平成25年12月号 - 吹田市

学力と生活習慣や学習環境との関係
第 5第
号40号
学ぶ喜び 豊かな心 ※表の見方
国語・算数(数学)はA問題とB問題の平均正答率、A(B)問題は国語と算数(数学)の平均正答率
みんなとともに 生きぬく力
A問題は主として「知識・技能」に関する内容、B問題は主として「活用する力」に関する内容の平均正答率
規則正しい生活習慣
う ち
朝食を毎日食べていますか
毎日食べている
どちらかといえば食べている
あまり食べていない
全く食べていない
国語
63.7
53.7
48.6
32.0
小学校
算数
A問題
75.2
76.5
67.1
68.8
60.9
63.0
46.1
52.2
B問題
62.3
52.0
46.5
25.9
国語
76.7
69.2
64.4
57.8
中学校
数学
A問題
48.3
77.1
50.6
68.4
44.7
62.8
41.0
58.6
B問題
62.9
51.4
46.4
40.2
「毎日食べている」と答えた小中学生の平均正答率は、「食べていない」と答えた小中学生に比べて高く、特に小学生
でその傾向が強く表れています。
各教科、主として
「知識・技能」
に関するA問題と主として
「活用する力」
に関するB問題を出題
4月24日、市内の小学6年生
(3351人)
、中学3年生
(3035人)
を対象に、小学生は国語と算数、中学生は国語と
数学に関する全国学力・学習状況調査が行われました。結果の概要は、市のホームページでも見ることができます。
Q 指導課
(L 6384・2310F 6368・9924)
。
教科に関する調査結果
■小中学校とも全教科の平均正答率が全国平均を上回りました。特にB問題に
学習効果を高めるために、学習に取り組むことに加え、家庭で規則正しい生活習慣を育むことが大切です。
概
要
家庭学習
家で学校の宿題をしていますか
学力調査の平均正答率
(%)
回答
宿題をしている
どちらかといえばしている
あまりしていない
全くしていない
国語
63.8
54.2
42.0
40.0
算数
75.2
67.5
58.8
57.2
小学校
A問題
76.5
70.0
59.3
59.8
B問題
62.5
51.7
41.5
37.4
国語
78.0
72.6
69.8
67.1
数学
64.7
56.1
56.5
52.7
中学校
A問題
78.3
72.3
70.9
68.2
だより
平成25年(2013年)12月1日
発行 吹田市教育委員会 泉町1・3・40L6384・1231㈹
全国学力・学習状況調査の結果
平成25年度
学力調査の平均正答率
(%)
回答
ま ち
学校がすき 家庭がすき 地域がすき
教育
グラフの見方
関する平均正答率が全国平均を大きく上回る結果となりました。
領域別正答率の全国比
■小中一貫教育による落ち着いた学習環境の確保や少人数による習熟度別指導
(全国平均を100としています)
の充実など、各校の実態に応じた指導方法により学力の定着が見られます。
吹田市
全国(公立)
■無解答率は、小中学校とも一定の改善はあったものの、記述式の設問におけ
B問題
64.5
56.5
55.3
51.6
る無解答率の改善が大きな課題となっています。
算A:数と計算
国B:読む
国A:書く
110
105
100
95
90
算B:数量関係
算B:図形
115
100
95
90
算A:図形
国A:読む
国B:書く
学力調査の平均正答率
(%)
回答
気をつけている
どちらかといえば
気をつけている
あまり気をつけていない
全く気をつけていない
国語
68.0
小学校
算数
A問題
78.3
79.7
63.8
75.5
58.8
48.7
71.7
61.2
国A:言語文化
国語事項
国B:話す・聞く
自分の考えを書くとき、考えの理由が分かるように気をつけて書いていますか
国A:話す・聞く
B問題
66.6
国語
81.8
中学校
数学
A問題
68.8
81.2
76.5
62.8
78.0
64.4
77.9
64.4
73.2
64.1
57.3
45.8
72.3
63.7
56.8
49.2
72.6
66.0
56.5
46.9
B問題
69.5
算数
算A:量と測定
110
105
算A:数量関係
算B:量と測定
授業づくり
小学校
120
115
「宿題をしている」
と答えた小中学生の平均正答率は、「していない」
と答えた小中学生と比べて高く、特に小学生でその
を行うよう指導しています。家庭でも宿題や自主学習に取り組むよう、ご協力をお願いします。
国語
120
傾向が強く表れています。
宿題をはじめとする家庭学習は、学習したことを定着させる上で大きな役割を担っているため、学校では宿題や自主学習
小学校
国A:話す・聞く
中学校
算B:数と計算
110
国B:言語事項
数A:数と式
国語
数B:資料の活用
105
国A:書く
100
95
数B:関数
90
国B:読む
130
125
120
115
110
105
100
95
90
中学校
数学
数A:図形
数A:関数
国A:読む
「気をつけている」
と答えた小中学生の平均正答率は、「気をつけていない」
と答えた小中学生と比べて高くなっています。
小中学生ともに同様の傾向が表れています。
考えたことを表現する力は、あらゆる教科において必要です。また、表現する力は取り組みを継続することで少しずつ
数A:資料の活用
数B:図形
国B:書く
国A:言語事項
数B:数と式
身に付きます。 学校では引き続き言語活動の充実を図り、自らの考えを表現する
(文字化する、言葉にして伝える)
時間を
確保できるよう、継続的に取り組みます。
小中学校とも国語・算数(数学)の全ての領域で、市の平均正答率は全国平均を上回りました。正答数の分布に
関しては、全国平均に比べ、正答数が全設問の 3 分の 2 以上の児童・生徒が多く、正答数が 3 分の 1 未満の児童・
生徒が少ないことがわかりました。
【参照ホームページ】
(国立教育政策研究所)
平成25年度全国学力・学習状況調査 報告書・調査結果資料
http://www.nier.go.jp/13chousakekkahoukoku/
(吹田市HP)
平成25年度全国学力・学習状況調査結果概要 http://www.city.suita.osaka.jp/var/rev0/0050/8651/201310299156.pdf
9
市報すいた 平成25年12月号
国語は
「効果的に話すために、論理的に相手に分かりやすく文を組み立てること」
「複数の情報を関連付けたりし
て、相手に伝わるように文書を整えること」など、算数(数学)は「日常の事象を算数・数学的に捉えること」
「図に
表されている情報を読み取り、筋道を立てて考えること」
などに課題があることが明らかになりました。
市報すいた 平成25年12月号
8
教育
だより
子どもたちの豊かな学びのために
教職員研修による資質向上の取り組み
吹田版
「英語村」
す い た え い ご k i d s 2 013
教育センターでは、教職員の資質向上に向けて、さまざまな研修を企画・実施しています。
大阪ガスショールーム「ディリパ千里」
・万博公園内「自然観察学習館」にて
これまでに実施した研修から3つの研修を紹介します。
Q教育センター
(L6388・1455F 6337・5412)
。
教育委員会は、今年度から「グローバル社会を生きぬくコミュニケー
ション力の育成」を新たな重点課題に位置づけ、子どもたちのグローバ
授業づくり研修
「スーパーティーチャーに学ぶ」
ルな視点と国際感覚を養う取り組みを行っています。
同研修は、優れた授業技術と授業理論を持つ教員
(スーパーティーチャー)を招いて公開授業や講演を通し
8 月 22 日、23 日には、英語コミュニケーション体験事業
「すいたえい
て教員の授業力を高めることを目的に実施しています。
ごkids2013」
を実施し、小学 3・4 年生 378 人が参加しました。子ども
に へい ひろ ゆき
10 月 9 日に山手小学校で開催した研修では、東京の筑波大学附属小学校教諭の二瓶弘行さんを講師に迎え、
たちは、4 つの活動グループに分かれ、市の外国人英語指導助手
(AET)
山手小学校 6 年生との国語の公開授業と国語の授業づくりについて講
らの指導により、約 2 時間を英語だけ(All in English)
で過ごす体験をし
演をしていただきました。
ました。子どもたちからは
「初めて英語に触れ、外国の人たちと話がで
講演で二瓶さんは
「子どもたちに物語の場面を意識させ、物語の構
きてうれしかった」
「もっと外国の人と話をしたい」と感想が寄せられま
造を読み取る力をつけることが大切」と話し、参加した教員は、物語
した。Q 指導課
(L 6384・2276F 6368・9924)
。
オープニングセレモニー
教材の授業で子どもたちにつけるべき読みの力について学びました。
「英語で絵本遊び」
今後も子どもたちの学力向上につながるよう、教員が着実に授業力
を高めるための研修に取り組んでいきます。
約190人の教員が参加しました
What animal is this?
「英語でダンス」
ワン
ツー
スリー
One,Two,Three!
この動物はなあに?
特別支援教育研修
研究グループ
発達障がいを含む障がいのある幼児、児童、生徒
教育課題に関する調査研究事業の充実と研究
一人ひとりの教育的ニーズを把握し、適切な指導や
成果を教育実践の向上に役立てることを目的
必要な支援を行うのが特別支援教育です。教職員が
に、
「研究グループ」
を設置しています。幼稚園、
特別支援教育コーディネーターとして校内で同教
小中学校の教職員が研究員として、大学教授な
英語の絵本を題材に、読み聞かせや表現、クイ
グループに分かれ、振り付けをレッスン。AET
育を推進しています。教育センターではコーディ
どからの助言や指導をもとに、重点課題につい
ズに挑戦
と相談して考えた振り付けを発表
ネーターの資質向上を目的に年間を通して研修を
て研究活動を進めています。
実施しています。平成 24 年度は延べ 867 人が参加
今年度は「食育」
「発達理解」
「英語教育」
「理科
しました。
教育」
「道徳教育」
「学校組織マネジメント」の6
「英語でクッキング」
Delicious?
「英語でとびだすカードづくり」
おいしい?
研修内容は、コーディネーターの役割や発達障が
つの研究グループを設け、それぞれのテーマに
いの理解などの基礎知識から、現場ですぐに活用で
沿った研究活動や研究に関する研修会を実施し
Let's make your
original card!
きる実践的な内容ま
て い ま す。 研
あなただけのカードを作りましょう
でさまざまです。
究成果は教育
参加者は意欲的に
センターの
取り組み、現場での
ホームページ
実践に生かしていま
で見ることが
す。
幼・小・中で75人のコーディネーター
がいます
Yes!
はい
色画用紙でさまざまなアルファベットを作り、
パンケーキ作りに挑戦。生クリームやチョコレー
できます。
食育グループ
「調理実習指導研修」
「太陽の塔がとびだすカード」
が完成
トをトッピング
これからも楽しみながら英語に触れる機会の提供に努め、
吹二地区公民館が10月2日に建て替え移転しました
「英語で話せる吹田っ子」
の育成をめざします。
面積が広くなり、調理実習室が整備されました。
ところ:泉町3・15・29LF6388・0800
(電話・ファックス番号に変更はありません)
人権標語
(じんけん作品集より)
学校名・学年は昨年度
11
市報すいた 平成25年12月号
いのち
ゲームじゃない リセットできない この 命
きずな
なか
ま
いと
絆 とは 仲間とぼくを つなぐ糸
ひと こと
「やめようよ」 その一言で やめるかも
せん
り
だい さん しょう がっ こう
ねん
くに ちか さく
ら
千里第三 小 学校6年 国近咲良
さ
たけ だい しょう がっ こう
ねん
ふじ わら まさ
き
佐竹台 小 学校6年 藤原匡起
だい ろく ちゅう がっ こう
ねん
きむ ゆう だい
第六 中 学校2年 金優大 市報すいた 平成25年12月号
10