課題の検討から整備構想策定へ - 富士吉田市役所

課題の検討から整備構想策定へ
まちづくり地域委員会での現状の分析やこれに対する方策をもとに今後の整備構想の
考え方を策定しました。
1.環境、景観、歴史・文化に関すること
◆環境
・一般的に地域内の河川が
ゴミで汚れている。
・数見川を見ると合流地点
まではイワナの住む清
流であるが、それより下
現
状
流ではゴミで汚れた河
川である。
・市による支援は業務委託による年1∼2回の河川清掃と自治会の清掃活動に
対する消耗品の支給である。
・地域内河川の浄化と美化に対する啓蒙活動
・市条例等による規制や罰則
方
策 ・河川沿いの植花による環境改善
・目標とする水質基準の設定
・下水道事業の推進と普及の促進
・地域内の河川については、ごみや不法投棄などが見られることから積極的な
河川の浄化対策を進めるとともに、河川の浄化と美化に対する啓蒙活動を推
整備の
考え方
進します。
・地域内の公衆衛生の向上や周辺水域の水質保全のため、桂川流域下水道事業
の認可計画区域内の供用開始や認可計画区域の拡大を推進するとともに、認
可区域外の地区については、浄化槽(合併機能を有する)による生活廃水等
の水質保全対策を推進します。
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◆景観
<白糸の滝>
・登山道が荒廃している。
・アクセス道路がせまい。
・駐車場が整備されていない。
・滝付近に休憩施設がない。
・地元ボランティアや中学生による清掃、
植樹、登山道の修復等、活動の成果が上
がりつつある。
・尾根沿いの赤松の並木からの富士山の
眺望が絶景である。
・三葉つつじや山つつじが自生している。
・蚕影神社や三十三観音がある。
・三崖の滝との連絡道がない。
<三崖の滝>
・水量が豊富で水もきれい。
・最初の滝までのアクセス道路が通行
不能である。
現
・滝までの間に自動車等の不法投棄物
状
がある。
・広葉樹が少ない。
・猿や熊が出没する。
・白糸の滝との連絡道がない。
<上暮地地域からの富士山の眺望>
・邪魔になる建物がなく、
見通しがよい。
・適度に人手が入った緑があ
り、独特の傾斜の急峻な地
形により他地域に見られな
い美しい富士山が見える。
<白糸の滝>
・登山道の修復
方
策
・登山道の清掃活動の実施
・アクセス道路の整備
・紫陽花、桜、紅葉樹、その他の花木の植栽
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・各地域からの案内板による来訪者の誘導
・三崖の滝との連絡道の整備
<三崖の滝>
・登山道やアクセス道路の整備
・不法投棄物の撤去
・紫陽花、桜、紅葉樹、その他の花木の植栽
方
策 ・各地域からの案内板による来訪者の誘導
・有害獣の警告板の設置
・河床の整備
・ホタルの養殖
・白糸の滝との連絡道の整備
<上暮地地域からの富士山の眺望>
・建築物の規制
・樹木の規制
・具体的なアイデアを市が誘導的に提示
・白糸の滝については、安全に目的地やその周辺の観光スポットに到着できる
登山道を整備するとともに、花木の植栽による良好な景観を確保していきま
す。また、地域の広域交流の拠点とするため、登山道までのアクセス道路の
整備や案内板による来訪者の誘導等を進めるとともに、駐車場の確保、三崖
整備の
考え方
の滝や周辺の観光スポットとの周遊についても検討していきます。
・三崖の滝については、登山道が未整備なことから安全に目的地に到着できる
登山道や花木の植栽による良好な景観の確保について検討していくととも
に、登山道までのアクセス道路の整備、案内板による来訪者の誘導について
も併せて検討していきます。
・寿町地区・白糸町地区については、本地区特有の地形からくる美しい富士山
の眺望を保全するため、富士山の景観に配慮した建築形態規制や自然環境の
保全を推進するための景観条例の制定を検討していきます。
◆歴史・文化
<天然記念物・大藤>
・老木による樹勢の衰えがある。
・花房数が著しく減少している。
・日照が不足している。
現
状 ・アクセス道路や案内看板が不
備である。
・地域にとって大事な天然記念
物である。
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<天然記念物・大藤>
・樹木医による専門的な診断に基づく樹勢の回復
方
策
・許可を受ける中での藤づるの剪定
・所有者の協力のもと、周辺樹木の枝打ちや伐採による日照の確保
・中山間地域総合整備事業「富士吉田北部」によるアクセス道路の確保
・各地域からの案内板による来訪者の誘導
・国の天然記念物に指定されているものの、老木による樹勢の衰え、花房数の
著しい減少、日照不足など問題を抱えているため、樹勢回復のための診断や
整備の
つるの剪定、日照の確保等、所有者である自治会との連携を図っていきます。
考え方
また、現在はアクセス道路が確保されていないため、中山間地域総合整備事
業「富士吉田北部」による集落道の利用や案内板による来訪者の誘導を図っ
ていきます。
2.土地利用・市街地整備に関すること
<数見地区・松久保地区>
・農用地区域に指定されているが、休耕地の増加や宅地化が進行しつつある。
・アクセス道路や地域内道路が整備されていない。
<米倉地区>
・農用地区域に指定されているが、休耕地の増加や宅地化が進行しつつある。
・一部が行政区域外であるため、西桂町との協議が必要である。
・アクセス道路や地域内道路が整備されていない。
現
状
<公園・広場>
・地区の公園が狭い。
・地区に公園が少ない。
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<数見地区・松久保地区>
・ほ場整備による農業生産環境の向上
<米倉地区>
・将来の土地利用形態の検討(企業誘致・アミューズメント施設・スポーツ施
設・公園等)
方
<公園・広場>
策
・空地を利用した公園や広場づくり(土地提供者の協力が必要)
・市による公園用地の短期借上げ
・公園用地に対する固定資産税の減免制度の導入
・地域住民による維持管理
・災害時の避難場所としても活用
・国道や補助幹線道路の沿道については、道路整備と併せ良好な沿道市街地を
形成していくため、用途地域の拡大等により計画的な誘導を図っていきま
す。
・数見地区、松久保地区については、農用地区域に指定されているものの休耕
地の増加や宅地化が懸念されるので、中山間地域総合整備事業「富士吉田北
整備の
部」によるほ場整備や集落道整備を推進し、農業生産環境の向上を図ってい
考え方
きます。
・米倉地区については、農用地区域に指定され現状で一体性のある土地利用と
なっているため、計画的な指定の変更等がない限りスプロール等の無秩序な
開発を抑制するための監視をしていきます。
・住民の憩いの場となる公園については、緑の空間や災害時の避難場所ともな
ることから既設公園の再整備を含め、適正な配置整備を推進していきます。
*スプロール
市街地が無計画に郊外に拡大し、虫食い状の無秩序な市街地を形成すること
3.交通に関すること
<国道 139 号>
・朝夕の通勤による渋滞が著しい。
・富士小学校から西桂町との境までに
歩道がない。
・寿道路から国道 139 号へ出るのに危
険である。
現
状
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<富士急行線の2ヶ所のガード>
・2ヶ所のガードが狭くて低い。
・ガードの奥には数見団地、自衛隊
官舎がある。
・ガードの奥に梯子車、工作車等
現
状
が出動できない。
<白糸町への富士急行線新駅>
・寿駅から三つ峠駅までの区間が3kmもある。
・高校生、高齢者等は家族の送迎に頼っている。
<国道 139 号>
・山梨県区域マスタープランにあるバイパス計画を見直す中での実現
・寿道路から国道 139 号へ出る部分へのミラーの設置
<富士急行線の2ヶ所のガード>
方
策
・中山間地域総合整備事業「富士吉田北部」による道路を整備することによる
進入路の確保
・2ヶ所のガードについて改修できるか検討
<白糸町への富士急行線新駅>
・候補地を選定し、地権者の理解を求める。
・富士急行に対し新駅の開設を要請
・国道 139 号の拡幅整備については、渋滞の解消、安全性の向上、大規模災害
時の避難路や補給路、安全な通学路の確保などの観点から、地域の協力を得
る中で引き続き関係機関に働きかけるとともにその推進に努めます。
・国道 139 号東側については、国道を補完する補助的な幹線道路として県道富
士吉田西桂線の拡幅整備に努めます。
・富士急行線を挟んで北西部の地区(数見地区・松久保地区)については、富
整備の
士急行線の2ヶ所のガードが狭隘なため、中山間地域総合整備事業「富士吉
考え方
田北部」による集落道として整備し、利便性の確保を図るとともに、狭隘な
ガードについては、利便性、安全性、防災面などの向上のため、関係機関と
協議する中で改善策を検討していきます。
・本地域の渋滞の解消や利便性の向上を目指し、市北部に整備が構想されてい
る中央自動車道新規ICやこれに通じるアクセス道路の整備を検討してい
きます。
・白糸町地区への富士急行線新駅の開設については、地域住民の利便性を確保
するため、地域、関係機関、行政などにより協議を進めながら可能性から検
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討していきます。
整備の
考え方
・寿町・白糸町地区については、両地区から最寄の駅までの利便性の向上を図
るため、公共交通機関の確保について検討していきます。
・基盤整備水準の低い既成住宅市街地については、生活・防災・環境などの基
盤整備水準の向上を図るため、市道の拡幅整備を進めます。
4.防災に関すること
・大雨時に寿地区農業・防火
用水が溢れる。
・大雨時に暮地用水の水門を
操作する必要がある。
現
状
方
策
整備の
考え方
・寿地区農業・防火用水の抜本的な水防対策(水量調査に基づく水路計画の見
直し)
・寿地区農業・防火用水については、大雨時に道路への冠水や家屋への浸水が
発生することから水路の計画的な改修や雨水排水施設の系統的な整備を推
進していきます。
5.その他
<猿・猪の出没>
現
状 ・農作物への被害がある。
・人身への危険がある。
方
策
整備の
考え方
<猿・猪の出没>
・猟友会等による駆除
・野生動物との共生については、棲み分けや共生方法を検討するとともに、関
係機関と連携する中で個体数抑制のための駆除についても検討していきま
す。
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