象,軍事などの分野で盛んに使われ始めている。
ii 微動アレー探査とは、地盤で常時発生している微弱な振動を精密地震計で観測し、地下の S 波速度構造(地盤の
強弱)を推定する技術です。