Salesforce.com Summer 10 リリースノート - Salesforce CRM

salesforce.com: Salesforce Summer '10
Salesforce.com Summer '10 リリースノート
Copyright 2000-2010 salesforce.com, inc. All rights reserved. Salesforce.com、“no software” ロゴ、および Team Edition は、salesforce.com,
inc. の登録商標です。また、AppExchange、"Success On Demand"、および “The Business Web” は、salesforce.com, inc. の商標で
す。本ドキュメントに記載されたその他の商標は、各社に所有権があります。
salesforce.com | 目次 | i
目次
リリースノートについて...................................................................................................................................................................3
Summer '10 の機能の概要と Salesforce.com ユーザへの影響.........................................................................................................4
Collaboration Cloud の機能強化.............................................................................................................................................4
Sales Cloud の機能強化...........................................................................................................................................................4
Service Cloud の機能強化.......................................................................................................................................................8
Custom Cloud の機能強化....................................................................................................................................................10
ドキュメントの機能強化.....................................................................................................................................................15
Collaboration Cloud..........................................................................................................................16
Salesforce Chatter - ベータ....................................................................................................................................................16
Sales Cloud........................................................................................................................................37
Cloud Scheduler......................................................................................................................................................................37
見積テンプレートエディタ - ベータ..................................................................................................................................50
[新規商談] ページ (パイロット)..........................................................................................................................................60
モバイルの機能強化.............................................................................................................................................................61
その他の Sales Cloud の機能強化........................................................................................................................................63
Service Cloud....................................................................................................................................71
Salesforce Knowledge の機能強化.........................................................................................................................................71
コミュニティの機能強化.....................................................................................................................................................81
Service Cloud のその他の機能強化......................................................................................................................................86
Custom Cloud...................................................................................................................................87
分析の機能強化.....................................................................................................................................................................87
連動項目検索およびその他の参照検索条件の機能強化 - ベータ ..................................................................................98
Force.com Sites の機能強化.................................................................................................................................................112
Force.com Apex コードの機能強化....................................................................................................................................122
Visualforce の機能強化........................................................................................................................................................123
Web サービス API の機能強化..........................................................................................................................................125
Bulk API の機能強化...........................................................................................................................................................127
Force.com Development as a Service....................................................................................................................................129
各パッケージの転送アップグレードおよびパッチバージョン....................................................................................131
その他の Custom Cloud の機能強化..................................................................................................................................136
ドキュメントの機能強化.................................................................................................................142
salesforce.com | 目次 | ii
新規: ガイドツアー.............................................................................................................................................................142
新規:Salesforce.com Limits Quick Reference.......................................................................................................................142
新規: PRM ポータル実装ガイド.......................................................................................................................................142
更新: Force.com Cookbook...................................................................................................................................................143
salesforce.com | リリースノートについて | 3
リリースノートについて
リリースノートは、Salesforce の最新リリースに関する総合的なユーザガイドです。Salesforce リリースノートは、
新機能や強化機能、そしてそれらをすぐに活用するために必要な情報を提供します。
リリースノートの内容
リリースノートでは、新しい重要な機能強化について次の情報を提供します。
•
•
•
•
機能に関する簡潔で詳細な説明
設定と管理の開始にあたって役に立つ実装のヒント
機能の効果を最大限に引き出すのに役立つベストプラクティスのヒント
設定方法と機能の利用方法に関する詳細な説明
主な新機能のほかにも、新しいユーザ権限、ワークフローの機能強化、数式への新しい演算子、標準レポートで
使用可能な追加項目など、最新リリースに含まれるその他機能強化や機能変更の一覧と簡単な説明が、その他の
機能強化の章に記載されています。
salesforce.com の最新リリースを使いこなすためのガイドとしてリリースノートをお役立てください。
フィードバックのお願い
salesforce.com では、お客様が Salesforce を使いこなすために、リリースノート、オンラインヘルプ、マニュアル
がいかに重要であるかを認識しています。提供しているコンテンツを引き続き改善していくために、お客様のお
役に立てているかどうかを、どうぞお知らせください。
•
•
フィードバックフォーム—Developer Force のオンラインヘルプおよび開発者ガイドの HTML マニュアルの全
ページに、マニュアルに関する提案、修正、フィードバックをお送りいただくフィードバックフォームをご
用意しています。Spring '09 以降、80 件を超えるコメントをいただき、Summer '09 のマニュアルではおよそ
40 件の訂正および追加事項に反映しました。
Salesforce IdeaExchange—お客様のアイデアもお待ちしております。Summer '09 では、最上位のドキュメント
関連のアイデア「リリースノートの追加日」を導入しています。Summer '09 に導入されているアイデアの詳
細は、 Salesforce IdeaExchange を参照してください。
salesforce.com | Summer '10 の機能の概要と Salesforce.com ユーザへの影響 | 4
Summer '10 の機能の概要と Salesforce.com ユーザへの影
響
Summer '10 には、リリース後にすべてのユーザにすぐに影響を与える機能が含まれています。その変更に対して
準備ができるよう、リリース前にユーザに通知してください。その他の機能については、ユーザが新機能を利用
する前に管理者による対応が必要です。
次の表には、Summer '10 の機能とユーザへの影響がまとめられています。ご利用の Salesforce.com のエディショ
ンについて、機能の詳細を確認してください。
Collaboration Cloud の機能強化
Salesforce Chatter
機能
すべてのユーザに すべての管理者に 自動的には表示さ この機能を有効に
自動的に表示され 自動的に表示され れません。機能は するには、株式会
ます。設定は不要 ます。設定は不要 有効化されていま 社セールスフォー
です。
です。
すが、いくつかの ス・ドットコムに
設定が必要です。 連絡してくださ
い。
Salesforce Chatter - ベータ
モバイルアプリケーション用の
Chatter
Sales Cloud の機能強化
キャンペーン
機能
キャンペーン販売アラート
キャンペーンメンバーのカスタム数
式項目でリード項目と取引先責任者
の項目を使用可能
すべてのユーザに すべての管理者に 自動的には表示さ この機能を有効に
自動的に表示され 自動的に表示され れません。機能は するには、株式会
ます。設定は不要 ます。設定は不要 有効化されていま 社セールスフォー
です。
です。
すが、いくつかの ス・ドットコムに
設定が必要です。 連絡してくださ
い。
salesforce.com | Summer '10 の機能の概要と Salesforce.com ユーザへの影響 | 5
機能
すべてのユーザに すべての管理者に 自動的には表示さ この機能を有効に
自動的に表示され 自動的に表示され れません。機能は するには、株式会
ます。設定は不要 ます。設定は不要 有効化されていま 社セールスフォー
です。
です。
すが、いくつかの ス・ドットコムに
設定が必要です。 連絡してくださ
い。
[キャンペーン履歴] 関連リストで
[キャンペーンメンバー カスタム項
目] を使用可能
電子メール
機能
すべてのユーザ すべての管理者 自動的には表示 この機能を有効
に自動的に表示 に自動的に表示 されません。機 にするには、株
されます。設定 されます。設定 能は有効化され 式会社セールス
は不要です。
は不要です。 ていますが、い フォース・ドッ
くつかの設定が トコムに連絡し
必要です。
てください。
Cloud Scheduler
リンクとして送信した添付ファイルを削
除
一括メール送信を受信しない取引先責任
者またはリードへの電子メール送信時の
警告
取引先責任者およびリードの複数電子
メールアドレス
電子メールのコンプライアンスフッター
記事を PDF 添付ファイルに変換するた
めの新しい差し込み項目
商談と見積
機能
見積テンプレートエディタ - ベータ
すべてのユーザに すべての管理者に 自動的には表示さ この機能を有効に
自動的に表示され 自動的に表示され れません。機能は するには、株式会
ます。設定は不要 ます。設定は不要 有効化されていま 社セールスフォー
です。
です。
すが、いくつかの ス・ドットコムに
設定が必要です。 連絡してくださ
い。
salesforce.com | Summer '10 の機能の概要と Salesforce.com ユーザへの影響 | 6
機能
すべてのユーザに すべての管理者に 自動的には表示さ この機能を有効に
自動的に表示され 自動的に表示され れません。機能は するには、株式会
ます。設定は不要 ます。設定は不要 有効化されていま 社セールスフォー
です。
です。
すが、いくつかの ス・ドットコムに
設定が必要です。 連絡してくださ
い。
Professional Edition 組織で見積を使用
可能
見積と見積品目名が関連する商談レ
ポート
見積と見積 PDF が関連する商談レ
ポート
商談レポートの新しい商談所有者の
列
商談フェーズ ID 更新動作の拡張
[新規商談] ページ (パイロット)
パートナーリレーションシップマネージメント
機能
すべてのユーザに すべての管理者に 自動的には表示さ この機能を有効に
自動的に表示され 自動的に表示され れません。機能は するには、株式会
ます。設定は不要 ます。設定は不要 有効化されていま 社セールスフォー
です。
です。
すが、いくつかの ス・ドットコムに
設定が必要です。 連絡してくださ
い。
新規: PRM ポータル実装ガイド
ホームページのパートナーポータル
リード受信箱コンポーネント
Salesforce CRM Content
機能
すべての組織への Salesforce CRM
Content の追加
すべてのユーザに すべての管理者に 自動的には表示さ この機能を有効に
自動的に表示され 自動的に表示され れません。機能は するには、株式会
ます。設定は不要 ます。設定は不要 有効化されていま 社セールスフォー
です。
です。
すが、いくつかの ス・ドットコムに
設定が必要です。 連絡してくださ
い。
salesforce.com | Summer '10 の機能の概要と Salesforce.com ユーザへの影響 | 7
機能
すべてのユーザに すべての管理者に 自動的には表示さ この機能を有効に
自動的に表示され 自動的に表示され れません。機能は するには、株式会
ます。設定は不要 ます。設定は不要 有効化されていま 社セールスフォー
です。
です。
すが、いくつかの ス・ドットコムに
設定が必要です。 連絡してくださ
い。
組織の Salesforce CRM Content の有
効化または無効化
Salesforce CRM Content 機能ライセ
ンスの自動割り当て
Salesforce CRM Content 検索で
Salesforce Chatter ファイルを対象に
含める
Microsoft Office 2007 ファイルのプレ
ビュー - パイロット
コンテンツ配信受信者が Microsoft
2007 ファイルをプレビュー可能 - パ
イロット
新規ワークスペース権限を使用した
Chatter フィードへのコンテンツの投
稿
Salesforce Mobile
機能
モバイルアプリケーション用の
Chatter
Salesforce Mobile for BlackBerry の機
能強化
Salesforce Mobile for iPhone の機能強
化
モバイルビューの機能強化
すべてのユーザに すべての管理者に 自動的には表示さ この機能を有効に
自動的に表示され 自動的に表示され れません。機能は するには、株式会
ます。設定は不要 ます。設定は不要 有効化されていま 社セールスフォー
です。
です。
すが、いくつかの ス・ドットコムに
設定が必要です。 連絡してくださ
い。
salesforce.com | Summer '10 の機能の概要と Salesforce.com ユーザへの影響 | 8
Sales Cloud のその他の機能強化
機能
すべてのユーザに すべての管理者に 自動的には表示さ この機能を有効に
自動的に表示され 自動的に表示され れません。機能は するには、株式会
ます。設定は不要 ます。設定は不要 有効化されていま 社セールスフォー
です。
です。
すが、いくつかの ス・ドットコムに
設定が必要です。 連絡してくださ
い。
[メモと添付ファイル] 関連リストで
Chatter フィード添付をプレビュー可
能
Service Cloud の機能強化
コミュニティ
機能
Force.com Sites で Answers を公開可
能
ケースへの質問のエスカレーション
返信からの記事の作成
質問のワークフローのサポート
ロールのないユーザへのデータカテ
ゴリの表示
コミュニティメンバーが自分の投稿
を削除可能
標準ユーザが自分のコミュニティの
ニックネームを変更可能
データカテゴリ選択用の新しい API
オブジェクト
すべてのユーザに すべての管理者に 自動的には表示さ この機能を有効に
自動的に表示され 自動的に表示され れません。機能は するには、株式会
ます。設定は不要 ます。設定は不要 有効化されていま 社セールスフォー
です。
です。
すが、いくつかの ス・ドットコムに
設定が必要です。 連絡してくださ
い。
salesforce.com | Summer '10 の機能の概要と Salesforce.com ユーザへの影響 | 9
カスタマーポータル
機能
すべてのユーザに すべての管理者に 自動的には表示さ この機能を有効に
自動的に表示され 自動的に表示され れません。機能は するには、株式会
ます。設定は不要 ます。設定は不要 有効化されていま 社セールスフォー
です。
です。
すが、いくつかの ス・ドットコムに
設定が必要です。 連絡してくださ
い。
大容量カスタマーポータルユーザの
有効化
Salesforce Knowledge
機能
ケースクローズ時の記事の作成
返信からの記事の作成
記事をケース電子メールの PDF 添
付ファイルとして送信
推奨記事を使用したケースの解決
記事マネージャのアクセス権のカス
タマイズ
Salesforce Chatter フィードでの記事
のフォロー
新しいカスタムレポートオプション
ロールのないユーザへのデータカテ
ゴリの表示
割り当てられた記事の電子メール通
知
すべてのチャネルの記事のプレ
ビュー
リストビューへの記事の概要の表示
カスタムテンプレートでの [ファイ
ル] 項目のサポート
すべてのユーザに すべての管理者に 自動的には表示さ この機能を有効に
自動的に表示され 自動的に表示され れません。機能は するには、株式会
ます。設定は不要 ます。設定は不要 有効化されていま 社セールスフォー
です。
です。
すが、いくつかの ス・ドットコムに
設定が必要です。 連絡してくださ
い。
salesforce.com | Summer '10 の機能の概要と Salesforce.com ユーザへの影響 | 10
機能
すべてのユーザに すべての管理者に 自動的には表示さ この機能を有効に
自動的に表示され 自動的に表示され れません。機能は するには、株式会
ます。設定は不要 ます。設定は不要 有効化されていま 社セールスフォー
です。
です。
すが、いくつかの ス・ドットコムに
設定が必要です。 連絡してくださ
い。
記事の新しい API オブジェクト
データカテゴリ選択用の新しい API
オブジェクト
記事タイプ用の新しいメタデータ
API コンポーネント
Custom Cloud の機能強化
管理および共有
機能
すべてのユーザに すべての管理者に 自動的には表示さ この機能を有効に
自動的に表示され 自動的に表示され れません。機能は するには、株式会
ます。設定は不要 ます。設定は不要 有効化されていま 社セールスフォー
です。
です。
すが、いくつかの ス・ドットコムに
設定が必要です。 連絡してくださ
い。
ポータルプロファイルのカスタム項
目のセキュリティ強化
分析
機能
動的ダッシュボード
ダッシュボードビルダーのドラッグ
アンドドロップ
ダッシュボードテーブルの概要
すべてのユーザに すべての管理者に 自動的には表示さ この機能を有効に
自動的に表示され 自動的に表示され れません。機能は するには、株式会
ます。設定は不要 ます。設定は不要 有効化されていま 社セールスフォー
です。
です。
すが、いくつかの ス・ドットコムに
設定が必要です。 連絡してくださ
い。
salesforce.com | Summer '10 の機能の概要と Salesforce.com ユーザへの影響 | 11
機能
すべてのユーザに すべての管理者に 自動的には表示さ この機能を有効に
自動的に表示され 自動的に表示され れません。機能は するには、株式会
ます。設定は不要 ます。設定は不要 有効化されていま 社セールスフォー
です。
です。
すが、いくつかの ス・ドットコムに
設定が必要です。 連絡してくださ
い。
レポートビルダーの機能強化 — 開
発者プレビュー
Apex および Visualforce
機能
すべてのユーザに すべての管理者に 自動的には表示さ この機能を有効に
自動的に表示され 自動的に表示され れません。機能は するには、株式会
ます。設定は不要 ます。設定は不要 有効化されていま 社セールスフォー
です。
です。
すが、いくつかの ス・ドットコムに
設定が必要です。 連絡してくださ
い。
Force.com Apex コードの機能強化
すべての Visualforce ページおよびコ
ンポーネントについて適切に作成さ
れた XML が必要
連動選択リストの追加機能
表示状態インスペクタ - ベータ
海外での使用およびユーザインターフェースの機能強化
機能
新しいユーザインターフェースの
テーマの有効化
すべてのユーザに すべての管理者に 自動的には表示さ この機能を有効に
自動的に表示され 自動的に表示され れません。機能は するには、株式会
ます。設定は不要 ます。設定は不要 有効化されていま 社セールスフォー
です。
です。
すが、いくつかの ス・ドットコムに
設定が必要です。 連絡してくださ
い。
salesforce.com | Summer '10 の機能の概要と Salesforce.com ユーザへの影響 | 12
カスタマイズ
機能
すべてのユーザに すべての管理者に 自動的には表示さ この機能を有効に
自動的に表示され 自動的に表示され れません。機能は するには、株式会
ます。設定は不要 ます。設定は不要 有効化されていま 社セールスフォー
です。
です。
すが、いくつかの ス・ドットコムに
設定が必要です。 連絡してくださ
い。
リッチテキストエリアの機能強化
連動項目検索およびその他の参照検
索条件の機能強化 - ベータ
海外での使用およびユーザインターフェースの機能強化
機能
すべてのユーザに すべての管理者に 自動的には表示さ この機能を有効に
自動的に表示され 自動的に表示され れません。機能は するには、株式会
ます。設定は不要 ます。設定は不要 有効化されていま 社セールスフォー
です。
です。
すが、いくつかの ス・ドットコムに
設定が必要です。 連絡してくださ
い。
海外での使用の機能強化
新しいユーザインターフェースの
テーマの有効化
パッケージ
機能
各パッケージの転送アップグレード
およびパッチバージョン
管理パッケージの削除されたコン
ポーネントへの変更
パッケージ可能なリモートサイトの
設定
すべてのユーザに すべての管理者に 自動的には表示さ この機能を有効に
自動的に表示され 自動的に表示され れません。機能は するには、株式会
ます。設定は不要 ます。設定は不要 有効化されていま 社セールスフォー
です。
です。
すが、いくつかの ス・ドットコムに
設定が必要です。 連絡してくださ
い。
salesforce.com | Summer '10 の機能の概要と Salesforce.com ユーザへの影響 | 13
セキュリティ
機能
すべてのユーザに すべての管理者に 自動的には表示さ この機能を有効に
自動的に表示され 自動的に表示され れません。機能は するには、株式会
ます。設定は不要 ます。設定は不要 有効化されていま 社セールスフォー
です。
です。
すが、いくつかの ス・ドットコムに
設定が必要です。 連絡してくださ
い。
デフォルト証明書の鍵サイズの変更
証明書の最大数の適用
SAML エラーの新しいカスタムペー
ジ URL
SAML メタデータのダウンロード
SAML アサーション検証の入力に無
効な SAML アサーションを使用
暗号化、復号化、およびキー生成の
新規メソッド
Sites の SAML
Sandbox の私のドメイン
Sites
機能
Sites の SAML
Force.com Sites の管理者プレビュー
モード
Sites の URL リライティング
Force.com Sites 用の新規の Cookie
クラス
Apex で Cookie を作成および保存す
るための PageReference 用の新し
すべてのユーザに すべての管理者に 自動的には表示さ この機能を有効に
自動的に表示され 自動的に表示され れません。機能は するには、株式会
ます。設定は不要 ます。設定は不要 有効化されていま 社セールスフォー
です。
です。
すが、いくつかの ス・ドットコムに
設定が必要です。 連絡してくださ
い。
salesforce.com | Summer '10 の機能の概要と Salesforce.com ユーザへの影響 | 14
機能
すべてのユーザに すべての管理者に 自動的には表示さ この機能を有効に
自動的に表示され 自動的に表示され れません。機能は するには、株式会
ます。設定は不要 ます。設定は不要 有効化されていま 社セールスフォー
です。
です。
すが、いくつかの ス・ドットコムに
設定が必要です。 連絡してくださ
い。
い getCookies メソッドおよび
setCookies メソッド。
Web サービス API および開発ツール
機能
すべてのユーザに すべての管理者に 自動的には表示さ この機能を有効に
自動的に表示され 自動的に表示され れません。機能は するには、株式会
ます。設定は不要 ます。設定は不要 有効化されていま 社セールスフォー
です。
です。
すが、いくつかの ス・ドットコムに
設定が必要です。 連絡してくださ
い。
Web サービス API の機能強化
Bulk API の機能強化
Force.com Development as a Service
ワークフローと承認申請
機能
承認申請ユーザ設定
質問のワークフローのサポート
すべてのユーザに すべての管理者に 自動的には表示さ この機能を有効に
自動的に表示され 自動的に表示され れません。機能は するには、株式会
ます。設定は不要 ます。設定は不要 有効化されていま 社セールスフォー
です。
です。
すが、いくつかの ス・ドットコムに
設定が必要です。 連絡してくださ
い。
salesforce.com | Summer '10 の機能の概要と Salesforce.com ユーザへの影響 | 15
ドキュメントの機能強化
機能
新規: PRM ポータル実装ガイド
新規:Salesforce.com Limits Quick
Reference
すべてのユーザに すべての管理者に 自動的には表示さ この機能を有効に
自動的に表示され 自動的に表示され れません。機能は するには、株式会
ます。設定は不要 ます。設定は不要 有効化されていま 社セールスフォー
です。
です。
すが、いくつかの ス・ドットコムに
設定が必要です。 連絡してくださ
い。
COLLABORATION CLOUD
Salesforce Chatter - ベータ
使用可能なエディション: Group Edition、Professional Edition、Enterprise Edition、Unlimited Edition、Contact
Manager Edition、および Developer Edition
メモ: このリリースには既知の制限はありますが、Salesforce Chatter のベータバージョンが含まれていま
す。組織での Salesforce Chatter 有効化の詳細については、salesforce.com までお問い合わせください。
Summer '10 では Salesforce Chatter のベータバージョンが導入されました。Salesforce Chatter は、Salesforce.com 組
織内の同僚をつなぎ、ビジネス情報を安全かつリアルタイムに共有できる、コラボレーションのためのアプリ
ケーションです。Salesforce Chatter には、次の機能があります。
プロファイル
すべてのユーザが、写真、取引先情報、説明などを追加して Chatter プロファイルをカスタマイズできるよ
うになりました。ページ上部、[ホーム] タブの見出しバー、または Chatter フィードの名前をクリックする
と、新しい [プロファイル] タブに自分のプロファイルが表示されます。Chatter フィード、またはレコード
詳細ページの人の名前をクリックすると、新規の [人] タブに組織のその他の人のプロファイルが表示され
ます。
[プロファイル] タブ
自分のプロファイルを表示および更新したり、自分の状況を更新したりするには、[プロファイル] タブを使
用します。
[人] タブ
組織のすべての人のリストの確認、人の検索、プロファイルの表示を行ったり、人をフォローしたり、フォ
ローを解除したりするには、[人] タブを使用します。
Salesforce Chatter アプリケーション
[人] タブと [プロファイル] タブに容易にアクセスするには、ページの右上角のアプリケーションメニュー
にある Salesforce Chatter アプリケーションを使用します。
フィード
人およびレコードの更新を確認するには Chatter フィードを表示します。また、フィードに投稿したり、更
新についてコメントすることもできます。フィードは、次の場所に表示されます。
•
Chatter プロファイル。1 人のユーザが行なった更新を確認できます。自分の更新を確認したり、状況を
更新したりするには、自分のプロファイルを表示します。
Collaboration Cloud
salesforce.com | Salesforce Chatter - ベータ | 17
•
レコード詳細ページ。単一レコードの更新を確認できます。
•
[ホーム] タブ。自分の更新、フォローしている人の状況更新、フォローしているレコードの更新を確認
できます。
フィード添付
ファイルやリンクを共有するには、Chatter フィードへの投稿にファイルおよびリンクを添付します。添付
ファイルには、Microsoft® PowerPoint プレゼンテーションなどの従来のビジネス文書から、オーディオファ
イル、ビデオファイル、および Web ページおよび Web リンクまで、あらゆる種類のファイルを含めること
ができます。
フィード追跡
商談、取引先などのオブジェクトのフィード追跡を有効にすると、そのオブジェクト種別のレコードをフォ
ローできます。レコードをフォローするということは、[ホーム] タブの Chatter フィードのレコードへの更
新を表示するこということです。管理者は [設定] ➤ [カスタマイズ] ➤ [Chatter] ➤ [フィード追跡] でフィー
ド追跡を有効にできます。また、管理者は各オブジェクトで追跡する項目を選択すると、人が Chatter フィー
ドのその項目への変更を確認できます。Chatter フィードで知識ベースの記事の追跡についての詳細は、
Salesforce Knowledge の機能強化 (ページ 71)を参照してください。
リンクのフォローおよびフォロー解除
プロファイルおよびレコードのリンクについて、[フォロー] と [フォロー解除] 機能を切り替えることがで
きます。人またはレコードをフォローすると、状況更新またはレコードへの変更が [ホーム] タブの自分の
フィードに表示されます。人またはレコードのフォローを解除すると、その人またはレコードのフィード
更新は表示されなくなります。
[レコードの自動登録を停止] チェックボックス
自分のレコードは自動的にフォローされます。[設定] ➤ [私の Chatter 設定] ➤ [私のフィード] の [レコード
の自動登録を停止] チェックボックスを選択すると、自分のレコードの自動フォローが停止されます。
電子メール通知
Salesforce Chatter に更新があると、電子メール通知を受信できます。この更新には、他の人が自分をフォ
ローしたり、自分のプロファイルに投稿したり、自分の状況や自分が行なった変更にコメントしたり、プ
ロファイルへの投稿にコメントしたり、フィードで自分がコメントした後にコメントしたりした場合など
が含まれます。管理者は [設定] ➤ [カスタマイズ] ➤ [Chatter] ➤ [設定] の [電子メールを許可] を選択して、
電子メール通知を有効にできます。独自の電子メール通知を有効にして編集するには、[設定] ➤ [私の Chatter
設定] ➤ [私の Chatter 電子メール] をクリックします。
モバイルアプリケーション用の Salesforce Chatter
BlackBerry または iPhone で Salesforce Chatter 機能のサブセットにアクセスできます。詳細は、モバイルアプ
リケーション用の Salesforce Chatter (ページ 33) を参照してください。
ウィークリーエクスポート
[設定] ➤ [データの管理] ➤ [データのエクスポート] で Salesforce Chatter フィードのデータをエクスポート
できます。
Collaboration Cloud
salesforce.com | Salesforce Chatter - ベータ | 18
Salesforce Chatter API
共同作業可能なアプリケーションを Force.com プラットフォーム用に作成するには、Salesforce Chatter API
オブジェクトを使用します。詳細は、新しいオブジェクト (ページ 125)を参照してください。
データストレージ
Salesforce Chatter フィードデータおよびユーザ写真は、データストレージ使用量のカウント対象となりま
す。Chatter フィードの投稿およびコメントは、0.25KB のデータストレージ使用と見なされます。
実装のヒント
•
•
•
Salesforce Chatter の [人] タブと [プロファイル] タブにすばやくアクセスするには、すべてのページの右上角
のアプリケーションメニューにある、Salesforce Chatter アプリケーションを使用します。
Salesforce Chatter を有効にして使用する方法についての詳細は“Salesforce Chatterの設定” (Salesforce オンライン
ヘルプ)および“Salesforce Chatterの使用” (Salesforce オンラインヘルプ)を確認してください。
次の場合、Salesforce Chatter はサポートされません。
-
Microsoft® Internet Explorer 6.0 を使用している場合
ポータルユーザの場合
コンソール内
ベストプラクティス
•
•
•
まず、プロファイルに取引先責任者情報や写真などを含めます。
[人] タブを使用して、フォローする人を検索します。[ホーム] タブの Chatter フィードに検索した人の状況の
更新が表示されます。
関心のあるレコードをフォローします。管理者のフィード追跡の設定方法に応じて、[ホーム] タブの Chatter
フィードに投稿や項目の更新が表示されます。
Salesforce Chatter について
Salesforce Chatter の概要 - ベータ
使用可能なエディション: Group Edition、Professional Edition、Enterprise Edition、Unlimited Edition、Contact
Manager Edition、および Developer Edition
メモ: このリリースには既知の制限はありますが、Salesforce Chatter のベータバージョンが含まれていま
す。組織での Salesforce Chatter 有効化の詳細については、salesforce.com までお問い合わせください。
デモビデオを見る (2 分)
Collaboration Cloud
salesforce.com | Salesforce Chatter - ベータ | 19
Salesforce Chatter は、Salesforce.com 組織内の同僚をつなぎ、ビジネス情報を安全かつリアルタイムに共有でき
る、コラボレーションのためのアプリケーションです。Salesforce Chatter は、Salesforce.com 組織のすべてのセ
キュリティ設定および権限設定に従って機能します。
管理者が Salesforce Chatter を設定したら、Chatter を使用して情報を共有し、プロファイルを見て同僚について理
解したり、コメントや投稿を行って人と連絡を取り合ったり、フィードを使用して最新のレコード更新を表示し
たりできます。ページの右上のアプリケーションメニューにある Salesforce Chatter アプリケーションに、Salesforce
Chatter の [人] タブと [プロファイル] タブがあります。システム管理者が [人] タブと [プロファイル] タブを他の
アプリケーションに追加すると、表示がカスタマイズされていない限り、それらのアプリケーションにタブが表
示されます。
次の場合、Salesforce Chatter はサポートされません。
•
Microsoft® Internet Explorer 6.0 を使用している場合
•
ポータルユーザの場合
•
コンソール内
Salesforce Chatter には、次のような制限事項があります。
•
Salesforce.com サーバに保存される投稿数、コメント数、項目変更の追跡数
•
Salesforce.com サーバに保存される投稿、コメント、項目変更の追跡の期間
•
1 日当たり組織が行うことができる投稿、コメント、項目変更の追跡の数
•
1 時間当たり組織に送信できる電子メール通知の数
これらの制限は、いつでも変更できます。詳細は、salesforce.com にお問い合わせください。
Salesforce Chatter の用語
Salesforce Chatter では、次の用語が使用されます。
Chatter フィード
Salesforce.com の最近の活動のリスト。Chatter フィードは、次の場所に表示されます。
•
•
•
[ホーム] タブ。自分の更新、フォローしている人の状況更新、フォローしているレコードの更新を確認
できます。
プロファイル。プロファイルを参照中の人が行なった更新を確認できます。
レコード。参照中のレコードへの更新を確認できます。
コメント、Salesforce Chatter
Chatter フィードの更新に対する返答。
フィード追跡、Salesforce Chatter
Chatter フィードでフォローできるレコードおよび追跡可能な項目を指定する管理者設定。オブジェクトの
フィード追跡を有効化すると、そのオブジェクトのレコードをフォローできるようになります。項目の
フィード追跡を有効化すると、それらの項目がフォローしているレコードについて変更されると、ニュー
スフィードの更新を確認できるようになります。
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Collaboration Cloud
フォロー
ニュースフィードに関連する更新情報を表示できるようにするユーザまたはレコードに対する登録。ユー
ザをフォローすると、状況の更新を参照できます。レコードをフォローすると、投稿、コメント、および
項目の変更がフォローされます。
人
Salesforce.com 組織内のユーザ。人のリストは、Salesforce Chatter の [人] タブに表示されます。
投稿
Chatter フィード内の最上位のコメント。
プロファイル、Salesforce Chatter
取引先責任者情報、その後にフォロワーのリスト、Chatter フィード、写真を表示する Salesforce.com ユーザ
の個人ページ。
レコード更新
フォローされているレコードに対する項目変更の結果、Chatter フィードで行なわれる更新。
状況の更新
プロファイルまたは [ホーム] タブの Chatter フィードに投稿することによって行われる更新。通常、自分の
状況を他の人に通知します。状況更新は、自分の [ホーム] タブ、自分のプロファイル、および自分をフォ
ローしている人の Chatter フィードに表示されます。
フォロー解除
[ホーム] タブの Chatter フィードに更新情報が表示されないよう、ユーザまたはレコードのフォローを停止
する。
更新
状況更新、投稿、項目の変更など、Chatter フィードに表示される個々の活動。
Chatter の有効化
使用可能なエディション: Group Edition、Professional Edition、Enterprise Edition、Unlimited Edition、Contact
Manager Edition、および Developer Edition
必要なユーザ権限
Salesforce Chatter を有効にする
「すべてのデータの編集」
Salesforce Chatter を有効にして Chatter フィードおよびプロファイルを有効にすると、組織の人がリアルタイムで
対話したり情報を共有したりできます。
メモ: Salesforce Chatter を有効化にすると新しいユーザインターフェースも有効化され、Salesforce.com の
デザインが更新されます。Salesforce Chatter には新しいユーザインターフェースのテーマが必要です。新
しいユーザインターフェースのテーマを無効化すると、Salesforce Chatter も無効になります。
salesforce.com | Salesforce Chatter - ベータ | 21
Collaboration Cloud
1. [設定] ➤ [カスタマイズ] ➤ [Chatter] ➤ [設定] をクリックします。
2. [編集] をクリックします。
3. [有効化] を選択します。
4. 必要に応じて [電子メールを許可] を選択すると、Salesforce Chatter 内で特定の活動が行われた場合に電子メー
ル通知を受信するよう選択できます。
5. [保存] をクリックします。
メモ: 組織の Salesforce Chatter を有効化すると、iPhone または BlackBerry のデバイスからフィードにアク
セスできるよう、モバイルアプリケーションも有効化できます。Salesforce Chatter は Mobile Lite ユーザの
設定は必要ありませんが、Salesforce Mobile ユーザ向けに Salesforce Chatter を有効化する必要があります。.
Chatter フィード追跡のカスタマイズ
使用可能なエディション: Group Edition、Professional Edition、Enterprise Edition、Unlimited Edition、Contact
Manager Edition、および Developer Edition
必要なユーザ権限
フィードの項目追跡をカスタマイズする
「アプリケーションのカスタマイズ」
項目追跡設定ページを参照する
「設定・定義を参照する」
フィード追跡は次のオブジェクトと項目に対して実行できます。
•
オブジェクトのフィード追跡を有効にすると、そのオブジェクト種別のレコードをフォローできるようにな
ります。たとえば、取引先オブジェクトを有効にすると、人は取引先レコードをフォローできます。
•
項目のフィード追跡を有効化すると、人がフォローしているレコードの項目の変更に関する Chatter フィード
での更新を確認できます。たとえば、取引先の [住所(請求先)] 項目を有効にすると、フォローする取引先で
[住所(請求先)] が変更されると、その更新を確認できます。
共有ルールや項目レベルのセキュリティによって、Chatter フィード内のレコード変更の表示設定を指定します。
フィード内のレコードの変更を参照するには、レコードを参照できるようにする必要があります。
ユーザ、カスタムオブジェクト、標準オブジェクト (取引先、記事タイプ、納入商品、キャンペーン、ケース、
取引先責任者、契約、リード、商談、製品およびソリューション) についてフィード追跡を設定できます。
1. [設定] ➤ [カスタマイズ] ➤ [Chatter] ➤ [フィード追跡] をクリックします。
2. オブジェクトを選択します。
3. [フィード追跡の有効化] を選択します。ユーザオブジェクトには、このチェックボックスはありません。
4. 追跡する項目を最大 20 件選択します。記事タイプの項目は選択できません。
5. [保存] をクリックします。
6. その他にもオブジェクトがある場合は、必要に応じてステップ 2 5 を繰り返します。
フィード追跡では、次のヒントを参考にしてください。
Collaboration Cloud
salesforce.com | Salesforce Chatter - ベータ | 22
•
オブジェクトの追跡を停止するには、[フィード追跡の有効化] の選択を解除します。ユーザオブジェクトの
フィード追跡を無効にすることはできません。
•
新しいレコード所有者がそのレコードを自動的にフォローできるようにするには、その所有者項目を追跡す
る必要があります。たとえば、[取引先 所有者] 項目を追跡しない場合にあるユーザが取引先のその所有者を
変更すると、新しい所有者はその取引先を自動的にフォローしなくなります。
•
オブジェクトに対するデフォルトのフィード追跡設定を復元するには、[デフォルトに戻す] をクリックしま
す。
•
リードを追跡するけれども、取引先、取引先責任者、または商談を追跡しない場合、ユーザをフォローした
り、取引先、取引先責任者、または商談に関連する更新を確認したりすることはできません。
プロファイル概要
使用可能なエディション: Group Edition、Professional Edition、Enterprise Edition、Unlimited Edition、Contact
Manager Edition、および Developer Edition
写真や自分に関する情報でプロファイルをカスタマイズすると、組織内の人々があなたについてもっとよく知る
ことができます。ページ上部、[ホーム] タブの見出しバー、フィード、レコード詳細ページの名前をクリックす
ると、[プロファイル] タブにあなたのプロファイルが表示されます。
[人] タブ、フィード、またはレコード詳細ページの人の名前をクリックすると、他の人のプロファイルが表示さ
れます。詳細のフロート表示が有効な場合、レコードの最近使用したの項目リストおよび所有者項目の名前の上
にマウスポインタを置くと、取引先責任者の詳細が表示されます。
デフォルトでは、Salesforce Chatter アプリケーションに [人] タブと [プロファイル] タブが表示されます。どの
ページにも右上にアプリケーションメニューが表示され、このアプリケーションを選択します。システム管理者
が [プロファイル] タブと [人] タブを他のアプリケーションに追加すると、表示がカスタマイズされていない限
り、それらのアプリケーションにタブが表示されます。
プロファイルから、次の操作が可能です。
•
取引先責任者の情報を編集する
•
[自己紹介] セクションで自分についての情報を追加する
•
[今何をしてる?] 項目に状況を更新する
•
プロファイル写真をアップロードまたは削除する
•
誰をフォローしているか、誰にフォローされているかを確認する
•
Chatter フィードの最新の更新を確認する
•
Chatter に投稿したファイルを表示、ダウンロード、検索します。
プロファイルを使用する場合、次のヒントを活用してください。
•
状況はプロファイル、[ホーム] タブ、詳細のフロート表示、および自分をフォローしている人の [ホーム] タ
ブの Chatter フィードに表示されます。[クリア] をクリックすると、これらの状況が削除されます。自分の状
況をクリアしてもフィードから削除されません。フィードから削除するには、フィードの状況の下にある [削
除] をクリックします。
Collaboration Cloud
salesforce.com | Salesforce Chatter - ベータ | 23
•
必要に応じて、状況更新にファイルおよびリンクを添付することもできます。
•
取引先責任者の情報は、ユーザ詳細に表示され、管理者によって検証またはその他のルールが適用されます。
プロファイルの [ユーザ詳細] リンクをクリックすると、ユーザの詳細ページが表示されます。
•
取引先責任者情報の電子メールアドレスを変更した場合は、新しいアドレスに確認メッセージが送信されま
す。新しい電子メールアドレスを有効にするには、そのメッセージに記載されているリンクをクリックする
必要があります。
•
人の [自己紹介] の内容を検索するには、[ホーム] タブまたはオブジェクトタブの [高度な検索...] をクリック
して検索用語を入力し、[ユーザ] を範囲に選択します。
•
ポータルユーザにはプロファイルはありません。
•
Salesforce to Salesforce, を使用する組織の場合、接続ユーザにはフィードは表示されますが、プロファイルはあ
りません。
•
「ユーザの管理」権限を持つユーザは他のユーザのプロファイルおよび写真を編集できます。
Chatter 写真の更新
使用可能なエディション: Group Edition、Professional Edition、Enterprise Edition、Unlimited Edition、Contact
Manager Edition、および Developer Edition
プロファイルに写真をアップロードすると、他の人があなたがどんな人かを知ることができます。
1. ページ上部の名前をクリックするか [プロファイル] タブをクリックすると、プロファイルが表示されます。
2. [写真の更新] をクリックします。
3. [参照...] をクリックします。
4. アップロードするファイルを選び、[開く] をクリックします。
メモ: 写真の形式には、JPG、GIF、または PNG 形式を指定できます。サイズは最大 4 MB です。
5. 写真の点線をドラッグすると、アプリケーションの周りの名前の横に表示される、サムネイル画像が作成さ
れます。
6. [保存] をクリックします。
写真を削除するには、[削除] をクリックし、[OK] をクリックします。
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salesforce.com | Salesforce Chatter - ベータ | 24
フォローとフォロワーリストの使用
使用可能なエディション: Group Edition、Professional Edition、Enterprise Edition、Unlimited Edition、Contact
Manager Edition、および Developer Edition
プロファイルのフォローリストおよびフォロワーリストは、それぞれ何をフォローしているのか、誰にフォロー
されているのかを示します。他の人のフォローリストおよびフォロワーリストを参照して、その人が誰をフォ
ローし、誰にフォローされているのかを確認できます。すべてを示すリストを表示するには、いずれかのセク
ションで [すべての表示] をクリックします。
取引先、取引先責任者など、ユーザまたはオブジェクトでフォローリストを検索できます。フォローリストで
[フォロー解除] をクリックすると、人またはレコードのフォローを停止します。他の人のフォローリストで [フォ
ロー解除] をクリックし、人またはレコードのフォローを停止することもできます。
フォロワーリストで [フォロー] をクリックすると人をフォローし、[フォロー解除] をクリックすると人のフォ
ローを停止します。
[次へ] や [戻る] リンクを利用して、リストをさらに表示できます。[終了] をクリックすると、ウィンドウを閉じ
ます。
[追加されたファイル] リストの使用
使用可能なエディション: Group Edition、Professional Edition、Enterprise Edition、Unlimited Edition、Contact
Manager Edition、および Developer Edition
メモ: Microsoft Office 2007 ファイルのプレビューは、現在パイロットプログラムで使用可能です。
プロファイルの [追加されたファイル] リストには、Salesforce Chatter および Salesforce CRM Content でプロファ
イル所有者が投稿した最新の 5 つのファイルが表示されます。このリストからファイルを直接プレビューおよび
ダウンロードできます。
Chatter または Salesforce CRM Content に他の人が投稿したすべてのファイルのリストを表示するには、[すべて
表示] をクリックします。ファイルをプレビュー、ダウンロード、並べ替え、検索できます。探しているファイ
ルが見つからない場合は、[ファイルの検索...] にファイル名の文字列を入力して、[Go!] をクリックします。検
索結果が入力した文字列に基づいて絞り込まれます。
リストの追加されたファイルについては、次の点に注意してください。
•
所有者のプロファイルおよびその他の人のプロファイルに投稿されたファイルを含む、プロファイルの所有
者によって投稿されたファイルのみが表示されます。
•
アクセス権のあるファイルのみが表示されます。
Collaboration Cloud
salesforce.com | Salesforce Chatter - ベータ | 25
メモ:
すべてのファイルをプレビューできるわけではありません。著作権で保護されている PDF などはプレ
ビューできません。プレビューできないファイルには [表示] オプションが表示されません。そのファイ
ルはフィードでは一般的なファイルの種類のアイコンとして表示されます。
Chatter フィードの概要
使用可能なエディション: Group Edition、Professional Edition、Enterprise Edition、Unlimited Edition、Contact
Manager Edition、および Developer Edition
Chatter フィードは、Salesforce.com 組織の人によって、またレコードに対して実行された最新の活動を示します。
Salesforce Chatter フィードには、次のものが表示されます。
•
Chatter プロファイル。1 人のユーザが行なった更新を確認できます。自分の更新を確認したり、状況を更新
したりするには、自分のプロファイルを表示します。
•
レコード詳細ページ。単一レコードの更新を確認できます。
•
[ホーム] タブ。自分の更新、フォローしている人の状況更新、フォローしているレコードの更新を確認でき
ます。
管理者のフィード追跡の設定に応じて、次のフィード更新を参照できます。
•
項目の変更
•
作成および削除したレコード
•
変換したリード
•
終了した商談およびケース
•
レコード所有者の変更
•
状況の更新
•
コメントおよび投稿
•
共有ファイルおよびリンク
[ホーム] タブの Chatter フィードで更新を確認するには、人およびレコードをフォローする必要があります。共
有ルールや項目レベルのセキュリティによって、Chatter フィード内のレコード変更の表示設定を指定します。
フィード内のレコードの変更を参照するには、レコードを参照できるようにする必要があります。
Chatter フィードの使用
使用可能なエディション: Group Edition、Professional Edition、Enterprise Edition、Unlimited Edition、Contact
Manager Edition、および Developer Edition
Chatter フィードは、次の場所に表示できます。
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•
Chatter プロファイル。1 人のユーザが行なった更新を確認できます。自分の更新を確認したり、状況を更新
したりするには、自分のプロファイルを表示します。
•
レコード詳細ページ。単一レコードの更新を確認できます。
•
[ホーム] タブ。自分の更新、フォローしている人の状況更新、フォローしているレコードの更新を確認でき
ます。
Chatter フィードを使用する手順は、次のとおりです。
•
フィード上部にある [Chatter を表示] および [Chatter を非表示] リンクを使用して Chatter フィードを表示ま
たは非表示にします。管理者によって有効化されると、関連リストのフロート表示リンクが Chatter フィード
の下に表示されます。
•
Chatter フィードに投稿するには、フィードの上部のテキストボックスに入力します。投稿にファイルおよび
リンクを添付することもできます。レコードを確認できる人は、レコードのフィードへの投稿を確認できま
す。また、レコードをフォローしている人は [ホーム] タブの Chatter フィードの投稿を確認できます。他の人
のプロファイルへの投稿はどの人でも表示できます。
•
[ホーム] タブまたはプロファイルの Chatter フィードへの投稿で、状況が更新されます。あなたのプロファイ
ルを表示するすべての人にあなたの状況更新が表示されます。また、あなたをフォローしている他の人が、
[ホーム] タブの Chatter フィードであなたの状況更新を確認できます。
•
フィードの更新にコメントするには、[コメント] をクリックします。
•
投稿やコメントを削除するには、[削除] をクリックします。自分が行なった投稿やコメント、自分のプロファ
イルや自分が所有するレコードの Chatter フィードで他の人が行なった投稿およびコメント、および他のフィー
ドで行なった自分の投稿は削除できます。オブジェクトに対する削除権限はあるけれども、そのオブジェク
ト種別の特定のレコードに対する削除権限がない場合、[ホーム] タブの Chatter フィードのレコードの投稿に
[削除] リンクは表示されますが、これらの投稿は削除できません。「すべてのデータの編集」権限を持つユー
ザは、すべてのコメントおよび投稿を削除できます。
•
[ホーム] タブの Chatter フィードの [フォロー解除] をクリックすると、人またはレコードのフォローを停止し
ます。
Chatter フィードへのファイルまたはリンクの添付
使用可能なエディション: Group Edition、Professional Edition、Enterprise Edition、Unlimited Edition、Contact
Manager Edition、および Developer Edition
[ホーム] タブ、プロファイル、レコードの Chatter フィードの投稿にファイルやリンクを添付すると、ファイル
やリンクを他の人と共有できます。コンピュータ、Chatter フィード、または Salesforce CRM Content ワークス
ペースからファイルを添付できます。添付ファイルには、Microsoft® PowerPoint プレゼンテーションなどの従来
のビジネス文書から、オーディオファイル、ビデオファイル、および Web ページおよび Web リンクまで、あら
ゆる種類のファイルを含めることができます。
投稿にファイルを添付する手順は、次のとおりです。
1. フィード上部の項目に投稿を入力します。テキストを入力しない場合、一般的な更新が添付ファイルととも
に投稿されます。
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salesforce.com | Salesforce Chatter - ベータ | 27
2. 投稿の下にある [ファイル] をクリックします。
3. ファイルを添付する手順は、次のとおりです。
•
コンピュータのファイルを添付するには、[コンピュータからファイルをアップロード] をクリックします。
•
Chatter フィードまたは自分がメンバーであるワークスペースのファイルを添付するには、[Salesforce から
ファイルを選択] をクリックして、ファイルを検索し、[添付] をクリックします。ワークスペースからファ
イルを添付するとファイルのコピーが作成されるのではなく、ファイルへの参照が作成されます。そのた
め、Salesforce CRM Content のファイルを更新する場合は、更新がフィードに反映されます。リンク、
Google ドキュメント、([ドキュメント] タブの) ドキュメント、および ([メモと添付ファイル] 関連リスト
などの) 添付ファイルは添付するファイルのリストに含まれません。
4. ファイルの [名前] および [説明] を入力します。
5. [共有] をクリックします。
メモ:
•
ファイルサイズに応じて、アップロードに時間がかかる場合があります。
•
コンピュータから添付するファイルのフィードでの容量制限は、25 MB です。
•
ファイルをレコードのフィードに添付すると、そのファイルはレコードの [メモと添付ファイル] 関連
リストにも追加されます。ページレイアウトに [メモと添付ファイル] 関連リストが表示されない場合
は、システム管理者にお問い合わせください。
•
ファイルをレコードの [メモと添付ファイル] 関連リストに添付すると、ファイルはレコードのフィー
ドには追加されません。
•
フィードの添付ファイルは、サイドバーのサイト検索の対象には含まれません。
•
一部のオブジェクトではメモ機能がないため、[メモと添付ファイル] 関連リストは、[添付ファイル]
というタイトルで表示されます。また、組織の設定によっては、同じ関連リストが、[Google ドキュメ
ント、メモおよび添付ファイル ] または [Google ドキュメント & 添付ファイル] というタイトルで表示
される場合があります。[メモと添付ファイル] 関連リストへの参照には、タイトルとは関係なくすべ
てのバージョンの関連リストが含まれます。
•
Salesforce.com は、ユーザが投稿した内容には責任を負わないものとします。
投稿にリストを添付する手順は、次のとおりです。
1. フィード上部の項目に投稿を入力します。テキストを入力しない場合、一般的な更新が添付ファイルととも
に投稿されます。
2. 投稿の下にある [リンク] をクリックします。
3. 共有する URL を入力します。
4. [リンク名] を入力します。
5. [共有] をクリックします。
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salesforce.com | Salesforce Chatter - ベータ | 28
Chatter フィードに添付するファイルの検索
使用可能なエディション: Group Edition、Professional Edition、Enterprise Edition、Unlimited Edition、Contact
Manager Edition、および Developer Edition
Chatter フィードまたは Salesforce CRM Content でファイルを検索します。[ファイルの検索...] にファイル名の
文字列を入力し、[Go!] をクリックします。Salesforce CRM Content は、Salesforce Chatter およびワークスペース
内のドキュメントの種類が、リッチテキスト形式 (RTF)、UTF-8 エンコード TXT、HTML、XML、Adobe®
PDF、および Microsoft® Office 97 から Microsoft Office 2007 までの Word、Excel、および PowerPoint ファイルの
場合に、全文検索を行います。ワイルドカード検索 (*) はサポートされません。
[添付するファイルを選択] リストに含まれているファイルについては、次の点に留意してください。
•
[ホーム] タブ、プロファイルまたはレコードの Chatter フィードに投稿されたファイルが表示されます。
•
自分がメンバーであるワークスペースのファイルのみが表示されます。
•
ワークスペース権限定義の [コンテンツを Chatter フィードに投稿] または [ワークスペースの管理] チェック
ボックスがオンであるワークスペースのファイルのみが表示されます。
•
リンク、Google ドキュメント、([ドキュメント] タブの) ドキュメント、および ([メモと添付ファイル] 関連リ
ストなどの) 添付ファイルはリストに含まれません。
Chatter ファイルの詳細の表示と編集
使用可能なエディション: Group Edition、Professional Edition、Enterprise Edition、Unlimited Edition、Contact
Manager Edition、および Developer Edition
メモ: Microsoft Office 2007 ファイルのプレビューは、現在パイロットプログラムで使用可能です。
Salesforce CRM Content を介して Chatter フィードに投稿されたファイルのプロパティを表示および編集できま
す。[ワークスペース]、[コンテンツ]、[登録] タブの Chatter ファイル名をクリックすると、コンテンツの詳細
ページが開き、次の操作を実行できます。
•
ファイルを開く、または保存するには、[ダウンロード] をクリックします。
•
[登録] または [登録済み] をクリックすると、登録のオン/オフが切り替わります。
•
ファイルのタイトル、説明、言語を編集するには、[編集] ➤ [コンテンツの詳細を編集] をクリックします。
これらの編集はフィードに反映されます。
•
新しいバージョンにファイルを置き換えるには、[編集] ➤ [新しいバージョンをアップロード] をクリックし
ます。この編集はフィードに反映されます。
•
ファイルを削除するには、[編集] ➤ [コンテンツの削除] をクリックします。コンテンツの詳細ページから
Chatter ファイルを削除すると、Salesforce CRM Content および Chatter からそのファイルが削除されます。 削
Collaboration Cloud
salesforce.com | Salesforce Chatter - ベータ | 29
除されたコンテンツを復元するには、任意のタブで [ごみ箱] リンクをクリックします。コンテンツを選択し、
[復元] をクリックします。
•
次のファイルの種類を参照するには、[プレビュー] サブタブをクリックします。
-
Microsoft® Office 97 から Microsoft Office 2007 までの Word、Excel、および PowerPoint
-
Adobe® PDF。著作権で保護されている PDF はプレビューできません。
-
JPG、BMP、GIF、および PNG
•
すべてのファイルバージョンのリストと、著者が入力した変更理由の記録を参照するには、[バージョン] サ
ブタブをクリックします。
•
そのファイルをダウンロードしたすべての Salesforce CRM Content ユーザのリストを参照するには、[ダウン
ロード] サブタブをクリックします。
•
ファイルを登録しているすべての Salesforce CRM Content ユーザのリストを参照するには、[登録者] サブタブ
をクリックします。
メモ: [編集] オプションは、ファイルの所有者にのみ表示されます。
Chatter フィードでファイルをダウンロードして表示する
使用可能なエディション: Group Edition、Professional Edition、Enterprise Edition、Unlimited Edition、Contact
Manager Edition、および Developer Edition
メモ: Microsoft Office 2007 ファイルのプレビューは、現在パイロットプログラムで使用可能です。
Salesforce Chatter フィードに投稿したファイルをダウンロードして保存できるだけでなく、それらのファイルを
ダウンロードせずに、ブラウザでプレビューすることもできます。
Chatter には、ファイルをダウンロードしてプレビューできる場所が次のようにいくつかあります。
•
任意の Chatter フィードで、ファイルの横にある [ダウンロード] をクリックしてファイルをプレビューする
か、ファイルアイコンまたは [表示] をクリックします。
•
プロファイルでは、ファイル追加リストのファイルをダウンロードおよびプレビューできます。これには、
ファイルの横にある [ダウンロード] または [表示] アイコンをクリックします。
•
レコードの [メモと添付ファイル] 関連リストでは、フィードの添付ファイルの横にある [ダウンロード] をク
リックしてファイルをプレビューするか、フィード添付ファイルの横にある [表示] をクリックします。
メモ:
すべてのファイルをプレビューできるわけではありません。著作権で保護されている PDF などはプレ
ビューできません。プレビューできないファイルには [表示] オプションが表示されません。そのファイ
ルはフィードでは一般的なファイルの種類のアイコンとして表示されます。
Collaboration Cloud
salesforce.com | Salesforce Chatter - ベータ | 30
Chatter ファイルの横にある [表示] をクリックすると、高度なドキュメントビューアを備えたブラウザでファイ
ルが開きます。拡張ドキュメントビューアには、ドキュメントを表示するための次の機能があります。
•
ドキュメントツールバーで次のページ ( )、前のページ ( )、最初のページ ( )、最後のページ ( ) の各アイ
コンを使用するほかに、右クリックして [次のページ] と [前のページ] を選択し、ドキュメントを 1 ページず
つ移動できます。
•
スクロールバーを使用すると、[次のページ] および [前のページ] アイコンをクリックしなくても、ドキュメ
ント内を連続して移動できます。PowerPoint ファイルでは、連続してスクロールすることはできません。
•
ページ項目にページ番号を入力して Enter キーをクリックすると、そのページに直接ジャンプできます。
•
右クリックメニューから [幅を合わせる] を選択するとドキュメントの幅を拡張でき、[ページ全体を合わせる]
を選択するとドキュメントのページ全体を参照できます。幅全体表示アイコン ( ) とページ全体表示アイコ
ン ( ) は、ツールバーにもあります。
•
右クリックメニューから [全画面] を選択するとドキュメントを全画面モードで参照でき、[終了] を選択する
と全画面モードを終了できます。全画面アイコン ( ) と終了アイコン ( ) は、ツールバーにもあります。
•
右クリックメニューから [ズームイン] または [ズームアウト] を実行できます。拡大アイコン ( ) と縮小アイ
コン ( ) は、ツールバーにもあります。
•
キーボードの矢印キーを使用して、ドキュメントを 1 ページずつ移動できます。ドキュメントビューアをク
リックして、次のようにキーを使用します。
-
右矢印キー: PowerPoint ドキュメントの次のスライドに移動、および PDF、Word または Excel ドキュメン
トの次のページに移動します。
-
左矢印キー: PowerPoint ドキュメントの前のスライドに移動、および PDF、Word または Excel ドキュメン
トの前のページに移動します。
-
上矢印キー: PowerPoint ドキュメントの前のスライドに移動、および PDF、Word または Excel ドキュメン
トのページを上にスクロールします。
-
下矢印キー: PowerPoint ドキュメントの次のスライドに移動、および PDF、Word または Excel ドキュメン
トのページを下にスクロールします。
Chatter フィードからのファイルまたはリンクの削除
使用可能なエディション: Group Edition、Professional Edition、Enterprise Edition、Unlimited Edition、Contact
Manager Edition、および Developer Edition
Salesforce Chatter ファイルおよびリンクを削除する方法は、ファイルやリンクの表示されている場所に応じて異
なります。他の人が投稿したファイルおよびリンクは削除できません。
[ホーム] タブまたはプロファイルの Chatter フィードからのファイルまたはリンクの削除
Chatter フィードのファイルまたはリンクを削除するには、その投稿を削除する必要があります。[ホーム] タブ
またはプロファイルの投稿を削除する場合、次の点に留意してください。
•
コンピュータからファイルを添付した場合は、投稿を削除すると、投稿に添付したファイルも削除されます。
Collaboration Cloud
•
•
salesforce.com | Salesforce Chatter - ベータ | 31
Chatter フィードまたは Salesforce CRM Content ワークスペースからファイルを添付した場合、投稿を削除す
ると投稿に添付されたファイルも削除されますが、元の場所にあるファイルは削除されません。
ファイルが投稿に添付され、そのファイルが他の場所で共有されている場合は、投稿を削除すると、その投
稿にあるファイルと他の共有されている場所にあるファイルも削除されます。
レコードの Chatter フィードからのファイルの削除
レコードの Chatter フィードのファイルを削除する方法は、次の 2 つがあります。
•
•
投稿を削除すると、Chatter フィードのファイルが削除されます。この操作により、ファイルと投稿が削除さ
れ、[メモと添付ファイル] 関連リストからファイルが削除されます。
[メモと添付ファイル] 関連リストのフィード添付ファイルの横にある [削除] をクリックして、ファイルを削
除します。ファイルを復元するには、[ごみ箱] をクリックしてファイルを選択し、[復元] をクリックします。
[メモと添付ファイル] 関連リストのフィードの添付ファイルを削除する前に、次の点に留意してください。
-
コンピュータからファイルを添付した場合は、[メモと添付ファイル] 関連リストからそのファイルを削除
すると投稿からもそのファイルが削除されます。
Chatter フィードまたは Salesforce CRM Content ワークスペースのファイルを添付した場合は、[メモと添
付ファイル] 関連リストからそのファイルを削除すると、投稿またはワークスペースからもそのファイル
が削除されます。
コンテンツの詳細ページからのファイルの削除
Chatter にファイルを投稿すると、ファイルは Salesforce CRM Content にも表示されます。Chatter および Salesforce
CRM Content からファイルを削除するには、[ワークスペース]、[コンテンツ]、[登録] タブのファイル名をクリッ
クします。コンテンツの詳細ページから、ファイルを削除するには、[編集] ➤ [コンテンツの削除] をクリックし
ます。コンテンツの詳細ページから Chatter ファイルを削除すると、Salesforce CRM Content および Chatter から
そのファイルが削除されます。 削除されたコンテンツを復元するには、任意のタブで [ごみ箱] リンクをクリッ
クします。コンテンツを選択し、[復元] をクリックします。 このファイルを編集または削除できるのは、ファイ
ルの所有者のみです。
Salesforce Chatter 電子メール通知の編集
使用可能なエディション: Group Edition、Professional Edition、Enterprise Edition、Unlimited Edition、Contact
Manager Edition、および Developer Edition
システム管理者が電子メール通知を有効にすると、Salesforce Chatter の活動が発生した場合に通知を受信するよ
う選択できます。
1. [設定] ➤ [Chatter 設定] ➤ [Chatter 電子メール].
2. [メール送信] を選択して電子メール通知を選択します。
3. 誰かが次のような操作を行った場合に電子メールを受信するには、該当するチェックボックスをオンにしま
す。
•
あなたをフォローする
•
プロファイルに投稿する
Collaboration Cloud
salesforce.com | Salesforce Chatter - ベータ | 32
•
プロファイルへの投稿など、状況または行った変更にコメントする
•
プロファイルの投稿にコメントする
•
Chatter フィードで自分がコメントした後にコメントする
4. [保存] をクリックします。
電子メール通知には、次のようなヒントがあります。
•
[プロファイルの投稿へのコメント] をオンにすると、システム管理者よるあなたのプロファイルに対する変更
に誰かがコメントしても通知は受信されません。
•
[自分の後のコメント] をオンにすると、自分が投稿した後のコメント (最大 4 件) に対してのみの電子メール通
知を受信します。
•
Salesforce Chatter では、1 時間当たり組織に送信できる電子メール通知を制限します。これらの制限は、いつ
でも変更できます。
レコードのフィードでのファイルのプレビュー
使用可能なエディション: Contact Manager Edition、Group Edition、Professional Edition、Enterprise Edition、
Unlimited Edition、および Developer Edition
Salesforce Chatter が有効で、ファイルがレコード上のフィードに投稿された場合、レコードのフィードおよび [メ
モと添付ファイル] 関連リストでそれらのファイルをプレビューできるようになりました。フィードで、そのファ
イルのアイコンをクリックするか、または [表示] をクリックします。関連リストで、フィードの添付ファイルの
横にある [表示] をクリックして、ファイルのプレビューを表示します。すべてのファイルをプレビューできるわ
けではありません。著作権で保護されている PDF などはプレビューできません。[表示] オプションでは、プレ
ビューできないフィードの添付ファイルを表示できません。
メモ: 一部のオブジェクトではメモ機能がないため、[メモと添付ファイル] 関連リストは、[添付ファイル]
というタイトルで表示されます。また、組織の設定によっては、同じ関連リストが、[Google ドキュメン
ト、メモおよび添付ファイル ] または [Google ドキュメント & 添付ファイル] というタイトルで表示され
る場合があります。[メモと添付ファイル] 関連リストへの参照には、タイトルとは関係なくすべてのバー
ジョンの関連リストが含まれます。
salesforce.com | Salesforce Chatter - ベータ | 33
Collaboration Cloud
Salesforce CRM Content の Chatter
使用可能なエディション: Contact Manager Edition、Group Edition、Professional Edition、Enterprise Edition、
Unlimited Edition、および Developer Edition
Salesforce CRM Content 検索で Salesforce Chatter ファイルを対象に含める
[コンテンツ] タブをクリックすると、Salesforce CRM Content ワークスペースに公開されているファイル、
コンテンツパック、Web リンク、および Google ドキュメントが表示されます。Salesforce Chatter が有効な
場合は、[コンテンツ] タブに Chatter ファイルも表示されます。デフォルトでは、最近編集した 20 個のア
イテムが表示されます。[結果の絞り込み] サイドバーを使用してリストを絞り込むことができます。
[検索] ドロップダウンリストで、特定のワークスペースに検索対象を制限するか、すべてのワークスペース
を検索するかを指定します。Salesforce Chatter が有効な場合は、次の機能を使用して検索対象を絞リ込むこ
とができます。
•
すべてのファイル — 自分がメンバーであるすべてのワークスペースおよび [ホーム] タブおよびプロファ
イルの Chatter フィードに投稿されたすべてのファイルが検索対象。
•
Chatter ファイル - [ホーム] タブおよびプロファイルの Chatter フィードに投稿されたすべてのファイル
が検索対象。
•
私のワークスペース — 自分がメンバーであるすべてのワークスペースおよび個人ワークスペースが検索
対象。
新規ワークスペース権限を使用した Chatter フィードへのコンテンツの投稿
「コンテンツを Chatter フィードに投稿」権限では、Salesforce Chatter フィードでワークスペースのコンテ
ンツにアクセスできるようになります。Chatter フィードから、自分がメンバーであるワークスペースのファ
イルを選択して、フィードに投稿できます。管理者は、ワークスペースの権限を作成または編集するとき
にこの権限を有効にします。既存の組織では、この権限はデフォルトでオフになっていますが、新規の組
織ではデフォルトでオンになっています。
メモ:
•
Salesforce CRM Content および Salesforce Chatter の両方を有効にする必要があります。
•
リンク、Google ドキュメント、([ドキュメント] タブの) ドキュメント、および ([メモと添付ファ
イル] 関連リストなどの) 添付ファイルは添付するファイルのリストに含まれません。
モバイルアプリケーション用の Chatter
使用可能なエディション: すべてのエディション
Collaboration Cloud
salesforce.com | Salesforce Chatter - ベータ | 34
メモ: Chatter Mobile は現在、パイロットプログラムにてご利用いただけます。組織での Chatter Mobile の
有効化に関する詳細は、salesforce.com までお問い合わせください。
デスクを離れている場合でも、BlackBerry または iPhone のモバイルアプリケーションで Chatter を使用して、同
僚とコミュニケーションできます。管理者は Salesforce Mobile ユーザの Chatter を有効にする必要があります。
Mobile Lite ユーザの場合 Chatter の設定は必要ありません。
モバイルアプリケーションの Salesforce Chatter は、[Chatter]、[プロファイル]、[人] タブで構成されています。
オンラインアプリケーションの [ホーム] タブに表示されるフィードは、モバイルアプリケーションの Chatter タ
ブに表示されます。
Chatter の機能には、モバイルデバイスから使用できないものもあります。モバイルアプリケーションで、次の
ことが実行できます。
•
Chatter フィードの表示および更新
•
同僚のプロファイルの表示
•
状況の更新
•
自分のプロファイルの表示および編集
•
更新の投稿
•
人およびレコードのフォローとフォロー解除
モバイルアプリケーションで、使用できない機能は次のとおりです。
•
プロファイル写真のアップロード
•
フォローリストまたはフォロワーリストの表示
•
投稿へのファイルの添付
•
投稿に添付されたファイルの表示
•
投稿へのリンクの添付 (ただし投稿の本文に URL を入力することはできます)
•
オフライン時のフィードの更新
モバイル用の Chatter の設定
Chatter は Mobile Lite では自動的に有効になっています。モバイル設定を編集して、組織の Mobile Lite を有効化
することができます。また、モバイル設定では、Mobile Lite ユーザのアクセス権が、使用可能なすべての CRM
タブが対象か、またはダッシュボードと Chatter のみが対象かを管理できます。
Mobile Lite の Chatter を有効にする手順は、次のとおりです。
1. [設定] ➤ [モバイル管理] ➤ [モバイル設定] をクリックします。
2. [編集] をクリックします。
3. [Mobile Lite を有効にする] を選択すると、モバイルライセンスを持たないユーザが、無料で制限付きバー
ジョンの Salesforce Mobile である Mobile Lite をインストールおよび実行できるようになります。
Summer '09 以降、すべての新しい組織で、デフォルトで Mobile Lite が使用可能になりました。
Collaboration Cloud
salesforce.com | Salesforce Chatter - ベータ | 35
4. 必要に応じて、[制限されている設定を有効化] を選択すると、Mobile Lite で使用できる機能をダッシュボード
と Chatter のみに限定できます。このオプションを選択すると、Mobile Lite ユーザは [Chatter]、[プロファイ
ル]、[人]、および [ダッシュボード] タブのみにアクセスできます。
Summer '10 以降、すべての新しい組織で、デフォルトで [制限されている設定を有効化] が使用可能になりまし
た。Mobile Lite ユーザがすべての 使用可能な CRM タブ を使用できるようにするには、このオプションの選
択を解除します。
組織のモバイル構成でフィードをモバイル化すると、Salesforce Mobile で Chatter を使用できるようになります。
Salesforce Mobile の Chatter を有効にする手順は、次のとおりです。
1. [設定] ➤ [モバイル管理] ➤ [モバイル構成] をクリックして、モバイル構成の名前をクリックします。
2. [データセット] 関連リストで、[編集] をクリックします。
3. [追加...] をクリックします。
4. ポップアップウィンドウで [ニュースフィード] を選択し、[OK] をクリックします。
5. モバイルデバイスに移行できる全フィードの最大更新数を入力します。
1. デフォルト値は 100 ですが、100 までの任意の値を入力できます。
2. [並び替えの基準] ドロップダウンリストを使用して、同期するレコードを指定します。[最終フィード活動
日] または [作成日] 項目で並べ替えることができます。更新は新しい順に並べられます。ソート順を変更
することはできません。
制限に達している場合、Salesforce.com は [並び替えの基準] と [並び替え] の設定に従って更新を同期しま
す。たとえば、設定が [作成日] の [降順] になっている場合、Salesforce.com は、もっとも古く作成された
レコードを削除し、最後に作成されたレコード順に制限範囲内の更新をモバイルデバイスに転送します。
6. 終了後、[完了] をクリックします。
7. 必要に応じて、他のモバイル構成を変更し、Chatter フィードをモバイル化します。
8. 必要に応じて、モバイルアプリケーションのタブを並べ替えます。モバイル構成に Chatter フィードを追加す
ると、構成から Chatter のすべてのタブを削除できませんが、タブの順序の変更はできます。
モバイルアプリケーション用の Chatter の使用
BlackBerry または iPhone で Chatter を使用する方法については、ユーザガイドを参照してください。
•
•
Salesforce Mobile User Guide for BlackBerry
Salesforce Mobile User Guide for iPhone
salesforce.com | Salesforce Chatter - ベータ | 36
Collaboration Cloud
Salesforce Knowledge の Chatter
選択可能なエディション: Enterprise Edition、Unlimited Edition、および Developer Edition
必要なユーザ権限
フィード追跡を有効にする
「アプリケーションのカスタマイズ」
公開記事を表示する
「記事の表示」
記事を作成、編集、割り当て、公開、アーカイブ、お 「記事の管理」
よび削除する
Salesforce Knowledge ユーザは、Chatter フィードの記事に関する最新情報を受信できます。記事タイプのフィー
ド追跡を有効にする手順は、次のとおりです。
1. [設定] ➤ [カスタマイズ] ➤ [Chatter] ➤ [フィード追跡] をクリックします。
2. 記事タイプを選択します。各記事タイプは、[オブジェクト] リストに名前順に表示されます。たとえば、組
織に 提示、FAQ、および 保証 の 3 つの記事タイプがある場合、3 つの記事のタイプすべてが [オブジェクト]
リストでアルファベット順に表示されます。
3. [フィード追跡の有効化] を選択してから、フィード追跡が完了したら、[保存] をクリックします。
他のオブジェクトとは異なり、記事タイプの個別の項目は追跡されません。ユーザが公開記事を開いてヘッダー
で [フォロー] をクリックすると、ユーザのホームページにフィードされる「記事に関する投稿」は、以下のよう
な動作になります。
•
知識ベースから記事を削除して編集する場合 (未公開)。3 か月無料 — Al Smith この提示は未公開
•
記事を再公開する場合。3 か月無料 — Al Smith この提示の新しいバージョンを発行
•
記事が再発行され、公開者が新規としてフラグを付けた場合。3 か月無料 — Al Smith 新規提示を発行
•
記事をアーカイブする場合。3 か月無料 — Al Smith この提示をアーカイブ
特定記事に関するすべての投稿でこのタイトルリンクは、公開、アーカイブ済み、ドラフトであるかにかかわら
ず、知識ベースの該当記事の最新バージョンを開きます。記事の状況が公開からドラフトに変更された場合に、
記事をフォローしている「記事の管理」権限を持たないユーザには投稿は表示されません。記事が再発行される
と、記事に関する投稿が再開されます。「記事の管理」権限を持つユーザには、記事の削除を除く、フォローす
る記事に関するすべての投稿が表示されます。知識ベースから記事が削除されると、その記事に関するすべての
投稿はユーザとは無関係にフィードに表示されなくなります。
SALES CLOUD
Cloud Scheduler
使用可能なエディション: すべてのエディション
Cloud Scheduler を使用すると、顧客とのミーティングを要請し、顧客が参加可能なミーティング時間を選択し、
その結果をもとにミーティングの時間を確認することができます。
Salesforce.com で Cloud Scheduler を使用してミーティングを要請すると、固有の Web ページが作成され、その
ページに提案したミーティング時間が表示されます。招待者はこのページにアクセスし、都合のよい時間を選択
して、返信を送ります。Salesforce.com ではすべての返答が追跡されるため、ミーティングの確認時に最適なミー
ティング時間を選択できます。
実装のヒント
•
•
Microsoft® Internet Explorer 6.0 を使用している場合、Cloud Scheduler はサポートされません。
ユーザが Cloud Scheduler を使用してミーティングを要請するには、システム管理者が次の設定を行う必要が
あります。
1. 新しいユーザインターフェースのテーマを有効にします。
2. 取引先責任者、リード、および個人取引先の [活動予定] 関連リストに [新規ミーティング要請] ボタンを追
加します。
この後の「Cloud Scheduler の設定」セクションでは、新しいユーザインターフェースを有効にし、[新規ミー
ティング要請] ボタンを追加する方法について説明します。
ベストプラクティス
ミーティングを要請する前に、次の点に注意してください。
•
•
•
•
少なくともミーティングの要請先となる取引先責任者、リード、および個人取引先の「参照」権限が必要で
す。
Salesforce.com から招待者にミーティング要請を送信できるように、各招待者のレコード内に電子メールアド
レスが指定されている必要があります。
1 回のミーティングに、最大 50 人を招待できます。
Salesforce.com と Outlook または Lotus Notes 間で行動を同期できるように、Connect for Outlook または Connect
for Lotus Notes をインストールしておくことをお勧めします。
ミーティング時間を提案するとき、自分の空き時間と予定のある時間がわかるように Salesforce.com カレン
ダーを最新の状態に更新しておくと役立ちます。
Sales Cloud
salesforce.com | Cloud Scheduler | 38
Cloud Scheduler について
Cloud Scheduler の概要
ここでは、顧客とのミーティングを要請する方法の概要を説明します。
ステップ 1: ミーティングを要請し、ミーティング時間を提案する
ミーティングを要請する顧客の取引先責任者またはリードの詳細ページに移動し、[活動予定] 関連リストの
[新規ミーティング要請] をクリックします。[ミーティングのお願い] ページが開きます。
1. ほかの Salesforce.com ユーザ、リード、取引先責任者、個人取引先にミーティングの出席を依頼するに
は、[宛先] をクリックします。
2. カレンダーをクリックして最大 5 つのミーティング時間を提案するか、Salesforce.com にミーティング時
間を提案させます。
ステップ 2: 招待者が都合のよいミーティング時間を選択する
招待者が出席可能な時間を選択できるように、Salesforce.com から招待者に電子メールでミーティング要請
が送信されます。
Sales Cloud
salesforce.com | Cloud Scheduler | 39
1. 招待者がミーティング要請内の [この要請に返答] をクリックするとミーティングの Web ページが開き
ます。
2. 招待者は、ミーティングの Web ページで提案された時間から都合のよい時間を選択し、返信します。
ステップ 3: ミーティングを確認する
Salesforce.com ではすべての返答が追跡されるため、各招待者の都合のよい時間を確認できます。最適なミー
ティング時間を選択し、ミーティングを確認します。
Cloud Scheduler の設定
必要なユーザ権限
ページレイアウトと活動設定をカスタマイズする
「アプリケーションのカスタマイズ」
ユーザが顧客とのミーティングを要請できるようにする手順は、次のとおりです。
Sales Cloud
salesforce.com | Cloud Scheduler | 40
1. 新しいユーザインターフェースのテーマを有効にします。
1. [設定] ➤ [カスタマイズ] ➤ [ユーザインターフェース] をクリックします。
2. [新規ユーザインターフェースのテーマの有効化] をオンにします。
3. [保存] をクリックします。
2. 取引先責任者、リード、および個人取引先の [活動予定] 関連リストに [新規ミーティング要請] ボタンを追加
します。
1. [設定] ➤ [カスタマイズ] をクリックします。
2. ユーザがミーティングを要請したオブジェクトに応じて [取引先責任者] または [リード] を選択します。
個人取引先を有効にしていて、ユーザが個人取引先とのミーティングを要請する場合は、[設定] ➤ [カス
タマイズ] ➤ [取引先] ➤ [個人取引先] ➤ [ページレイアウト] で、[新規ミーティング要請] ボタンと [電子
メール] 項目をページレイアウトに追加します。
3. [ページレイアウト] をクリックします。
4. ページレイアウトの横にある [編集] をクリックします。
5. 画面左上の [関連リスト] をクリックします。
6. [活動予定] 関連リストをダブルクリックします。または、レンチアイコン (
) をクリックします。
7. [ボタン] セクションを展開し、[新規ミーティング要請] を選択します。
8. [OK] をクリックします。
9. [保存] をクリックします。
3. ユーザに「電子メールの送信」および「行動の編集」ユーザ権限があることを確認します (ほとんどの標準プ
ロファイルで自動的に選択される)。詳細は、“プロファイルの一覧表示” (Salesforce オンラインヘルプ)を参照
してください。
ユーザにこれらの権限がないと、次の問題が発生します。
•
[活動予定] 関連リストに [新規ミーティング要請] ボタンが表示されない
•
要請したミーティングの編集、再スケジュール、キャンセルができない
4. (省略可能) 招待者に送信するミーティング要請に会社のロゴを追加します。
1. ロゴを [ドキュメント] タブにアップロードし、外部から使用できるようにします。次のガイドラインに注
意してください。
•
イメージの形式は、GIF、JPEG、または PNG で、サイズは 20 KB より小さくなくてはなりません。
•
幅は最大 130 ピクセル、高さは最大 100 ピクセル、1 インチあたり 72 ピクセルの画像を使用します。
このサイズより大きいイメージは、自動サイズ調整により、一部の電子メールクライアントでは正しく
表示されません。
•
カスタムロゴがドキュメント] タブの共有ドキュメントフォルダにある場合、他のユーザはそれを置き
換え、ミーティングの招待状に表示されるロゴを間接的に変更できます。自分だけがイメージの置き換
えができるように、ロゴを [ドキュメント] タブの個人フォルダにアップロードすることをお勧めしま
す。
2. [設定] ➤ [カスタマイズ] ➤ [活動] ➤ [活動設定] をクリックします。
3. [ミーティングのお願いにカスタムロゴを表示] を選択します。
Sales Cloud
salesforce.com | Cloud Scheduler | 41
4. ロゴを選択し、[登録] をクリックします。
5. (省略可能) [要請済みミーティング] サブタブを [ホーム] タブの [カレンダー] セクションに追加し、ユーザが
要請し、まだ確認していないミーティングの一覧を表示できるようにします。
1. [設定] ➤ [カスタマイズ] ➤ [活動] ➤ [活動設定] をクリックします。
2. [ホーム] タブの [カレンダー] セクションの [要請済みミーティングを表示] を選択します。
3. [登録] をクリックします。
6. (省略可能) パートナーユーザがミーティングを要請できるようにする手順は、次のとおりです。
1. カスタムパートナーユーザプロファイルを更新します。
1. 「電子メールの送信」および「行動の編集」ユーザ権限を含めます。
2. [取引先責任者] タブと [リード] タブのタブ表示が [デフォルトで表示] になっていることを確認します。
2. パートナーポータルの詳細ページの下部にある [プロファイルの編集] をクリックして、カスタムパート
ナーユーザプロファイルを有効にします。
3. カスタムパートナーユーザプロファイルをパートナーユーザに割り当てる手順は、次のとおりです。
1. 新しいパートナーポータルユーザを作成するには、[ポータルの使用] をクリックして、取引先責任者詳
細ページの [パートナーポータルログインの有効化] を選択します。
2. 既存ユーザを更新するには、取引先責任者の詳細ページで [ポータルの使用] をクリックし、[パート
ナーユーザの表示] をクリックします。これで、ユーザを編集し、カスタムプロファイルを割り当てる
ことができます。
3. [保存] をクリックします。
項目レベルセキュリティの要件
ほとんどの場合、ユーザにミーティングの要請を許可するのに項目レベルセキュリティ設定を変更する必要はあ
りません。ただし、組織で特定のプロファイルについてデフォルトの項目レベルセキュリティ設定を変更してい
る場合は、次の表を参照し、変更していてもユーザがミーティングを要請できることを確認します。
オブジェクト
項目
必要な項目レベルセキュリ 説明
ティ設定
行動
名前
参照可能 ([参照のみ] が選 この項目が [参照可能] に設
択されていない)
定されていない場合、[活
動予定] 関連リストに [新規
ミーティング要請] ボタン
が表示されず、要請された
ミーティングはすべて参照
のみとして開きます。
Sales Cloud
オブジェクト
salesforce.com | Cloud Scheduler | 42
項目
必要な項目レベルセキュリ 説明
ティ設定
説明
参照可能
デフォルトでは、要請され
たミーティングが確認され
ると、ミーティング主催者
から最後に送信されたメッ
セージが新しいグループの
行動の [説明] 項目に表示
されます。
ただし、[説明] 項目の項目
レベルセキュリティが [参
照可能] に設定されていな
い場合、後で項目レベルセ
キュリティを [参照可能] に
設定しても [説明] 項目に
最後のメッセージは表示さ
れません。
リード
電子メール
参照可能
この項目が [参照可能] に設
定されていない場合、リー
ドと取引先責任者の [活動
予定] 関連リストに [新規
ミーティング要請] ボタン
が表示されず、要請された
ミーティングはすべて参照
のみとして開きます。
取引先責任者
電子メール
参照可能
この項目が [参照可能] に設
定されていない場合、取引
先責任者とリードの [活動
予定] 関連リストに [新規
ミーティング要請] ボタン
が表示されず、要請された
ミーティングはすべて参照
のみとして開きます。
Sales Cloud
salesforce.com | Cloud Scheduler | 43
Cloud Scheduler の使用
取引先責任者、リード、または個人取引先とのミーティングの要請
使用可能なエディション: すべてのエディション
必要なユーザ権限
ミーティングを要求する
「行動の編集」
および
「電子メールの送信」
ミーティングを要求する
1. ミーティングに出席を依頼する取引先責任者、リード、または個人取引先の詳細ページに移動します。
2. [活動予定] 関連リストの [新規ミーティング要請] をクリックします。
このボタンが表示されない場合は、Salesforce.com のシステム管理者に追加を依頼してください。
3. ほかの Salesforce.com ユーザ、リード、取引先責任者、個人取引先にミーティングの出席を依頼するには、[宛
先] をクリックします。
1. 招待者の種類をドロップダウンリストから選択します。
個人取引先は、取引先責任者の検索結果として返され、招待者として追加できます。
2. テキスト項目に名前またはその一部を入力します。検索対象を広げる場合は項目を空白のままにします。
3. [Go!] をクリックします。
4. [検索結果] 領域で、招待する人の横にあるボックスを選択し、[選択したメンバーの追加] をクリックしま
す。
招待者をさらに追加するには、新しい検索を行い、必要に応じてメンバーを追加します。
招待者の横に警告アイコン ( ) が表示された場合、その招待者のレコードに電子メールアドレスが指定さ
れていないため、ミーティングに招待できません。この場合、レコードに電子メールアドレスを追加する
と、ミーティングに招待できるようになります。
5. [完了] をクリックします。
招待者として選択した人を削除するには、[宛先] 項目の名前の横にある [x] をクリックします。最初にミー
ティングを要請した取引先責任者、リード、または個人取引先以外であれば、すべての招待者を削除でき
ます。
4. 件名と場所を入力します。
Sales Cloud
salesforce.com | Cloud Scheduler | 44
デフォルトの件名は、リードまたは取引先責任者の取引先名と、個人情報で指定された会社名を組み合わせ
たものです。ACME 社に勤務する人が Sterling 社の取引先責任者とミーティングをする場合、デフォルトの
件名は「Sterling and ACME」になります。デフォルトの場所は常に「未定」です。
5. 次のタブから 1 つ選択します。
•
[特定のミーティング時間を提案する] - カレンダーで時間を選択して、最大 5 つのミーティング時間を提
案します。“ミーティング時間提案のヒント” (Salesforce オンラインヘルプ)を参照してください。
•
[Salesforce.com がミーティング時間を提案する] - ミーティングの所要時間と期間条件を選択すると、
Salesforce.com が最大 5 つのミーティング時間を提案します。“Salesforce.com によるミーティング時間提案
のヒント” (Salesforce オンラインヘルプ)を参照してください。
6. [次へ] をクリックします。
7. 招待者へのメッセージを入力し、[送信] をクリックします。
次の点に注意してください。
•
招集者の電子メールの署名は、自動的にメッセージに追加されます。
•
[送信] をクリックすると、Salesforce.com から招待者にミーティング要請の電子メールが送信されます。
招待者がミーティング要請内の [この要請に返答] をクリックするとミーティングの Web ページが開きま
す。 招待者は、ミーティングの Web ページで提案された時間から都合のよい時間を選択し、返信します。
•
ミーティングの Web ページに、招集者と招待者の間のメッセージがすべて表示されます。これには、招
集者の要請に対する招待者の返答メッセージも含まれます。
•
ミーティングは、ミーティングを要請した相手の [活動予定] 関連リストには表示されますが、ミーティン
グに招待したほかの取引先責任者やリードの [活動予定] 関連リストには表示されません。たとえば、Jane
Smith とのミーティングを要請し、[宛先] 項目をクリックして John Doe を招待した場合、要請されたミー
ティングは Jane Smith の [活動予定] 関連リストにのみ表示され、John Doe のリストには表示されません。
ミーティング時間提案のヒント
顧客にミーティングを要請するとき、Salesforce.com がミーティング時間を提案できます。
ミーティング時間を提案すると、次のようになります。
•
提案された時間は Salesforce.com カレンダーには保存されません。ミーティングがカレンダーに表示されるの
は、ミーティングを確認した後のみです。
•
招待者が招集者からのミーティング要請を表示すると、提案されたミーティング時間は招集者のタイムゾー
ンで表示されます。提案されたミーティング時間は、招待者のタイムゾーンでは表示されません。
•
過ぎてしまった時間を提案することはできません (カレンダーの黒線の前)。
•
カレンダーの網かけ部分は、Salesforce.com カレンダーに基づいて、招待する側と招待された Salesforce.com
ユーザに予定がある時間を示します。 濃い網かけは、複数の Salesforce.com ユーザに同時に予定がある時間を
示します。
•
ミーティングの時間を変更するには、[所要時間] 項目を使用します。
•
提案した時間を削除するには、提案した時間にマウスを移動して [x] をクリックします。
Sales Cloud
salesforce.com | Cloud Scheduler | 45
Salesforce.com によるミーティング時間提案のヒント
顧客にミーティングを要請するとき、Salesforce.com がミーティング時間を提案できます。
Salesforce.com によってミーティング時間を提案する場合、次のようになります。
•
提案される時間は、ミーティング要請を送信するまでわかりません。最初の招待者が要請を表示すると、
Salesforce.com によってミーティングに招待されたすべての Salesforce.com ユーザのカレンダーが確認され、そ
れぞれの空き時間に基づいてミーティング時間が提案されます。
Salesforce.com では、ほかの未確認ミーティングですでに選択されている招待者の予定時間と重複しないよう
にミーティング時間を提案します。たとえば、5 営業日以内のミーティングを要請し、招待者が火曜日と水曜
日の午後 2 時から午後 3 時に参加可能と返答した後に、同じ期間条件で別のミーティングを要請すると、
Salesforce.com では、招集者のカレンダーが確認済みミーティングとほかの行動ですべて予約されている場合
を除き、火曜日と水曜日の午後 2 時から 3 時を除外してミーティング時間を提案します。
•
デフォルトでは、Salesforce.com は、招集者のタイムゾーンで午前 9 時から午後 5 時の間でミーティング時間
を提案します。ただし、[個人情報] 設定ページで [始業時間] 項目と [終業時間] 項目を変更した場合、
Salesforce.com は代わりに変更された設定を使用します。
Salesforce.com によるミーティング時間の提案は、ミーティング要請を送信してから最初の招待者が要請を表示す
るまでの時間差が長い場合に役立ちます。たとえば、月曜日に取引先責任者とのミーティングを要請し、その取
引先責任者が木曜日まで要請を表示しなかった場合、Salesforce.com は、ミーティング要請の送信時点ではなく木
曜日以降のミーティング時間を提案します。
メモ: 昼食時間など、特定の時間にミーティングを行いたくない場合、Salesforce.com カレンダーに定期的
な行動をスケジュールしてその時間を提案時間から除外します。
次の表では、Salesforce.com によるミーティング時間の提案を制御する設定について説明します。
項目
説明
所要時間
ミーティングの時間。
期間条件
Salesforce.com でどの程度先までのミーティング時間を
提案するかを示します。
•
翌 5 営業日/翌 10 営業日 - Salesforce.com では、指定
された期間条件の範囲でまんべんなくミーティング
時間を提案します。たとえば、期間条件が [翌 5 営
業日] の場合、最初の招待者が月曜日に要請を表示
すると、Salesforce.com はその週の各日に 1 件のミー
ティング時間を提案します。その週に予約されてい
る日がある場合、Salesforce.com は残りの日に集中し
てミーティング時間を提案します。
土曜日と日曜日は営業日から除外されます。
Sales Cloud
salesforce.com | Cloud Scheduler | 46
項目
説明
•
いつでも - Salesforce.com は 5 営業日以内に 5 つの
ミーティング時間の提案を試みますが、5 営業日以
内に 5 つの時間を提案できない場合は、その先の 10
営業日まで範囲を延長します。延長しても提案する
ミーティング時間を 5 つまで見つけられない場合
は、Salesforce.com はさらにその 4 週間先まで延長し
て提案できる時間を探します。
このオプションを選択すると、Salesforce.com が 7 週
間先の時間を提案する可能性もあります (5 営業日 +
10 営業日 + 20 営業日 = 7 週間)。
要請済みミーティングの確認
使用可能なエディション: すべてのエディション
必要なユーザ権限
ミーティングを確認する
「行動の編集」
および
「電子メールの送信」
メモ: ミーティングの要請機能は、Microsoft® Internet Explorer 6.0 ではサポートされていません。
ミーティングを要請したら、招待者が都合のよいミーティング時間を返信するまで待ちます。招待者が返信する
と、ミーティング主催者に電子メール通知が送信され、招待者が選択した時間で Salesforce.com のミーティング
が自動的に更新されます。ミーティングに最適な時間を選択し、ミーティングを確認できます。
ミーティング確認ページは、提案されたミーティングに関連する取引先責任者またはリードレコードに対する
「行動の編集」権限と「編集」権限のどちらもないユーザには参照のみとして表示されます。
ミーティングを確認する
1. ミーティングを開くには、次のいずれかの方法を使用します。
•
[ホーム] タブの [カレンダー] セクションから [要請済みミーティング] サブタブをクリックし、ミーティン
グの件名をクリックする。
•
ミーティングの要請先である取引先責任者、リード、または個人取引先の [活動予定] 関連リストからミー
ティングの件名をクリックする。
Sales Cloud
•
salesforce.com | Cloud Scheduler | 47
招待者がミーティング要請に返答すると送信される電子メール通知から [返答の表示とミーティングのス
ケジュール] をクリックする。
2. 時間を選択し、[確認] をクリックします。
ミーティング時間を選択した後に、[確認] ボタンが表示されます。時間を選択しない場合、代わりに [更新を
送信] ボタンが表示され、ミーティング時間を確認することなく、招待者にメッセージを送信できます。
次のツールを使用して時間を選択できます。
•
緑色のチェックマークは、招待者がミーティングに参加できる時間を示します。
•
[空き時間] は、Salesforce.com カレンダーに基づき、いつ参加可能であることを示します。
•
招待者に都合がよい時間がない場合、ミーティングを再スケジュールして新しい時間を提案します。
3. 必要であれば、招待者へのメッセージを入力します。
4. [送信] をクリックしてミーティングを確定します。
次のようになります。
•
招待者にミーティングの最終的な日時が電子メールで通知されます。
•
要請したミーティングが新しいグループの行動に変換されます。招待者に送信した最後のメッセージは行
動の [説明] 項目に表示されますが、招待者とやり取りしたその他のメールは保存されません。
このグループ行動は、[ホーム] タブの“活動予定関連リスト” (Salesforce オンラインヘルプ)とカレンダーセ
クションに表示されます。
メモ: 管理者が必須項目を行動に追加すると、ミーティングが行動に変換される前にこれらの項目を更新
するよう指示が表示されます。
要請済みミーティングのキャンセル
使用可能なエディション: すべてのエディション
必要なユーザ権限
ミーティングをキャンセルする
「行動の編集」
および
「電子メールの送信」
メモ: ミーティングの要請機能は、Microsoft® Internet Explorer 6.0 ではサポートされていません。
Sales Cloud
salesforce.com | Cloud Scheduler | 48
要請したミーティングをまだ確認していない場合、ミーティングをキャンセルでき、Salesforce.com から招待者に
キャンセル通知が自動送信されます。一方、ミーティングをすでに確認した場合、ミーティングはグループの行
動に変換されているため、ほかのすべての活動と同じように削除できます。
要請済みミーティングをキャンセルする手順は、次のとおりです。
1. [ホーム] タブの [カレンダー] セクションから、[要請済みミーティング] サブタブをクリックします。
システム管理者が [要請済みミーティング] サブタブを追加していない場合は、ミーティングの要請相手の詳
細ページに移動します。たとえば、取引先責任者 Jane Smith にミーティングを要請した場合、Jane Smith の取
引先責任者詳細ページに移動して、[活動予定] 関連リストを表示します。
2. 要請済みミーティングの件名をクリックし、[ミーティングをキャンセル] をクリックします。
[活動予定] 関連リストから該当するミーティングの横にある [削除] をクリックして削除することもできます。
メモ: ページに表示されているボタンが [閉じる] のみの場合、要請済みミーティングを変更する権限
がありません。主催者に代理でのミーティングの詳細変更を依頼するか、Salesforce.com システム管理
者に問い合わせて必要な権限の付与を依頼します。
3. [OK] をクリックしてキャンセルを確認します。
Salesforce.com からすべての招待者にミーティングのキャンセルを通知する電子メールが送信されます。キャ
ンセルされたミーティングは永続的に削除され、ごみ箱に保存されません。
要請済みミーティングの再スケジュール
使用可能なエディション: すべてのエディション
必要なユーザ権限
ミーティングを再スケジュールする
「行動の編集」
および
「電子メールの送信」
メモ: ミーティングの要請機能は、Microsoft® Internet Explorer 6.0 ではサポートされていません。
要請したミーティングをまだ確認していない場合、ミーティングを再スケジュールして新しい時間を提案できま
す。一方、確認したミーティングはグループの行動に変換されているため、新しい時間を提案できません。グ
ループの行動を再スケジュールするには、行動を編集して日付を変更し、更新した情報を招待者に送信します。
要請済みミーティングを再スケジュールする手順は、次のとおりです。
1. ミーティングを開くには、次のいずれかの方法を使用します。
Sales Cloud
salesforce.com | Cloud Scheduler | 49
•
[ホーム] タブの [カレンダー] セクションから [要請済みミーティング] サブタブをクリックし、ミーティン
グの件名をクリックする。
•
ミーティングの要請先である取引先責任者、リード、または個人取引先の [活動予定] 関連リストからミー
ティングの件名をクリックする。
•
招待者がミーティング要請に返答すると送信される電子メール通知から [返答の表示とミーティングのス
ケジュール] をクリックする。
2. [再スケジュール] をクリックして、新しい時間を提案します。
招待者が更新した要請に返信すると、ミーティングを確認できます。
メモ: ページに表示されているボタンが [閉じる] のみの場合、要請済みミーティングを変更する権限があ
りません。主催者に代理でのミーティングの詳細変更を依頼するか、Salesforce.com システム管理者に問
い合わせて必要な権限の付与を依頼します。
要請済みミーティングに対する招待者の追加と削除
使用可能なエディション: すべてのエディション
必要なユーザ権限
要請したミーティングに対して招待者を追加および削 「行動の編集」
除する
および
「電子メールの送信」
メモ: ミーティングの要請機能は、Microsoft® Internet Explorer 6.0 ではサポートされていません。
要請したミーティングをまだ確認していない場合は、招待者を追加および削除できます。確認したミーティング
はグループの行動に変換されます。招待者を追加および削除するには、グループの行動を編集します。
要請済みミーティングに対して招待者を追加または削除する手順は、次のとおりです。
1. ミーティングを開くには、次のいずれかの方法を使用します。
•
[ホーム] タブの [カレンダー] セクションから [要請済みミーティング] サブタブをクリックし、ミーティン
グの件名をクリックする。
•
ミーティングの要請先である取引先責任者、リード、または個人取引先の [活動予定] 関連リストからミー
ティングの件名をクリックする。
•
招待者がミーティング要請に返答すると送信される電子メール通知から [返答の表示とミーティングのス
ケジュール] をクリックする。
2. 次のいずれかの操作を実行します。
salesforce.com | 見積テンプレートエディタ - ベータ | 50
Sales Cloud
•
ほかの Salesforce.com ユーザ、リード、取引先責任者、個人取引先にミーティングの出席を依頼するには、
[宛先] をクリックします。
•
招待者名の横にある [x] をクリックすると、ミーティングからその招待者が削除されます。
最初にミーティングを要請した取引先責任者、リード、または個人取引先以外であれば、すべての招待者
を削除できます。
ミーティングに対して追加または削除した Salesforce.com ユーザに基づいて、カレンダーが自動的に更新され
ます。
メモ: ページに表示されているボタンが [閉じる] のみの場合、要請済みミーティングを変更する権限
がありません。主催者に代理でのミーティングの詳細変更を依頼するか、Salesforce.com システム管理
者に問い合わせて必要な権限の付与を依頼します。
3. [更新を通知] をクリックします。
4. メッセージを入力します。たとえば、ミーティングから誰が追加または削除されたかを招待者に伝える場合
があります。
5. 次のいずれかをクリックします。
•
[すべての招待者に送信] - 既存のすべての招待者と追加した招待者に更新情報を送信し、削除した招待者
にキャンセル通知を送信します。
•
[変更された招待者のみに送信] - 追加した招待者に更新情報を送信し、削除した招待者にキャンセル通知
を送信します。
見積テンプレートエディタ - ベータ
この拡張機能は、IdeaExchange のアイデアによるものです。
選択可能なエディション: Professional Edition、Enterprise Edition、Unlimited Edition、および Developer Edition
メモ: このリリースには、次の既知の制限はありますが、見積テンプレートエディタのベータバージョン
が含まれています。
•
繰り返しヘッダーおよびフッター、改ページ、ページ番号はテンプレートに追加できません。
•
すべてのテンプレートに見積受入セクションが含まれていますが、カスタマイズやテンプレートから
の削除はできません。
•
すべてのテンプレートに対して使用できるロゴは 1 つのみです。ロゴは複数ページの見積では繰り返
されません。
•
テンプレートの作成時または編集時にテンプレートをプレビューできません。出力を表示する唯一の
方法は、見積詳細ページから見積 PDF を作成することです。
•
作成したすべての見積テンプレートは、保存するとすぐにユーザが見積 PDF の作成時に選択できるよ
うになります。 テンプレートを無効にしてもアクセスを停止することはできません。
salesforce.com | 見積テンプレートエディタ - ベータ | 51
Sales Cloud
見積のデザインを標準化するには、標準見積テンプレートまたは作成したカスタムテンプレートのいずれかを使
用できます。営業担当は、顧客に送信する見積 PDF を作成するときにテンプレートを選択できます。
見積テンプレートエディタの外観と機能は、拡張されたページレイアウトエディタとほぼ同じです。見積項目を
直接テンプレートレイアウトにドラッグし、見積やほかのオブジェクト (見積品目名など) から情報をテーブル形
式で表示できます。
ベストプラクティス
•
作成したすべての見積テンプレートは、保存するとすぐにユーザが見積 PDF の作成時に選択できるようにな
ります。 どのテンプレートを使用するかを明確に伝え、使用してはいけないテンプレートは削除してくださ
い。 まだ使用できる状態ではないテンプレートのタイトルに「ドラフト」という語を追記することをお勧め
します。
見積テンプレートエディタについて
見積テンプレートエディタの概要 - ベータ
選択可能なエディション: Professional Edition、Enterprise Edition、Unlimited Edition、および Developer Edition
メモ: このリリースには、次の既知の制限はありますが、見積テンプレートエディタのベータバージョン
が含まれています。
•
繰り返しヘッダーおよびフッター、改ページ、ページ番号はテンプレートに追加できません。
•
すべてのテンプレートに見積受入セクションが含まれていますが、カスタマイズやテンプレートから
の削除はできません。
•
すべてのテンプレートに対して使用できるロゴは 1 つのみです。ロゴは複数ページの見積では繰り返
されません。
•
テンプレートの作成時または編集時にテンプレートをプレビューできません。出力を表示する唯一の
方法は、見積詳細ページから見積 PDF を作成することです。
•
作成したすべての見積テンプレートは、保存するとすぐにユーザが見積 PDF の作成時に選択できるよ
うになります。 テンプレートを無効にしてもアクセスを停止することはできません。
必要なユーザ権限
見積テンプレートを作成する
「アプリケーションのカスタマイズ」
見積テンプレートを表示する
「設定・定義を参照する」権限
警告: 作成したすべての見積テンプレートは、保存するとすぐにユーザが見積 PDF の作成時に選択でき
るようになります。 どのテンプレートを使用するかを明確に伝え、使用してはいけないテンプレートは
削除してください。
salesforce.com | 見積テンプレートエディタ - ベータ | 52
Sales Cloud
顧客に送信する見積用にカスタムテンプレートを設計するには、見積テンプレートエディタを使用します。
テンプレートには、標準およびカスタム見積項目など、共有する内容を含むセクションを追加して配置できま
す。リスト要素を使用すると、見積オブジェクトと参照関係を持つほかの標準またはカスタムオブジェクト (見
積品目名など) から項目を追加できます。
すべての見積テンプレート (標準とカスタムの両方) には、標準の見積受入情報セクションが含まれます。見積用
にロゴをアップロードすると、テンプレートの上部に表示されます。ロゴをアップロードしない場合は、会社名
が表示されます。
ユーザは、見積レコードから見積テンプレートを選択し、見積 PDF を生成して顧客に電子メールで送信できま
す。
見積テンプレートエディタの外観と機能は、拡張されたページレイアウトエディタとほぼ同じであるため、ペー
ジレイアウトの編集に慣れていれば、テンプレートエディタも同じように簡単に使用できます。
見積テンプレートエディタを使用した見積 PDF のカスタマイズ
選択可能なエディション: Professional Edition、Enterprise Edition、Unlimited Edition、および Developer Edition
必要なユーザ権限
見積テンプレートを作成する
「アプリケーションのカスタマイズ」
見積テンプレートを表示する
「設定・定義を参照する」権限
顧客に送信する見積用にカスタムテンプレートを設計するには、見積テンプレートエディタを使用します。
見積テンプレートエディタの操作
見積テンプレートエディタは、上部のパレットと下にあるテンプレートレイアウトの 2 つの部分で構成さ
れます。
パレットには、リストやセクション、セクションに追加可能な項目など、レイアウトに追加できる要素が
含まれています。
•
パレットの下にある
をクリックして、展開したり折りたたんだりすることができます。
•
[クイック検索] を使用すると、パレット上の項目を簡単に検索できます。
•
複数の項目を選択するには、Ctrl キーまたは Shift キーを押しながらクリックします。
見積テンプレートエディタの使用
•
テンプレートに要素を追加するには、要素をパレットからレイアウトにドラッグします。見積オブジェ
クトから項目を追加して配置するには、セクションを使用します。見積品目名など別のオブジェクトの
項目でテーブルを作成するには、リストを使用します。
salesforce.com | 見積テンプレートエディタ - ベータ | 53
Sales Cloud
•
レイアウトから要素を削除するには、パレットにドラッグして戻すか、タイトルバーの上にマウスを移
動して、 をクリックします。
•
セクションまたはリストのタイトルを配置後に変更したり、非表示/表示を指定したりするには、レンチ
アイコン をクリックします。タイトルを編集し、[タイトルを非表示] を選択または選択解除します。
•
前後に行った操作を戻すには、それぞれ [元に戻す] ボタンと [やり直し] ボタンをクリックします。
•
レイアウトのリストまたはセクションのプロパティを変更するには、タイトルバーをダブルクリックす
るか、 をクリックします。
•
テンプレートの名前を変更するには、[見積テンプレートのプロパティ] をクリックします。
•
変更を保存してテンプレートの編集を続行するには、[適用] をクリックします。
•
変更を保存してテンプレートの編集を終了するには、[保存] をクリックします。[保存] をクリックする
前にテンプレートから移動しないでください。変更が失われます。
見積テンプレートの作成
選択可能なエディション: Professional Edition、Enterprise Edition、Unlimited Edition、および Developer Edition
必要なユーザ権限
見積テンプレートを作成する
「アプリケーションのカスタマイズ」
見積テンプレートを表示する
「設定・定義を参照する」権限
顧客に送信する見積用にカスタムテンプレートを設計するには、見積テンプレートエディタを使用します。
1. [設定] ➤ [カスタマイズ] ➤ [見積] ➤ [テンプレート] をクリックします。
2. [新規] をクリックし、標準テンプレートなど、新規テンプレートの基本にする既存のテンプレートを選択し
ます。
3. 新規テンプレートに名前を付けて [保存] をクリックします。
4. テンプレートエディタで、必要な要素をドラッグし、詳細を入力します。必要に応じて次の操作を実行しま
す。
•
1 つ以上の見積項目が必要な場合は、セクションを使用して項目をセクションに追加します。
•
見積項目や別のオブジェクト (見積品目名など) の項目のテーブルが必要な場合は、リストを使用します。
5. 変更を保存してテンプレートの作業を続行するには、[適用] をクリックします。終了したら、[保存] をクリッ
クします。
ヒント: 新規テンプレートをテストするには、見積を開き、そのテンプレートを使用して “PDF を作成”
(Salesforce オンラインヘルプ)します。
salesforce.com | 見積テンプレートエディタ - ベータ | 54
Sales Cloud
見積テンプレートの表示と編集
選択可能なエディション: Professional Edition、Enterprise Edition、Unlimited Edition、および Developer Edition
必要なユーザ権限
見積テンプレートを作成する
「アプリケーションのカスタマイズ」
見積テンプレートを表示する
「設定・定義を参照する」権限
1. [設定] ➤ [カスタマイズ] ➤ [見積] ➤ [テンプレート] をクリックします。
2. 目的のテンプレートの [編集] をクリックします。
3. テンプレート名の編集が必要な場合は、[見積テンプレートのプロパティ] をクリックし、[テンプレート名] 項
目に新しい名前を入力します。[OK] をクリックします。
4. 必要に応じて、(項目の) セクションやリストを追加または編集します。
5. セクションまたはリストのタイトルを配置後に変更したり、非表示/表示を指定したりするには、レンチアイ
コン
をクリックします。タイトルを編集し、[タイトルを非表示] を選択または選択解除します。
見積テンプレートへの項目の追加
選択可能なエディション: Professional Edition、Enterprise Edition、Unlimited Edition、および Developer Edition
必要なユーザ権限
見積テンプレートを作成する
「アプリケーションのカスタマイズ」
見積テンプレートを表示する
「設定・定義を参照する」権限
見積テンプレートに標準およびカスタム見積項目を追加するには、セクションを使用します。
メモ:
状況によって、項目が見積テンプレートエディタのパレットや、テンプレートから作成した PDF に表示
されないことがあります。
•
項目レベルセキュリティ設定によって表示や更新ができない項目は、見積テンプレートエディタや作
成した PDF 上に表示されません。参照のみの項目が表示されます。
•
見積ページレイアウト上に表示されていて、特定の見積の値がない項目は、見積テンプレートエディ
タのパレットに表示されますが、その見積から作成した PDF には表示されません。
•
見積ページレイアウト上にない項目は、テンプレートエディタまたはそのページレイアウトを使用す
る見積の見積 PDF に表示されません。
salesforce.com | 見積テンプレートエディタ - ベータ | 55
Sales Cloud
•
データが含まれていない見積品目名の項目は、テンプレートにその項目が含まれていても、PDF 作成
時のリストに列として表示されません。たとえば、割引を提供する見積品目名がない場合、リストに
[割引] 項目が含まれていても、[割引] 列は表示されません。
1. 項目セクションをパレットからテンプレートにドラッグします。
2. セクションのタイトルを入力します。テンプレートまたは PDF にタイトルを表示しない場合は、[タイトルを
非表示] を選択します。 [OK] をクリックします。
3. 必要な項目を新規セクションにドラッグします。複数の項目を選択するには Ctrl キーを押しながら、範囲を
選択するには Shift キーを押しながらクリックします。
4. セクションまたはリストのタイトルを配置後に変更したり、非表示/表示を指定したりするには、レンチアイ
コン
をクリックします。タイトルを編集し、[タイトルを非表示] を選択または選択解除します。
見積テンプレートへのリストの追加
選択可能なエディション: Professional Edition、Enterprise Edition、Unlimited Edition、および Developer Edition
必要なユーザ権限
見積テンプレートを作成する
「アプリケーションのカスタマイズ」
見積テンプレートを表示する
「設定・定義を参照する」権限
見積テンプレートに、見積品目名や、見積オブジェクトと参照関係を持つほかの標準またはカスタムオブジェク
トから項目を配置して表示するには、リストを使用します。リストはテーブルと似ていますが、項目名が列とし
て表示されます。
メモ:
状況によって、項目が見積テンプレートエディタのパレットや、テンプレートから作成した PDF に表示
されないことがあります。
•
項目レベルセキュリティ設定によって表示や更新ができない項目は、見積テンプレートエディタや作
成した PDF 上に表示されません。参照のみの項目が表示されます。
•
見積ページレイアウト上に表示されていて、特定の見積の値がない項目は、見積テンプレートエディ
タのパレットに表示されますが、その見積から作成した PDF には表示されません。
•
見積ページレイアウト上にない項目は、テンプレートエディタまたはそのページレイアウトを使用す
る見積の見積 PDF に表示されません。
•
データが含まれていない見積品目名の項目は、テンプレートにその項目が含まれていても、PDF 作成
時のリストに列として表示されません。たとえば、割引を提供する見積品目名がない場合、リストに
[割引] 項目が含まれていても、[割引] 列は表示されません。
1. リストをパレットからテンプレートにドラッグします。
salesforce.com | 見積テンプレートエディタ - ベータ | 56
Sales Cloud
2. リストのタイトルを入力します。テンプレートまたは PDF にタイトルを表示しない場合は、[タイトルを非表
示] を選択します。
3. [オブジェクト] 項目で、リストに表示する項目を持つオブジェクトを選択します。
4. [選択可能な項目] と [選択済みの項目] との間で列を移動するには、[追加] 矢印と [削除] 矢印を使用し、列の
順序を変更するには、上矢印と下矢印を使用します。 リストには最大 10 項目を入れることができます。
5. [OK] をクリックします。
6. セクションまたはリストのタイトルを配置後に変更したり、非表示/表示を指定したりするには、レンチアイ
コン
をクリックします。タイトルを編集し、[タイトルを非表示] を選択または選択解除します。
見積 PDF の作成
選択可能なエディション: Professional Edition、Enterprise Edition、Unlimited Edition、および Developer Edition
必要なユーザ権限
見積 PDF の作成に必要な権限
見積に対する「編集」
見積 PDF を生成して、印刷したり、顧客に電子メールで送信したりできます。見積 PDF は、標準テンプレート
か独自に設計したカスタムテンプレートから生成できます。見積 PDF では実行ユーザの言語と地域を使用しま
す。
メモ:
状況によって、項目が見積テンプレートエディタのパレットや、テンプレートから作成した PDF に表示
されないことがあります。
•
項目レベルセキュリティ設定によって表示や更新ができない項目は、見積テンプレートエディタや作
成した PDF 上に表示されません。参照のみの項目が表示されます。
•
見積ページレイアウト上に表示されていて、特定の見積の値がない項目は、見積テンプレートエディ
タのパレットに表示されますが、その見積から作成した PDF には表示されません。
•
見積ページレイアウト上にない項目は、テンプレートエディタまたはそのページレイアウトを使用す
る見積の見積 PDF に表示されません。
•
データが含まれていない見積品目名の項目は、テンプレートにその項目が含まれていても、PDF 作成
時のリストに列として表示されません。たとえば、割引を提供する見積品目名がない場合、リストに
[割引] 項目が含まれていても、[割引] 列は表示されません。
標準テンプレートを使用した見積 PDF の作成
カスタムテンプレートや PDF をまだ作成していない場合は、まず標準テンプレートを使用します。
1. 見積詳細ページで、[PDF の作成] をクリックしてプレビューを生成します。
2. [見積に保存] をクリックして PDF を [見積 PDF] 関連リストに保存します。PDF 名は見積名にバージョ
ン番号を加えた形式となります (例: AcmeQuote_V1)。
salesforce.com | 見積テンプレートエディタ - ベータ | 57
Sales Cloud
プレビューページから直接見積を保存して電子メールで送信することもできます。
独自のテンプレートを使用した見積 PDF の作成
すでに PDF を作成している場合、最近使用したテンプレートの一覧からテンプレートを選択できます。
PDF を作成したことがない場合、または一覧にないテンプレートを使用する場合は、目的のテンプレート
を検索できます。標準テンプレートは常に使用できます。
1. 見積詳細ページで、[PDF の作成] ドロップダウンリストをクリックします。
2. [最近使ったテンプレート] リスト (使用可能な場合) からテンプレートを選択するか、[テンプレートを選
択] をクリックして目的のテンプレートを検索します。
ヒント: 最近使ったテンプレートの一覧を使用せずに別のテンプレートを選択する場合は、見積
詳細ページにある [PDF の作成] をクリックします。
3. [PDF の作成] をクリックしてプレビューを生成します。
4. [見積に保存] をクリックして PDF を [見積 PDF] 関連リストに保存します。PDF 名は見積名にバージョ
ン番号を加えた形式となります (例: AcmeQuote_V1)。
プレビューページから直接見積を保存して電子メールで送信することもできます。
PDF へのロゴの追加
選択可能なエディション: Professional Edition、Enterprise Edition、Unlimited Edition、および Developer Edition
必要なユーザ権限
新規ロゴのアップロードに必要な権限
ドキュメントに対する「作成」
ロゴの置換に必要な権限
ドキュメントに対する「編集」
組織のロゴを見積 PDF に追加するには、[ドキュメント] タブの共有ドキュメントフォルダにロゴをアップロー
ドします。すべてのユーザがロゴを表示できるようになります。ロゴを追加しない場合、見積 PDF には組織の
名前が表示されます。ロゴは、標準テンプレートや作成したカスタムテンプレートを含む、すべてのテンプレー
トから作成した見積に表示されます。
ロゴの要件は次のとおりです。
•
一意の名前は、QUOTE_PDF_LOGO から始まらなければなりません。PDF は、この一意の名前で始まる最近更
新されたロゴを使用します。
•
拡張子を含めてファイル名が 255 文字以内のドキュメントをアップロードできます。
•
ロゴの最大高さは 150 ピクセルです。ロゴは自動的に PDF に合わせてこの高さが調整されます。
•
ロゴ最大サイズは 5 MB です。読み込み時間を短くし、PDF サイズを制限するために、200 KB 以下にするこ
とをお勧めします。
salesforce.com | 見積テンプレートエディタ - ベータ | 58
Sales Cloud
•
ロゴの形式は、GIF、JPEG、または PNG です。
•
画面上にきれいに表示されるように、背景を透明にした画像を使用することをお勧めします。
•
見積 PDF のロゴイメージを置き換える場合、[ドキュメント] タブの [最近使ったドキュメント] リストのイ
メージを選択します。[ドキュメントの詳細] ページで、[ドキュメントの置換] をクリックして新しいファイル
をアップロードします。
見積 PDF の電子メール送信
選択可能なエディション: Professional Edition、Enterprise Edition、Unlimited Edition、および Developer Edition
必要なユーザ権限
見積 PDF の電子メール送信に必要な権限
見積に対する「編集」
見積 PDF を作成したら、顧客に見積 PDF を電子メールで送信できます。見積の状況が、電子メール送信が許可
される状況である必要があります。
1. 最初に、電子メールを生成します。次の操作を実行できます。
•
“PDF プレビュー” (Salesforce オンラインヘルプ)で [見積を保存してメールで送信] をクリックします。
•
見積詳細ページの [見積の電子メール送信] をクリックします。
•
見積 PDF 関連リストで PDF の隣にある [編集] をクリックします。
現在の見積 PDF が添付された電子メール ToDo が開きます。
ヒント: 以前のバージョンを電子メール送信するには、[見積 PDF] 関連リストで該当するバージョン
の隣にある [電子メール] をクリックします。
2. 顧客の電子メールアドレス、件名、本文テキストを入力し、[送信] をクリックします。
salesforce.com | 見積テンプレートエディタ - ベータ | 59
Sales Cloud
見積テンプレートエディタ使用のヒント
選択可能なエディション: Professional Edition、Enterprise Edition、Unlimited Edition、および Developer Edition
必要なユーザ権限
見積テンプレートを作成する
「アプリケーションのカスタマイズ」
見積テンプレートを表示する
「設定・定義を参照する」権限
テンプレート項目名について
テンプレートの項目選択時、取得する情報が理解しやすいように、一部の項目名にはテンプレートから作
成する PDF には表示されない追加の情報が含まれています。
オブジェクト
オブジェクト項目
テンプレートの項目名
PDF の項目名
ユーザ
姓、名
担当営業 (名前)
担当営業
ユーザ
電子メール
担当営業 (電子メール)
メール
ユーザ
電話
担当営業 (電話)
電話
ユーザ
Fax
担当営業 (Fax)
Fax
組織情報
町名・番地
組織 (住所)
会社の住所
見積ドキュメント
非表示。PDF が生成され 見積 PDF (作成日)
て見積ドキュメントオブ
ジェクトに保存された日
付。
作成日
合計セクションの作成
見積の総額を表示するには、合計セクションを使用します。合計セクションを作成するには、いくつかの
オプションがあります。
•
新規テンプレートを作成する場合は、標準テンプレートを選択します。標準テンプレートには合計セク
ションが含まれており、必要に応じて変更できます。
•
セクションをテンプレートのレイアウトにドラッグしてから、合計関連の項目 ([小計] や [総計] など)
をセクションの右半分にドラッグします。リストのすぐ下にセクションを配置する場合は、タイトルを
非表示にします。
salesforce.com | [新規商談] ページ (パイロット) | 60
Sales Cloud
メモ: セクション内の項目の配置はリスト内の列とは異なるため、リストの下に合計セクションを配
置すると、項目値が右端のリストの値の下に並びません。
たとえば、テンプレートに見積品目名のリストがあり、最も右にある [合計金額] 列に各品目名の合
計が表示されているとします。リストの下に合計セクションを追加し、[小計]、[合計金額]、[総計]
の各項目を含めると、それぞれの値にはすべての品目名の合計が表示されますが、金額はリストの
[合計金額] 列の下に並びません。
見積テンプレートのテスト
新規テンプレートをテストするには、見積を開き、そのテンプレートを使用して “PDF を作成” (Salesforce
オンラインヘルプ)します。
テンプレートを使用可能にする
作成したすべての見積テンプレートは、保存するとすぐにユーザが見積 PDF の作成時に選択できるように
なります。どのテンプレートを使用するかを明確に伝え、使用してはいけないテンプレートは削除してく
ださい。まだ使用できる状態ではないテンプレートのタイトルに「ドラフト」という語を追記することを
お勧めします。
[新規商談] ページ (パイロット)
使用可能なエディション: Enterprise Edition、Unlimited Edition、および Developer Edition
必要なユーザ権限
商談を参照する
商談に対する「参照」
商談を編集する
商談に対する「編集」
メモ: 新しい商談ページは、パイロットプログラムで使用できるようになります。組織でのこの機能の有
効化について、詳細は salesforce.com にお問い合わせください。
Summer '10 では、必要な情報にアクセスし、より迅速に詳細を更新できるよう、商談の詳細ページが新しくなり
ました。
主な機能:
•
[強調表示] パネル - 主要情報を一目で確認できます。案件の詳細な状況を迅速に評価でき、十分な情報に基づ
いて各商談に関する意思決定を行うことができます。
•
Chatter フィード - 商談の最新情報とコメントを表示したり、商談の履歴を確認したりできます。
•
推奨 - 類似の契約を締結した人にアクセスして、営業組織の知識ベースを利用することができます。
•
サイドタブのドラッグアンドドロップ - ページの移動とカスタマイズが迅速かつ容易になります。
詳細は、“商談の使用 - 新しい商談ページ (パイロット)” (Salesforce オンラインヘルプ)を参照してください。
salesforce.com | モバイルの機能強化 | 61
Sales Cloud
モバイルの機能強化
Summer '10 リリースには、モバイルアプリケーションの機能を改善する多くの新機能が追加されています。
•
モバイルアプリケーション用の Chatter
•
Salesforce Mobile for BlackBerry の機能強化
•
Salesforce Mobile for iPhone の機能強化
•
モバイルビューの機能強化
この製品の改善機能を活用するために、既存のユーザは最新バージョンのモバイルアプリケーションにアップグ
レードする必要があります。 新規ユーザはこのアプリケーションをインストールする必要があります。 インス
トールおよびアップグレードの手順については、ユーザガイドを参照してください。
•
•
Salesforce Mobile User Guide for BlackBerry
Salesforce Mobile User Guide for iPhone
Mobile の機能強化について
Salesforce Mobile for BlackBerry の機能強化
関連リスト検索のユーザの操作性の向上
Summer '10 では、関連リストを重点的に活用することで、関連アイテムの検索での操作性が簡素化されて
います。 たとえば、取引先に関連する取引先責任者の検索では、関連リストに検索結果が表示されるため、
[取引先責任者] タブに切り替える必要がありません。 アイテムの関連レコードを検索する手順は、次のと
おりです。
1. レコードを開き、メニューを開いて、関連リストを選択します。
2. [サーバをさらに検索する] をクリックします。
モバイルアプリケーションは Salesforce.com から関連レコードをすべて取得し、検索結果を表示します。
3. 関連アイテムをデバイスにダウンロードするには、そのアイテムを開きます。検索結果ビューで、目的
のアイテムを選択して Enter キーを押すか、メニューから [開く] を選択します。
4. Esc キーを押して検索結果に戻り、追加の関連アイテムをダウンロードします。
モバイルアプリケーションでは、大量のレコードをダウンロードすると、Salesforce.com 管理者によって
設定された合計データサイズの制限を超えてしまう可能性があるため、関連アイテムをすべて自動的に
ダウンロードすることはできません。
定義可能な [レポート] タブ
Summer '10 では、モバイル構成に Salesforce Mobile の [レポート] タブを含むかどうかを管理者が決定でき
ます。 以前は、モバイルアプリケーションでは [レポート] タブはハードコードされていました。 [レポー
ト] タブを設定する手順は、次のとおりです。
salesforce.com | モバイルの機能強化 | 62
Sales Cloud
1. Salesforce.com のレポートのホームページから、[新規フォルダの作成] をクリックします。
2. [レポートフォルダ] 項目に、「モバイルレポート」と入力します。
フォルダ名が「モバイルレポート」でないと、サーバはモバイルデバイスにレポートを読み込みません。
名前の入力に間違いがないかどうかをよく確認してから、フォルダを保存してください。 また、
Salesforce.com では、フォルダ名が一意である必要はありません。 モバイルユーザは、フォルダの利用者
オプションによるアクセス制限がない限り、「モバイルレポート」 という名前のフォルダに保存されて
いるレポートはすべて参照できます。
3. [公開フォルダのアクセス権] を選択します。 このオプションは、モバイルユーザがレポートを実行する
機能には影響しません。
4. 必要に応じて未整理レポートを選択し、[追加] をクリックして [Mobile Reports] フォルダに保存します。
また、保存した後でフォルダにレポートを追加することもできます。
5. フォルダの利用者オプションを選択します。
•
[このフォルダはすべてのユーザがアクセス可能です] では、組織内のすべてのユーザが各自のデバイス
からモバイルレポート一覧を確認できます。
•
[このフォルダは次のグループに含まれるユーザのみアクセス可能です] では、指定したユーザグループの
みがフォルダにアクセスできます。
モバイルレポートを、自分自身も含めたすべてのユーザに表示しない場合以外は、フォルダを非公開
にはしないでください。
6. [保存] をクリックします。
7. [Mobile Reports] フォルダにレポートを追加するには、レポートのホームページでレポートの名前をク
リックしてから、[別名で保存] をクリックします。 そのレポートを [Mobile Reports] フォルダに保存し
ます。
レポートを保存した後、オプションを編集して、レポートをモバイルデバイスで参照しやすくすること
ができます。 たとえば、列数を減らしたり、検索条件を追加したりできます。
8. [設定] ➤ [モバイル管理] ➤ [モバイル構成] をクリックして、モバイル構成の名前をクリックします。
9. 初めてモバイルタブを定義する場合は、[モバイルタブ] 関連リストで [タブのカスタマイズ] をクリック
します。 モバイルタブがすでに設定されている場合は、[編集] をクリックします。
10. [選択可能なタブ] リストから [レポート] を選択し、[追加] 矢印をクリックして、モバイル構成に追加し
ます。 [選択可能なタブ] リストには、標準オブジェクトタブとカスタムオブジェクトタブが含まれま
す。 Web タブおよび Visualforce タブを含めることもできます。
警告: モバイル構成のタブをカスタマイズしていない場合は、[レポート] タブだけでなく、モバ
イルアプリケーションに表示する必要があるすべてのタブを選択する必要があります。
11. [選択されたタブ] リストで [レポート] タブを選択し、[上へ] と [下へ] の矢印をクリックして、モバイル
アプリケーション内での [レポート] タブの表示位置を指定します。
12. [保存] をクリックします。
メモ: レポートは、Salesforce Mobile for iPhone では現在使用できません。
salesforce.com | その他の Sales Cloud の機能強化 | 63
Sales Cloud
Salesforce Mobile for iPhone の機能強化
検索機能の強化
Summer '10 では、必要なデータをこれまで以上に容易に検索できます。 [検索] タブでローカル検索とリモー
ト検索の両方をサポートするようになりました。つまり、検索を実行すると、デバイスにローカルに保存
されているレコードと Salesforce.com のオンラインのレコードが返されます。 検索結果には、モバイル化さ
れたオブジェクトで、オブジェクト種別によって区別された検索結果の一致が含まれます。
パフォーマンスの向上
Summer '10 ではパフォーマンスが向上し、アプリケーションをより迅速に実行できます。 大きなデータセッ
トを持つ顧客の場合、バックグラウンドでのデータ取得がさらに効率化し、アプリケーションを中断なく
使用できます。 また、アプリケーションの高速化はアプリケーションを同期化するときにさらに明確に実
感できます。
モバイルビューの機能強化
Summer '10 では、モバイルビューの検索条件をより柔軟に設定できるようになりました。 管理者が、ユーザオ
ブジェクトへの参照関係を含むカスタム項目で $User.ID グローバル変数を使用できるようになりました。 以前
は、このグローバル変数を使用できるのは、ユーザオブジェクトへの参照関係を含む標準項目のグローバル変数
のみでした。 $User.ID グローバル変数を使用すると、モバイルビューの検索条件で現在のユーザを参照できま
す。 $User.ID グローバル変数についての詳細は、Salesforce.com オンラインヘルプの「モバイル検索条件の差し
込み項目」を参照してください。
その他の Sales Cloud の機能強化
キャンペーンの機能強化
選択可能なエディション: Professional Edition、Enterprise Edition、Unlimited Edition、および Developer Edition
キャンペーン販売アラート
キャンペーンへのリードおよび取引先責任者の追加時にリードおよび取引先責任者の所有者に対するアラー
トを作成したり、キャンペーンメンバーのワークフロー電子メールアラートを使用して、キャンペーンに
応答するアラートを作成したりできるようになりました。
[設定] ➤ [作成] ➤ [ワークフローと承認申請] ➤ [電子メールアラート] から、[新規電子メールアラート] を
クリックして次の設定を行います。
1. [オブジェクト] として [キャンペーンメンバー] を選択します。
2. [受信者種別] として [関連リードまたは取引先責任者所有者] を選択します。この [受信者種別] を選択す
ると、[選択可能なメール受信者] は [リードまたは取引先責任者所有者] にデフォルト設定されます。
3. [選択済みメール受信者] に [リードまたは取引先責任者所有者] を追加します。
salesforce.com | その他の Sales Cloud の機能強化 | 64
Sales Cloud
電子メールアラートについての詳細は、“ワークフローと承認申請についての電子メールアラートの作成”
(Salesforce オンラインヘルプ)を参照してください。
キャンペーンメンバーのカスタム数式項目でリード項目と取引先責任者の項目を使用可能
新しいキャンペーンメンバーのカスタム数式項目を作成する場合、[高度な数式] ➤ [項目の挿入] ➤ [キャン
ペーンメンバー] でリードおよび取引先責任者を使用できるようになりました。現在では、数式項目が強化
されたキャンペーンメンバーページレイアウトでリードおよび取引先責任者のカスタム項目の情報を表示
できます。[高度な数式] タブをクリックし、関数を使用して、追加する演算子と差込み項目を表示します。
“数式の作成” (Salesforce オンラインヘルプ)を参照してください。
[キャンペーン履歴] 関連リストで [キャンペーンメンバー カスタム項目] を使用可能
キャンペーンメンバーのカスタム項目をリードまたは取引先責任者の [キャンペーン履歴] 関連リストに追
加できるようになりました。取引先責任者、リード、または個人取引先の [キャンペーン履歴] 関連リスト
から、キャンペーンメンバーを追加、編集、更新、および削除できます。キャンペーンメンバーのカスタ
ム項目を [キャンペーン履歴] 関連リストに追加する方法は、“関連リストのカスタマイズ” (Salesforce オンラ
インヘルプ)を参照してください。
電子メールの機能強化
使用可能なエディション: すべてのエディション
一括メール送信が使用不可能なエディション: Personal Edition、Contact Manager Edition、および Group Edition
リンクとして送信した添付ファイルを削除
次の場合、添付ファイルはリンクとして送信されます。
•
•
任意のサイズの添付ファイルが一括メール送信を使用して送信される
電子メールの添付ファイルの合計が 3 MB 以上になる
リンクとして送信された添付ファイルを検索および削除できます。後でメール受信者が添付ファイルのリ
ンクをクリックすると、添付ファイルを表示するために電子メールの送信者に連絡するよう求めるメッセー
ジが表示されます。 組織の電子メール保存期間内であれば検索できます。この期間は通常 30 日ですが、組
織の詳細は、salesforce.com サポートにお問い合わせください。
リンクとして送信された電子メール添付ファイルを検索および削除する手順は、次のとおりです。
1. [設定] ➤ [電子メール管理] ➤ [添付ファイルをリンクとして電子メール送信] をクリックします。
2. 次のいずれかを入力します。
•
•
ファイル名 (省略可能)、ユーザ名、および日付の範囲
-
ThisYearResults.pdf など、ファイル拡張子付きの添付ファイル名 (省略可能)。ワイルドカー
ドを使用できます。たとえば、ThisYearRes では ThisYearResults.pdf が検索されます。
-
送信者のユーザ名
電子メールが送信された日付の範囲
添付ファイルの URL: 電子メールの添付ファイルのリンク (.html) をクリックしてブラウザで開き、
URL をコピーして貼り付けます。
salesforce.com | その他の Sales Cloud の機能強化 | 65
Sales Cloud
3. [検索] をクリックします。
•
•
検索結果には、一致するエントリが最大 100 個表示されます。
添付ファイルが一括メール送信を使用して送信された場合、検索結果には、送信された電子メール
100 個ごとに 1 つのエントリが表示されます。添付ファイルを削除するには、これらのエントリのい
ずれかを削除します。
4. [検索結果] で、削除する添付ファイルの横にある [削除] をクリックします。後でメール受信者が添付
ファイルのリンクをクリックすると、添付ファイルを表示するために電子メールの送信者に連絡するよ
う求めるメッセージが表示されます。
メモ: 削除した添付ファイルをごみ箱から元に戻すことはできません。
一括メール送信を受信しない取引先責任者またはリードへの電子メール送信時の警告
取引先責任者またはリードに [メール送信除外] が選択されている場合、取引先責任者またはリードの詳細
ページで [メールの送信] をクリックすると、Salesforce.com で警告メッセージが表示されるようになりまし
た。[メール送信除外] では、取引先責任者またはリードが一括メール送信の受信対象から除外されます。
取引先責任者およびリードの複数電子メールアドレス
取引先責任者またはリードに複数の電子メールアドレスがある場合、[メールの送信] をクリックするときに
アドレスを選択できるようになりました。複数の電子メールアドレスを指定するには、[電子メール] カスタ
ム項目種別を使用してカスタム項目を作成し、適切な取引先責任者またはリードのページレイアウトに配
置します。“カスタム項目の種別” (Salesforce オンラインヘルプ)を参照してください。
電子メールのコンプライアンスフッター
Salesforce.com または API から送信される送信電子メールメッセージの下部に表示されるフッターや免責事
項をカスタマイズできます。文字コードごとに異なる電子メールフッターを作成して、単一メール送信お
よび一括メール送信のデフォルトのフッターを選択できます。送信電子メールの文字コードに一致するフッ
ターがない場合、デフォルトが使用されます。 電子メールフッターを作成する手順は、次のとおりです。
1.
2.
3.
4.
5.
[設定] ➤ [電子メール管理] ➤ [電子メールフッター] をクリックします。
[新規] をクリックします。
名前を入力します。
単一メール送信、一括メール送信、またはその両方でフッターを使用できるようにするかを選択します。
電子メールの文字コードを選択します。電子メールの文字コードによって、フッターが表示される電子
メールが決まります。文字コードごとに、有効な単一メール送信のフッターと一括メール送信のフッター
を設定できます。
6. フッターのテキストを入力します。
メモ: フッターはテキストのみで、HTML タグは表示されません。最大 32 KB です。
デフォルトのフッターを選択する手順は、次のとおりです。
1. [設定] ➤ [電子メール管理] ➤ [電子メールフッター] をクリックします。
salesforce.com | その他の Sales Cloud の機能強化 | 66
Sales Cloud
2. [単一メール送信のデフォルト] および [一括メール送信のデフォルト] を使用して、デフォルトのフッター
を選択します。
3. [保存] をクリックします。
メモ: [保存] をクリックしないでページを移動すると、デフォルトのフッターの選択が失われま
す。
[メモ & 添付ファイル] の機能強化
使用可能なエディション: Contact Manager Edition、Group Edition、Professional Edition、Enterprise Edition、
Unlimited Edition、および Developer Edition
[メモと添付ファイル] 関連リストで Chatter フィード添付をプレビュー可能
Salesforce Chatter が組織で有効になっていて、ファイルがレコードのフィードに投稿されている場合、レ
コードの [メモと添付ファイル] 関連リストでこれらのファイルをプレビューできるようになりました。[メ
モと添付ファイル] 関連リストで、フィード添付の横にある [表示] をクリックしてファイルのプレビューを
表示します。すべてのファイルをプレビューできるわけではありません。著作権で保護されている PDF な
どはプレビューできません。[表示] オプションでは、プレビューできないフィードの添付ファイルを表示で
きません。
メモ: 一部のオブジェクトではメモ機能がないため、[メモと添付ファイル] 関連リストは、[添付ファ
イル] というタイトルで表示されます。また、組織の設定によっては、同じ関連リストが、[Google
ドキュメント、メモおよび添付ファイル ] または [Google ドキュメント & 添付ファイル] というタイ
トルで表示される場合があります。[メモと添付ファイル] 関連リストへの参照には、タイトルとは
関係なくすべてのバージョンの関連リストが含まれます。
商談と見積の機能強化
商談が使用可能なエディション: 2009 年 6 月の Summer '09 リリースよりも前にサインアップ済みのすべてのエ
ディション
使用可能なエディション: 2009 年 6 月の Summer '09 リリース以降にサインアップした Group Edition、Professional
Edition、Enterprise Edition、Unlimited Edition、および Developer Edition
見積が使用可能なエディション: Professional Edition、Enterprise Edition、Unlimited Edition、および Developer
Edition
Professional Edition 組織で見積を使用可能
Summer '10 では、すべての Professional Edition の組織に見積が含まれています。Summer '10 以降に登録し
た組織では、見積が自動的に使用可能になります。Summer '10 では、既存の組織がアップグレードされま
す。見積の詳細は、“見積の概要” (Salesforce オンラインヘルプ)を参照してください。
salesforce.com | その他の Sales Cloud の機能強化 | 67
Sales Cloud
見積と見積品目名が関連する商談レポート
商談に関連付けられている見積と、各見積の品目名の詳細が表示されます。デフォルトの設定では、最も
使用頻度の高い各オブジェクトの情報が表示されますが、任意の商談、見積、または見積品目名の項目が
表示されるようにレポートをカスタマイズできます。
見積と見積 PDF が関連する商談レポート
商談に関連付けられている見積ごとに作成された見積 PDF の詳細が表示されます。デフォルトの設定で
は、最も使用頻度の高い各オブジェクトの情報が表示されますが、リストの各見積 PDF の作成者や最終更
新日など、他の情報が表示されるようにレポートをカスタマイズできます。
商談レポートの新しい商談所有者の列
すべての商談レポートで列として次の項目を使用できるようになりました。これらは、カスタムレポート
ウィザードの新しい [商談 所有者の情報] セクションに表示されます。
•
商談 所有者 電子メール
•
商談 所有者: マネージャ
•
商談 所有者: 会社
•
商談 所有者: 役職
•
商談 所有者: 部署
•
商談 所有者: ディビジョン
•
商談 所有者: プロファイル
•
商談 所有者: 有効
また、[所有者 ロール] および [商談 所有者(別名)] は、[商談 所有者の情報] セクションに表示されるよう
になりました。
商談フェーズ ID 更新動作の拡張
[フェーズ] 選択リストは、商談の [種別] と [売上予測分類] の値に影響します。特に、[フェーズ] 選択リス
ト値の [種別] または [売上予測分類] を変更すると、フェーズ値があるすべての商談が更新されます。
パートナーポータルの機能強化
使用可能なエディション: Enterprise Edition および Unlimited Edition
ホームページのパートナーポータルリード受信箱コンポーネント
パートナーポータルユーザに割り当てられたホームページレイアウトにパートナーポータルリード受信箱
コンポーネントを追加します。ユーザがポータルにログインすると、リードキューのリードのリストが表
示されます。ユーザは、リードの横にある [引き受ける] をクリックして、リードの所有権を取得してフォ
ローアップできます。
メモ: パートナーポータルユーザは、リードの横にある [引き受ける] をクリックして、完全なリー
ドの詳細にアクセスする必要があります。
salesforce.com | その他の Sales Cloud の機能強化 | 68
Sales Cloud
ポータルユーザに割り当てられたホームページレイアウトにコンポーネントを追加した後に、表示する列
を選択できます。
1.
2.
3.
4.
[設定] ➤ [カスタマイズ] ➤ [パートナー] ➤ [設定] をクリックします。
パートナーポータルの名前をクリックします。
[リード受信箱のカスタマイズ] をクリックします。
[選択済みの項目] リストの項目を追加、削除、または再配置します。
メモ: 引き受けるリードをパートナーポータルユーザが抜粋して選択しないように、[会社名] や
[リード名] などの重要なリード項目はパートナーポータルユーザに表示されないようにすること
をお勧めします。
5. [保存] をクリックします。
メモ: パートナーポータルユーザは、リード受信箱コンポーネントのリードを引き受ける前に [リー
ド] タブで詳細を表示できます。PRM ポータルユーザは、PRM ポータルホームページの [リード状
況] リストのリードを引き受けるまで詳細を表示できません。
Salesforce CRM Content の機能強化
使用可能なエディション: Contact Manager Edition、Group Edition、Professional Edition、Enterprise Edition、
Unlimited Edition、および Developer Edition
すべての組織への Salesforce CRM Content の追加
Summer '10 では、Salesforce CRM Content 機能ライセンスがすべての組織に無料で含まれています。
システム管理者は [設定] ➤ [カスタマイズ] ➤ [Salesforce CRM Content] ➤ [設定] から [Salesforce CRM
Content を有効化] を選択して、Salesforce CRM Content を組織で有効にできるようになりました。
システム管理者は次の 2 つの方法で、Salesforce CRM Content へのアクセス権をユーザに付与できるように
なりました。
•
機能ライセンスを自動的にユーザに割り当てるには、[設定] ➤ [カスタマイズ] ➤ [Salesforce CRM Content]
➤ [設定] をクリックして、[既存および新しいユーザへの機能ライセンスを自動割り当て] を選択します。
•
機能ライセンスを手動でユーザに割り当てるには、[設定] ➤ [ユーザの管理] ➤ [ユーザ] をクリックし、
ユーザ名の横にある [編集] をクリックします。[Salesforce CRM Content ユーザ] チェックボックス
をオンにして、[保存] をクリックします。
Salesforce CRM Content を組織で設定する方法は、“Salesforce CRM Content の設定” (Salesforce オンラインヘ
ルプ)を参照してください。
組織の Salesforce CRM Content の有効化または無効化
システム管理者は、[設定] ➤ [カスタマイズ] ➤ [Salesforce CRM Content] ➤ [設定] から [Salesforce CRM
Content を有効化] をオンまたはオフにして、Salesforce CRM Content を組織で有効または無効にできるよ
うになりました。この設定は、既存の組織ではデフォルトで有効化され、新しい組織ではデフォルトで無
効化されています。
salesforce.com | その他の Sales Cloud の機能強化 | 69
Sales Cloud
Salesforce CRM Content 機能ライセンスの自動割り当て
システム管理者は、[設定] ➤ [カスタマイズ] ➤ [Salesforce CRM Content] ➤ [設定] から [既存および新しい
ユーザへの機能ライセンスを自動割り当て] を選択して、機能ライセンスを自動的にユーザに割り当てること
ができるようになりました。このオプションがオンになっていると、Salesforce.com によって Salesforce CRM
Content 機能ライセンスがすべての既存のユーザに自動的に割り当てられます。使用できるライセンスが不
足している場合、ライセンスは割り当てられません。機能ライセンスの追加が必要な場合は、salesforce.com
にお問い合わせください。新規ユーザが作成されると、Salesforce CRM Content 機能ライセンスが使用可能
であれば自動的に割り当てられます。機能ライセンスは、ユーザの詳細ページの [Salesforce CRM Content
ユーザ] チェックボックスに対応しています。
Salesforce CRM Content 検索で Salesforce Chatter ファイルを対象に含める
[コンテンツ] タブをクリックすると、Salesforce CRM Content ワークスペースに公開されているファイル、
コンテンツパック、Web リンク、および Google ドキュメントが表示されます。Salesforce Chatter が有効な
場合は、[コンテンツ] タブに Chatter ファイルも表示されます。デフォルトでは、最近編集した 20 個のア
イテムが表示されます。[結果の絞り込み] サイドバーを使用してリストを絞り込むことができます。
[検索] ドロップダウンリストで、特定のワークスペースに検索対象を制限するか、すべてのワークスペース
を検索するかを指定します。Salesforce Chatter が有効な場合は、次の機能を使用して検索対象を絞リ込むこ
とができます。
•
•
•
すべてのファイル — 自分がメンバーであるすべてのワークスペースおよび [ホーム] タブおよびプロファ
イルの Chatter フィードに投稿されたすべてのファイルが検索対象。
Chatter ファイル - [ホーム] タブおよびプロファイルの Chatter フィードに投稿されたすべてのファイル
が検索対象。
私のワークスペース — 自分がメンバーであるすべてのワークスペースおよび個人ワークスペースが検索
対象。
Microsoft Office 2007 ファイルのプレビュー - パイロット
Salesforce CRM Content では、PowerPoint、Word、および Excel などの Microsoft Office 2007 ファイルをプ
レビューできるようになりました。リード、見込み客、ユーザーに送信されるコンテンツ配信であっても、
Salesforce CRM Content 内で表示されるドキュメントであっても、ドキュメントビューアを使用するとダウ
ンロードしなくてもドキュメントを参照できます。
この機能を組織で有効にするには、[設定] ➤ [カスタマイズ] ➤ [Salesforce CRM Content] ➤ [設定] をクリッ
クして、[コンテンツで Office 2007 プレビューを有効化] を選択します。デフォルトでは、この設定は有
効になっています。
コンテンツ配信受信者が Microsoft 2007 ファイルをプレビュー可能 - パイロット
Summer '10 では、コンテンツ配信の受信者が Office 2007 ファイルをプレビューできるようになりました。
コンテンツ配信は、多くの Salesforce オブジェクトの [コンテンツ配信] 関連リストから作成できます。
Salesforce CRM Content ユーザは、コンテンツ詳細ページまたは [関連コンテンツ] 関連リストからもコンテ
ンツ配信を作成できます。コンテンツ配信をプレビューして、プレビューの品質に問題がないかどうかを
確認してください。
コンテンツ配信を組織で有効にしていて、受信者が Office 2007 ファイルをプレビューできるようにするに
は、[設定] ➤ [カスタマイズ] ➤ [コンテンツ配信設定] をクリックして、[受信者の Office 2007 コンテン
ツ配信のプレビューを有効化] を選択します。デフォルトでは、この設定はオフになっています。
salesforce.com | その他の Sales Cloud の機能強化 | 70
Sales Cloud
新規ワークスペース権限を使用した Chatter フィードへのコンテンツの投稿
「コンテンツを Chatter フィードに投稿」権限では、Salesforce Chatter フィードでワークスペースのコンテ
ンツにアクセスできるようになります。Chatter フィードから、自分がメンバーであるワークスペースのファ
イルを選択して、フィードに投稿できます。管理者は、ワークスペースの権限を作成または編集するとき
にこの権限を有効にします。既存の組織では、この権限はデフォルトでオフになっていますが、新規の組
織ではデフォルトでオンになっています。
メモ:
•
•
Salesforce CRM Content および Salesforce Chatter の両方を有効にする必要があります。
リンク、Google ドキュメント、([ドキュメント] タブの) ドキュメント、および ([メモと添付ファ
イル] 関連リストなどの) 添付ファイルは添付するファイルのリストに含まれません。
SERVICE CLOUD
Salesforce Knowledge の機能強化
選択可能なエディション: Enterprise Edition、Unlimited Edition、および Developer Edition
Summer '10 では、Salesforce Knowledge の機能が次のように強化されています。
ケースクローズ時の記事の作成
ケースのクローズ時、ユーザが重要な情報を取り込み、新規ドラフト記事を作成することで将来のケース
をより迅速に解決できるようになりました。記事が確認されて公開されると、その記事は自動的にケース
に添付され、知識ベースで使用できるようになります。
返信からの記事の作成
コミュニティメンバーが役に立つ返信を記事に変換できるようになり、Answers コミュニティと知識ベース
がシームレスに統合されます。返信が知識ベースに昇格されると、メンバーは Answers コミュニティの参照
または検索時に返信内のリンクをクリックして公開記事を読むことができます。記事がまだ公開されてい
ない場合、返信にはドラフト記事の名前、返信を昇格した著者、記事の作成日時が含まれます。
記事をケース電子メールの PDF 添付ファイルとして送信
電子メール-to-ケースまたはオンデマンド電子メール-to-ケースを使用している組織では、電子メールテン
プレートを作成できます。このテンプレートを使用すると、サポート担当者は迅速かつ容易に知識ベース
の記事を取引先責任者に送信できます。テンプレートによって、ケースに関連付けられた記事が自動的に
電子メールの PDF 添付ファイルに変換されます。
推奨記事を使用したケースの解決
知識ベースをケースのユーザがより効率的に検索できるようになりました。自動推奨が有効な場合、新規
ケースを作成してから [記事] 関連リストの検索機能を使用するのではなく、新規ケースが保存されるとす
ぐに関連記事の一覧が表示されます。Salesforce Knowledge では、ケースの件名とキーワードが一致する記
事が自動的に検索されます。自動推奨は、公開知識ベースを除くすべてのチャネルで使用できます。
記事マネージャのアクセス権のカスタマイズ
これまで、[記事の管理] タブへのアクセス権があるユーザは、記事の作成、編集、公開、割り当て、削除な
ど、タブにあるすべてのアクションを実行できました。Summer '10 では、システム管理者が、公開グルー
プを特定のアクションに割り当てることで、記事アクションへのアクセス権をより詳細なレベルで制御で
きます。たとえば、スーパーユーザという公開グループを作成し、「記事の削除」アクションに割り当て
る場合などがあります。この場合、記事を削除できるのは、スーパーユーザのメンバーである記事マネー
ジャのみです。
Service Cloud
salesforce.com | Salesforce Knowledge の機能強化 | 72
Chatter フィードでの記事のフォロー
Salesforce Chatter を使用して受信できる最新の重要情報に、知識ベースへの最新変更が追加されるようにな
りました。1 つ以上の記事タイプについてフィード追跡を有効にしている場合、追跡する記事タイプに属す
る公開記事をフォローできます。フォローしている記事に関する投稿は、ホームページのフィードと、記
事を更新した記事マネージャのプロファイルフィードに表示されます。
新しいカスタムレポートオプション
「記事が関連するケース」と「Knowledge のキーワード検索」という、知識ベースの改良に役立つ 2 つの新
しいカスタムレポートタイプを使用できるようになりました。これらのレポートタイプから作成されるレ
ポートでは、ケースの解決に役立つ記事や、ユーザが検索時にどのような情報を求めているかが明らかに
なります。また、知識ベースの記事カスタムレポートタイプから作成されたレポートに、記事の表示に関
する統計を含めることができるようになりました。
ロールのないユーザへのデータカテゴリの表示
これまで、データカテゴリとそれに関連付けられた記事はユーザロールに応じて表示されていました。ユー
ザロールを使用する組織では、大容量カスタマーポータルユーザなど、ロールに割り当てられていないユー
ザが表示できるのはカテゴリに分類されていない記事のみでした。Summer '10 では、デフォルトの表示設
定が追加され、すべてのユーザが表示できる特定のデータカテゴリを指定できるようになりました。また、
引き続き必要に応じてロールごとにアクセスを制限することもできます。
割り当てられた記事の電子メール通知
記事のレビュー担当者が常時ドラフト記事のリストを監視するのではなく、「メールの送信」オプションを
使用して、レビュー担当者に 1 つ以上の記事を割り当てる時に通知できるようになりました。電子メール
アラートには、説明、期日、各記事へのリンクが含まれます。複数の記事タイプの複数の記事を割り当て
る場合、記事タイプごとに通知が送信されます。
すべてのチャネルの記事のプレビュー
記事マネージャは、すべての利用者の記事をプレビューできるようになりました。内部アプリケーション、
カスタマーポータル、パートナーポータル、または公開知識ベースの記事を表示するには、[記事の管理] タ
ブで記事の横にある [プレビュー] をクリックします。[カスタマーポータル] および [パートナーポータル]
オプションは、組織でポータルを有効にしている場合のみプレビューメニューに表示されます。
リストビューへの記事の概要の表示
各記事の [概要] 項目を [記事] タブのリストに表示するかどうかを決定できるようになりました。リスト
ビューに概要情報を表示すると、ユーザが記事を開くべきかどうかを判断しやすくなるため、貴重な時間
を節約できます。[設定] ➤ [カスタマイズ] ➤ [ナレッジ] ➤ [設定] で、チャネルごとにリストビューの動作
を選択します。
カスタムテンプレートでの [ファイル] 項目のサポート
[ファイル] カスタム項目を使用すると、著者が記事にファイルを添付できます。これまで、[ファイル] 項目
は標準テンプレートでのみサポートされていました。つまり、記事にファイルがあった場合、記事をカス
タムテンプレートで表示すると、添付ファイルは表示されませんでした。Summer '10 では、カスタムテン
プレートの Visualforce ページにマークアップを追加して、[ファイル] 項目の内容を公開記事内のリンクとし
て表示できるようになりました。詳細については、“カスタムの記事タイプテンプレートの作成” (Salesforce
オンラインヘルプ)を参照してください。
Service Cloud
salesforce.com | Salesforce Knowledge の機能強化 | 73
記事の新しい API オブジェクト
KnowledgeArticle を使用して、Salesforce Knowledge 記事をバージョン (状況) に関係なく取得できるよう
になりました。KnowledgeArticleVersion とは異なり、KnowledgeArticle レコードの ID は、記事のバージョン
(状況) に関係なく同じです。 詳細については、『Web Services API Developer's Guide』を参照してください。
データカテゴリ選択用の新しい API オブジェクト
データカテゴリ選択は、記事を分類するデータカテゴリを表します。このオブジェクトは、記事をデータ
カテゴリグループのデータカテゴリに関連付けたり、記事のカテゴリ選択にクエリを実行したりするため
に使用できます。オブジェクト名は可変です。構文は Article__DataCategorySelection で、Article は記事
に関連付けられた記事タイプのオブジェクト名です。たとえば、Offer__DataCategorySelection は、
Offer 記事タイプとそのデータカテゴリ間の関連付けを表します。どの記事も 1 つの記事タイプに関連付
けられています。詳細については、『Web Services API Developer's Guide』を参照してください。
記事タイプ用の新しいメタデータ API コンポーネント
ArticleType コンポーネントを使用して、記事タイプを Salesforce Knowledge にリリースできるようになりま
した。記事タイプはカスタムオブジェクトとして定義され、objects フォルダに保存されます。記事タイ
プの拡張子は __kav です。 詳細については、『Metadata API Developer's Guide』を参照してください。
KnowledgeArticleVersion の cCreate() 呼び出しサポート
KnowledgeArticleVersion オブジェクトは cCreate() 呼び出しをサポートするようになりました。
salesforce.com | Salesforce Knowledge の機能強化 | 74
Service Cloud
Salesforce Knowledge の機能強化について
ケースクローズ時の記事の作成
この拡張機能は、IdeaExchange のアイデアによるものです。
必要なユーザ権限
Salesforce Knowledge 設定を編集する
「アプリケーションのカスタマイズ」
ページレイアウトを変更する
「アプリケーションのカスタマイズ」
記事を作成する
「記事の表示」
および
ユーザの詳細ページでチェックされている Knowledge
ユーザ
ケースを作成する
ケースに対する「作成」
ケースの解決に役立つ情報を迅速に取得するために、ユーザはケースをクローズして、直接ドラフト記事の作成
に移ることができます。記事は、公開されると、自動的に元のケースに添付されて知識ベースで利用できるよう
になり、容易に検索や参照ができます。
クローズケースページで [記事の保存および作成] ボタンを有効にする手順は、次のとおりです。
1. [設定] ➤ [カスタマイズ] ➤ [ナレッジ] ➤ [設定] をクリックします。
2. [ケースを閉じるときに記事の作成をユーザに許可する] を選択します。次を選択する必要があります。
•
デフォルトの記事タイプ。これによって、ドラフト記事に表示される項目が決まります。デフォルトで
は、すべての記事の [タイトル] 項目にケースの件名が含まれます。
•
記事の任命先。ケースのクローズ時に作成されたドラフト記事はすべてこのユーザに送信されて確認され
ます。任命先は、記事の編集、公開、削除、再割り当てができます。記事が公開されると、ケースに対す
る [記事] 関連リストに添付された記事が追加されます。
3. [設定] ページの作業が終了したら、[保存] をクリックします。
4. [設定] ➤ [カスタマイズ] ➤ [ケース] ➤ [ページレイアウト] をクリックし、各クローズケースレイアウトを編
集します。
•
[レイアウトのプロパティ] をクリックします。
•
[ケースクローズ時の登録を有効化] チェックボックスを選択し、[記事を登録] を選択します。送信できるの
は記事かソリューションのいずれかのみで、両方は送信できません。
•
[保存] をクリックします。
salesforce.com | Salesforce Knowledge の機能強化 | 75
Service Cloud
返信からの記事の作成
必要なユーザ権限
Salesforce Knowledge 設定を編集する
「アプリケーションのカスタマイズ」
[Answers] タブを表示する
質問に対する「参照」
質問および質問への回答に必要な権限
質問に対する「作成」
返信を昇格する
「記事の管理」
および
質問に対する「編集」
Answers コミュニティから特に役に立つ返信を知識ベースの記事にすることができます。返信を記事に昇格する
と、ドラフト記事との関連付けを示す状況メッセージが表示されます。記事が公開されると、返信に対するメッ
セージには記事へのリンクが含まれます。このメッセージは、記事が知識ベースから削除された場合にのみ表示
されなくなります。
返信に対する [記事に昇格] ボタンを有効にする手順は、次のとおりです。
1. [設定] ➤ [カスタマイズ] ➤ [ナレッジ] ➤ [設定] をクリックします。
2. [返信からの記事の作成をユーザに許可する] を選択します。次を選択する必要があります。
•
デフォルトの記事タイプ。記事タイプによって、ドラフト記事に表示される項目が決まります。デフォル
トでは、すべてのドラフト記事の [タイトル] 項目に質問が、[概要] には返信が含まれます。
•
記事の任命先。返信から作成されたドラフト記事は、すべてこのユーザに送信されて確認されます。任命
先は、記事の編集、公開、削除、再割り当てができます。
3. [設定] ページの作業が終了したら、[保存] をクリックします。
salesforce.com | Salesforce Knowledge の機能強化 | 76
Service Cloud
記事をケース電子メールの PDF 添付ファイルとして送信
この拡張機能は、IdeaExchange のアイデアによるものです。
必要なユーザ権限
電子メール-to-ケースまたはオンデマンド電子メール
-to-ケースを設定する
「アプリケーションのカスタマイズ」
電子メール-to-ケースまたはオンデマンド電子メール
-to-ケースを有効にする
「すべてのデータの編集」
および
「アプリケーションのカスタマイズ」
ページレイアウトをカスタマイズする
「アプリケーションのカスタマイズ」
HTML 電子メールテンプレートを作成または変更する 「HTML テンプレートの編集」
公開電子メールテンプレートフォルダを作成または変 「公開テンプレートの管理」
更する
Visualforce 電子メールテンプレートを作成または変更す 「アプリケーションのカスタマイズ」
る
記事がケースに関連付けられている場合、ケースで作業しているユーザは、作成したテンプレートを選択するだ
けで PDF 版の記事を電子メールに添付できます。この機能は、電子メール-to-ケースまたはオンデマンド電子
メール-to-ケースが設定され、[電子メール] 関連リストがケースページレイアウトで参照可能な場合に使用でき
ます。
記事を PDF 形式に変換してメッセージに添付する電子メールテンプレートを作成する手順は、次のとおりです。
1. [設定] ➤ [コミュニケーションテンプレート] ➤ [電子メールテンプレート] をクリックします。
2. テンプレートを新規に作成するには、[新規テンプレート] をクリックします。または、既存のテンプレート
の横にある [編集] をクリックします。新規または編集後のテンプレートには [PDF での記事] ケース項目を含
める必要があります。
3. たとえば、[サポート: ソリューションが関連するケースレスポンス (サンプル)] テンプレートを編集してソ
リューションではなく記事を含める場合は、次の手順を実行します。
1. [サポート: ソリューションが関連するケースレスポンス (サンプル)] テンプレートの横にある [編集] をク
リックします。
2. [電子メールテンプレート名] を「サポート: ソリューションが関連するケースレスポンス (サンプル)」に変
更します。
3. 必要に応じて、[テンプレートの一意の名前] を変更します。
4. [差し込み項目の種類] ドロップダウンメニューから [ケースの項目] を選択します。
5. [差し込み項目] ドロップダウンメニューから [PDF での記事] を選択します。
salesforce.com | Salesforce Knowledge の機能強化 | 77
Service Cloud
6. [差し込み項目値] 項目から値をコピーして電子メールの本文に貼り付けます。
4. [保存] をクリックします。
これでユーザが、ケース詳細ページの [電子メール] 関連リストで [メールの送信] をクリックし、新規テンプ
レートを選択できるようになります。ケースに関連付けられた記事は自動的に PDF 添付ファイルに変換され
ます。添付ファイルは、電子メール送信前に必要に応じてプレビューまたは削除できます。
メモ: 記事の各項目は、項目レベルセキュリティで制限されており、PDF 版に含めることはできません。
また、[初公開日]、[最終更新日]、[最終公開日]、[概要] など、記事の [プロパティ] セクションの各項目
も PDF 版には含まれません。
推奨記事を使用したケースの解決
必要なユーザ権限
サポート設定を変更する
「ケースの管理」
および
「アプリケーションのカスタマイズ」
記事を表示する
「記事の表示」
推奨記事は、知識ベースのユーザがケースを迅速に解決するのに役立ちます。新規ケースが保存されるとすぐ
に、検索エンジンが自動的にケースの件名とキーワードが共通する記事を検索します。ケースで作業している
ユーザは、検索された記事を一覧して、必要に応じてケースに添付できます。または、キーワードを変えて別の
検索を開始することもできます。ケースに添付した記事は、[記事] 関連リストに表示され、また、いつでも知識
ベースを検索できる [記事を検索] ボタンも表示されます。
推奨記事を有効にする手順は、次のとおりです。
1. [設定] ➤ [カスタマイズ] ➤ [ケース] ➤ [サポート設定] をクリックします。
2. [編集] をクリックして、[推奨記事を有効化] を選択します。推奨記事と推奨ソリューションを同時に有効に
することはできません。
3. ケースを送信するときに推奨記事を受信する各利用者 (チャネル) を選択します。推奨記事は、内部アプリケー
ションとポータルで利用できます。
4. [サポート設定] ページの作業が終了したら、[保存] をクリックします。
salesforce.com | Salesforce Knowledge の機能強化 | 78
Service Cloud
記事マネージャのアクセス権のカスタマイズ
必要なユーザ権限
公開グループを作成して記事アクションに割り当てる 「アプリケーションのカスタマイズ」
および
「ユーザの管理」
および
「Salesforce Knowledge の管理」
「記事の管理」ユーザ権限のある Salesforce Knowledge ユーザは、[記事の管理] タブに、記事の作成、編集、割り
当て、公開、アーカイブ、削除を含むフルアクセスが可能です。システム管理者は、公開グループと [記事アク
ション] ページを使用して、記事管理 ToDo を特定のユーザに制限できます。
1. [設定] ➤ [カスタマイズ] ➤ [ナレッジ] ➤ [記事アクション] をクリックし、どのユーザがどのアクションを実
行する必要があるかを決定します。たとえば、記事の公開、アーカイブ、削除を担当する公開者という名前
のグループと、記事の編集と割り当てを担当する編集者という名前のグループを作成する場合などがありま
す。
2. ユーザのセットごとに公開グループを作成します。
メモ: 公開グループにはどの Salesforce.com ユーザでも追加できますが、記事アクションを実行できる
のは「記事の管理」ユーザ権限を持つユーザのみです。
3. 公開グループを次のように記事アクションに割り当てます。
1. [設定] ➤ [カスタマイズ] ➤ [ナレッジ] ➤ [記事の管理] ページで、[編集] をクリックします。
2. 変更するアクションについて、該当するラジオボタンを選択してから、公開グループを選択します。記事
アクションを変更しない場合、「記事の管理」権限を持つすべてのユーザがそのアクションを実行できま
す。「記事の作成」、「ドラフト記事の編集」、「記事を割り当て」、「記事を他の記事マネージャに割
り当て」アクションを制限することはできません。
3. [OK]、[保存] の順にクリックします。
salesforce.com | Salesforce Knowledge の機能強化 | 79
Service Cloud
Salesforce Chatter フィードでの記事のフォロー
必要なユーザ権限
フィード追跡を有効にする
「アプリケーションのカスタマイズ」
公開記事を表示する
「記事の表示」
記事を作成、編集、割り当て、公開、アーカイブ、お 「記事の管理」
よび削除する
知識ベースへのアクセス権を持つ Salesforce Chatter ユーザは、Chatter フィードで記事に関する最新情報を受信で
きます。記事タイプのフィード追跡を有効にする手順は、次のとおりです。
1. [設定] ➤ [カスタマイズ] ➤ [Chatter] ➤ [フィード追跡] をクリックします。
2. 記事タイプを選択します。各記事タイプは、[オブジェクト] リストに名前順に表示されます。たとえば、組
織に 提示、FAQ、および 保証 の 3 つの記事タイプがある場合、3 つの記事のタイプすべてが [オブジェクト]
リストでアルファベット順に表示されます。
3. [フィード追跡の有効化] を選択してから、フィード追跡が完了したら、[保存] をクリックします。
他のオブジェクトとは異なり、記事タイプの個別の項目は追跡されません。ユーザが公開記事を開いてヘッダー
で [フォロー] をクリックすると、ユーザのホームページにフィードされる「記事に関する投稿」は、以下のよう
な動作になります。
•
知識ベースから記事を削除して編集する場合 (未公開)。3 か月無料 — Al Smith この提示は未公開
•
記事を再公開する場合。3 か月無料 — Al Smith この提示の新しいバージョンを発行
•
記事が再発行され、公開者が新規としてフラグを付けた場合。3 か月無料 — Al Smith 新規提示を発行
•
記事をアーカイブする場合。3 か月無料 — Al Smith この提示をアーカイブ
特定記事に関するすべての投稿でこのタイトルリンクは、公開、アーカイブ済み、ドラフトであるかにかかわら
ず、知識ベースの該当記事の最新バージョンを開きます。記事の状況が公開からドラフトに変更された場合に、
記事をフォローしている「記事の管理」権限を持たないユーザには投稿は表示されません。記事が再発行される
と、記事に関する投稿が再開されます。「記事の管理」権限を持つユーザには、記事の削除を除く、フォローす
る記事に関するすべての投稿が表示されます。知識ベースから記事が削除されると、その記事に関するすべての
投稿はユーザの権限とは無関係にフィードに表示されなくなります。
新しいカスタムレポートオプション
必要なユーザ権限
カスタムレポートタイプを作成または更新する
「カスタムレポートタイプの管理」
Summer '10 では、「記事が関連するケース」と「Knowledge のキーワード検索」という、2 つの新しいカスタム
レポートタイプを使用できるようになりました。記事が関連するケースカスタムレポートには、ケースの解決に
salesforce.com | Salesforce Knowledge の機能強化 | 80
Service Cloud
役立つ記事が示されます。Knowledge のキーワード検索カスタムレポートには、ユーザが知識ベースの検索時に
入力した検索語の一覧と、各検索で結果が返されたかどうかが表示されます。この情報によって、新規記事につ
いて関連性のある件名が明らかになり、ユーザが求める内容に関する洞察が得られます。また、Summer '10 で
は、知識ベースの記事カスタムレポートで記事の表示に関する統計も提供されます。
記事が関連するケースカスタムレポートの使用を開始するには、[レポート] タブで [新規カスタムレポート] また
は [レポートビルダーを使用したレポートを作成] をクリックします。Knowledge のキーワード検索カスタムレ
ポートの使用を開始するには、[設定] ➤ [作成] ➤ [カスタムレポートタイプ] に移動し、カスタムレポートを定義
すると、[レポート] タブで使用できるようになります。詳細については、“記事に関するレポート” (Salesforce オ
ンラインヘルプ)を参照してください。
ロールのないユーザへのデータカテゴリの表示
必要なユーザ権限
データカテゴリを作成する
「データカテゴリの管理」
ロールに基づいたカテゴリグループ表示設定を変更す 「ユーザの管理」
る
デフォルトのカテゴリグループ表示設定を変更する
「データカテゴリの管理」
ロールを使用しない組織では、すべてのデータカテゴリが参照可能です。ロール階層を作成すると、カテゴリグ
ループ表示設定によって、Salesforce Knowledge ユーザが表示できる個々のデータカテゴリとカテゴリに分類され
た記事が決まります。次の 2 種類の設定があります。
•
ロールに基づいた表示設定
•
デフォルトの表示設定
ロールに基づいた表示設定では、データカテゴリをロールにマッピングすることでカテゴリに分類された記事へ
のアクセスを制限します。ユーザはロールで許可されているデータカテゴリのみを表示できます。ロールを使用
している組織で、どのユーザにもロールが割り当てられていない場合、Summer '10 から提供されるデフォルトの
表示設定を使用して、ロールのないユーザにもカテゴリを表示できます。たとえば、大容量カスタマーポータル
ユーザにはロールがありませんが、関連付けられたカテゴリがデフォルトで参照可能であれば、カテゴリに分類
された記事を表示できます。
データカテゴリのデフォルト表示設定を変更する方法は、次のとおりです。
1. [設定] ➤ [カスタマイズ] ➤ [データカテゴリ] ➤ [デフォルトデータカテゴリ表示] をクリックします。有効な
カテゴリグループと無効なカテゴリグループの一覧がすべて表示されます。
2. カテゴリグループを選択して、[編集] をクリックします。
3. カテゴリグループ内のすべてのカテゴリをデフォルトで参照可能にする場合は [すべてのカテゴリ] を、すべ
てのカテゴリをデフォルトで参照不可にする場合は [なし] を、一部のカテゴリをデフォルトで参照可能にす
る場合は [カスタム] を選択します。
4. [カスタム] を選択した場合、必要に応じてカテゴリを [選択可能なカテゴリ] 領域から [選択済みカテゴリ] 領
域に移動します。カテゴリの選択には、子カテゴリと親カテゴリの選択も暗示的に含まれます。カテゴリを
Service Cloud
salesforce.com | コミュニティの機能強化 | 81
デフォルトで参照可能な対象から削除する場合は、そのカテゴリを [選択済みカテゴリ] 領域から [選択可能な
カテゴリ] 領域に戻します。
コミュニティの機能強化
Ideas コミュニティが使用可能なエディション: Professional Edition、Enterprise Edition、Unlimited Edition、お
よび Developer Edition
Answers コミュニティが使用可能なエディション: Enterprise Edition、Unlimited Edition、および Developer Edition
Summer '10 では、Ideas および Answers コミュニティ向けの次の機能が強化されています。
Force.com Sites で Answers を公開可能
Force.com Sites を使用して、Answers コミュニティを公開できるようになりました。
ケースへの質問のエスカレーション
システム管理者とケースの作成権限を持つ信頼できるコミュニティメンバーは、未解答または問題のある
質問を新しいケースにエスカレートできます。ケースの作成後、元の質問に関するメッセージに、ケース
と最新の状況へのリンクとケースとの関連付けが示されます。
記事への返信の昇格
Salesforce Knowledge の記事を作成する権限を持つコミュニティメンバーは、特に役に立つ返信を知識ベー
スの新しい記事に変換するように選択できます。詳細については、Salesforce Knowledge の機能強化を参照
してください。
質問のワークフローのサポート
質問にワークフロールールを設定して、Answers コミュニティを監視できるようになりました。ワークフ
ロールールは、一定期間を過ぎても解答のない質問や、返信に最良の解答がない質問など、さまざまな条
件に応じて起動できます。
ロールのないユーザがデータカテゴリを使用可能
これまで、データカテゴリは (したがって、カテゴリに分類された質問も)、ユーザロールに応じて表示され
ていました。ユーザロールを使用する組織では、大規模なカスタマーポータルユーザなど、ロールに割り
当てられていないユーザが表示できるのはカテゴリ化されていない質問のみでした。Summer '10 では、デ
フォルトの表示設定が追加され、すべてのユーザが表示できる特定のデータカテゴリを指定できるように
なりました。また、引き続き必要に応じてロールごとにアクセスを制限することもできます。
コミュニティメンバーが投稿を削除可能
Answers コミュニティのメンバーは、自分の質問と返信を削除できます。以前は、削除権限を持つのはシス
テム管理者のみでした。
salesforce.com | コミュニティの機能強化 | 82
Service Cloud
すべてのユーザが自分のコミュニティのニックネームを変更可能
これまで、ユーザの詳細ページの [コミュニティのニックネーム] 項目を変更できるのはシステム管理者のみ
でした。
データカテゴリ選択用の新しい API オブジェクト
データカテゴリ選択は、質問を分類するデータカテゴリを表します。このオブジェクトは、質問をデータ
カテゴリグループのデータカテゴリに関連付けたり、質問のカテゴリにクエリを実行したりするために使
用できます。詳細については、『Web Services API Developer's Guide』を参照してください。
コミュニティの機能強化について
Force.com Sites で Answers を公開可能
選択可能なエディション: Enterprise Edition、Unlimited Edition、および Developer Edition
必要なユーザ権限
Force.com サイトの作成と編集を行う
「アプリケーションのカスタマイズ」
Force.com サイトの公開アクセス設定を編集する
「ユーザの管理」
Force.com サイトでは、Salesforce.com 組織と直接統合された公開 Web サイトやアプリケーションを作成できま
す。ユーザは、ユーザ名とパスワードを使用してログインする必要がありません。 ユーザが公開 Force.com サイ
トからポータルにログインできるように、ログイン設定を行うこともできます。たとえば、Answers サイトを経
由して解答を参照するユーザはそのサイトから直接登録およびログインでき、また認証済みユーザとして、Answers
コミュニティで質問、返信の投稿、返信への投票、参加ができます。ユーザが正常にログインすると、公開サイ
トを保持し、関連付けられたポータルにシームレスに入ることができます。
カスタマーポータルで Answers コミュニティを公開したら、自分のサイトを設定します。次の手順は、Answers
コミュニティに特化して説明しています。サイトのカスタマイズおよび管理方法の詳細については、『Force.com
Sites Implementation Guide』を参照してください。
1. 初めて Force.com Sites を設定する場合は、[設定] ➤ [開発] ➤ [サイト] をクリックし、Force.com ドメインを登
録して有効にします。
2. [サイト] ページで、[新規] をクリックして Answers コミュニティ用の新しいサイトを作成します。次の点に注
意し、必要に応じてサイトの詳細を入力します。
•
[有効なサイトのホームページ] として AnswersHome を使用する必要があります。
•
[サイトテンプレート] では、独自のカスタムテンプレートまたは提供されるサイトテンプレートを選択す
るか、空白のままにすることができます。提供されるサイトテンプレートを使用する場合、サイトテンプ
レートを参照するページ上のカスタマーポータルのスタイルが上書きされることに注意してください。サ
salesforce.com | コミュニティの機能強化 | 83
Service Cloud
イトテンプレートを使用しない場合、ログイン、登録、パスワードリセットの各ページは、カスタマー
ポータルのスタイルを継承します。
3. サイトの詳細ページで、次の操作を実行します。
•
[サイト標準ページ] 関連リストで [編集] をクリックし、Answers Pages を [利用可能なページ] リストか
ら [選択されたページ] リストに移動します。[保存] をクリックしてサイトの詳細ページに戻ります。
•
ログイン設定を行う場合は、[ログイン設定]、[編集] の順にクリックします。[ログイン有効化対象] メ
ニューから、コミュニティに関連付けられたポータルを選択します。ポータルは、ポータル作成時に [ロ
グインを有効にする] を選択した場合にのみメニューに表示されます。必要に応じて、ほかの設定を変更し
ます。
4. デフォルトのエラーメッセージを変更するには、[ページの割り当て] をクリックします。
5. サイトのゲストユーザの権限を変更するには、[公開アクセス設定] をクリックします。
6. サイトを公開する準備が整ったら、サイトの詳細ページの [有効化] をクリックします。
ケースへの質問のエスカレーション
選択可能なエディション: Enterprise Edition、Unlimited Edition、および Developer Edition
必要なユーザ権限
ページレイアウトをカスタマイズして標準項目を変更 「アプリケーションのカスタマイズ」
する
質問が未解決のまま残っていたり、返信に満足しない場合、システム管理者と信頼できるコミュニティメンバー
は質問をケースにエスカレートできます。ケースの作成後、質問が存続する限り、質問の詳細ページにケースへ
のリンクが表示されます。このリンクには、ケースの状況も表示されます。
メモ: ケースをクローズしても質問は解決済みとマークされません。また、質問が解決してもケースはク
ローズされません。つまり、ケースと質問は別個に更新する必要があります。
質問の [ケースにエスカレート] ボタンを有効にする手順は、次のとおりです。
1. [設定] ➤ [カスタマイズ] ➤ [ケース] ➤ [ページレイアウト] をクリックします。各ケースのページレイアウト
を編集して、[質問] 項目を含めます。
2. [設定] ➤ [カスタマイズ] ➤ [ケース] ➤ [項目] をクリックします。[質問] 項目、[項目レベルセキュリティの
設定] の順にクリックします。その項目が、システム管理者など、質問をケースにエスカレートするプロファ
イルから参照可能であることを確認します(プロファイルにより、ケースの作成権限が付与されている必要が
あります)。
salesforce.com | コミュニティの機能強化 | 84
Service Cloud
質問のワークフローのサポート
選択可能なエディション: Enterprise Edition、Unlimited Edition、および Developer Edition
必要なユーザ権限
ワークフロールール、電子メールアラート、ToDo、項 「アプリケーションのカスタマイズ」
目自動更新、およびアウトバウンドメッセージを作成
または変更する
Summer '10 では、Answers コミュニティの質問にワークフロールールを作成できるようになりました。たとえ
ば、質問への返信が 10 以上になったが最良の解答がない場合に常にコミュニティ管理者に電子メールを送信す
るワークフロールールなどを作成できます。質問では、承認プロセスやワークフロー ToDo はサポートされませ
ん。詳細については、“ワークフロールールの作成” (Salesforce オンラインヘルプ)を参照してください。
ロールのないユーザへのデータカテゴリの表示
選択可能なエディション: Enterprise Edition、Unlimited Edition、および Developer Edition
必要なユーザ権限
データカテゴリを作成する
「データカテゴリの管理」
ロールに基づいたカテゴリグループ表示設定を変更す 「ユーザの管理」
る
デフォルトのカテゴリグループ表示設定を変更する
「データカテゴリの管理」
ロールを使用しない組織では、すべてのデータカテゴリが参照可能です。ロール階層を作成すると、カテゴリグ
ループ表示設定によって、コミュニティメンバーがどのデータカテゴリとカテゴリに分類された質問を表示でき
るかが決まります。次の 2 種類の設定があります。
•
ロールに基づいた表示設定
•
デフォルトの表示設定
ロールに基づいた表示設定では、データカテゴリをロールにマッピングすることでカテゴリに分類された質問へ
のアクセスを制限します。ユーザはロールで許可されているデータカテゴリのみを表示できます。ロールを使用
している組織で、どのユーザにもロールが割り当てられていない場合、Summer '10 から提供されるデフォルトの
表示設定を使用して、ロールのないユーザにもカテゴリを表示できます。たとえば、大規模なカスタマーポータ
ルユーザにはロールがありませんが、関連付けられたカテゴリがデフォルトで参照可能であれば、カテゴリに分
類された質問を表示できます。
Service Cloud
salesforce.com | コミュニティの機能強化 | 85
データカテゴリのデフォルト表示設定を変更する方法は、次のとおりです。
1. [設定] ➤ [カスタマイズ] ➤ [データカテゴリ] ➤ [デフォルトデータカテゴリ表示] をクリックします。有効な
カテゴリグループと無効なカテゴリグループの一覧がすべて表示されます。
2. カテゴリグループを選択して、[編集] をクリックします。
3. カテゴリグループ内のすべてのカテゴリをデフォルトで参照可能にする場合は [すべてのカテゴリ] を、すべ
てのカテゴリをデフォルトで参照不可にする場合は [なし] を、一部のカテゴリをデフォルトで参照可能にす
る場合は [カスタム] を選択します。
4. [カスタム] を選択した場合、必要に応じてカテゴリを [選択可能なカテゴリ] 領域から [選択済みカテゴリ] 領
域に移動します。カテゴリの選択には、子カテゴリと親カテゴリの選択も暗示的に含まれます。カテゴリを
デフォルトで参照可能な対象から削除する場合は、そのカテゴリを [選択済みカテゴリ] 領域から [選択可能な
カテゴリ] 領域に戻します。
コミュニティメンバーが自分の投稿を削除可能
Ideas コミュニティが使用可能なエディション: Professional Edition、Enterprise Edition、Unlimited Edition、お
よび Developer Edition
Answers コミュニティが使用可能なエディション: Enterprise Edition、Unlimited Edition、および Developer Edition
Answers コミュニティで質問や返信を投稿したユーザは、返信や投票がない投稿を削除できるようになりました。
質問に返信がある場合は、システム管理者のみがその質問を削除できます。また、返信または投票のあった返信
を削除できるのもシステム管理者のみです。ユーザはこれらの投票を削除できません。
標準ユーザが自分のコミュニティのニックネームを変更可能
Ideas コミュニティが使用可能なエディション: Professional Edition、Enterprise Edition、Unlimited Edition、お
よび Developer Edition
Answers コミュニティが使用可能なエディション: Enterprise Edition、Unlimited Edition、および Developer Edition
[設定] ➤ [私の個人情報] ➤ [個人情報] で自分のユーザの詳細ページにアクセスできるすべてのユーザは、[コミュ
ニティのニックネーム] 項目を更新できるようになりました。以前は、この項目を変更できるのはシステム管理者
のみでした。
salesforce.com | Service Cloud のその他の機能強化 | 86
Service Cloud
Service Cloud のその他の機能強化
大容量カスタマーポータルユーザの有効化
選択可能なエディション: Enterprise Edition、Unlimited Edition、および Developer Edition
Summer '10 では、取引先責任者の詳細ページで取引先責任者を大規模カスタマーポータルユーザとして有効にで
きるようになりました。
大規模カスタマーポータルユーザには、大規模カスタマーポータルユーザと認証 Web サイトユーザのライセン
スタイプが含まれます。 これらのユーザライセンスを使用して、カスタマーポータルに大量のユーザを追加でき
ます。これらの大規模ユーザユーザライセンスの購入後、そのライセンスをポータルを使用できる取引先責任者
に割り当て、大量のユーザがパフォーマンスに影響を及ぼすことなくカスタマーポータルにログインできるよう
にします。
メモ: 大規模カスタマーポータルユーザのユーザライセンスは現在パイロットプログラムで使用可能です
が、認証 Web サイトユーザのユーザライセンスは正式リリースされています。大規模カスタマーポータ
ルユーザの有効化の詳細は、Salesforce.com にお問い合わせください。
詳細は、“取引先責任者と個人取引先に対するカスタマーポータルの有効化” (Salesforce オンラインヘルプ)を参照
してください。
CUSTOM CLOUD
分析の機能強化
Summer '10 の Salesforce.com 分析の機能強化を次に示します。
動的ダッシュボード
以前のダッシュボードでは、静的な 1 人の実行ユーザしか使用できず、各ダッシュボード閲覧者のセキュ
リティ設定に関係なく、実行ユーザのセキュリティ設定によってすべてのダッシュボード閲覧者のデータ
アクセス権が決定されていました。Summer '10 では、ログインしたユーザのセキュリティ設定を使用して
実行される動的ダッシュボードを設定することもできます。表示されるダッシュボードコンポーネントは
どのユーザでも同じですが、データは各ユーザのアクセス権のレベルによって異なります。1 つの動的ダッ
シュボードで、組織のすべてのレベルに対応する総計値の標準セットを表示できます。
ダッシュボードビルダーのドラッグアンドドロップ
Summer '10 では、対話形式でダッシュボードをすばやく作成できる強力なダッシュボードビルダーが導入
されています。コンポーネントの種類を列にドラッグして、データソースをドロップするだけで済みます。
[クイック検索] と検索条件によって、探しているデータソースを簡単に検索できます。ソースまたは種類を
変更するには、別のソースや種類をコンポーネントにドロップします。また、ドラッグアンドドロップを
使用してコンポーネントを並び替えたり、コンポーネントエディタを使用してコンポーネントのプロパティ
を編集したり、説明、ヘッダー、タイトル、フッターを直接編集したりできます。
ダッシュボードテーブルの概要
Summer '10 では、最大 4 列のカスタマイズ可能なダッシュボードテーブルがリリースされました。Summer
'10 では、これらのテーブルで列の合計を表示できます。
レポートビルダーの機能強化 — 開発者プレビュー
Summer '10 では、レポートビルダーは開発者プレビューとして使用できるようになりました。Summer '10
では、レポートビルダーを強化するための新機能が追加されました。現在では、サマリーレポートの作成
や編集、カスタム検索条件および詳細な検索条件の管理、表形式レポートの行数制限の編集ができます。
ドラッグアンドドロップインターフェースを使用して、列の並び替え、グルーピングの再配置、および日
付精度の変更を行います。
salesforce.com | 分析の機能強化 | 88
Custom Cloud
分析機能の強化について
動的ダッシュボード
この拡張機能は、IdeaExchange のアイデアによるものです。
使用可能なエディション: Unlimited Edition、および Developer Edition
必要なユーザ権限
動的ダッシュボードを作成、編集、および削除する
「レポート実行」
および
「動的ダッシュボードの管理」
以前のダッシュボードでは、静的な 1 人の実行ユーザしか使用できませんでした。Summer '10 では、次のユーザ
を実行ユーザとして使用できます。
•
特定のユーザ。 特定の 1 人のユーザのセキュリティ設定を使用してダッシュボードが実行されます。個人の
セキュリティ設定に関係なく、ダッシュボードへのアクセス権を持つすべてのユーザに同じデータが表示さ
れます。この方法は、階層の全体像を共有する場合や、各メンバーの業績をチーム内で公表してチームメン
バーの意欲を喚起する場合に最適です。
•
ログインしたユーザ。 ダッシュボードを表示しているユーザのセキュリティ設定を使用して動的ダッシュボー
ドが実行されます。各ユーザのアクセス権に従って、ダッシュボードが表示されます。この方法は、システ
ム管理者が 1 つの共通のダッシュボードコンポーネントセットを、アクセス権の異なる各ユーザに割り当て
る場合に役立ちます。
以前は、データの表示を制御する場合、システム管理者はダッシュボードを作成して、データのアクセス権ごと
にそのダッシュボードをコピーしていました。システム管理者は、アクセス権ごとに異なる実行ユーザを割り当
てて、ダッシュボードを別々のフォルダに保存する必要がありました。動的ダッシュボードを使用すると、シス
テム管理者はこの余分なダッシュボードとフォルダをわざわざ作成して管理しなくても同様の制御を実現できま
す。1 つの動的ダッシュボードで、組織のすべてのレベルに対応する総計値の標準セットを表示できます。
ビジネスシナリオの例
営業チームは、1 人の統括責任者、4 人の営業マネージャ、および 40 人の営業担当で構成されているとします。
つまり、営業マネージャ 1 人当たり 10 人の営業担当になります。ロールと階層で制限される次の総計値が表示
されるダッシュボードの作成を依頼されました。
salesforce.com | 分析の機能強化 | 89
Custom Cloud
役割
合計契約数
競合会社の商談成立率
ミーティング種別ごとの活
動数
営業担当
営業マネージャ
販売の統括責任者
表示されるデータは、営業担当の場合は各自のデータのみ、マネージャの場合は管理する営業担当のデータの
み、統括責任者の場合はチーム全体のデータとなる必要があります。このような場合、従来の方法ではそれぞれ
の人に対応する 45 個のダッシュボードを個別に作成する必要がありました。また、複数のフォルダを作成して
アクセス権を管理する必要もありました。
動的ダッシュボードでは、次のように 2 つのダッシュボードを作成して 1 つのフォルダに保存するだけで済みま
す。
•
次のコンポーネントがある営業担当用の動的ダッシュボードを作成します。
-
•
合計契約数のゲージ
ミーティング種別ごとの活動数を示すテーブル
次のコンポーネントがあるマネージャおよび統括責任者用の動的ダッシュボードを作成します。
-
合計契約数のゲージ
競合会社の商談成立率の縦棒グラフ
各ユーザには、そのユーザがアクセスできるデータのみが表示されます。営業担当には、自分の契約数と活動数
が表示されます。マネージャには、管理する営業担当の契約数と商談成立率が表示されます。統括責任者には、
チーム全体の契約数と商談成立率が表示されます。総計値はマネージャも統括責任者も同じであるため、両方の
ロールで同じ動的ダッシュボードを使用できます。動的ダッシュボード機能によって、必要なダッシュボードの
数が 45 個から 2 個に削減されます。
動的ダッシュボードの設定
開始する前に、すべてのダッシュボード閲覧者がアクセスできるフォルダを作成します。このフォルダには、動
的ダッシュボードおよび対応するコンポーネントソースレポートが保存されます。
ヒント: 動的ダッシュボードでソースレポートを使用する場合
•
•
[レポート実行] ページで、適切な [ビュー] オプションを設定します。たとえば、[私のチームの商談]
を選択すると、各動的ダッシュボード閲覧者はチームのすべての商談を表示できます。
ダッシュボードに表示されるデータを制限しないようにするには、次の点に注意してください。
-
詳細な検索条件に特定のレコードの所有者を含めないようにします (「商談所有者 次の文字列と一
致する Frank Smith」など)。
-
商談レポートの保存時に [階層レベルの保存] をクリックしないようにします。
動的ダッシュボードを作成する手順は、次のとおりです。
1. [ダッシュボード] タブで、新しいダッシュボードを作成するか、既存のダッシュボードを編集します。
salesforce.com | 分析の機能強化 | 90
Custom Cloud
2. [ダッシュボードのプロパティ] をクリックします。
3. [ダッシュボードユーザ] オプションとして、[ログインしたユーザとして実行] を選択します。
4. [編集ページの表示形式] 項目を設定して、選択したユーザの表示形式でダッシュボードをプレビューします。
この機能を使用して、ダッシュボードを送信する前にさまざまなユーザの表示形式をテストできます。
メモ: [編集ページの表示形式] 設定は、ビューページではなく [ダッシュボードの編集] ページの実行
ユーザにのみ影響します。特定の実行ユーザを使用しているダッシュボードでは、そのユーザのデー
タがビューページおよび編集ページに表示されます。
5. [保存] をクリックします。
ダッシュボードビルダーのドラッグアンドドロップ
この拡張機能は、IdeaExchange のアイデアによるものです。
選択可能なエディション: Professional Edition、Enterprise Edition、Unlimited Edition、および Developer Edition
必要なユーザ権限
ダッシュボードを作成、編集、および削除する
「レポート実行」
および
「ダッシュボードの管理」
ダッシュボードビルダーインターフェースを使用して 「ダッシュボードビルダーをドラッグアンドドロップ」
ダッシュボードを作成、編集、および削除する
Summer '10 では、対話形式でダッシュボードをすばやく作成できる強力なダッシュボードビルダーが導入されて
います。コンポーネントの種類を列にドラッグして、データソースをドロップするだけで済みます。[クイック
検索] と検索条件によって、探しているデータソースを簡単に検索できます。ソースまたは種類を変更するには、
別のソースや種類をコンポーネントにドロップします。また、ドラッグアンドドロップを使用してコンポーネン
トを並び替えたり、コンポーネントエディタを使用してコンポーネントのプロパティを編集したり、説明、ヘッ
ダー、タイトル、フッターを直接編集したりできます。
図 1 : ダッシュボードビルダーインターフェースの例
ダッシュボードビルダーを使用したダッシュボードのカスタマイズ
ダッシュボードを編集するには、ダッシュボードを表示し、[編集]をクリックします。ダッシュボードビルダー
では、次のような制御ができます。
salesforce.com | 分析の機能強化 | 91
Custom Cloud
ダッシュボードレベルの制御
•
•
ダッシュボードを保存したり、閉じたりします。保存する前にダッシュボードビルダーを閉じたり、ダッ
シュボードから移動したりすると変更が失われます。
タイトル、フォルダ、実行ユーザなどを変更するには、[ダッシュボードのプロパティ] をクリックしま
す。
•
[としてデータを表示しています] 項目でダッシュボードの実行ユーザを確認します。
•
説明を追加するには、ダッシュボードの上部にあるテキスト項目をクリックします。
列レベルの制御
•
•
•
新しい列を追加するには、 をクリックします。ダッシュボードに列を 3 つまで選択できます。
列を削除するには、列の をクリックします。ダッシュボードには 2 つ以上の列が必要です。列を削除
する前に、列のコンポーネントを別の列に移動します。
列の幅を設定するには、ドロップダウンで [小]、[中]、または [大] を選択します。
コンポーネントレベルの制御
•
コンポーネントを追加するには、次の操作を実行します。
-
コンポーネントの種類を列にドラッグして、データソース (レポート、Sコントロール、またはVisualforce
ページ) をドロップします。ソースを変更するには、単純に別のソースをコンポーネントにドロップ
します。
適切なデータソースに焦点を合わせるには、[クイック検索] や、[最近使った]、[自分の]、[すべて]
の検索条件を使用します。
-
データソースを列にドラッグして、コンポーネントの種類をドロップします。種類を変更するには、
単純に別の種類をソースにドロップします。
各コンポーネントには、種類とデータソースが必要です。Visualforce コンポーネントでは、データソー
スとして Visualforce ページを使用する必要があります。
メモ: フォルダごとに、200 個までデータソースを表示できます。200 個を超える場合、[クイッ
ク検索] または検索条件を使用してリストを絞り込みます。
•
•
•
•
•
コンポーネントを再配置するには、ドラッグアンドドロップします。見出しバーを使用してコンポーネ
ントをダッシュボードの適切な場所にドラッグします。
コンポーネントエディタを開くには、 をクリックします。
ダッシュボードからコンポーネントを削除するには、コンポーネントの をクリックします。
コンポーネントからデータソースを削除するには、データソースの をクリックします。
コンポーネントのヘッダー、タイトル、およびフッターの項目を編集するには、それらをクリックしま
す。
メモ: ダッシュボードの編集時は、詳細のフロート表示やドリルダウンは使用できません。これらの
機能を使用するには、ダッシュボードのビューページに移動します。
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ダッシュボードビルダーを使用したダッシュボードのプロパティの設定
ダッシュボードのプロパティを設定する手順は、次のとおりです。
1. ダッシュボードを編集して [ダッシュボードのプロパティ] をクリックします。
2. 次の操作を実行します。
•
•
•
•
•
ダッシュボードのタイトルを入力します。
「アプリケーションのカスタマイズ」権限を持つユーザは、API および管理パッケージで使用する一意の
名前を入力します。この名前は、アンダースコアと英数字のみを含み、組織内で一意の名前にする必要が
あります。最初は文字であること、スペースは使用しない、最後にアンダースコアを使用しない、2 つ続
けてアンダースコアを使用しないという制約があります。 一意の名前を使用すると、開発者は管理パッ
ケージで特定のコンポーネントの名前またはタイトルを変更できます。この変更は、登録者の組織に反映
されます。
ダッシュボードに保存するフォルダを選択します。フォルダは、対象のビューアすべてがアクセスできる
ようにする必要があります。
[ダッシュボードユーザ] を選択して、ダッシュボードの表示設定を設定します。
-
個人のセキュリティ設定に関係なく、すべてのダッシュボードユーザに同じデータを表示するには、
[指定したユーザとして実行] を選択して [別のユーザとして実行] 項目を設定します。「すべてのデータ
の参照」権限がない場合は、自分のみを選択できます。
-
各ユーザのアクセス権に従ってデータを表示するには、[ログインしたユーザとして実行] を選択します。
必要に応じて、[編集ページの表示形式] 項目を設定して、選択したユーザの表示形式でダッシュボード
をプレビューします。“動的ダッシュボードの設定” (Salesforce オンラインヘルプ)を参照してください。
[コンポーネント設定] で、タイトルの色とサイズ、テキストの色、背景のグラデーションを選択します。
グラデーションを設定する場合、[開始色] と [終了色] に同じ色を選択します。
3. [保存] をクリックします。
4. ダッシュボードを編集して、レイアウトを構成し、コンポーネントを追加します。
ダッシュボードビルダーを使用したコンポーネントの編集
コンポーネントを編集する手順は、次のとおりです。
1. をクリックして、コンポーネントエディタを開きます。
2. コンポーネントの種類を選択するか、[ソースレポートで定義したグラフを使用] を選択します。このオプショ
ンでは、ダッシュボードコンポーネントのレポートグラフの設定が使用され、コンポーネントエディタの特
定の設定が無効になります。
ヒント: ダッシュボードに組み合わせグラフを表示するには、このオプションを使用します。
3. 選択したコンポーネントの種類に適した設定を [コンポーネントデータ] サブタブで入力します。
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項目
説明
グルーピング表示
横棒グラフと縦棒グラフの場合、[横並び]、[積み上げ]、または [100% 積み
上げ] を選択します。
折れ線グラフの場合、[集合折れ線]、[累積折れ線]、または [集合累積折れ線]
を選択します。
総計値表示ラベル
総計値の場合、ソースレポートの総計に関連付ける表示ラベルを入力しま
す。
表示単位
グラフ値を表示する単位を選択します。テーブルコンポーネントの場合、こ
の設定は最初の列にのみ適用されます。最も適した結果を得るために、最適
なユニットを Salesforce.com に選択させるには、[自動] を選択します。
ドリルダウン先
ユーザがダッシュボードコンポーネントをクリックした場合の動作を選択し
ます。
• ソースレポート - ユーザにダッシュボードコンポーネントの完全なソース
レポートを表示します。
• 条件設定済みソースレポート - ユーザが個々のグループ、軸の値、または
凡例項目をクリックすると、クリックしたもので絞り込まれたソースレ
ポートが表示されます。
たとえば、フェーズ別にグループ化した商談の積み上げ縦棒グラフがあ
り、X 軸を月としている場合、棒内の個々のフェーズまたはフェーズの凡
例項目をクリックすると、絞り込まれたソースレポートに掘り下げます。
(総計値またはテーブルでは使用不可。)
•
URL (その他) - 指定する URL をユーザに表示します。
4. 選択したコンポーネントの種類に適した設定を [フォーマッティング] サブタブで入力します。Visualforce ペー
ジおよび Sコントロールの場合、[高さ] を設定します。
5. [OK] をクリックします。
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ダッシュボードテーブルの概要
この拡張機能は、IdeaExchange のアイデアによるものです。
選択可能なエディション: Professional Edition、Enterprise Edition、Unlimited Edition、および Developer Edition
必要なユーザ権限
ダッシュボードを作成、編集、および削除する
「レポート実行」
および
「ダッシュボードの管理」
Summer '10 では、最大 4 列のカスタマイズ可能なダッシュボードテーブルがリリースされました。Summer '10
では、これらのテーブルで列の合計を表示できます。
合計があるカスタムダッシュボードテーブルコンポーネントを作成する手順は、次のとおりです。
1. テーブルコンポーネントを編集して [テーブルのカスタマイズ] をクリックします。
メモ: テーブルをカスタマイズするには、ソースレポートはサマリーレポートまたはマトリックスレ
ポートであり、グラフが含まれている必要があります。
2. テーブルに表示する最大 4 つの列を指定します。選択可能な列は、グラフのグルーピング項目または集計項
目か、ソースレポートの第 2 レベルのグルーピングになります。レポートのグラフまたはグルーピングを更
新して、ダッシュボードテーブルでより多くの列を使用できるようにします。
3. 数値項目および通貨項目の [合計を表示] をクリックして、テーブルに列の合計を含めます。
図 2 : 合計のあるダッシュボードテーブルの例
salesforce.com | 分析の機能強化 | 95
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レポートビルダーの機能強化 — 開発者プレビュー
使用可能なエディション: Developer Edition
必要なユーザ権限
カスタムレポートを作成する
「レポートの作成とカスタマイズ」
レポートビルダーインターフェースを使用してレポー 「レポートビルダー」
トを作成、編集、および削除する
Summer '10 では、レポートビルダーは開発者プレビューとして使用できるようになりました。Summer '10 では、
レポートビルダーを強化するための新機能が追加されました。現在では、サマリーレポートの作成や編集、カス
タム検索条件および詳細な検索条件の管理、表形式レポートの行数制限の編集ができます。ドラッグアンドド
ロップインターフェースを使用して、列の並び替え、グルーピングの再配置、および日付精度の変更を行いま
す。
メモ: 開発者プレビューの場合、レポートビルダーはテーブル形式レポートおよびサマリーレポートのみ
を処理し、機能が制限されます。マトリックスレポートやグラフでは使用できません。
図 3 : レポートビルダーインターフェース
レポートビルダーを使用したレポートの作成
レポートビルダーを使用してレポートを新規作成する手順は、次のとおりです。
1. [レポート] タブから、[レポートビルダーを使用してレポートを作成] をクリックします。
2. レポートのレポートタイプを選択し、[次へ] をクリックします。
3. レポートをカスタマイズし、保存または実行します。
レポートビルダーの使用
レポートビルダーを使用して既存のレポートをカスタマイズするには、レポート名をクリックして [レポートビ
ルダーを使用したカスタマイズ] をクリックします。
レポートビルダーを使用して、次の操作を実行できます。
•
•
•
•
•
•
レポートを保存または実行する。
[レポートのプロパティ] をクリックして、レポートの名前、説明、またはフォルダを変更する。
[クイック検索] または項目種別の検索条件を使用して項目を検索する。
項目をダブルクリックするか、[プレビュー] ペインにドラッグしてレポートに項目を追加する。
[条件] ペインでレポート検索条件を設定する。
[形式] ドロップダウンをクリックして、レポート形式を変更する。
salesforce.com | 分析の機能強化 | 96
Custom Cloud
•
[表示] ドロップダウンをクリックして、[概要のみを表示] と [ドロップゾーンを表示] オプションを切り替え
•
•
•
•
•
る。
ドラッグして列を並び替える。
特定の列でレポートを並び替える。
サマリーレポートの項目を集計する。
サマリーレポートのグルーピングレベルの追加および並び替えを行う。
区切りを新しい場所にドラッグして、[項目] ペイン、[条件] ペイン、[プレビュー] ペインのサイズを変更す
る。
レポートビルダーの項目の使用
[項目] ペインには、選択したレポートタイプのアクセス可能なすべての項目がページレイアウトで定義したセク
ションごとに分類されて表示されます。
項目の検索
項目名を [クイック検索] 検索ボックスに入力して項目を検索します。リストを種別で絞り込むこともでき
ます。
•
•
•
•
すべての項目種別を表示するには、 をクリックします。
テキスト項目のみを表示するには、 をクリックします。
数値項目のみを表示するには、 をクリックします。
日付項目のみを表示するには、 をクリックします。
項目の追加と削除
項目をレポートに追加するには、項目をダブルクリックするか、[プレビュー] ペインにドラッグします。項
目を削除するには、列のヘッダーをクリックして [項目] ペインにドラッグします。列のヘッダーメニュー
をクリックし、ドロップダウンリストから [列を削除] を選択するか、[列をすべて削除] をクリックするこ
ともできます。
列の並び替え
列のヘッダーを新しい場所にドラッグしてレポート列を並び替えます。レポートを列ごとに並び替えるに
は、その列のヘッダーをクリックします。列のヘッダーメニューをクリックし、ドロップダウンリストか
ら [昇順に並び替え] または [降順に並び替え] を選択することもできます。
集計項目の追加と削除
サマリーレポートの場合、すべてのグルーピングレベルおよび総計レベルで概要が表示されるように項目
を集計するには、集計可能な項目をレポートに追加し、列のヘッダーメニューをクリックして [この項目を
集計] を選択します。次に、[合計]、[平均]、[最大]、または [最小] を選択します。
概要を変更または削除するには、[この項目を集計] を選択して概要の選択を解除します。
メモ: [概要のみを表示] が有効な状態で集計可能な項目をプレビューにドラッグすると、[集計] ダイ
アログが自動的に表示されます。
グループの追加と削除
サマリーレポートの場合、項目をドロップゾーンにドロップしてグループを追加します。ドロップゾーン
が表示されていない場合、[表示] ➤ [ドロップゾーンを表示] をクリックします。列のヘッダーメニューを
salesforce.com | 分析の機能強化 | 97
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クリックし、[この項目でグループ化] を選択することもできます。サマリーレポートには、最大 3 個のグ
ルーピングレベルを含めることができます。
グループを削除するには、最上位のグループの をクリックし、[グループを削除] を選択します。グルー
プをクリックして、次の操作を実行することもできます。
•
•
グループを列バーにドラッグして削除するが、レポートに項目を残す。
グループをドラッグして [項目] ペインに戻し、レポートから項目を削除する。
グループの並び替え
サマリーレポートの場合、グループの階層を変更するには、グループを上位または下位の別のグループに
ドラッグするか、
をクリックして [グループを上に移動] または [グループを下に移動] を選択します。
レポートビルダーを使用した検索条件の設定
レポートに表示するデータを制限するには、表示、期間条件、およびカスタム検索条件を設定します。
•
自分、自分のチーム、またはすべてのレコードを選択するには、[参照] ドロップダウンを使用します。
•
特定の列の期間、開始日、および終了日で絞り込むには、[期間条件] オプションを設定します。
•
項目、演算子、値で定義された検索条件を追加、編集、削除するには、[カスタム検索条件を編集] をクリッ
クします。[条件] ペインで検索条件を表示および削除することもできます。
-
詳細オプションの検索条件を設定するには、[検索条件ロジックを追加] をクリックします。
-
削除するには、[検索条件ロジックをクリア] をクリックします。
組織の設定に応じて、確度、階層、テリトリーなど、追加の検索条件を表示できます。
行数が制限されている表形式レポートは、ダッシュボードのテーブルおよびグラフで使用できます。表形式レ
ポートをダッシュボードで使用できるように準備する手順は、次のとおりです。
1. [カスタム検索条件を編集] をクリックします。
2. [表示する行数] オプションを、[10]、[25]、または [カスタム] に設定します。[カスタム] を選択した場合、1
99 の数値を入力します。
3. [並び替え] および [並び替え順] オプションを設定します。
4. [OK] をクリックします。
5. ツールバーで [ダッシュボードの設定] をクリックします。
6. ダッシュボードのテーブルおよびグラフで使用する [名前] と [値] を選択します。テーブルに名前と値の両
方が表示されます。グラフは名前ごとにグループ化されます。
7. [OK] をクリックします。これで、この表形式レポートをダッシュボードコンポーネントのソースレポートと
して使用できます。
salesforce.com | 連動項目検索およびその他の参照検索条件の機能強化 - ベータ | 98
Custom Cloud
連動項目検索およびその他の参照検索条件の機能強化 ベータ
この拡張機能は、IdeaExchange のアイデアによるものです。
使用可能なエディション: すべてのエディション
メモ: Salesforce.com のベータ機能は、機能は完全ではありませんが、優れた開発プロセスを実現します。
ルックアップ検索条件は、ルックアップ項目、主従関係項目、階層関係項目の有効な値とルックアップダイアロ
グ結果を制限するシステム管理者設定です。 システム管理者は、次の項目や値を比較する検索条件を設定して、
制限を指定します。
•
現在のレコード (ソース)
•
参照オブジェクト (対象)
•
ユーザのレコード、プロファイル、およびロール
•
対象オブジェクトに直接関連するレコード
Summer '10 では、ルックアップ検索条件のベータ機能が大幅に強化されています。次に例を示します。
連動ルックアップ
連動ルックアップは、ソースオブジェクトの項目を参照するルックアップ検索条件があるリレーション項
目です。 連動選択リストと同様に、連動ルックアップの有効な値はユーザがレコードに入力するほかの値
によって変わります。
カスタム項目ウィザードでのルックアップ検索条件の定義
カスタム項目ウィザードのステップ 3 で新しいリレーション項目のルックアップ検索条件を作成できます。
対象オブジェクトの関連するルックアップ検索条件のリスト
各対象オブジェクトの値を制限するルックアップ検索条件のリストをすばやく表示できます。これは、対
象オブジェクトの類似する検索条件を作成する場合に便利です。また、関連オブジェクトの項目を参照す
るルックアップ検索条件は、クロスオブジェクト参照制限の対象となります。この制限は、対象オブジェ
クトで許可される一意のリレーションの数です。関連するルックアップ検索条件のリストでは、どのルッ
クアップ検索条件がこの制限に影響するのかがわかります。
•
標準オブジェクトの場合、[設定] ➤ [カスタマイズ] をクリックします。次に [カスタマイズ] メニューか
らオブジェクトを選択し、[関連するルックアップ検索条件] をクリックします。
•
カスタムオブジェクトの場合は、[設定] ➤ [作成] ➤ [オブジェクト] をクリックして、リスト内のカスタ
ムオブジェクトのいずれかを選択し、[関連するルックアップ検索条件] 関連リストにスクロールします。
salesforce.com | 連動項目検索およびその他の参照検索条件の機能強化 - ベータ | 99
Custom Cloud
これらの機能強化によって、現在のルックアップ検索条件のシステム管理者設定の追加や変更が発生しました。
In Summer '10 での追加や変更を次に示します。
•
新しいルックアップ検索条件の構文では、項目にプレフィックスとしてリレーション項目の表示ラベルが付
きます。
•
検索条件を定義する場合、検索条件領域で入力を開始すると Salesforce.com によって選択可能なオプションが
表示されます。
•
検索条件を無効化するには、[有効] チェックボックスをオフにします。
•
[任意指定のフィルタ] チェックボックスに代わって、必須および省略可能な検索条件を指定するためのラジオ
ボタンが使用されるようになりました。
これらの変更は既存の検索条件には影響しません。
ルックアップ検索条件の機能強化について
ルックアップ検索条件について
使用可能なエディション: すべてのエディション
必要なユーザ権限
ルックアップ検索条件を管理する
「アプリケーションのカスタマイズ」
メモ: Salesforce.com のベータ機能は、機能は完全ではありませんが、優れた開発プロセスを実現します。
ルックアップ検索条件を使用すると、ユーザの生産性やデータ品質が向上します。
ルックアップ検索条件は、ルックアップ項目、主従関係項目、階層関係項目の有効な値とルックアップダイアロ
グ結果を制限するシステム管理者設定です。 システム管理者は、次の項目や値を比較する検索条件を設定して、
制限を指定します。
•
現在のレコード (ソース)
•
参照オブジェクト (対象)
•
ユーザのレコード、プロファイル、およびロール
•
対象オブジェクトに直接関連するレコード
次のような操作が可能です。
•
パートナーおよび競合会社のレコードタイプをブロックして、顧客のレコードタイプの取引先のみを許可す
るように、商談で [取引先名] 項目を制限できます。
•
有効な取引先のみを許可するように、商談で [取引先名] 項目を制限できます。
salesforce.com | 連動項目検索およびその他の参照検索条件の機能強化 - ベータ | 100
Custom Cloud
•
ケースレコードの [取引先名] 項目で指定した取引先に関連付けられている取引先責任者のみを許可するよう
に、ケースで [取引先責任者] 項目を制限できます。
•
米国以外の取引先のケースを作成または編集するために「International Sales」プロファイルがあるユーザのみ
を許可するように、ケースで [取引先名] 項目を制限できます。
ヒント: ルックアップ検索条件を定義する場合、[推奨条件を挿入] をクリックして、組織のオブジェクト
間のリレーションに基づいて Salesforce.com から提案されるルックアップ検索条件のリストから選択する
こともできます。
管理者は、参照項目を必須にしたり省略可能にしたりできます。
•
必須参照項目を含む項目の場合、参照項目基準を満たす値だけがルックアップダイアログに表示されます。
また、レコード編集時に項目に直接入力された無効な値を保存することはできません。ユーザが無効な値を
保存しようとすると、エラーメッセージが表示されます。エラーメッセージは管理者がカスタマイズできま
す。
•
省略可能なルックアップ検索条件を含む項目の場合、ルックアップ検索条件を満たす値だけがルックアップ
ダイアログに表示されます。ただし、[結果をすべて表示] リンクをクリックすると、検索条件が削除され、
参照項目のすべての検索結果値が表示されます。また、省略可能なルックアップ検索条件を使用すると、検
索条件を満たさない値を保存し、こうした値を保存しようとしても Salesforce.com でエラーメッセージが表示
されなくなります。
連動ルックアップについて
使用可能なエディション: すべてのエディション
必要なユーザ権限
連動ルックアップを管理する
「アプリケーションのカスタマイズ」
メモ: Salesforce.com のベータ機能は、機能は完全ではありませんが、優れた開発プロセスを実現します。
連動ルックアップは、ソースオブジェクトの項目を参照するルックアップ検索条件があるリレーション項目で
す。 たとえば、ケースの [取引先名] 項目で選択した取引先に関連付けられている取引先責任者のみが表示され
るように、ケースの [取引先責任者] 項目を設定できます。
ソースオブジェクトの参照項目の値をユーザが変更すると、Salesforce.com によって、連動ルックアップの値が変
更後もルックアップ検索条件を満たしているかどうかがただちに検証されます。値が条件を満たさない場合、
Salesforce.com によってエラーメッセージが表示され、有効な値になるまでユーザはレコードを保存できません。
ソースオブジェクトの参照項目がルックアップ項目、主従関係項目、階層項目である場合、ユーザは入力によっ
てその値を変更することはできません。代わりに、ユーザはルックアップ検索ダイアログでルックアップアイコ
ンをクリックして値を選択する必要があります。
salesforce.com | 連動項目検索およびその他の参照検索条件の機能強化 - ベータ | 101
Custom Cloud
ルックアップ検索条件の定義
使用可能なエディション: すべてのエディション
必要なユーザ権限
ルックアップ検索条件を定義する
「アプリケーションのカスタマイズ」
メモ: Salesforce.com のベータ機能は、機能は完全ではありませんが、優れた開発プロセスを実現します。
ルックアップ検索条件を定義する手順は、次のとおりです。
1. カスタム項目ウィザードのステップ 3 で新しいリレーション項目のルックアップ検索条件を作成できます。
既存の項目のルックアップ検索条件を作成する手順は、次のとおりです。
1. リレーション項目を含むオブジェクトの項目領域に移動します。
•
標準オブジェクトの場合、[設定] ➤ [カスタマイズ] をクリックします。次に [カスタマイズ] メニュー
から該当するオブジェクトを選択し、[項目] をクリックします。
•
カスタムオブジェクトの場合は、[設定] ➤ [作成] ➤ [オブジェクト] をクリックして、リストのカスタ
ムオブジェクトのいずれかを選択します。
2. 検索条件を適用する参照項目または主従関係項目の名前の横にある [編集] をクリックします。
2. [ルックアップ検索条件オプション] セクションで、[条件設定を表示] をクリックします。
3. レコードが有効な値となるために満たす必要のある検索条件を指定します。条件を指定するには、[推奨条件
を挿入] をクリックして推奨条件のリストから選択するか、手動で独自の条件を入力します。独自の条件を入
力する手順は、次のとおりです。
1. 最初の列でルックアップアイコンをクリックするか、テキストボックスで入力を開始して項目を選択しま
す。
2. 2 番目の列で演算子を選択します。
3. 3 番目の列で、値 (Salesforce.com で最初の列の項目と静的値を比較する場合) または 項目 (Salesforce.com で
最初の列の項目と別の項目の値を比較する場合) を選択します。
4. 4 番目の列で、Salesforce.com で最初の列の項目と比較する値を入力するか、項目を選択します。
メモ:
•
詳細オプションの検索条件を指定するには、[詳細オプション] をクリックします。“詳細オプション
の検索条件の使用” (Salesforce オンラインヘルプ)を参照してください。
•
現在のレコード、参照オブジェクト、またはユーザレコードの項目から選択できます。また、参照
オブジェクトからリレーションが 1 つ離れた関連項目を選択することもできます。Salesforce.com で
salesforce.com | 連動項目検索およびその他の参照検索条件の機能強化 - ベータ | 102
Custom Cloud
は、ルックアップアイコンをクリックするときやテキストボックス内をクリックするときに、選択
可能な項目とリレーションを表示してユーザをサポートします。
•
ルックアップ検索条件では、互換性があれば種別の異なる項目を比較できます。
4. 検索条件が必須であるのか、または省略可能であるのかを指定します。省略可能なルックアップ検索条件を
含む項目の場合、ルックアップ検索条件を満たす値だけがルックアップダイアログに表示されます。ただし、
[結果をすべて表示] リンクをクリックすると、検索条件が削除され、参照項目のすべての検索結果値が表示
されます。また、省略可能なルックアップ検索条件を使用すると、検索条件を満たさない値を保存し、こう
した値を保存しようとしても Salesforce.com でエラーメッセージが表示されなくなります。
必須ルックアップ検索条件では、ユーザが無効な値を入力した場合、Salesforce.com で標準エラーメッセージ
を表示するかカスタムメッセージを表示するかを指定します。
5. 必要に応じて、ルックアップ検索ダイアログに表示されるテキストを入力します。検索時にユーザをガイド
するテキストや、ルックアップ検索条件で実装されるビジネスルールを説明するテキストを検討します。
6. [有効] はオンのままにします。
7. [保存] をクリックします。
重要: 主従関係項目でのルックアップ検索条件の作成時に、すべての従レコードにある項目の現在の値が
指定した条件に合うことを確認します。既存の値が満たしていない条件を指定すると、Salesforce.com で
ユーザが従レコードへの変更を保存できなくなります。この場合、ユーザは最初にマスタレコードの値
を条件に合うように変更する必要があります。たとえば、取引先を参照する主従関係項目のあるカスタ
ムオブジェクトがあるとします。[作成日] が 2009/01/01 より前のすべての取引先を除外するルックアッ
プ検索条件を定義する場合、そのカスタムオブジェクトの既存のレコードが、すべて 2009 年より前に作
成された取引先との主従関係を持たないことを確認します。この処理をすばやく行うには、[作成日] が
2009/01/01 より前のすべての取引先を表示するレポートを作成します。
このルックアップ検索条件が不要になった場合、このページに戻って次のいずれかの操作を実行します。
ルックアップ検索条件の無効化
ルックアップ検索条件を無効化すると、ルックアップ検索条件の設定は保持されますが、次のような状態
になります。
•
リレーション項目に適用されなくなる
•
クロスオブジェクト参照制限に影響しなくなる
•
ルックアップ検索条件で参照される項目の連動関係としては削除される
ルックアップ検索条件を無効化するには、[有効] をオフにして [保存] をクリックします。
ルックアップ検索条件の削除
ルックアップ検索条件を削除すると、完全に削除されます。削除したルックアップ検索条件は復元できま
せん。ルックアップ検索条件を削除するには、[検索条件のクリア] をクリックして [保存] をクリックしま
す。
salesforce.com | 連動項目検索およびその他の参照検索条件の機能強化 - ベータ | 103
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対象オブジェクトのルックアップ検索条件のリストの表示
各対象オブジェクトの値を制限するすべてのルックアップ検索条件のリストをすばやく表示できます。これは、
対象オブジェクトの類似する検索条件を作成する場合に便利です。また、関連オブジェクトの項目を参照する
ルックアップ検索条件は、クロスオブジェクト参照制限の対象となります。この制限は、対象オブジェクトで許
可される一意のリレーションの数です。関連するルックアップ検索条件のリストでは、どのルックアップ検索条
件がこの制限に影響するのかがわかります。特定の対象オブジェクトの制限に影響を与えるルックアップ検索条
件を表示するには、次の操作を実行します。
•
•
標準オブジェクトの場合、[設定] ➤ [カスタマイズ] をクリックします。次に [カスタマイズ] メニューからオ
ブジェクトを選択し、[関連するルックアップ検索条件] をクリックします。
カスタムオブジェクトの場合は、[設定] ➤ [作成] ➤ [オブジェクト] をクリックして、リスト内のカスタムオ
ブジェクトのいずれかを選択し、[関連するルックアップ検索条件] 関連リストにスクロールします。
ルックアップ検索条件の例
使用可能なエディション: すべてのエディション
必要なユーザ権限
ルックアップ検索条件を定義する
「アプリケーションのカスタマイズ」
メモ: Salesforce.com のベータ機能は、機能は完全ではありませんが、優れた開発プロセスを実現します。
ルックアップ検索条件のレコードタイプ
リレーション項目の値を特定のレコードタイプのレコードのみにする場合は、ルックアップ検索条件でレコード
タイプを指定します。たとえば、商談の [取引先名] 項目を [カスタマー取引先] カスタムレコードタイプの取引
先のみにするには、ユーザに対して [カスタマー取引先] レコードタイプの取引先に関連付けられた商談の作成ま
たは編集のみできるように制限し、[パートナー取引先] および [競合会社取引先] のレコードタイプの取引先は除
外する、次のルックアップ検索条件を定義します。
検索条件
[取引先名]: [取引先レコードタイプ] [次の文字列と一致する] [値] [カスタマー取引先]
カスタムエラーメッセージ
取引先が存在しないか、カスタマー取引先ではありません。
ルックアップウィンドウのテキスト
商談にはカスタマー取引先のみを関連付けることができます。検索結果には、カスタマー取引先のみが表示さ
れます。
Custom Cloud
salesforce.com | 連動項目検索およびその他の参照検索条件の機能強化 - ベータ | 104
ルックアップ検索条件のレコード状況
リレーション項目の値を特定の状況のレコードのみにする場合は、ルックアップ検索条件で状況を指定します。
たとえば、[位置] オブジェクトを参照するリレーション項目のある社員募集アプリケーションオブジェクトがあ
るとします。リレーション項目を募集職種のみにするには、ユーザに対して [状況] 項目が「オープン」に設定
されている職種の社員募集アプリケーションの作成または編集のみできるように制限する、次のルックアップ検
索条件を定義します
検索条件
[職種]: [状況] [次の文字列と一致する] [値] [オープン]
カスタムエラーメッセージ
職種が存在しないか、募集職種ではありません。
ルックアップウィンドウのテキスト
募集職種のみを社員募集アプリケーションに関連付けることができます。検索結果には、募集職種のみが表示
されます。
ルックアップ検索条件のプロファイル
ビジネスルールをすべてのプロファイルのユーザに適用しない場合、[現在のユーザープロファイル] グローバル
変数項目を使用して、特定のプロファイルのユーザにのみ影響するルックアップ検索条件を定義します。
たとえば、ケースオブジェクトの [取引先名] 項目に次のルックアップ検索条件を使用することによって、「国
内営業」プロファイルのユーザに対して請求国が「米国」の取引先に関連付けられた商談の作成または編集のみ
できるように制限し、その他のユーザにはあらゆる取引先に関連付けられた商談にアクセスを許可できます。
検索条件
1. [現在のユーザプロファイル]: [名前] [次の文字列と一致する] [値] [国内営業]
2. [取引先名]: [国 (請求先)] [次の文字列と一致する] [値] [米国]
3. [現在のユーザプロファイル]: [名前] [次の文字列と一致しない] [値] [国内営業]
高度な条件
(1 AND 2) OR 3
カスタムエラーメッセージ
取引先が存在しないか、取引先の請求国が米国ではありません。国内営業担当は、米国の取引先の商談のみ作
成できます。
ルックアップウィンドウのテキスト
検索結果には、国内営業担当の米国の取引先のみが表示されます。
上の例を変更して、「グローバル営業」カスタムプロファイルのユーザを、米国以外の請求国の取引先に関連付
けられた商談のみに制限することもできます。
検索条件
1. [現在のユーザプロファイル]: [名前] [次の文字列と一致する] [値] [グローバル営業]
salesforce.com | 連動項目検索およびその他の参照検索条件の機能強化 - ベータ | 105
Custom Cloud
2. [取引先名]: [国 (請求先)] [次の文字列と一致しない] [値] [米国]
3. [現在のユーザプロファイル]: [名前] [次の文字列と一致する] [値] [国内営業]
4. [取引先名]: [国 (請求先)] [次の文字列と一致する] [値] [米国]
5. [現在のユーザプロファイル]: [名前] [次の文字列と一致しない] [値] [グローバル営業,国内営業]
高度な条件
(1 AND 2) OR (3 AND 4) OR 5
カスタムエラーメッセージ
取引先が存在しないか、取引先の請求国が営業領域内にありません。営業担当は、担当する営業領域内の取引
先の商談のみ作成できます。
ルックアップウィンドウのテキスト
検索結果には、地域の取引先のみが表示されます。
重要: 検索条件に 5 行目を含めないと、グローバル営業または国内営業でないユーザは取引先レコードの
値を選択または保存できません。
ルックアップ検索条件のロール
ビジネスルールをすべてのロールのユーザに適用しない場合、現在のユーザロールグローバル変数項目を使用し
て、特定のロールのユーザにのみ影響するルックアップ検索条件を定義します。たとえば、報酬パッケージオブ
ジェクトへの参照項目を含む職種オブジェクトがある社員募集アプリケーションでは、ユーザが総務部長や統括
責任者でない場合、役員報酬計画のある職種をユーザが編集または作成することを禁止できます。これを行うに
は、職種オブジェクトの [補償パッケージ名] 項目で次のルックアップ検索条件を定義します。
検索条件
1. [現在のユーザロール]: [名前] [次の文字列で始まらない] [値] [統括責任者]
2. [現在のユーザロール]: [名前] [次の文字列と一致しない] [値] [総務部長]
3. [補償パッケージ]: [計画種別] [次の文字列と一致しない] [値] [役員]
4. [現在のユーザロール]: [名前] [次の文字列で始まる] [値] [統括責任者]
5. [現在のユーザロール]: [名前] [次の文字列と一致する] [値] [総務部長]
高度な条件
((1 OR 2) AND 3) OR (4 OR 5)
カスタムエラーメッセージ
報酬計画が存在しないか、役員報酬計画を選択しましたが役員の職種を作成する権限がありません。
ルックアップウィンドウのテキスト
検索結果には、作成が許可されている職種に関連する報酬計画のみが表示されます。
重要: テストしている条件および反対の条件を含めます。この例の場合、検索条件の 1、2、3 行目では統
括責任者または総務部長でないユーザが役員報酬計画を選択できないようにし、4、5 行目では統括責任
者または総務部長が役員報酬計画を選択できるようにしています。
salesforce.com | 連動項目検索およびその他の参照検索条件の機能強化 - ベータ | 106
Custom Cloud
ルックアップ検索条件の空白値
ルックアップ検索条件では、ユーザがよく空白のままにする項目を参照できます。空白値を許可するようにルッ
クアップ検索条件を設計するには、検索条件の [詳細オプション] を使用して OR 条件を作成します。たとえば、
商談に [パートナーの取引先責任者] カスタム項目がある場合、[パートナー取引先] レコードタイプの取引先に関
連付けられている取引先責任者、またはどの取引先にも関連付けられていない非公開の取引先責任者のみを許可
するには、このカスタム項目を制限します。
検索条件
1. [パートナー取引先責任者]: [取引先]: [取引先レコードタイプ] [次の文字列と一致する] [値] [パート
ナー取引先]
2. [パートナー取引先責任者]: [取引先]: [取引先名] [次の文字列と一致する] [値]
高度な条件
1 OR 2
カスタムエラーメッセージ
パートナー取引先責任者は、パートナー取引先に関連付けられているか、、非公開の取引先責任者である必要
があります。
ルックアップウィンドウのテキスト
検索結果には、パートナー取引先の取引先責任者または非公開の取引先責任者のみが表示されます。
ルックアップ検索条件のユーザ ID
省略可能なルックアップ検索条件でユーザ ID を使用すると、ユーザに最も関連するルックアップ検索ダイアロ
グ結果が最初に表示されるためユーザの効率を大幅に向上させることができます。ただし、必要に応じてすべて
の結果を表示することもできます。たとえば、取引先の参照項目に対して省略可能なルックアップ検索条件を作
成し、検索ルックアップダイアログ結果の検索結果をユーザが所有する取引先に制限できます。ほかのユーザが
所有する取引先を検索するには、この検索条件を削除します。
検索条件
[現在のユーザ: ユーザ ID] [次の文字列と一致する] [項目] [取引先]: [所有者 ID]
ルックアップウィンドウのテキスト
デフォルトでは、検索結果には所有する取引先のみが表示されます。すべての取引先を検索するには、[結果
をすべて表示] をクリックします。
単純な連動ルックアップ
リレーション項目の値が現在のレコードの別のリレーション項目の値に依存する必要がある場合、条件に項目対
項目の比較を指定します。たとえば、ケースの [取引先責任者名] 項目に、ケースの [取引先名] 項目で指定した
取引先に関連付けられている取引先責任者のみが含まれるようにする場合、次のルックアップ検索条件を使用し
ます。
検索条件
[取引先責任者名]: [取引先 ID] [次の文字列と一致する] [項目] [ケース]: [取引先 ID]
salesforce.com | 連動項目検索およびその他の参照検索条件の機能強化 - ベータ | 107
Custom Cloud
カスタムエラーメッセージ
取引先責任者は存在しないか、ケースの取引先に関連付けられていません。
ルックアップウィンドウのテキスト
検索結果には、ケースの取引先に関連付けられている取引先責任者のみが表示されます。
メモ: ルックアップ検索条件で参照項目を比較する場合、Salesforce.com ではリレーション項目の名前では
なく ID が必ず使用されます。
複雑なルックアップ検索条件および連動ルックアップ
ルックアップ検索条件を使用して複雑なビジネスルールを実現する場合、一般的には、詳細オプションとさまざ
まな種別の項目を組み合わせてルールを作ります。たとえば、次のデータモデルがある会議室予約アプリケー
ションを考えます。
オブジェクト
項目
ミーティング
•
ミーティング名
•
[オフィス] オブジェクトへの [オフィス] ルックアッ
プ
•
[プロジェクターが必須] チェックボックス
•
[参加者の人数] 数値項目
•
[会議室] オブジェクトへの [会議室] ルックアップ
•
会議室名
•
[プロジェクターあり] チェックボックス
•
[使用可能な座席数] 数値項目
•
[オフィス] オブジェクトへの [会議室の場所] ルック
アップ
•
オフィス名
会議室
オフィス
ミーティングの [会議室] 項目に対する次のルックアップ検索条件では、プロジェクター (ミーティングで必要な
場合) と必要な座席数がある会議室のみを有効な値としています。
検索条件
1. [ミーティング]: [プロジェクターが必須] [次の文字列と一致する] [項目] [ミーティングの会議室]:
[プロジェクターあり]
2. [ミーティング]: [プロジェクターが必須] [次の文字列と一致する] [値] [False]
3. [会議室]: [使用可能な座席数] [>=] [項目] [ミーティング]: [参加者の人数]
高度な条件
(1 OR 2) AND 3
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Custom Cloud
カスタムエラーメッセージ
会議室がないか、ミーティングの要件を満たしていません。
ルックアップウィンドウのテキスト
検索結果には、ミーティングの要件を満たしている会議室のみが表示されます。
有効な値をさらに絞り込むには、会議室があるオフィスを組み込みます。
検索条件
1. [ミーティング]: [プロジェクターが必須] [次の文字列と一致する] [項目] [ミーティングの会議室]:
[プロジェクターあり]
2. [ミーティング]: [プロジェクターが必須] [次の文字列と一致する] [値] [False]
3. [会議室]: [使用可能な座席数] [>] [項目] [ミーティング]: [参加者の人数]
4. [ミーティング]: [オフィス] [次の文字列と一致する] [項目] [会議室]: [会議室の場所]
高度な条件
(1 OR 2) AND 3 AND 4
カスタムエラーメッセージ
会議室がないか、ミーティングの要件を満たしていません。
ルックアップウィンドウのテキスト
検索結果には、ミーティングの要件を満たしている会議室のみが表示されます。
ルックアップ検索条件の制限とベストプラクティス
ベータバージョンの制限
•
•
•
•
[個人取引先] 項目に対して条件設定済みルックアップを作成することはできませんが、ルックアップ検索条
件で [個人取引先] 項目を参照することはできます。
Visualforce ページでは、連動ルックアップはサポートされていません。連動ルックアップがあっても項目は表
示され、ルックアップが必須である場合は Salesforce.com でレコードを保存できません。ただし、Salesforce.com
によってダイアログ結果にルックアップ検索条件が動的に設定されることはなく、ユーザは無効な値を入力
できます。
Salesforce to Salesforce 招待ページでは、連動ルックアップはサポートされていません。
[ディビジョン] 項目では、連動ルックアップはサポートされていません。
ベストプラクティス
カスタムヘルプ
検索条件で施行されるビジネスルールをユーザに知らせるには、ルックアップ検索条件のある項目にカス
タムヘルプを定義します。たとえば、有効な取引先のみを許可するようにルックアップ検索条件で商談の
[取引先名] を制限する場合、「商談に関連付けることができるのは有効な取引先のみです。」というメッセー
ジを表示するカスタムヘルプを定義します。
salesforce.com | 連動項目検索およびその他の参照検索条件の機能強化 - ベータ | 109
Custom Cloud
エラーメッセージ
無効な値を入力するユーザへの指針となるように、ルックアップ検索条件エラーメッセージをカスタマイ
ズします。たとえば、有効な取引先のみを許可するようにルックアップ検索条件で商談の [取引先名] を制
限する場合、「値が存在しないか、有効な取引先ではありません。」というエラーメッセージを定義します。
重要: Salesforce.com では、必須ルックアップ検索条件の標準エラーメッセージは翻訳されますが、
カスタムエラーメッセージは翻訳されません。ルックアップ検索条件のカスタムエラーメッセージ
を翻訳するには、トランスレーションワークベンチを使用します。標準エラーメッセージを変更し
た後で元に戻すには、[デフォルトのメッセージにリセット] をクリックします。
プロファイルベースのルックアップ検索条件
異なるユーザに異なる検索条件を定義する、あるいはシステム管理者が条件に一致しない値を入力できる
ようにするには、検索条件で「現在のユーザプロファイル: ID」を使用します。「現在のユーザプロファイ
ル: 名前」は、標準プロファイルの技術的制限があるため使用しないでください。“ルックアップ検索条件
の例” (Salesforce オンラインヘルプ)を参照してください。
レコード ID とレコード名
検索条件で特定のレコードを参照するには、レコードの名前ではなく ID を使用します。これは、ID は常
に一意ですが名前は一意でない可能性があるためです。
テスト
ルックアップ検索条件を作成したら、制限が厳しすぎないかどうかを確認するためにテストします。特定
のプロファイルを持つユーザに限り参照のみになるリレーション項目があります。ルックアップ検索条件
でそのようなユーザが職務で必要なレコードを編集できなくなっていないかを確認してください。
コンソールのページレイアウトおよびミニページレイアウトの連動ルックアップ
連動ルックアップのあるページレイアウトを設計する場合、次の点に注意してください。
•
•
連動ルックアップがレイアウトで制御項目の上にある場合、そのルックアップ検索条件を省略可能にす
るか、レイアウトを再設計します。必須連動ルックアップをその制御項目の上に移動すると、いつもペー
ジの上からデータの入力を開始しているユーザは困惑する可能性があります。
ユーザが無効な値を修正できるように制御項目と連動項目の両方が表示されるようにします。
ルックアップ検索条件とルックアップ検索条件項目の検索レイアウト
ルックアップ検索条件とルックアップ検索条件項目の検索レイアウトの両方で同じ項目を参照しないよう
にしてください。システム管理者が制御するルックアップ検索条件はカスタム検索の結果で上書きされる
とユーザが考えてしまう可能性があります。
実装メモ
•
Salesforce.com では、次の項目を参照するリレーション項目のルックアップ検索条件がサポートされています。
-
取引先
納入商品
取引先責任者
資格
見積
Custom Cloud
-
•
•
salesforce.com | 連動項目検索およびその他の参照検索条件の機能強化 - ベータ | 110
サービス契約
ユーザ
カスタムオブジェクト
たとえば、取引先を参照する商談に対してルックアップ検索条件を定義できますが、その逆はできません。
ルックアップ検索条件では、項目に互換性があればソースオブジェクトの項目とさまざまな種別の対象オブ
ジェクトの項目を比較できます。
ソースオブジェクトの項目種別
互換性のある対象オブジェクトの項目種別
通貨
通貨、積み上げ集計
日付
日付、日付/時間、積み上げ集計
日付/時間
日付、日付/時間、積み上げ集計
階層
階層、ルックアップ、主従関係
ルックアップ
階層、ルックアップ、主従関係
主従
ルックアップ、階層、主従関係
数値
数値、パーセント、積み上げ集計
パーセント
数値、パーセント、積み上げ集計
選択リスト
テキスト、テキストエリア、電子メール、URL
積み上げ集計
通貨、数値、日付、日付/時間、積み上げ集計
ルックアップ検索条件では、ソースオブジェクトで次の項目の種別は参照できません。
-
自動採番
暗号化
数式
ロングテキストエリア
複数選択リスト
積み上げ集計
テキスト
テキストエリア
URL
•
[項目] ページの アイコンは、有効なルックアップ検索条件があるすべての項目を示します。 アイコンは、
ルックアップ検索条件が必須であることを示します。
•
ルックアップ検索条件の [項目] 列に「現在のユーザプロファイル: 名前」または「プロファイル: 名前」と
入力すると、その行にルックアップアイコンが表示されます。プロファイル名を入力するのではなく、ルッ
クアップアイコンをクリックして、既存のプロファイルのリストから選択します。
Salesforce.com で作成するルックアップ検索条件は、パートナーポータルおよびカスタマーポータルにも表示
されます。
ルックアップ検索条件では、大文字と小文字が区別されます。
•
•
Custom Cloud
•
•
•
•
•
•
•
•
salesforce.com | 連動項目検索およびその他の参照検索条件の機能強化 - ベータ | 111
カスタムエラーメッセージがある必須ルックアップ検索条件を省略可能に変換すると、Salesforce.com によっ
てメッセージが削除されます。
項目の既存の値を無効にするルックアップ検索条件を作成する場合、その値は存続します。ただし、ユーザ
がレコードを編集するときに、Salesforce.com によってエラーメッセージが表示され、保存する前に無効な値
を変更するように要求されます。
Salesforce.com では、関連レコードの必須ルックアップ検索条件に無効な値が含まれる変更は保存できません。
ルックアップオートコンプリートは、ルックアップ検索条件で参照される項目では機能しません。
Salesforce.com API バージョン 16.0 以上がルックアップ検索条件をサポートします。ルックアップ検索条件
は、API を使用してデータを読み込むときに実行されます。
ルックアップ検索条件を無効ユーザのみを表示するように設定した場合、無効ユーザはユーザオブジェクト
を参照するリレーション項目で有効になることはないため、リレーション項目には有効なオプションはあり
ません。
拡張リストビューでは、連動ルックアップ検索条件で参照される項目を変更できません。
ルックアップ検索条件では、所有者の一括変更はサポートされていません。ルックアップ検索条件で [所有
者] 項目を参照している場合、所有者の一括変更を実行しても正しい値にはなりません。また、この不正な値
はレコードを保存するまで検出されません。
ルックアップ検索条件のリレーションの拡大
検索条件には、対象オブジェクトに直接関連する項目を含めることができます (1 レベルのみ)。たとえば、取引
先責任者を参照する参照項目のルックアップ検索条件では、[取引先名] リレーション項目を介して取引先責任者
に関連する取引先の項目を参照できます。また、参照項目では、[上司] リレーション項目を介して、取引先責任
者に関連する取引先責任者の項目を参照することもできます。
必須検索条件の場合、関連する参照オブジェクトで参照する各項目には、ソースオブジェクトではなく、参照オ
ブジェクトの一意のリレーションの数の制限の対象となります。たとえば、上記 2 つの一意のリレーションは、
取引先責任者オブジェクトで使用できる数の制限の対象となります。省略可能なルックアップ検索条件は、オブ
ジェクトごとに使用できる一意のリレーションの数の制限の対象となりません。
特定の対象オブジェクトの制限に影響を与えるルックアップ検索条件を表示するには、次の操作を実行します。
•
•
標準オブジェクトの場合、[設定] ➤ [カスタマイズ] をクリックします。次に [カスタマイズ] メニューからオ
ブジェクトを選択し、[関連するルックアップ検索条件] をクリックします。
カスタムオブジェクトの場合は、[設定] ➤ [作成] ➤ [オブジェクト] をクリックして、リスト内のカスタムオ
ブジェクトのいずれかを選択し、[関連するルックアップ検索条件] 関連リストにスクロールします。
ルックアップ検索条件と入力規則
入力規則とルックアップ検索条件の目的は類似していますが、それぞれ異なる利点があります。次のような場
合、ルックアップ検索条件を使用します。
•
•
ルックアップ検索ダイアログの選択可能なオプションの数を制限してユーザの効率を向上させる。
ユーザが手動で設定するルックアップ検索ダイアログの検索条件を自動化してユーザの効率を向上させる。
次のような場合、入力規則を使用します。
•
•
最大許容ルックアップ検索条件数に近づいている。
数式を必要とする複雑なビジネスルールを実装する必要がある。数式では、ソースオブジェクトの親の項目
など、基本的な検索条件では参照できないような項目を参照できます。数式では関数を使用することもでき
Custom Cloud
salesforce.com | Force.com Sites の機能強化 | 112
ます。たとえば、レコードの作成時にのみルールを適用する場合には ISNEW を使用し、項目の変更時にルー
ルを適用する場合には ISCHANGED を使用します。
その他の制限事項
•
•
•
•
•
•
ルックアップ検索条件では、取引先、納入商品、取引先責任者、資格、見積、サービス契約、ユーザ、およ
びカスタムオブジェクトの項目を参照できますが、次の例外があります。
-
活動のリレーション項目
-
[ケース所有者]、[リード所有者]、および [代理承認者] などの、キューをサポートするリレーション項目
[作成者 ] および [更新者] などの、常に参照のみのシステム項目
各オブジェクトは、必須なルックアップ検索条件を 5 個まで使用できます。省略可能なルックアップ項目の
数に制限はありません。オブジェクトの必須項目の上限に達した場合、代わりに省略可能な項目を作成し、
ユーザ保存時に入力規則を使用してビジネスルールを適用します。
通貨項目でのルックアップ検索条件は、通貨を換算しません。たとえば、組織で複数の通貨を使用してルッ
クアップ検索条件が「期待収益 > 100000」の場合、通貨に関係なく、ルックアップには [期待収益] 項目の
値が 100,000 より大きいすべてのレコードが表示されます。
ルックアップ検索条件には、「今日」または「今月」などの、特殊な日付値は使用できません。
有効なルックアップ検索条件で参照される項目は削除できません。
有効なルックアップ検索条件で参照される項目の項目種別は変更できません。
個人取引先のルックアップ検索条件の使用
組織で個人取引先を使用する場合、次の点に注意してください。
•
•
個人取引先では、連動ルックアップはサポートされていません。
[取引先名] でのルックアップ検索条件は、法人取引先にのみ適用されます。個人取引先には適用されません。
たとえば、ルックアップ検索条件が [取引先名] [次の文字列を含まない] [book] の場合、John's Bookstore の
ように名前に「book」が含まれる法人取引先は無効ですが、John Booker のように名前に「book」が含まれる
個人取引先は有効で、[取引先] 項目のルックアップダイアログに表示されます。個人取引先の名前で絞り込
む場合は、代わりに [名] または [姓] を使用します。
•
参照項目の有効な値を 1 つの種別の取引先 (個人取引先または法人取引先のいずれか) に制限するには、ルッ
クアップ検索条件で [個人取引先] 項目を使用します。たとえば、ルックアップを個人取引先のみに制限する
には、ルックアップ検索条件に [個人取引先] [次の文字列と一致する] [True] を含めます。
•
[電子メール] 項目および [役職] 項目などの、個人取引先に固有の標準項目を参照するルックアップ検索条件
はパッケージできません。
Force.com Sites の機能強化
使用可能なエディション: Developer Edition、Enterprise Edition、および Unlimited Edition
Summer '10 では、Force.com Sites の機能を改善する新機能が追加されています。これらの機能を使用するには、
組織でこのサイトが有効になっている必要があります。Summer '10 でのサイトの機能強化は、次のとおりです。
salesforce.com | Force.com Sites の機能強化 | 113
Custom Cloud
Force.com Sites の管理者プレビューモード
Summer '10 では、管理者プレビューによりサイトのトラブルシューティングがより簡単になりました。サ
イトページにエラーが表示され、その原因がわからない場合、管理者プレビューモードを使用して、状況
に基づいて詳細にサイトページを調査できます。
Sites の SAML
この拡張機能は、IdeaExchange のアイデアによるものです。
Summer '10 では、ID プロバイダがサイトで SAML を使用して、シングルサインオンを実行できます。シ
ングルサインオンを使用すると、組織のユーザは統合された各商品に何度もサインオンするのではなく、
Salesforce.com に一度サインオンするだけで済みます。
Sites の URL リライティング
Apex 用の新規の urlRewriter インターフェースを使用して、わかりやすい URL およびリンクをサイト訪
問者に表示します。
Force.com Sites 用の新規の Cookie クラス
Cookie クラス。Apex を使用して Force.com Sites の Cookie にアクセスできます。 これを PageReference
用の新しい getCookies メソッドおよび setCookies メソッドと併用して、Apex で Cookie を作成し、保存
します。
Apex で Cookie を作成および保存するための PageReference 用の新しい getCookies メソッドおよび
setCookies メソッド。
getCookies を使用して Cookie 名および Cookie オブジェクトのマップを返します。setCookies を使用し
て、サイト用の Cookie オブジェクトを作成します。
Sites の機能強化について
Force.com Sites の管理者プレビューモード
必要なユーザ権限
Force.com サイトの作成と編集を行う
「アプリケーションのカスタマイズ」
Summer '10 では、管理者プレビューによりサイトのトラブルシューティングがより簡単になりました。サイト
ページにエラーが表示され、その原因がわからない場合、管理者プレビューモードを使用して、状況に基づいて
詳細にサイトページを調査できます。
メモ: 管理者プレビューモードは、ブランド情報を含むカスタム Web アドレスを使用するサイトなど、
すべての有効なサイトで使用可能です。
salesforce.com | Force.com Sites の機能強化 | 114
Custom Cloud
管理者プレビューモードにアクセスする手順は、次のとおりです。
1. [設定] ➤ [開発] ➤ [サイト] をクリックします。
2. プレビューするサイトの名前をクリックします。
3. [サイトの詳細] セクションで、[管理者としてプレビュー] リンクをクリックします。サイトのプレビューで
新しいブラウザのウィンドウが開き、ページ下部に拡張エラーメッセージが表示されます。
4. システム管理者の Cookie をクリアして、サイトのホームページにリダイレクトするには、[管理者プレビュー
モードのログアウト] をクリックします。
管理者プレビューモードの詳細エラーメッセージは、Visualforce エラーページの <site:previewAsAdmin /> コ
ンポーネントによって決まります。Summer '10 から、新しい組織では、デフォルトで、標準エラーページに
<site:previewAsAdmin /> コンポーネントが含まれるようになりました。すべてのカスタムエラーページと従
来の組織のページに手作業でこのコンポーネントを追加する必要があります。次のように、閉じタグ </apex:page>
の直前にこのコンポーネント追加することをお勧めします。
<site:previewAsAdmin />
</apex:page>
メモ: <site:previewAsAdmin /> コンポーネントには <apex:messages /> タグが含まれています。そ
のため、このタグをエラーページのほかの場所に配置すると、詳細エラーメッセージが 2 回表示されま
す。
Sites の SAML
必要なユーザ権限
Force.com サイトの作成と編集を行う
「アプリケーションのカスタマイズ」
Sites のシングルサインオンの有効化
シングルサインオンは、ネットワークユーザが、各リソースに個別にログインすることなく、認証済みのすべて
のネットワークリソースにアクセスできるプロセスです。シングルサインオンを使用すると、企業ユーザのデー
タベースまたはクライアントアプリケーションに対してユーザ名とパスワードを検証できます。Salesforce.com 管
理の個別のユーザパスワードは必要ありません。
SAML シングルサインオンを使用するように Sites を設定して、ユーザのログインを一度で済ませることができ
ます。
ID プロバイダを使用して Sites のシングルサインオンを有効にする手順は、次のとおりです。
1.
2.
3.
4.
カスタマーポータルまたはパートナーポータルのいずれかを設定します。
Sites を設定します。
カスタマーポータルを使用している場合、カスタマーポータルを使用するように Sites を設定します。
収集して ID プロバイダと共有する必要のある SAML サインオン情報 のほか、情報プロバイダに次の情報を
知らせる必要があります。
•
組織 ID
salesforce.com | Force.com Sites の機能強化 | 115
Custom Cloud
•
•
ポータル ID
Sites の URL
ID プロバイダから送信された SAML アサーションに属性として次を追加する必要があります。
•
•
•
organization_id
portal_id
siteurl
これらの値を検索する手順は、次のとおりです。
1. [設定] ➤ [組織プロファイル] ➤ [組織情報] をクリックし、[salesforce.com 組織 ID] にある ID をコ
ピーします。
2. カスタマーポータルの場合、[設定] ➤ [カスタマイズ] ➤ [カスタマーポータル] ➤ [設定] をクリックし、カ
スタマーポータルの名前をクリックして [ポータル ID] にある ID をコピーします。
パートナーポータルの場合、[設定] ➤ [カスタマイズ] ➤ [パートナー] ➤ [設定] をクリックし、パートナー
ポータルの名前をクリックして [salesforce.com ポータル ID] にある ID をコピーします。
3. [設定] ➤ [開発] ➤ [サイト] をクリックし、サイトの名前をクリックして、Salesforce.com ログイン時にユー
ザが使用するアドレスに応じて、[デフォルト Web アドレス]、[セキュアな Web アドレス]、または [カス
タム Web アドレス] のいずれかにある URL をコピーします。
Sites のサービスプロバイダが開始した SAML
Salesforce.com は、組織の ID プロバイダがログインを開始するときに、SAML を使用したシングルサインオンを
Sites で使用できるようにします。
サービスプロバイダによるサインオン開始時に、Sites で SAML を使用する場合は、まず、サーバへのリダイレ
クトを提供する Visualforce ページを作成する必要があります。次に例を示します。
<apex:page showHeader="false" sidebar="false">
<script>
var PingSpURL =
"https://my.pingserver.com:9031/idp/startSSO.ping?PartnerSpId=salesforce.com.sp";
var siteLoginPage =
"&TargetResource={!$Site.CurrentSiteUrl}siteLogin?startUrl={!$Site.OriginalUrl}";
window.location = PingSpURL+siteLoginPage;
</script>
</apex:page>
Sites の URL リライティング
必要なユーザ権限
Force.com サイトの作成と編集を行う
「アプリケーションのカスタマイズ」
アドレスバーに入力したり、ブックマークから起動したり、または外部 Web サイトからリンクする URL 要求を
再記述するルールを作成します。サイトページ内のリンクの URL を再記述するルールも作成できます。URL の
salesforce.com | Force.com Sites の機能強化 | 116
Custom Cloud
再記述により、URL がわかりやすくなるだけでなく、ユーザにが直感的に理解できるようになるため、検索エ
ンジンによるサイトページのインデックス作成がさらに容易になります。
たとえば、自分のブログサイトを運営しているとします。URL を書き換えない場合、ブログのエントリの URL
は次のようになります。http://myblog.force.com/posts?id=003D000000Q0PcN
URL を書き換えると、ユーザはレコード ID ではなく日付やタイトルでブログの投稿にアクセスできます。大晦
日の投稿の URL は次のようになります。http://myblog.force.com/posts/2009/12/31/auld-lang-syne
また、サイトページ内に表示されるリンクの URL を書き換えることもできます。大晦日の投稿にバレンタイン
デーの投稿へのリンクが含まれる場合、リンク URL は次のように表示されます。
http://myblog.force.com/posts/2010/02/14/last-minute-roses
サイトの URL を書き換えるには、元の URL をわかりやすい URL に対応付ける Apex クラスを作成して、Apex
クラスをサイトに追加します。
次は、Force.com Sites の一部である urlRewriter インターフェースのインスタンスメソッドです。
名前
引数
戻り値
説明
generateUrlFor
System.PageReference[]
System.PageReference[]
Salesforce.com URL のリストをわ
かりやすい URL のリストに対応
付けます。必要に応じて、
PageReference[] ではなく、
List<PageReference> を使用で
きます。
重要: Salesforce.com URL
の入力リストのサイズと
順序は、わかりやすい
URL の生成されたリスト
のサイズと順序に厳密に
対応している必要があり
ます。generateUrlFor
メソッドは、リストの順
序に基づいて入力 URL を
出力 URL に対応付けま
す。
mapRequestUrl
System.PageReference
System.PageReference
わかりやすい URL を
Salesforce.com の URL に対応付け
ます。
salesforce.com | Force.com Sites の機能強化 | 117
Custom Cloud
Apex クラスの作成
作成する Apex クラスでは、Force.com 提供のインターフェース Site.UrlRewriter を実装する必要があります。
通常、次の形式を使用する必要があります。
global class yourClass implements Site.UrlRewriter {
global PageReference mapRequestUrl(PageReference
yourFriendlyUrl)
global PageReference[] generateUrlFor(PageReference[]
yourSalesforceUrls);
}
Apex クラスを作成するときは、次の制限と推奨事項に留意してください。
クラスおよびメソッドはグローバルである必要がある
Apex クラスおよびメソッドはすべて global である必要があります。
クラスに両方のメソッドを実装する必要がある
Apex クラスには mapRequestUrl メソッドおよび generateUrlFor メソッドの両方を実装する必要があり
ます。いずれかのメソッドを使用しない場合は、そのメソッドが単に NULL を返すようにします。
Visualforce サイトページでのみ機能する書き換え
受信 URL 要求は、サイトに関連付けられている Visualforce ページのみに対応付けできます。標準ページ、
イメージ、その他のエンティティに対応付けることはできません。
サイトページのリンクの URL を書き換えるには、$Page マージ変数を含む !URLFOR 関数を使用します。
たとえば、次のコードでは、myPage という名前の Visualforce ページにリンクします。
<apex:outputLink value="{!URLFOR($Page.myPage)}"></apex:outputLink>
メモ: forceSSL=”true” を使用する Visualforce <apex:form> 要素は、urlRewriter によって影響
されません。
『Visualforce Developer's Guide』の付録「関数」を参照してください。
文字の制限
わかりやすい URL は Salesforce.com の URL とは異なる必要があります。3 文字のエンティティのプレフィッ
クスまたは 15 か 18 文字の ID を持つ URL は書き換えられません。
書き換えられる URL ではピリオドは使用できません。
文字列の制限
書き換えられる URL パスの一部として、次の予約文字列を使用することはできません。
•
•
•
•
•
•
•
apexcomponent
apexpages
ex
faces
flash
flex
google
salesforce.com | Force.com Sites の機能強化 | 118
Custom Cloud
•
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•
home
ideas
images
img
javascript
js
lumen
m
resource
search
secur
services
servlet
setup
sfc
sfdc_ns
site
style
vote
widg
相対パスのみ
pageReference.getUrl メソッドでは、ホスト名またはサイトのプレフィックス (ある場合) の直後に指定
する URL の一部のみが返されます。たとえば、URL が
http://mycompany.force.com/sales/MyPage?id=12345 であり、ここで、「sales」がサイトのプレフィッ
クスである場合、/MyPage?id=12345 のみが返されます。
ドメインまたはサイトのプレフィックスは書き換えできません。
一意のパスのみ
サイトのプレフィックスと同じ名前を持つディレクトリには、URL を対応付けできません。たとえば、サ
イト URL が http://acme.force.com/help で、サイトプレフィックスが「help」である場合、help/page
への URL をポイントすることはできません。結果として、http://acme.force.com/help/page ではな
く、http://acme.force.com/help/help/page で返されます。
一括クエリ
ページ作成でのパフォーマンスを向上させるには、generateUrlFor メソッドで 1 度に 1 つずつではなく
一括でタスクを実行します。
項目の一意性の適用
URL を書き換えるために選択した項目が一意であることを確認します。クエリ用の SOQL の一意の項目ま
たは索引付き項目を使用すると、パフォーマンスが向上する可能性があります。
また、Site.lookupIdByFieldValue メソッドを使用して、一意の項目名と値でレコードを検索できます。
このメソッドでは、指定の項目に一意の ID または外部 ID が含まれていることを確認します。含まれてい
ない場合は、エラーを返します。
salesforce.com | Force.com Sites の機能強化 | 119
Custom Cloud
次はその一例です。ここで、mynamespace は名前空間、Blog はカスタムオブジェクト名、title はカスタム
フィールド名、myBlog は検索対象の値です。
Site.lookupIdByFieldValue(Schema.sObjectType.
mynamespace__Blog__c.fields.title__c,'myBlog');
サイトへの URL 書き換えの追加
URL を書き換える Apex クラスを作成したら、次のステップに従ってその URL をサイトに追加します。
1. [設定] ➤ [開発] ➤ [サイト] をクリックします。
2. [新規] をクリックします。既存のサイトを変更する場合は [編集] をクリックします。
3. [サイトの編集] ページで、[URL 書き換えクラス] の [Apex クラス] を選択します。
4. [保存] をクリックします。
メモ: サイトで URL の書き換えが有効になっている場合、すべての PageReferences はこの URL 書き換え
クラスを通して渡されます。
コードサンプル
この例には、2 つの Visualforce ページである mycontact および myaccount で構成される単純なサイトがあります。
このサンプルを試してみる前に、両方のページで「参照」権限が有効になっていることを確認します。それぞれ
のページがそのオブジェクト種別の標準コントローラを使用します。取引先責任者ページには親取引先ページへ
のリンクと取引先の詳細が含まれます。
書き換えを実装する前は、「書き換え前」の図に示されているように、アドレスバーおよびリンク URL はレコー
ド ID (ランダムな 15 桁の文字列) を表示しました。書き換えを有効にした後は、「書き換え後」の図に示されて
いるように、アドレスバーとリンクがわかりやすく書き換えられた URL を表示します。
「URL を書き換える Apex クラスの例」では、これらのページの URL の書き換えに使用する Apex クラスを示
し、詳しく説明しています。
サイトページの例
このセクションでは、この例で使用する取引先および取引先責任者ページの Visualforce を示します。
取引先ページでは取引先の標準コントローラを使用しますが、標準的な詳細ページにすぎません。このページは
myaccount という名前です。
<apex:page standardController="Account">
<apex:detail relatedList="false"/>
</apex:page>
取引先責任者ページでは取引先責任者の標準コントローラを使用し、2 つの部分で構成されています。1 番目の
部分は URLFOR 関数および $Page マージ変数を使用して親取引先にリンクしていますが、2 番目は単に取引先の
詳細を指定しています。Visualforce ページでは URLFOR を除き、書き換えロジックを備えていません。このペー
ジは mycontact という名前です。
<apex:page standardController="contact">
<apex:pageBlock title="Parent Account">
<apex:outputLink value="{!URLFOR($Page.mycontact,null,
salesforce.com | Force.com Sites の機能強化 | 120
Custom Cloud
[id=contact.account.id])}">{!contact.account.name}
</apex:outputLink>
</apex:pageBlock>
<apex:detail relatedList="false"/>
</apex:page>
URL を書き換える Apex クラスの例
サイトで URL 書き換えクラスとして使用される Apex クラスでは mapRequestUrl メソッドを使用して、受信
URL 要求を適切な Salesforce.com レコードに対応付けます。また、generateUrlFor メソッドを使用して、より
わかりやすい形式で取引先ページへのリンクの URL を書き換えます。
global class myRewriter implements Site.UrlRewriter {
//取引先ページと取引先責任者ページで使いやすい URL を表す変数
String ACCOUNT_PAGE = '/myaccount/';
String CONTACT_PAGE = '/mycontact/';
//取引先情報と取引先責任者情報を表示するカスタムページを表す変数
String ACCOUNT_VISUALFORCE_PAGE = '/myaccount?id=';
String CONTACT_VISUALFORCE_PAGE = '/mycontact?id=';
global PageReference mapRequestUrl(PageReference
myFriendlyUrl){
String url = myFriendlyUrl.getUrl();
if(url.startsWith(CONTACT_PAGE)){
//URL から取引先責任者の名前を抽出する
//たとえば、/mycontact/Ryan は「Ryan」を返す
String name = url.substring(CONTACT_PAGE.length(),
url.length());
//URL から抽出した名前に一致する取引先責任者の ID を選択する
Contact con = [select id from Contact where name =:
name LIMIT 1];
//自分の Visualforce ページの形式で新規ページの参照を作成する
return new PageReference(CONTACT_VISUALFORCE_PAGE
+ con.id);
}
if(url.startsWith(ACCOUNT_PAGE)){
//取引先の名前を抽出する
String name = url.substring(ACCOUNT_PAGE.length(),
url.length());
//この名前の取引先の ID を照会する
Account acc = [select id from Account where name =:
name LIMIT 1];
//Visualforce 形式でページを返す
return new PageReference(ACCOUNT_VISUALFORCE_PAGE
+ acc.id);
}
//URL が取引先または取引先ページの形式でない場合は、要求の処理を続ける
return null;
}
global List<PageReference> generateUrlFor(List<PageReference>
mySalesforceUrls){
//すべてのリンクが評価された後で返すページのリスト
List<PageReference> myFriendlyUrls = new
List<PageReference>();
for(PageReference mySalesforceUrl : mySalesforceUrls){
salesforce.com | Force.com Sites の機能強化 | 121
Custom Cloud
//ページの URL を取得する
String url = mySalesforceUrl.getUrl();
//取引先ページのようなら変換する
if(url.startsWith(ACCOUNT_VISUALFORCE_PAGE)){
//クエリのパラメータから ID を抽出する
String id= url.substring
(ACCOUNT_VISUALFORCE_PAGE.length(),
url.length());
//URL に挿入する取引先名を照会する
Account acc = [select name from Account
where id =: id LIMIT 1];
//新しい URL を作成する
myFriendlyUrls.add(new PageReference(ACCOUNT_PAGE
+ acc.name));
}
else {
//取引先ページではないようなら変換はしない
myFriendlyUrls.add(mySalesforceUrl);
}
}
//ページの完全なリストを返す
return myFriendlyUrls;
}
}
書き換え前と書き換え後
ここでは、元のサイト URL を書き換える Apex クラスを実装した結果の表示例を示します。1 番目の図では ID
ベースの URL、2 番目の図ではわかりやすい URL が使用されています。
図 4 : 書き換え前のサイト URL
図の番号付きの要素は次のとおりです。
1. 取引先責任者ページの書き換え前の元の URL
2. 取引先責任者ページから親取引先ページへのリンク
3. 取引先ページへのリンクの書き換え前の元の URL (ブラウザのステータスバーに表示される)
図 5 : 書き換え後のサイト URL
図の番号付きの要素は次のとおりです。
1. 取引先責任者ページの書き換えられた URL
2. 取引先責任者ページから親取引先ページへのリンク
3. 取引先ページへのリンクの書き換え後の URL (ブラウザのステータスバーに表示される)
salesforce.com | Force.com Apex コードの機能強化 | 122
Custom Cloud
Force.com Apex コードの機能強化
使用可能なエディション: Unlimited Edition、Developer Edition および Enterprise Edition
Summer '10 では、次のように Force.com Apex コードの機能が強化されています。Apex の詳細は、『Force.com
Apex Code Developer's Guide』を参照してください。
次の機能が正式リリースされます。
Force.com Sites 用の新規の Cookie クラス
Cookie クラス。Apex を使用して Force.com Sites の Cookie にアクセスできます。 これを PageReference
用の新しい getCookies メソッドおよび setCookies メソッドと併用して、Apex で Cookie を作成し、保存
します。
Apex で Cookie を作成および保存するための PageReference 用の新しい getCookies メソッドおよび
setCookies メソッド。
getCookies を使用して Cookie 名および Cookie オブジェクトのマップを返します。setCookies を使用し
て、サイト用の Cookie オブジェクトを作成します。
Force.com Sites の新規の urlRewriter インターフェース
urlRewriter を使用して、使い勝手のよい URL およびリンクをサイト訪問者に表示します。アドレスバー
に入力したり、ブックマークから起動したり、または外部 Web サイトからリンクする URL 要求を再記述
するルールを作成します。サイトページ内のリンクの URL を再記述するルールも作成できます。URL の再
記述により、URL がわかりやすくなるだけでなく、ユーザにが直感的に理解できるようになるため、検索
エンジンによるサイトページのインデックス作成がさらに容易になります。
DescribeSObjectResult の新規の isFeedEnabled メソッド
そのオブジェクトで Salesforce Chatter フィードが有効になっている場合は、true が返されます。それ以外
の場合は、false が返されます。
暗号化、復号化、およびキー生成の新規メソッド
この拡張機能は、IdeaExchange のアイデアによるものです。
Crypto クラスには、次の新規メソッドがあります。
•
decrypt — データの復号化に使用。
•
decryptWithManagedIV — 初期化ベクトルを管理する Salesforce.com でのデータの復号化に使用。
•
encrypt — データの暗号化に使用。
•
encryptWithManagedIV — 初期化ベクトルを管理する Salesforce.com でのデータの暗号化に使用。
•
generateAesKey — AES (Advanced Encryption Standard) キーの生成に使用。
salesforce.com | Visualforce の機能強化 | 123
Custom Cloud
Set にプリミティブ型と S オブジェクトの両方を使用可能
Summer '10 より前のバージョンでは、文字列型、整数型などのプリミティブデータ型を使用した Set しか使
用できませんでした。Summer '10 では、取引先やリードなどの S オブジェクトのデータ型で構成された Set
を作成できます。
Account a1 = new account(name='MyAccount');
Set<Account> accountSet = new Set<Account>{a1};
Visualforce の機能強化
使用可能なエディション: Group Edition、Professional Edition、Enterprise Edition、Unlimited Edition、および
Developer Edition
Group Edition または Professional Edition では、カスタムコントローラと標準コントローラの拡張はサポートさ
れていません。
Summer '10 では、前バージョンの Visualforce の機能を強化するいくつかの新機能が導入されました。これらの新
機能の詳細は、『Visualforce Developer's Guide』を参照してください。
Visualforce では次の機能がリリースされます。
すべての Visualforce ページおよびコンポーネントについて適切に作成された XML が必要
Salesforce.com API バージョン 19.0 以上を使用して作成する Visualforce ページおよびコンポーネントは、整
形式 XML として作成する必要があります。一般的に、これは、要素は正しくネストする、空でない要素に
は終了タグを使用する、空の要素は閉じスラッシュ (「/」) で終わる、などのルールを守る必要があること
を意味しています。ワールドワイドウェブコンソーシアム (W3C) では、整形式 XML の仕様に関する記事
を提供しています。
次の例外が許可されています。
•
JavaScript 内では、整形式 XML に違反するコードを使用できます。たとえば、Visualforce では
<![CDATA[]]> タグを使用する必要はありません。
•
式内では、整形式 XML に違反するコードを使用できます。たとえば、式内では引用符をエスケープす
る必要はありません。
•
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?> など、通常はページの開始時に必要となる XML ディレ
クティブを <apex:page> や <apex:component> のような最上位のコンテナタグ内に配置できます。
整形式 XML の要件を満たさない Visualforce ページおよびコンポーネントは保存されません。
連動選択リストの追加機能
この拡張機能は、IdeaExchange のアイデアによるものです。
salesforce.com | Visualforce の機能強化 | 124
Custom Cloud
Summer '10 リリースからは、Salesforce.com API バージョン 19.0 以上を使用して、組織の連動選択リストを
Visualforce ページに追加できます。この実装では、カスタムコントローラや JavaScript ロジックを追加する
必要はありません。
この機能を使用するには、オブジェクトの選択リスト、複数選択リスト、ラジオボタン、またはチェック
ボックスの項目間の連動関係を定義します。次に、<apex:inputField> コンポーネントを使用してこれら
の項目をページに配置します。
Visualforce ページで連動選択リストを使用するときは、次の点に留意してください。
•
制御項目および連動項目では、選択リスト、複数選択リスト、ラジオボタン、およびチェックボックス
など、さまざまな項目の種別を混在させることができます。
•
連動選択リストは、ページごとに最大 10 個に制限されています。これは、すべてのオブジェクトの合計
数です。そのため、連動選択リストを [取引先] と [取引先責任者] で 5 個ずつ使用すると、それ以上は使
用できなくなります。ただし、<apex:repeat> のような繰り返しタグで同じ連動選択リストのペアを繰
り返すことはできます。この場合、2 回目以降は制限数のカウントの対象になりません。
完全なチュートリアルは、「Getting a Quick Start with Visualforce」の章に記載されています。
表示状態インスペクタ - ベータ
メモ: このリリースには、既知の制限はありますが、[表示状態] タブのベータバージョンが含まれて
います。この機能を有効化するには、Salesforce.com サポートにご連絡ください。
Summer '10 リリースでは、新しい [表示状態] タブが Visualforce 開発モードフッターに追加されています。
[表示状態] タブでは、どの Visualforce 要素が表示状態のサイズに影響しているのかが示されます。このタブ
では、ユーザがフォームを使用してデータを送信する Visualforce ページのパフォーマンスを監視できます。
表示状態のサイズを最小化して、読み込み時間を短縮できます。
メモ: [表示状態] タブは、ページ要求プロセスを理解している開発者が使用してください。このタブ
を使用する前に、Visualforce ページの実行順序を理解してください。
[表示状態] タブを有効にする手順は、次のとおりです。
1. [設定] ➤ [私の個人情報] ➤ [個人情報] をクリックして、[編集] をクリックします。
2. [開発モード] チェックボックスがオンになっていない場合はオンにします。
3. [開発モードで表示状態を表示] チェックボックスをオンにします。
4. [保存] をクリックします。
メモ: 表示状態はフォームデータにリンクしているため、[表示状態] タブはページに <apex:form>
タグが含まれている場合にのみ表示されます。また、[表示状態] タブはカスタムコントローラまた
はコントローラ拡張を使用しているページにのみ表示されます。
新しい「Tools for Visualforce Development」の章には、ベータバージョンの制限など、[表示状態] タブに関
する詳細な情報が記載されています。
salesforce.com | Web サービス API の機能強化 | 125
Custom Cloud
返答要求で返される ID パラメータ
Salesforce.com API バージョン 19.0 以上が使用されている Visualforce ページの場合、返答要求の <apex:form>
処理で ID クエリパラメータのみが返されます。以前のバージョンのページでは、投稿要求後にパラメータ
は返されませんでした。
Web サービス API の機能強化
選択可能なエディション: Enterprise Edition、Unlimited Edition、および Developer Edition
Web サービス API バージョン 19.0 には、Force.com プラットフォームを活用するアプリケーションの機能を向上
させる新機能とバグ修正が含まれています。API 2.5 以降の過去のバージョンの API に対して作成されたアプリ
ケーションの下位互換性を保証するために、最大限の努力をしました。
新しい API では、多くの強力な機能強化を行い、Salesforce.com と他のシステムとの間ですでに完成している統
合をさらに向上させています。
Summer '10 のリリース後は、バージョン 18.0 の WSDL ファイルは使用できなくなります。WSDL ファイルを
求めるすべての要求に対して、バージョン 19.0 のファイルが返されます。エンタープライズ WSDL は組織に合
わせてカスタマイズされているため、WSDL ファイルを忘れずにプロジェクトに保存してください。Salesforce.com
は、定められたサポートポリシーに従って、弊社の API の以前のバージョンとの下位互換性を維持しています。
リリースごとの新しい機能強化の利点を生かすために、開発者が実行可能な頻度で最新バージョンの API に移行
することをお勧めします。バージョン 2.5 以前の API バージョンで統合した開発者は、古い API バージョンのサ
ポートがいずれ終了する場合に備えて、最新の API への移行を計画する必要があります。
正式リリースされる機能
Summer '10 (API バージョン 19.0) では、Web サービス API が改良されています。
新しいオブジェクト
次の新しいオブジェクトが API バージョン 19.0 に追加されました。
•
•
•
•
•
Article__DataCategorySelection オブジェクトでは、データカテゴリグループのデータカテゴリに記事を
関連付けます。
QuestionDataCategorySelection オブジェクトでは、データカテゴリグループのデータカテゴリに質問を関
連付けます。
KnowledgeArticle オブジェクトは、バージョンとは無関係に記事への「参照のみ」アクセスを提供しま
す。
SlaProcess オブジェクトは、資格に関連付けられている資格付与プロセスを表します。
Salesforce Chatter の API バージョン 18.0 に次の Salesforce Chatter オブジェクトが追加され、非公開のベー
タプログラムの一部として使用できるようになりました。これらのオブジェクトにアクセスするには、
非公開のベータプログラムに参加している必要があります。組織に対して、Salesforce Chatter を有効に
する必要があります。
salesforce.com | Web サービス API の機能強化 | 126
Custom Cloud
メモ: フィードは Salesforce.com の最新の活動のリストです。状況更新、レコード項目への変更、
およびレコードに関する投稿を含めることができます。フィードは、Salesforce.com の最新の状況
を得る便利な方法です。
-
AccountFeed オブジェクトは、取引先レコードフィードの単一のフィード項目を表します。
AssetFeed オブジェクトは、納入商品レコードフィードの単一のフィード項目を表します。
CampaignFeed オブジェクトは、キャンペーンレコードフィードの単一のフィード項目を表します。
CaseFeed オブジェクトは、ケースレコードフィードの単一のフィード項目を表します。
ContactFeed オブジェクトは、取引先責任者レコードフィードの単一のフィード項目を表します。
ContractFeed オブジェクトは、契約レコードフィードの単一のフィード項目を表します。
EntitySubscription オブジェクトは、ユーザがフォローするレコードの登録を表します。
FeedComment オブジェクトは、ユーザがフィードに追加したコメントを表します。
FeedPost オブジェクトは、NewsFeed、UserProfileFeed、または AccountFeed などのレコードフィード
への変更の種類 (状況更新、投稿、リンク投稿、およびコンテンツ投稿) を表します。
FeedTrackedChange オブジェクトは、フィードでの個別の項目の変更を表します。
LeadFeed オブジェクトは、リードレコードフィードの単一のフィード項目を表します。
NewsFeed オブジェクトは、ユーザのホームページの新しいフィードの単一のフィード項目を表しま
す。ニュースフィードには、ユーザがフォローするレコードへの最新の変更が表示されます。
OpportunityFeed オブジェクトは、商談レコードフィードの単一のフィード項目を表します。
Product2Feed オブジェクトは、商品レコードフィードの単一のフィード項目を表します。
SolutionFeed オブジェクトは、ソリューションレコードフィードの単一のフィード項目を表します。
UserFeed オブジェクトは、ユーザレコードフィードの単一のフィード項目を表します。
UserProfileFeed は、ユーザプロファイルフィードを表します。このフィードは、フィード内で追跡可
能なレコードに対するユーザによるすべてのアクションを追跡します。このフィードは、ユーザプロ
ファイルページに表示されます。
変更されたオブジェクト
次のオブジェクトは、API バージョン 19.0 で変更されました。
•
•
Entitlement オブジェクトは、関連付けられている資格付与プロセスの ID を表示する SlaProcessId 項
目を含みます。
EntitlementTemplate オブジェクトは、関連付けられている資格付与プロセスの ID を表示する
SlaProcessId 項目を含みます。
•
Event オブジェクトは、行動の種別を識別する GroupEventType 項目を含みます。選択リストの値は 0
(グループでない行動)、1 (グループの行動)、および 2 (提案済み行動) です。
•
KnowledgeArticleVersion オブジェクトは cCreate() 呼び出しをサポートするようになりました。
呼び出しの変更
API バージョン 19.0 のdDescribeSObjects() および dDescribeGlobal() が返す結果オブジェクトには、
Salesforce Chatter フィードがオブジェクトに対して有効になっているかどうかを示す新規の feedEnabled
プロパティが含まれています。
Custom Cloud
salesforce.com | Bulk API の機能強化 | 127
新規の同時 API 要求数の制限
同時要求 (呼び出し) の運用インスタンスおよび Sandbox インスタンスの制限が 50 から 25 に削減されまし
た。この制限のカウント対象となる同時 API 要求数の追跡に使用するメソッドが、21 秒以上継続する要求
のみを追跡するように変更されました。
API 移行の問題
次に示す技術メモは、以前のバージョンからの移行を支援します。
•
•
•
•
•
•
リリース 18.0: Web services API Developer's Guide Version 18.0
リリース 17.0: Web services API Developer's Guide Version 17.0
リリース 16.0: Web services API Developer's Guide Version 16.0
リリース 15.0: Web services API Developer's Guide Version 15.0
リリース 14.0: Web services API Developer's Guide Version 14.0
リリース 13.0:
http://wiki.developerforce.com/index.php/What%27s_New_in_Force.com_Web_Services_API_Summer_%2708
•
リリース 12.0:
http://wiki.developerforce.com/index.php?title=What%27s_New_in_Force.com_Web_Services_API_Spring_%2708
•
リリース 11.0:
http://wiki.developerforce.com/index.php/What%27s_New_in_Force.com_Web_Services_API_Winter_%2708
•
リリース 10.0:
http://wiki.developerforce.com/index.php/What%27s_New_in_Apex_Web_Services_API_Summer_%2707
•
リリース 9.0:
http://wiki.developerforce.com/index.php/What%27s_New_in_Apex_Web_Services_API_Spring_%2707
•
リリース 8.0: http://www.salesforce.com/developer/tech-notes.jsp?tn=TN-19
•
リリース 7.0: http://www.salesforce.com/developer/tech-notes.jsp?tn=TN-17
•
リリース 6.0: http://www.salesforce.com/developer/tech-notes.jsp?tn=TN-15
•
リリース 5.0: http://www.salesforce.com/developer/tech-notes.jsp?tn=TN-13
•
リリース 4.0: http://www.salesforce.com/developer/tech-notes.jsp?tn=TN-10
これらの以前のバージョンに関するドキュメントも利用できます。オンライン版、PDF 版へのリンクは、Developer
Force の wiki.developerforce.com/index.php/Earlier_Reference_Documentation を参照してください。
Bulk API の機能強化
選択可能なエディション: Enterprise Edition、Unlimited Edition、および Developer Edition
REST ベースの Bulk API は、多数のレコードを非同期で処理できるように最適化されています。これにより、
バックグラウンドで処理される大きなデータのバッチを読み込むことができます。Summer '10 (API バージョン
19.0) では、Bulk API が改良されています。
複数の API バージョンのスキーマのダウンロード
Bulk API サービスは、XML スキーマドキュメント (XSD) ファイルで記述されます。 Summer '10 では、現
在のリリースより前の API バージョンのスキーマファイルをダウンロードできます。API バージョン 18.0
Custom Cloud
salesforce.com | Bulk API の機能強化 | 128
以降のスキーマファイルをダウンロードできます。 たとえば、組織が na2 インスタンスにあり、API バー
ジョン 18.0 のスキーマファイルをダウンロードする場合、次の URI を使用します。
https://na2.salesforce.com/services/async/18.0/AsyncApi.xsd
バッチのタイムアウトエラーおよびロックエラーに対する再試行処理の改良
API バージョン 19.0 の Bulk API では、エラーが発生したバッチの再試行ロジックが改良されています。以
前は、タイムアウトエラーおよびロックの競合エラーが発生するとバッチが失敗し、ユーザは新しいバッ
チを送信するか、新しいジョブを実行して残りのレコードを処理する必要がありました。API バージョン
19.0 の Bulk API では、ロックの競合またはタイムアウトが原因で処理が失敗した場合、後で処理できるよ
うに残りのバッチを最大で 10 回までキューに戻します。
XML バッチでのリレーション項目のサポート
API バージョン 19.0 の Bulk API では、XML バッチでリレーション項目を使用できます。
詳細は、XML ファイルの準備を参照してください。
バッチでの多態リレーション項目のサポート
API バージョン 19.0 の Bulk API では、CSV および XML バッチで多形リレーション項目を使用できます。
詳細は、CSV ファイルの準備およびXML ファイルの準備を参照してください。
BatchInfo stateMessage 項目の機能強化
現在、[stateMessage] 項目には、失敗したバッチの状況に関連付けられているすべての理由が含まれま
す。複数の失敗があると、メッセージは切り捨てられる可能性があります。そのような場合、既知のエラー
を修正してバッチを再送信します。
レコードの完全削除
現在、JobInfo の [演算子] 項目では、hardDelete オプションがサポートされています。この値が指定さ
れると、削除されたレコードはごみ箱に保存されません。レコードはすぐに削除対象になり、組織で使用
しているディスク容量の対象にはなりません。これにより、パフォーマンスの向上が期待できます。この
操作を実行するには、ユーザに「Bulk API の物理削除」権限が必要です。デフォルトではすべてのプロファ
イルで無効になっており、Salesforce ユーザライセンスでのみ使用できます。
ジョブのバッチの詳細の監視
以前は、[設定] ➤ [監視] ➤ [一括データ読み込みジョブ] をクリックして、処理中または最近完了した Bulk
API ジョブの状況を監視できました。Summer '10 では、ジョブの詳細ページにジョブの全バッチの詳細も
表示されます。
ジョブの詳細ページには、新しい [Apex 処理時間 (ミリ秒)]、[API 有効処理時間 (ミリ秒)]、[再試行回
数]、および [合計処理時間 (ミリ秒)] 項目も表示されます。時間計測の項目は、Bulk API でデータを処理
するときにどこで時間が費やされているのかを把握するのに役立ちます。
新しいリソース項目
次の項目は、API バージョン 19.0 で新しく追加されたものです。
Custom Cloud
salesforce.com | Force.com Development as a Service | 129
リソース
項目
説明
BatchInfo
apexProcessingTime
バッチデータに関連するトリガおよびほかのプロセスの処理時
間 (ミリ秒)。トリガがない場合、この値は 0 になります。非同
期およびバッチの Apex 操作の処理時間は含まれません。
BatchInfo
apiActiveProcessingTime 有効なバッチの処理時間 (ミリ秒)。apexProcessingTime も含
まれます。バッチがキューで処理を待機している時間や、逐次
化および並列化に要する時間は含まれません。
BatchInfo
numberRecordsFailed
このバッチで正常に処理されなかったレコードの数。
BatchInfo
totalProcessingTime
バッチの処理時間 (ミリ秒)。バッチがキューで処理を待機してい
る時間は除外されます。
JobInfo
apexProcessingTime
ジョブデータに関連するトリガおよびほかのプロセスの処理時
間 (ミリ秒)。ジョブ内のすべてのバッチの処理時間の合計に相当
します。 非同期およびバッチの Apex 操作の処理時間は含まれま
せん。トリガがない場合、この値は 0 になります。
JobInfo
apiActiveProcessingTime 有効なジョブの処理時間 (ミリ秒)。apexProcessingTime は含
まれますが、ジョブがキューで処理を待機している時間や、逐
次化および並列化に要する時間は含まれません。ジョブ内のす
べてのバッチの処理時間の合計に相当します。
JobInfo
numberRecordsFailed
このジョブで正常に処理されなかったレコードの数。 ジョブ内
のすべてのバッチの失敗数の合計に相当します。
JobInfo
totalProcessingTime
ジョブの処理時間 (ミリ秒)。ジョブ内のすべてのバッチの処理時
間の合計に相当します。
Force.com Development as a Service
選択可能なエディション: Enterprise Edition、Unlimited Edition、および Developer Edition
Force.com Development as a Service (DaaS) は、Force.com プラットフォームでアプリケーションを構築するプロ
フェッショナルな開発者や、開発組織と運用組織との間でアプリケーションの変更内容を移行する担当者が使用
できるツールと技術を提供します。DaaS では、組織のメタデータの作成とその取得、展開をサポートします。
新しいメタデータ型
次のメタデータ型は、メタデータ API バージョン 19.0 で新しく追加されたものです。
メタデータ型
説明
RemoteSiteSetting
リモートサイトの設定を表します。Sコントロールやカスタムボタンで
XmlHttpRequest を使用し、Visualforce ページ、Apex 呼び出し、または JavaScript
コードで外部サイトを呼び出せるようにするには、[リモートサイトの設定] ペー
Custom Cloud
salesforce.com | Force.com Development as a Service | 130
メタデータ型
説明
ジにそのサイトを登録しておく必要があります。これを行わないと、呼び出しは
失敗します。
ArticleType
記事タイプに関連付けられたメタデータを表します。 記事タイプはカスタムオブ
ジェクトとして定義され、objects フォルダに保存されます。記事タイプの拡張
子は __kav です。
ArticleTypeLayout
記事タイプのページレイアウトに関連付けられたメタデータを表します。記事タ
イプレイアウトで、ユーザが表示できる項目を定義し、記事のデータを入力する
時期を編集します。また、ユーザが記事を表示するときに表示されるセクション
を決定します。
メタデータの更新
メタデータ API バージョン 19.0 では、次のメタデータ項目が追加または変更されています。
メタデータの種別または 項目
関連オブジェクト
変更
説明
プロファイル
ProfileFieldLevelSecurity
更新
ポータルプロファイルの場合、[非表示] 項
目はデフォルトで True に設定されます。
ダッシュボード
dashboardType
新規
ダッシュボードの表示設定方法を決定しま
す。 有効な値は、次のとおりです。
• SpecifiedUser - 各ユーザのセキュリ
ティ設定に関係なく、すべてのユーザに、
特定の 1 実行ユーザのアクセス権でデー
タが表示されます。
• LoggedInUser - ログイン中のユーザに、
それぞれのアクセス権に従ってデータが
表示されます。
DashboardTableColumn
showTotal
新規
ダッシュボードテーブルの集計可能な列ごと
に合計が表示されます。
Force.com IDE
選択可能なエディション: Enterprise Edition、Unlimited Edition、および Developer Edition
Summer '10 では、Force.com IDE が新しく機能強化されています。詳細は、
http://wiki.developerforce.com/index.php/Force.com_IDE_Release_Notes の Force.com IDE リリースノートページを参
照してください。
メモ: Summer '10 の Force.com IDE は、すべてのインスタンスがアップグレードされた後にリリース予定
です。それまで、リリースノートとダウンロードはご利用いただけません。
Custom Cloud
salesforce.com | 各パッケージの転送アップグレードおよびパッチバージョン | 131
各パッケージの転送アップグレードおよびパッチバージョ
ン
使用可能なエディション: Developer Edition
Summer '10 から、パッチバージョンと呼ばれる新しいタイプのパッケージを開発できるようになりました。この
パッチバージョンを実装することにより、開発者は、登録者にパッケージへの変更を意識させずに、管理パッ
ケージの既存のコンポーネントの機能を変更できます。パッチバージョンは、メジャーリリースパッケージに対
してのみ作成できます。登録者は、他のパッケージバージョンと同様に、パッチのアップグレードを受け取るこ
とができます。ただし、転送アップグレードを使用して同じメジャーリリースを実行しているすべての対象顧客
を自動的にアップグレードすることで、パッチを配布することもできます。
転送アップグレードはパッケージを新しいバージョンに自動的にアップグレードする方法です。パッチは、既存
のインストール済みの管理パッケージにのみ適用できます。
転送アップグレードを受信するために、パッケージ登録者が行う必要のある操作はありません。転送アップグ
レードが成功した後、登録者が唯一受信する指示は、パッケージの [バージョン番号] にあるパッチ番号が変わっ
たということです。アップグレードが失敗した場合、その解決はその転送を発信した開発者が行う必要がありま
す。
転送アップグレードにより、複数の登録者組織で同一のメジャーリリースのさまざまなバージョンが実行されて
いるという潜在的なリスクを最小限に抑えます。各登録者に手動でアップグレードをインストールするように依
頼するのではなく、転送アップグレードで、登録者を自動的にアップグレードして、すべての登録者がメジャー
リリースの同じパッチバージョンを実行しているようにします。
アップグレードの転送先となる、管理パッケージをインストールする組織の数に制限はありません。
Custom Cloud
salesforce.com | 各パッケージの転送アップグレードおよびパッチバージョン | 132
転送アップグレードおよびパッチバージョンについて
パッチの作成およびアップロード
使用可能なエディション: Developer Edition
必要なユーザ権限
アップグレードを転送する、またはパッチ開発組織を 「AppExchange パッケージのアップロード」
作成する
メモ: パッチバージョンおよび転送アップグレードは、Salesforce.com ISV パートナーでのみ使用できま
す。
パッチバージョンは、パッチ開発組織で開発および管理されます。 転送アップグレードとパッチについての詳細
は、次を参照してください。また、詳細は、“転送アップグレードとパッチバージョンのベストプラクティス”
(Salesforce オンラインヘルプ)を参照してください。
パッチバージョンを作成する手順は、次のとおりです。
1. [設定] ➤ [作成] ➤ [パッケージ] をクリックします。
2. [開発組織] セクションで、[新規] をクリックします。
3. [メジャーリリースへのパッチ適用] ドロップダウンリストでパッチを作成するパッケージバージョンを選択
します。作成するパッチのリリース種別は、[管理-リリース済み] である必要があります。
4. パッチ組織にログインするための [ユーザ名] を入力します。
5. ログインに関連付けられている [電子メールアドレス] を入力します。
6. [保存] をクリックします。
メモ: ログイン情報をなくした場合は、パッチ開発組織の下のパッケージ詳細ページで [リセット] を
クリックし、パッチ開発組織へのログイン情報を再設定します。
Salesforce.com からパッチ開発組織を作成したことを示す電子メールを受け取ったら、[ログイン] をクリックする
と、パッチバージョンの作成を開始できます。
パッチ開発組織での開発には制限があります。パッチ開発組織でパッチを開発するときの一連の警告事項を、次
に示します。
•
新しいパッケージコンポーネントの追加はできません。
•
既存のパッケージコンポーネントの削除はできません。
•
API およびダイナミック Apex アクセスコントロールをそのパッケージ用に変更することはできません。
•
Apex、オブジェクト、または項目を廃止することはできません。
Custom Cloud
salesforce.com | 各パッケージの転送アップグレードおよびパッチバージョン | 133
•
extends などの新しい Apex クラス関係は追加できません。
•
virtual や global などの新しい Apex クラス修飾子は追加できません。
•
新規の Web サービスは追加できません。
パッチを作成し終えたら、パッチ開発組織で次の手順を実行します。
1. [設定] ➤ [作成] ➤ [パッケージ] をクリックし、パッケージ名をクリックします。
2. [アップロード] をクリックします。[パッケージのアップロード] ページで、次の定義を行います。
1. June 2009 などの [バージョン名] を入力します。この項目は、管理パッケージでも未管理パッケージでも
必須です。バージョン名は、特定リリースのパッケージのマーケティング名で、バージョンのより記述的
なタイトルを指定します。
2. [バージョン番号] の patchNumber が増分されていることを確認します。
3. 管理パッケージの場合、[リリースタイプ] を選択します。
•
アップグレード可能なパッケージをアップロードするには「管理-リリース済み」を選択します。アッ
プロード後は、Salesforce.com コンポーネントの属性の一部がロックされます。
•
少数のユーザにトライアル目的でパッケージをアップロードする場合は、「管理-ベータ」を選択しま
す。アップロード後も、コンポーネントを変更したり、追加のベータバージョンをアップロードしたり
できます。
メモ: ベータパッケージは、Developer Edition または Sandbox 組織にのみインストールできるた
め、顧客の組織への転送はできません。
4. 必要に応じて [説明] を変更します。
5. 必要に応じて、パスワードを入力および確認し、パスワードを所有している任意のユーザとパッケージを
非公開で共有できます。AppExchange を使用しているすべてのユーザにパッケージを公開して共有する場
合は、パスワードを入力しないでください。
6. Salesforce.com は、検出した要件を自動的に選択します。さらに、[パッケージ要件] および [オブジェクト要
件] セクションからその他の必須コンポーネントを選択して、インストーラにパッケージの要件を通知し
ます。
7. [アップロード] をクリックします。
パッチを配布するには、アップロードリンクを共有するか、または転送アップグレードをスケジュールできま
す。
salesforce.com | 各パッケージの転送アップグレードおよびパッチバージョン | 134
Custom Cloud
転送アップグレードのスケジューリング
使用可能なエディション: Developer Edition
必要なユーザ権限
アップグレードを転送する、またはパッチ開発組織を 「AppExchange パッケージのアップロード」
作成する
メモ: パッチバージョンおよび転送アップグレードは、Salesforce.com ISV パートナーでのみ使用できま
す。
パッケージのパッチバージョンを作成したら、転送アップグレードを使用してそのパッケージを顧客に自動的に
リリースできます。
ヒント: Salesforce.com では、次の手順で、パッケージのアップグレードを転送することを強くお勧めしま
す。
1. 組織にパッチを転送すると、登録者をアップグレードする前にバグをテストし、修正できます。
2. 準備が整ったら、顧客の組織に転送します。可能な場合は、まず Sandbox 組織に試してください。
3. パッチを最新リリースに適用する場合は、メイン開発組織のパッケージの前のバージョンを廃止しま
す。必要に応じて、AppExchange のバージョンを置換し、Trialforce を更新します。
4. 残りの登録者がすべて確実にアップグレードされるように、転送アップグレードを再度実行します。
5. 登録者組織にパッチを正常に配布したら、それらの変更をメイン開発組織に再統合します。
メイン開発組織にパッチを組み込む方法についての詳細は、パッチバージョンとの連動を参照してく
ださい。
詳細は、“転送アップグレードとパッチバージョンのベストプラクティス” (Salesforce オンラインヘルプ)を
参照してください。
転送アップグレードのスケジュール
1. メインの開発組織にログインします。
2. [設定] ➤ [作成] ➤ [パッケージ] の下で、転送先のパッチを含む管理パッケージの名前をクリックします。パッ
ケージ詳細ページから、[転送アップグレード] をクリックします。
3. [転送アップグレードのスケジュール] をクリックします。
4. [パッチバージョン] ドロップダウンリストから転送するパッケージバージョンを選択します。このリストで
使用できるのは、パッチ開発組織からアップロードしたパッケージのみです。
メモ: ベータバージョンは、転送の対象ではありません。
5. 転送アップグレードの開始日を示す [スケジュール済み開始日] を入力します。
salesforce.com | 各パッケージの転送アップグレードおよびパッチバージョン | 135
Custom Cloud
6. 必要に応じて、[アップグレード中は Apex テストエラーを無視します] チェックボックスをオンにします。
警告:
まれに、Apex テストが失敗したために転送アップグレードが失敗する場合に、このチェックボックス
をオンにする必要があります。このオプションを選択するのは、自分と自分の登録者の両方がアップ
グレードするパッケージを確認済みで、その両者が新しいバージョンへのアップグレードの安全性に
同意している場合に限ります。インストールの失敗の理由についての詳細は、“Apex テストエラーの解
決” (Salesforce オンラインヘルプ)を参照してください。
7. [対象組織の選択] セクションで、転送アップグレードを受信する組織を選択します。組織がすでに選択した
パッケージバージョンの転送アップグレードを受信している場合、このリストには表示されません。組織は、
次の方法で選択できます。
•
組織の名前または ID に基づいて絞り込む条件を入力する。名前は部分文字列で一致できますが、ID は完
全一致です。
•
[組織] ドロップダウンリストにある運用組織と Sandbox 組織から選択します。
•
特定のバージョンをインストール済みである組織を選択します。
•
組織を個別にクリックするか、[すべて選択] および [すべて選択解除] チェックボックスをオンにします。
ここでは、組織に関する次の情報を示します。
項目
説明
現在のバージョン
組織がインストールした現在のパッケージのバージョ
ン。
組織 ID
salesforce.com でその組織を一意に識別する ID。
組織名
組織の名前。この名前をクリックすると、組織のアッ
プグレード履歴が表示されます。
主取引先責任者
パッケージをインストールした取引先責任者の名前。
8. [スケジュール] をクリックします。
転送アップグレードの実行中、[中止] をクリックすると処理を停止できます。
前の転送アップグレードページの転送アップグレード履歴の表には、そのパッケージで最近スケジュールされて
いる転送アップグレードを示しています。
パッチ開発の統合
Force.com IDE を使用してパッケージを開発する場合、Eclipse の変更管理システムを利用して、さまざまなプロ
ジェクトの分岐を比較したり、マージしたりできます。
Salesforce.com では、Subversion プラグインの使用をお勧めします。Force.com IDE のサブバージョンをインストー
ルする手順は、次のとおりです。
Custom Cloud
salesforce.com | その他の Custom Cloud の機能強化 | 136
1. 使用している Eclipse のバージョンとの互換性のある最新の Eclipse 更新サイトの URL を取得するには、
http://subclipse.tigris.org に移動します。
2. Force.com IDE で、[Help] ➤ [Software Updates] に移動し、[Available Software] タブを選択します。[Add Site]
をクリックして、前の手順で取得した URL を入力します。
3. 新しいサイトを選択して、[完了] をクリックし、Subclipse プラグインの最新バージョンを取得します。サイ
トから返されるリストから必要な Subclipse プラグインを選択します。
4. [次へ] をクリックし、使用条件を承認し、再度 [次へ] をクリックします。
5. インストールを開始するために [完了] をクリックし、確認メッセージが表示されたら、[Install All] をクリッ
クします。インストールの完了後は、Eclipse を再起動する必要があります。
これで、Force.com IDE 環境が Subclipse にリンクされました。次のステップでは、リポジトリを環境に接続しま
す。
1. IDE で SVN Repository Exploring パースペクティブを開きます。この操作により、SVN リポジトリビュー
が開きます。
2. 右端の [Add SVN Repository] アイコンを使用して、ローカルリポジトリにアクセスするように Subclipse を設
定します。リポジトリにローカルにアクセスする URL は file:///svn_repos です。
サブバージョンのリポジトリでは、保存されているプロジェクトへの変更を追跡します。パッチの操作には、2
つの異なる分岐であるメイン開発組織とパッチ開発組織が関与しているため、将来のリリースに向けて、変更を
統合する必要があります。パッケージのさまざまなパージョンを表示する手順は、次のとおりです。
1. Project Explorer パースペクティブを開きます。
2. 比較するメイン開発プロジェクトのファイルを移動して、コンテキストメニューを使用して [Compare With...]
➤ [Branch/Tag...] を選択します。
3. [Compare to] 項目で、ファイルのパッチバージョンを選択します。
4. [Graphical] をクリックし、[OK] をクリックします。
メインの開発組織のファイルとパッチ開発組織に保存されているファイル間での変更が強調表示されます。この
ビューを使用して、2 つのプロジェクト間の違いをマージできます。
Force.com IDE の使用についての詳細は、『Platform Developer's Guide』を参照してください。
その他の Custom Cloud の機能強化
承認申請ユーザ設定
選択可能なエディション: Enterprise Edition、Unlimited Edition、および Developer Edition
Summer '10 では、承認申請電子メールをまったく受信しないオプションなど、承認申請電子メールの受信設定を
設定できます。承認者の設定を設定または編集するには、[設定] ➤ [私の個人情報] ➤ [個人情報] をクリックしま
す。ユーザの詳細ページで [編集] をクリックします。 [代理承認者] 項目がユーザの詳細ページの [承認者設定]
セクションに移動しました。
[承認者設定] セクションでは、次の操作を実行できます。
salesforce.com | その他の Custom Cloud の機能強化 | 137
Custom Cloud
•
必要に応じて、[承認者設定] を選択します。
•
必要に応じて、自分の [マネージャ] を入力します。
•
承認申請電子メールを受信する設定を設定します。オプションは次のとおりです。
-
承認者のみである場合
-
受信しない — このオプションを選択すると、組織が [電子メール承認レスポンス] を有効にしている場合で
も、承認申請電子メールをまったく受信しません。ただし、承認ステップの任命先がキューである場合、
キューの設定によっては、[受信しない] を選択してもすべての承認申請電子メールをブロックできないこ
とがあります。
カスタム項目の機能強化
ポータルプロファイルのカスタム項目のセキュリティ強化
選択可能なエディション: Enterprise Edition、Unlimited Edition、および Developer Edition
Summer '10 では、ポータルプロファイルのカスタム項目のセキュリティが強化されました。カスタム項目
を作成する場合、必須項目でない限り、デフォルトではポータルプロファイルにこの項目は表示されず、
編集することもできません。そのため、管理者は顧客およびパートナーにカスタム項目へのアクセス権を
明示的に付与できます。ポータルユーザにカスタム項目へのアクセス権を付与する場合、カスタム項目の
作成時または作成後に、必ずポータルプロファイルのアクセス権を有効にする必要があります。
メモ: この変更は、Summer '10 リリース以前に作成されたカスタム項目には影響しません。
リッチテキストエリアの機能強化
選択可能なエディション: Enterprise Edition、Unlimited Edition、および Developer Edition
ツールバーを使用して、項目の内容の形式を設定し、イメージおよびハイパーリンクを追加できます。ツー
ルバーを使用して、取り消し、やり直し、太字、下線、取り消し線、ハイパーリンクの追加、イメージへ
のアップロードまたはリンク、配置の変更、番号ありまたは番号なしリストの追加、インデントおよびア
ウトデントを実行できます。項目最大サイズは 32,000 文字で、すべての書式設定および HTML タグも含み
ます。アップロードされるイメージの最大サイズは 1MB です。gif、jpeg、png だけがサポートされてい
ます。 カスタム項目の作成と“リッチテキストエリア項目の使用” (Salesforce オンラインヘルプ)を参照して
ください。
Summer '10 のリッチテキストエリアのカスタム項目では、次のことを実行できるようになりました。
•
•
リッチテキストエリア項目をロングテキストエリア項目に変換する。ロングテキストエリア項目を次回
に保存するときに、リッチテキストエリア項目のすべてのイメージが削除されます。
Salesforce to Salesforce にリッチテキストエリア項目を公開する。“Salesforce to Salesforce での項目の公開”
(Salesforce オンラインヘルプ)を参照してください。
salesforce.com | その他の Custom Cloud の機能強化 | 138
Custom Cloud
海外での使用の機能強化
ヘブライ語 — 右から左に記述する言語のサポート
使用可能なエディション: すべてのエディション
この拡張機能は、IdeaExchange のアイデアによるものです。
Summer '10 では、Salesforce.com で右から左方向に読み進む言語であるヘブライ語 (iw) を正常に実装しまし
た。
ヘブライ語は Salesforce.com のエンドユーザ言語として必要に応じて使用できます。次のような手順で、個
人の言語設定を更新できます。
1. [設定] ➤ [私の個人情報] ➤ [個人情報] をクリックします。
2. [編集] をクリックします。
3. [言語] 選択リストから言語を選択します。
4. [保存] をクリックします。
Sandbox の私のドメイン
使用可能なエディション: Unlimited Edition、Enterprise Edition、および Developer Edition
Summer '10 では、Sandbox 環境で [私のドメイン] を使用できます。[私のドメイン] を使用して、組織はブランド
を強調するカスタムの Salesforce.com ドメイン名、自社のビジネスを表す別の用語を選択できます。カスタムド
メイン名を使用すると、セキュリティの向上、およびシングルサインオンのサポートの改善など、重要なメリッ
トがあります。詳細は、“私のドメインの概要” (Salesforce オンラインヘルプ)を参照してください。
重要: [私のドメイン] は現在、限定リリースプログラムで使用できます。すべての顧客は、ドメイン名を
選択および登録できますが、一部の顧客はユーザに展開ができるようになるまで、salesforce.com からの
権限が割り当てられるのを待つ必要があります。詳細は、salesforce.com にお問い合わせください。
新しいユーザインターフェースのテーマの有効化
使用可能なエディション: すべてのエディション
Summer '10 から、新しい組織では、新しいユーザインターフェースのテーマが、デフォルトで、有効になりま
す。
重要: 新しいユーザインターフェースのテーマは、Microsoft® Internet Explorer 6.0 ではサポートされてい
ません。
salesforce.com | その他の Custom Cloud の機能強化 | 139
Custom Cloud
パッケージの機能強化
管理パッケージの削除されたコンポーネントへの変更
使用可能なエディション: Group Edition、Professional Edition、Enterprise Edition、Unlimited Edition、お
よび Developer Edition
Summer '10 では、パッケージから削除されたコンポーネントをより簡単に取得できるように変更されまし
た。[パッケージの詳細] ページから削除されたコンポーネントを確認できるようになりました。
確認できるコンポーネントは、次のとおりです。
•
グローバルアクセス権を持たない Apex クラスおよびトリガ
•
公開アクセス権を持つ Visualforce コンポーネント
•
保護コンポーネントには、次のものが含まれます。
-
•
カスタム表示ラベル
カスタムリンク (ホームページのみ)
ワークフローアラート
ワークフロー項目自動更新
ワークフローアウトバウンドメッセージ
ワークフロー ToDo
ドキュメント、ダッシュボード、レポートなどのデータコンポーネントこれらは、[ごみ箱] からも復元
できる種別のコンポーネントのみです。
パッケージの新バージョンをアップロードする前であれば、これらのコンポーネントをいつでも取得でき
ます。詳細は、“管理パッケージからのコンポーネントの削除” (Salesforce オンラインヘルプ)を参照してくだ
さい。
また、以前のバージョンでは、保護コンポーネントが削除されても、登録者組織からは削除されませんで
した。登録者は保護コンポーネントを変更または参照できないため、これらのコンポーネントは次回にパッ
ケージをアップグレードするときに登録者の組織から削除されるようになりました。このため、開発者組
織と登録者組織の挙動が同一に保たれます。この変更により、実行可能なワークフローアクションが削除
される場合があります。
パッケージ可能なリモートサイトの設定
使用可能なエディション: Group Edition、Professional Edition、Enterprise Edition、Unlimited Edition、お
よび Developer Edition
この拡張機能は、IdeaExchange のアイデアによるものです。
リモートサイトの設定をパッケージ化できるようになりました。パッケージに、Apex 呼び出しに関連する
リモートサイト設定を含むことができます。このことにより、登録者が介入することなく、アプリケーショ
ンがサードパーティの Web サイトに接続できます。
salesforce.com | その他の Custom Cloud の機能強化 | 140
Custom Cloud
パッケージのインストーラは、リモートサイトの設定の初回のインストール時に、このアクセスに関する
警告を受け取ります。リモートサイトの設定はアップグレードできません。また、登録者はいつでもリモー
トサイトの設定を削除できます。リモートサイトの設定を削除すると、パッケージが機能しなくなる場合
があります。
セキュリティの機能強化
デフォルト証明書の鍵サイズの変更
使用可能なエディション: すべてのエディション
証明書の鍵サイズのデフォルト値が 1024 から 2048 に変更されました。1024 ビットを選択することもできま
す。
SAML エラーの新しいカスタムページ URL
使用可能なエディション: すべてのエディション
この拡張機能は、IdeaExchange のアイデアによるものです。
SAML を設定する場合に、SAML ログインのときにエラーが発生するとユーザが移動する先のカスタムペー
ジの URL を指定できるようになりました。この URL は、公開サイトの Visualforce ページなど、公開され
ているページである必要があります。URL は相対または絶対のどちらでも使用できます。
証明書の最大数の適用
使用可能なエディション: すべてのエディション
1 つの組織で使用できる証明書は最大 50 です。組織で保存している証明書の数を表示するには、[設定] ➤
[セキュリティのコントロール] ➤ [証明書とキーの管理] をクリックして、証明書のリストの上の右側の情
報を表示します。
SAML メタデータのダウンロード
使用可能なエディション: すべてのエディション
Summer '10 では、SAML のバージョン 2.0 を使用してシングルサインオンを設定した場合、設定に関連付
けられているメタデータをダウンロードできます。プロバイダーがメタデータをサポートしている場合、
このメタデータを使用して Salesforce.com に接続するための設定を自動的に設定できます。[設定] ➤ [セキュ
リティのコントロール] ➤ [シングルサインオン設定] をクリックし、[メタデータのダウンロード] をクリッ
クします。
salesforce.com | その他の Custom Cloud の機能強化 | 141
Custom Cloud
SAML アサーション検証の入力に無効な SAML アサーションを使用
使用可能なエディション: すべてのエディション
Summer '10 では、SAML を使用したシングルサインオンの設定を行い、Salesforce.com へのログインが失敗
した際に、可能な場合、無効な SAML アサーションが自動的に SAML Assersion Validator に追加されます。
エラーを表示するには、[設定] ➤ [セキュリティのコントロール] ➤ [シングルサインオン設定] をクリック
し、[SAML アサーション検証] をクリックします。SAML アサーション検証は、最近失敗した試行でのみ
実行されます。
暗号化、復号化、およびキー生成の新規メソッド
使用可能なエディション: Unlimited Edition、Developer Edition および Enterprise Edition
この拡張機能は、IdeaExchange のアイデアによるものです。
Apex Crypto クラスで次の新規メソッドを使用できるようになりました。
•
decrypt — データの復号化に使用。
•
decryptWithManagedIV — 初期化ベクトルを管理する Salesforce.com でのデータの復号化に使用。
•
encrypt — データの暗号化に使用。
•
encryptWithManagedIV — 初期化ベクトルを管理する Salesforce.com でのデータの暗号化に使用。
•
generateAesKey — AES (Advanced Encryption Standard) キーの生成に使用。
ドキュメントの機能強化
新規: ガイドツアー
ガイドツアーでは、新機能がなぜ、どこに追加されたのかと、その使用方法について概要を説明します。Summer
'10 の機能への初回アクセス時に、クイックツアーを開始できます。
これは、ドラッグアンドドロップで操作する新しいダッシュボードビルダーのガイドツアーの例です。
新規:Salesforce.com Limits Quick Reference
1 オブジェクト当たりのカスタム項目数、使用しているエディションの 1 日当たりの API 要求数の制限、組織で
使用できるディスク容量など、使用制限に関する情報が必要になることがあります。新しい『Salesforce.com Limits
Quick Reference』には、一般的に参照される Salesforce.com アプリケーションの使用制限について詳細な情報が記
載されています。
『Salesforce.com Limits Quick Reference』には、Salesforce.com の [ヘルプ & トレーニング] ウィンドウからアクセ
スできます。
新規: PRM ポータル実装ガイド
PRM ポータル情報がオンラインヘルプから新しい『PRM ポータル実装ガイド』に移動しました。PRM ポータ
ルの管理と使用に関する情報を入手するには、このガイドを使用します。
PRM ポータルの対象ユーザ
•
2008 年 2 月以前に PRM をご購入または有効化された場合、特にパートナーポータルへの移行をされていな
ければ、PRM ポータルをご利用いただいています。PRM ポータルの詳細については、『PRM ポータル実装
ガイド』を参照してください。
ドキュメントの機能強化
•
salesforce.com | 更新: Force.com Cookbook | 143
2008 年 2 月以降に PRM をご購入または有効化された場合、パートナーポータルをご利用いただいています。
パートナーポータルについて、詳細は“パートナーポータルの設定” (Salesforce オンラインヘルプ)を参照して
ください。
更新: Force.com Cookbook
Force.com Cookbook は、ワークフロー、承認、Apex、Visualforce、API、電子メール、サイトを使用して Force.com
アプリケーションを拡張する方法を示すコードサンプル集です。このエディションでは、複数の方法が更新また
は新規追加されています。
『Force.com Cookbook』には、Developer Force Documentation ページからオンラインでアクセスできます。または、
Developer Force メンバーは、PDF を developer.force.com/books/cookbook からダウンロードできます。