2 実験 消耗品 製品番号 Fisher Scientific™ LC-MS グレード メタノール M/4062/17 Fisher Scientific LC-MS グレード 水 W/0112/17 Fisher Scientific LC-MS グレード 酢酸アンモニウム A/3440/50 リキッドハンドリング eVol Dispensing System Thermo Scientific vials and closures Mass Spec Certified Vials Kit 66002-020 MSCERT4000-34W サンプル前処理 。 大腸菌抽出液と、イースト菌抽出液に移動相 A を添加(濃度 1 µg/mL) 分離条件 製品番号 装置 Thermo Scientific Accela™ 1000 HPLC カラム Accucore RP-MS 2.1 x 100 mm, 2.6 µm 移動相 A (30:70, v/v) 25 mM 酢酸アンモニウム水溶液 / メタノール 移動相 B メタノール グラジェント 時間 / 分 %A %B 0 70 30 2 70 30 7 30 70 26 0 100 31 0 100 32 70 30 45 70 30 流速 0.15 mL/min カラム温度 25°C 注入量 4 µL 洗浄溶媒 2-プロパノール MS 測定条件 装置 Thermo Scientific LCQ™ Deca XP MS Polarity Negative Scan ranges 500 – 850 m/z データ処理 ソフトウェア Thermo Scientific Xcalibur™ 2.0 17626-102130 結果 大腸菌中のリン脂質 90 生体試料中にはさまざまなリン脂質が含まれています。大腸菌 80 中の 脂 質は 大きく分けて2つの タイプのリン 脂 質があります。 (PE) とphosphatidylglycerol (PG) phosphatidylethanolamine 70 Relative Abundance です。 Figure 2のクロマトグラムは、Accucore RP-MS HPLCカ ラムを使用して大腸菌抽出物を測定した場合のもので、 分類を大 きくしても、 異なる長さのアルキル鎖や二重結合した脂質が多数 あることが確認できます。このクロマトグラムでは非常にピーク がシャープで、 カラムの効率の高いことを示しています。 フラグメン 60 50 40 30 テーションを明確に解析できることから、 大抵の場合、 脂質の同定 20 には MSが適しています。これらの実験で、 intact massesと溶出 順序および文献2から脂質を同定しました。ピークが未分離であ 10 れば、 チャージの分布やイオン化効率に影響を与えるので、 理想的 0 0 な検出と正確な定量には分離が欠かせません。 10 15 20 25 30 Figure 2 : Accucore RP-MSを使用した大腸菌由来のリン脂 は、 PGと PEに相当するクロマトグラムです。明らかに、PGは PE 質のクロマトグラム この分析方法は、ペプチドがグラジェント初期に溶 出するようにデザインしています よりも速く溶出します。これら2種類の脂質が、クロマトグラムの 主成分です。 100 5 Time (min) リン脂質の末端構造は、分析で注意するべき要素です。 Figure 3 PG lipids 90 R 80 O O O R 70 Relative Abundance 3 100 O P 60 O O O O 50 PE lipids 40 R OH OH O O 30 O R O 20 P - + NH3 O O O 10 O 0 0 2 4 6 8 10 12 14 16 18 20 22 24 26 Time (min) Figure 3 : 大腸菌由来リン脂質の重ね書きクロマトグラム phosphatidylglycerol(PG、青) phosphatidylethanolamine(PE、赤) 28 30 32
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