問 XI-1-①(変更の認定と変更の届出) 公益法人において、事業の

問 XI-1-①(変更の認定と変更の届出)
公益法人において、事業の内容の変更を行うときに、変更の認定を受けなけ
ればならない場合と、変更の届出を行わなければならない場合について、教え
てください。
答
1
新しい公益法人制度では、公益目的事業又は収益事業等の種類及び内容の
変更を行うとき、変更の認定を受けなければならない場合(公益法人認定法
第11条第1項第2号及び第3号)と、変更の届出を行わなければならない
場合(公益法人認定法第13条第1項第2号、公益法人認定法施行規則第7
条第3号)があります。
2
公益目的事業の種類とは、公益法人認定法別表において該当する号のこと
をいいますが、この該当する号の変更を行う場合は、変更の認定を受けなけ
ればなりません(公益法人認定法第11条第1項第2号)。
3
公益目的事業又は収益事業等の内容の変更(新規事業の立ち上げを含みま
す)を行う場合も、変更の認定を受けなければなりません(公益法人認定法
第11条第1項第2号及び第3号)。
ただし、事業の内容の変更であっても、公益目的事業における受益の対象
や規模が拡大する場合など、事業の公益性についての判断が明らかに変わら
ないと認められる場合は、公益法人認定法施行規則第7条第3号の「公益認
定を受けた法第7条第1項の申請書(注)の記載事項の変更を伴わないもの」と
みなし、変更の届出をすることとなります(公益法人認定法第13条第1項第
2号)。
また、事業の日程や財務数値など、毎年度変動することが一般的に想定さ
れうるような事項の変更は、「公益目的事業の種類又は内容の変更」及び「収
益事業等の内容の変更」にはあたらず、変更の認定を受けること及び変更の
届出を行うことは必要ありません。
4
事業の内容を変更しようとする場合に、変更の認定を受けるべきか、変更
の届出を行うべきかなどにつき判断に迷う場合は、事前に行政庁にご相談く
ださい。
(注)移行認定申請書(整備規則様式第1号)及び、変更認定申請書(認定規則様式2号)を含
みます。