当日配布資料(1.33MB)

山形大学
大学院理工学研究科
助教 福田 憲二郎
印刷手法による
印刷手法による高性能
による高性能トランジスタ
高性能トランジスタ
型有機メモリ
型有機メモリ素子
メモリ素子の
素子の開発
1
Poly IC
Yamagata Univ.
SONY
柔軟性・
柔軟性・大面積性を
大面積性を利用した
利用した新
した新たなエレクトロニクスの創出
たなエレクトロニクスの創出
フレキシブル 印刷可能
有機エレクトロニクス
有機エレクトロニクス
有機エレクトロニクスへの
有機エレクトロニクスへの期待
エレクトロニクスへの期待
2
プリンテッドエレクトロニクスの重要性
プリンテッドエレクトロニクスの重要性
3
論理回路
アンテナ
メモリアレイ
発振回路
• 印刷型論理回路だけでなく、メモリ素子の開発
が応用に必要不可欠
印刷RFIDタグのイメージ
タグのイメージ
印刷
有機メモリ
有機メモリ素子
メモリ素子の
素子の必要性
4
• 強誘電体材料を用いたトランジスタ型有機メ
モリの開発
• 書込み・消去時のソース・ドレイン電流(IDS)の
差を“1”/”0”情報として利用
有機強誘電体材料
P(VDF-TrFE)
研究開発内容
5
既に報告されている印刷型有機メモリは、
駆動電圧が高い(50 V)
“1”/”0”情報の差が小さい (<100)
等の問題があり、実用化には至っていない。
従来技術とその
従来技術とその問題点
とその問題点
6
• 全層印刷により素子を作製
• 10 Vでも”1”/”0”状態の認識が可能
全印刷型トランジスタ
全印刷型トランジスタ型有機
トランジスタ型有機メモリ
型有機メモリ開発
メモリ開発
7
1.1×10-7
3.4×103
2×106
秒以上
= -20 V, VGS = 0 Vでの電流値、*2オン状態とオフ状態の電流値の比
3.2 ×10-11
• 10 Vでの駆動に成功
• 高いオンオフ比⇒安定した”1”/”0”状態の認識
• 長い保持時間⇒長期間の情報保持が可能
*1V
DS
10 V
駆動電圧 書き込み状態の
オン/オフ
オフ 保持時間
状態の 消去状態の
消去状態の オン
(V)
IDS (A) *1
IDS (A)*1
比*2
開発した
開発した有機
した有機メモリの
有機メモリの性能
メモリの性能
8
有機トランジスタアレイ
• メモリアレイは作製できず
• トランジスタアレイは99%の歩留りを達成
• 強誘電膜の成膜性の最適化によりメモリアレ
イも達成可能
有機メモリアレイ
アレイ化
アレイ化の検討
9
• 従来技術の問題点であった、駆動電圧を低減
し、また”1”/”0”情報のすることに成功した。
• 駆動電圧を10 V以下に低下できたため、省電
力による応用が可能となった
• 従来では”1”/”0”情報の差が3000以上あるた
め、安定的な不揮発性メモリへの応用が期待
される。
新技術の
新技術の特徴・
特徴・従来技術との
従来技術との比較
との比較
10
• 本技術の特徴を生かすと、印刷手法による大
面積化を適用可能であるため、低コスト化へ
のメリットが大きいと考えられる。
• 印刷方式による不揮発性メモリの分野や用途
に展開することが想定される。
• 特に印刷型RFIDタグなど、フレキシブル・大
面積を利用したメモリ用途が想定される。
想定される
想定される用途
される用途
11
• 現在、単体でのメモリ素子は開発済み。しかし、
アレイ化にした際の歩留り確保の点が未解決
である。
• 今後、歩留り向上について実験データを取得
し、高密度メモリ素子に適用していく場合の条
件設定を行っていく。
• 実用化に向けて、強誘電膜の膜厚不均一性
を5%以下にまで低減できるよう技術を確立す
る必要もあり。
実用化に
実用化に向けた課題
けた課題
12
• 未解決の歩留り向上については、新材料開発
技術により克服できると考えている。
• 応用化へのアイデア・技術を持つ、企業との
共同研究を希望。
• また、印刷型電子素子を開発中の企業には、
本技術の導入が有効と思われる。
企業への
企業への期待
への期待
13
•
•
•
•
発明の名称 :強誘電体キャパシタ
出願番号 :特願2013-0237684
出願人
:山形大学
発明者
:福田憲二郎、熊木大介、
時任静士、小林拓磨
本技術に
本技術に関する知的財産権
する知的財産権
14
•
•
•
•
2013年-2014年
2013年-現在
2014年-現在
2014年-現在
JST A-STEP事業に採択
DIC株式会社と共同研究実施
JST A-STEP事業に採択
JST さきがけ事業に採択
産学連携の
産学連携の経歴(
経歴(任意)
任意)
15
山形大学 国際事業化研究センター
コーディネーター 松崎 辰夫
TEL 0238-26-3025
FAX 0238-26-3409
e-mail [email protected]
お問い合わせ先
わせ先
16