こん虫を調べよう(指導案等)

教科名
理科
対象学年
観察したことや調べたことを表現する能力の育成
3
年
【指導のねらい】
「こんちゅうを調べよう」の単元において、いろいろな昆虫をさがしたり、飼ったり
する活動を行った。昆虫のすみかを図で表現することで昆虫は食べ物があるところを
すみかにすることに気づかせたい。
≪テキスト≫
≪主な学習活動≫
①バッタとトンボの幼虫や成虫がすみかに ○トンボやバッタのすみかや食べ物につ
している場所を、写真、模型説明の文を
いて知る。
使って図鑑のように表そう。
・トンボの幼虫のヤゴは水中がすみか
で、アカムシやイトミミズを食べる。
・トンボの成虫はカなどの小さな虫を食
べる
・バッタは草が食べ物なので草を食べ
る。
バッタ
トンボ(模型)
◆さがしたり飼育した経験から考える。
○前時に作ったトンボの模型や、ヤゴな
どの写真を使って、昆虫の食べ物やすみ
かを画用紙に表現する。
アカムシ
蚊
ヤゴ
トンボは小さい虫を食べる
ヤゴはアカムシを食べる
バッタは草を食べる
池
草むらがすみか
②この時間に学習した大切なことをワー
クシート「学びのあしあと」に書こう。
(ワークシート)
◆ワークシート5時間目の記入欄参照
○表現して気づいたことを発表する。
◆結果をグループで話し合ってもよい。
気づいたこと(考察)
・昆虫は食べ物が十分にあるところをす
みかにしている。
◆理科を学習し始めた児童は、自然を自
分の経験に置き換えて考えることが多
い。昆虫のすみかを「すみやすいとこ
ろ 。」「 雨 ふ ら な い と こ ろ 」 な ど 、 自 分
たちの生活をもとに考える。
ま た 、「 敵 に 見 つ か ら な い と こ ろ 」 と
いう考えも多い。
「食べ物が得られるところをすみかにす
る」という考えをつくらせたい。
(指導のポイント)
・前時につくった昆虫の模型や写真を使って昆虫のすむ環境を表現させる。昆虫がそ
の 場 所 を す み か と す る 理 由 を 書 き 込 ま せ て 、「 図 鑑 」 の よ う な 表 現 も 工 夫 さ せ る 。
・ 子 ど も た ち は ま だ 人 間 中 心 の 自 然 観 を 持 っ て い る の で 、昆 虫 も 人 間 と 同 じ よ う に「 す
みやすいから」すみかを決めていると考えることも多い。本時の表現を行うことで
生き物はすみかを決めるのに「食べ物を得る」ことが重要な条件であるという考え
を構築させたい。