P7~8

(4)
過 時
程 間
実際(3時間目)
場所
学習の流れと
長官・副長官の動き
A児の活動(T2)
B児の活動(T3)
C児の活動(T4)
指導上の留意点
さくら 1 ヤマトの乗組員とし ・T2の顔を見ながら,笑顔 ・ヤマトの服やバッチを身に ・T4が耳元で歌うヤマトの T2 ∼4 : 児童生徒の気持ちの代弁者(第2の子
○○組 ての準備を各自行う。 になる。
つけるときに,学習の始ま テーマソングを聞き,笑顔
どもたち)として児童生徒に接する。
りを予想し,T3の言葉掛 を見せる。
T2 ∼4児童生徒の自発的な意思表示を十分待
:
2 緊急集合の合図を聞 ・集まった乗組員を見て声を けで,着衣しやすいように
ちながら,言葉で児童生徒の気持ちを
導 7
いて,
電話前に集まる。 出して笑ったり,ドキドキ 腕を上げるなどの動きをす
表現していく。
のポーズをする。
る。
T2 ∼4:服やバッチを装着するときは,児童生
児童生
徒が「早く遊びたいな 。
」という気持
徒玄関 3 ヤマト乗組員集合の ・「エイエイオー」のかけ声 ・「エイエイオー」のかけ声 ・電話越しに,副長官からの
ちを引き出すような言葉掛けをする。
前広場 連絡を受ける。
のとき,全員の手の動きに のとき,T3の手の動きに 連絡を聞き,発声と笑顔を T6:C児が喜ぶような言葉掛けを,体育館
入 分
副長官:「至急ヤマト操 合わせて,両腕を上げる。 合わせて,右手を上げる。 見せる。
の電話からする。
縦席に集合せよ。」
T3:全員で頑張ってみようという気持ちが
高まるように音頭をとる。
4 ヤマト操縦席に向か ・スピード感のある移動に対 ・スピード感のある移動を楽 ・スピード感のある移動を楽 T2 ∼4児童生徒の体調を考慮しながら,速さ
:
う。
して,ドキドキのポーズを しみ,笑顔で気持ちを表現 しみ,発声と左手の動きで
や距離を調整する。安全面に十分留意
したり,周囲を見渡して笑 する。
気持ちを表現する。
して移動する。また,体育館内が冷え
顔になる。
るときは,防寒対策に十分配慮する。
準備
・ヤマト乗
組員用コ
スチュー
ム
・バッチ
・ネーム
・防寒具
体育館 5 ヤマトの操縦席に就 ・他児がスイッチを操作する ・引っ張りスイッチを提示す
き,発進準備を整え, のを見ながら,スイッチを ると,すぐに手を伸ばして
スイッチを操作するこ 押すと出てくる映像を予測 スイッチを引こうとする。
とで,準備完了の合図 して,自分から棒スイッチ ・金属輪をつかむまで,手を
を送る。
を操作する。
下ろさない。
・棒スイッチの先に付いてい ・T3の言葉掛けの度にスイ
るカラーボールを,両手で ッチを操作しようとする。
押そうとしながら,両腕を ・スイッチを3回程度操作す
6 副長官の話を聞く。 伸ばす。
る。
副長官:「長官から通信 ・カラーボールを押す。
が入ったから聞い
展 33
てもらいたい。
」
7 長官の話を聞く。 ・T2と一緒に映像を見た
長官:「スターシャを探 り,周りの様子を見回す。
せ。
」
開 分
8 ヤマト発進のスイッ ・ヤマトの発進場所へT2,
チを操作し,完了した T5と移動し,モニターを
者から今日のポイント 見ながら,棒スイッチを操
に向かい発進する。
作する。
・スイッチ操作が3回できた
ら,シーツブランコ遊びを
する。
・シーツブランコ遊びを修了
後,まだ遊びを続けたい場
合は,棒スイッチを,再度
操作する。
・ぐるぐるスイッチのボール T2 ∼4:児童生徒が車いすから降りたり,支座 ・座位用補
の音を聞き,笑顔を見せる。
位になるときは,
安全に十分留意する 。 助具
・ぐるぐるスイッチを左手に T2 ∼4:児童生徒ができるだけ,自分の力だけ ・CDデッ
触れるように提示すると,
でスイッチを操作するように,支援の キ
左手全体でしっかりと握り
仕方を工夫する。どうしても難しい場
ながら,木丸棒を動かす。
合は,言葉掛けや手の誘導などを徐々 ・児童生徒
・指を伸ばし,中に入ってい
に行う。
のスイッ
るカラーボールを動かして 全T:操作できたときの達成感,満足感を共 チ 類一式
遊ぶ。
有する。
・パソコ
・「ロボットの声」の効果音
ン
を聞き,笑う。
・プロ
ジェク
ター
・長官の話す言葉「痛い!」 ・飛行機の発射音を聞き,笑 T1:児童生徒が,視覚的に,聴覚的にとら ・スクリー
に笑う。
顔を見せる。
えやすい映像や音を工夫する。
ン
・モニター
外枠
・肘ばいや,寝返りを繰り返 ・ヤマトの発進場所へT4, T2 ・5:A児が自分の活動に集中でき,友達の ・何でもス
しながら,シーツブランコ T1と移動し,コンピュー
活動の様子も分かるような場の設定
イッチB
まで自力移動する。
タの効果音を聞きながら,
を工夫する。
OX
・シーツブランコまで移動で プッシュスイッチを操作す T4 ・1:C児が自分の活動での音が十分に楽し ・シーツ
きたら,仰臥位で,引っ張 る。
め,友達の活動の音が大きく聞こえて ブラン
りスイッチを操作する。 ・スイッチ操作が2回できた
こないような場の設定を工夫する。
コ
・スイッチ操作が2回できた ら,シーツブランコ遊びを 全T:児童生徒のスイッチ操作による,自発 ・外壁
ら,シーツブランコ遊びを する。
的な意思表示を待つ。また児童生徒が ・外壁用絵
する。
・シーツブランコ遊びを終了
表示した意思については,必ず揺れあ ・延長コー
・シーツブランコ遊びを終了 後,まだ遊びを続けたい場
そびを保障することにする。
ド
後,まだ遊びを続けたい場 合は,
プッシュスイッチを,T2 ・5:A児は,緩やかな揺れが好きなので,
合は,
引っ張りスイッチを, 再度操作する。
特に揺らしすぎに気をつける。
再度操作する。
・たたく力が弱いときは,タ T3 ・6・4・1 :B児とC児は,強い揺れが好きな
ッチスイッチをたたく。
ので,快表情が出る揺れを試みる。
9 乗組員全員で同時に ・中央部に集まり,3人一緒に,シーツブランコ遊びを楽しむ。
全T:全児童生徒の発射準備が整うまで,言
飛行する。
・ダイナミックな揺れ遊びを一緒に行うことに,声を出して笑ったり,笑顔を見せたりす
葉掛け等の支援を行い,待つようにす
る。
る。児童生徒同士が接触しないように
安全に十分留意して活動する。
10 指示されたポイント ・副長官の指示のもと,水分補給や休息を取る。
に到着する。
全T:児童生徒の活動後の様子をよく観察し ・薬のみ
異変がないか確認する。トイレ介助や ・コップ
水分補給の時間を確保する。
・お茶
(4時間目)
過 時
程 間
場所
学習の流れと
長官・副長官の動き
A児の活動(T2)
B児の活動(T3)
C児の活動(T4)
指導上の留意点
体育館 11 到着したポイントを ・副長官を先頭に,各自の移動手段で全員で移動しながら,乗り物遊び,光遊び, 玩具 T2 ・6:A児が二人乗り自転車で安全に遊べる
全員で調査する。
あそびなどをする。
ように,ベルトなどをしっかり固定し
副長官:それぞれの場所
てから遊ぶ。
を通過しながら, ・二人乗り自転車で,副長官 ・移動する方法を,車いすか ・スクーターボードでT4と T3:B児がスクーターボードで安全に移動
説明していく。
と一緒に移動する。
スクーターボードかのどち 一緒に移動する。
するために,毛布を敷き,けが防止に
・トンネルや,岩段ボール, らかを,二つの引っ張りス ・トンネルや,岩段ボール,
配慮したり,転倒防止のために,一緒
すずらんテープでの活動で イッチの操作により,自分 すずらんテープでの活動で
に移動する。
は,不安な気持ちを「イヤ 」 で選択する。
は,左手を伸ばして,もの T4:スクーターボードを押す力の強弱をつ
の発声や手の動きで表現す ・選択した移動手段で,自分 に触れようとする。
けてC児の快表情を引き出す。また,
る。
の行きたいところに自由に
段ボールやトンネル,すずらんテープ
移動する。
などを左手で触れることができるよう
に,スクーターボードを動かす。
展 30
T5:場の雰囲気を高めるように,スポット
ライトを操作する。
12 それぞれの場所でス ・様々なあそびをするなかで,スターシャを探すための個別の活動に取りかかる。
ターシャを探す活動を
する。
・モニターに出てくる,大好 ・車いすまたはスクーターボ ・コンピュータに録音されて T2 ・5:A児が二人乗り自転車に乗ったままス
きな看護婦さんと,怖い先 ードで,T3が指示すると いる大好きな父親の声を聞
イッチ操作ができるように,補助台の
生の映像を見ながら,布ス ころに,自力移動する。
きながら,指コロスイッチ
準備や,言葉掛けを工夫する。
イッチを操作する。
・T3がビーンスイッチを提 を操作する。
T3 ・6:B児が自力移動できるように,スイッ
・スイッチを操作するたびに 示する。
・スイッチを操作する度に,
チや電気玩具,電気の点灯など教具提
怖い先生の映像が消え,大 ・スイッチを操作したら,
「助 父親の励ましの言葉掛けや
示の仕方を工夫する。
好きな看護婦さんの映像に
けてー 。」や「痛い 。」の ロケット発射の効果音が聞 T3:B児が「やってみようかな 。
」という
変化していく。
効果音が聞こえて,笑顔に こえる。
気持ちが芽生えるような,共感的な言
・スイッチ操作が6回できた なる。
・スイッチ操作が2回できた
葉掛けを工夫する。
ら,二人乗り自転車遊びを ・その後,ソフトブロックを ら,三角マットでの移動遊 T4 ・1:C児が三角マット上で腹臥位になると
する。
移動しながら自分で押して びをする。
きは,手がマットと床に挟まったり,
・二人乗り自転車遊びを終了 倒す。
・電気玩具の動きや音に,笑
足がけがをすることがないように十分
後,まだ遊びを続けたい場 ・ 電気玩具が動いたり,電 い声を出す。
配慮する。また,腹臥位の姿勢がきつ
開 分
合は,布スイッチを再度操 気が点くのを見たり,おも ・電気玩具を左指で触れたり
くなり,不快な表情になった場合は,
作する。
しろい効果音を聞き,
笑う。 捕まえようとする。
スクーターボードに乗ったり,休息を
・押す動きより,たたく動き ・ さらに,場所を変えて, ・三角マットでの移動遊びを
取ったりして,無理をしないように配
の方が多い場合は,プッシ 活動を繰り返す。
終了後,まだ遊びを続けた
慮する。
ュスイッチをたたく。
い場合は,指コロスイッチ
を再度操作する。
13 副長官の合図でそれ ・それぞれの活動を修了し,ヤマト操縦席に戻る。
ぞれの活動を止めて,
ヤマトの操縦席に集合
する。
副長官:「時間だ。みん
なヤマトに戻れ 。」
終 10
末 分
T2 ∼4:児童生徒が車いすやスクーターボード
二人乗り自転車から降りたり,支座位
になるときは,安全に十分留意する。
14 長官に今日の成果に ・楽しかった活動やスイッチ ・楽しかった活動やスイッチ ・楽しかった活動やスイッチ T2 ∼4:児童生徒の表情やサイン,スイッチ操
ついて一人一人発表す の操作,個別の活動での成 の操作,個別の活動での成 の操作,個別の活動での成
作の様子から活動についての感想を読
る。
果について,T2と一緒に 果について,T3と一緒に 果について,T4と一緒に
み取り言葉にする。その際,児童生徒
長官:「今日はスターシ 発表する。
発表する。
発表する。
の反応を待ちながら,言葉にしていく
ャを発見できなかっ 副長官の言葉掛けに,笑顔 副長官の言葉掛けに,T2 副長官の言葉掛けに,笑顔
ように心掛ける。
たがよく頑張った。」 やドキドキのポーズで応え と一緒に右手を上げて応え や左手の動きで応える。 T1 ・6:児童生徒の活動に対する取り組みで良
る。
る。
かった点を挙げながら褒め,
「満足感」
を感じさせる。
全T:児童生徒の発表ごとに拍手をし,「満
15 「エイエイオー」の ・副長官の終わりの言葉を聞 ・「エイエイオー」のかけ声 ・「エイエイオー」のかけ声
足感」を感じさせる。
かけ声で終わる。
き,声を出して笑う。
のとき,T3の手の動きに のとき,T4に体を揺らし 全T:児童生徒が次時も頑張りたいと感じる
副長官:「今日の調査は ・「エイエイオー」のかけ声 合わせて,右手を挙げる。 てもらい,笑顔になる。
ような言葉掛けをする。
これで終わりだ。」 とき,全員の手の動きに合
わせて,両腕を挙げる。
準備
・二人乗り
自転車
・スクータ
ーボー
ド
・車いす
・スポット
ライト
・トンネル
・岩段ボ
ール
・すずらん
テープ
・スイッチ
・電気玩具
・児童生徒
のスイッ
チ類一式
・パソコ
ン
・電気玩具
・二人乗り
自転車
・スクータ
ーボー
ド
・車いす
・NK児用
補助台
・三角マッ
ト
・ソフト
ブロッ
ク