(4) 過 時 程 間 実際(3時間目) 場所 学習の流れと 長官・副長官の動き A児の活動(T2) B児の活動(T3) C児の活動(T4) 指導上の留意点 さくら 1 ヤマトの乗組員とし ・T2の顔を見ながら,笑顔 ・ヤマトの服やバッチを身に ・T4が耳元で歌うヤマトの T2 ∼4 : 児童生徒の気持ちの代弁者(第2の子 ○○組 ての準備を各自行う。 になる。 つけるときに,学習の始ま テーマソングを聞き,笑顔 どもたち)として児童生徒に接する。 りを予想し,T3の言葉掛 を見せる。 T2 ∼4児童生徒の自発的な意思表示を十分待 : 2 緊急集合の合図を聞 ・集まった乗組員を見て声を けで,着衣しやすいように ちながら,言葉で児童生徒の気持ちを 導 7 いて, 電話前に集まる。 出して笑ったり,ドキドキ 腕を上げるなどの動きをす 表現していく。 のポーズをする。 る。 T2 ∼4:服やバッチを装着するときは,児童生 児童生 徒が「早く遊びたいな 。 」という気持 徒玄関 3 ヤマト乗組員集合の ・「エイエイオー」のかけ声 ・「エイエイオー」のかけ声 ・電話越しに,副長官からの ちを引き出すような言葉掛けをする。 前広場 連絡を受ける。 のとき,全員の手の動きに のとき,T3の手の動きに 連絡を聞き,発声と笑顔を T6:C児が喜ぶような言葉掛けを,体育館 入 分 副長官:「至急ヤマト操 合わせて,両腕を上げる。 合わせて,右手を上げる。 見せる。 の電話からする。 縦席に集合せよ。」 T3:全員で頑張ってみようという気持ちが 高まるように音頭をとる。 4 ヤマト操縦席に向か ・スピード感のある移動に対 ・スピード感のある移動を楽 ・スピード感のある移動を楽 T2 ∼4児童生徒の体調を考慮しながら,速さ : う。 して,ドキドキのポーズを しみ,笑顔で気持ちを表現 しみ,発声と左手の動きで や距離を調整する。安全面に十分留意 したり,周囲を見渡して笑 する。 気持ちを表現する。 して移動する。また,体育館内が冷え 顔になる。 るときは,防寒対策に十分配慮する。 準備 ・ヤマト乗 組員用コ スチュー ム ・バッチ ・ネーム ・防寒具 体育館 5 ヤマトの操縦席に就 ・他児がスイッチを操作する ・引っ張りスイッチを提示す き,発進準備を整え, のを見ながら,スイッチを ると,すぐに手を伸ばして スイッチを操作するこ 押すと出てくる映像を予測 スイッチを引こうとする。 とで,準備完了の合図 して,自分から棒スイッチ ・金属輪をつかむまで,手を を送る。 を操作する。 下ろさない。 ・棒スイッチの先に付いてい ・T3の言葉掛けの度にスイ るカラーボールを,両手で ッチを操作しようとする。 押そうとしながら,両腕を ・スイッチを3回程度操作す 6 副長官の話を聞く。 伸ばす。 る。 副長官:「長官から通信 ・カラーボールを押す。 が入ったから聞い 展 33 てもらいたい。 」 7 長官の話を聞く。 ・T2と一緒に映像を見た 長官:「スターシャを探 り,周りの様子を見回す。 せ。 」 開 分 8 ヤマト発進のスイッ ・ヤマトの発進場所へT2, チを操作し,完了した T5と移動し,モニターを 者から今日のポイント 見ながら,棒スイッチを操 に向かい発進する。 作する。 ・スイッチ操作が3回できた ら,シーツブランコ遊びを する。 ・シーツブランコ遊びを修了 後,まだ遊びを続けたい場 合は,棒スイッチを,再度 操作する。 ・ぐるぐるスイッチのボール T2 ∼4:児童生徒が車いすから降りたり,支座 ・座位用補 の音を聞き,笑顔を見せる。 位になるときは, 安全に十分留意する 。 助具 ・ぐるぐるスイッチを左手に T2 ∼4:児童生徒ができるだけ,自分の力だけ ・CDデッ 触れるように提示すると, でスイッチを操作するように,支援の キ 左手全体でしっかりと握り 仕方を工夫する。どうしても難しい場 ながら,木丸棒を動かす。 合は,言葉掛けや手の誘導などを徐々 ・児童生徒 ・指を伸ばし,中に入ってい に行う。 のスイッ るカラーボールを動かして 全T:操作できたときの達成感,満足感を共 チ 類一式 遊ぶ。 有する。 ・パソコ ・「ロボットの声」の効果音 ン を聞き,笑う。 ・プロ ジェク ター ・長官の話す言葉「痛い!」 ・飛行機の発射音を聞き,笑 T1:児童生徒が,視覚的に,聴覚的にとら ・スクリー に笑う。 顔を見せる。 えやすい映像や音を工夫する。 ン ・モニター 外枠 ・肘ばいや,寝返りを繰り返 ・ヤマトの発進場所へT4, T2 ・5:A児が自分の活動に集中でき,友達の ・何でもス しながら,シーツブランコ T1と移動し,コンピュー 活動の様子も分かるような場の設定 イッチB まで自力移動する。 タの効果音を聞きながら, を工夫する。 OX ・シーツブランコまで移動で プッシュスイッチを操作す T4 ・1:C児が自分の活動での音が十分に楽し ・シーツ きたら,仰臥位で,引っ張 る。 め,友達の活動の音が大きく聞こえて ブラン りスイッチを操作する。 ・スイッチ操作が2回できた こないような場の設定を工夫する。 コ ・スイッチ操作が2回できた ら,シーツブランコ遊びを 全T:児童生徒のスイッチ操作による,自発 ・外壁 ら,シーツブランコ遊びを する。 的な意思表示を待つ。また児童生徒が ・外壁用絵 する。 ・シーツブランコ遊びを終了 表示した意思については,必ず揺れあ ・延長コー ・シーツブランコ遊びを終了 後,まだ遊びを続けたい場 そびを保障することにする。 ド 後,まだ遊びを続けたい場 合は, プッシュスイッチを,T2 ・5:A児は,緩やかな揺れが好きなので, 合は, 引っ張りスイッチを, 再度操作する。 特に揺らしすぎに気をつける。 再度操作する。 ・たたく力が弱いときは,タ T3 ・6・4・1 :B児とC児は,強い揺れが好きな ッチスイッチをたたく。 ので,快表情が出る揺れを試みる。 9 乗組員全員で同時に ・中央部に集まり,3人一緒に,シーツブランコ遊びを楽しむ。 全T:全児童生徒の発射準備が整うまで,言 飛行する。 ・ダイナミックな揺れ遊びを一緒に行うことに,声を出して笑ったり,笑顔を見せたりす 葉掛け等の支援を行い,待つようにす る。 る。児童生徒同士が接触しないように 安全に十分留意して活動する。 10 指示されたポイント ・副長官の指示のもと,水分補給や休息を取る。 に到着する。 全T:児童生徒の活動後の様子をよく観察し ・薬のみ 異変がないか確認する。トイレ介助や ・コップ 水分補給の時間を確保する。 ・お茶 (4時間目) 過 時 程 間 場所 学習の流れと 長官・副長官の動き A児の活動(T2) B児の活動(T3) C児の活動(T4) 指導上の留意点 体育館 11 到着したポイントを ・副長官を先頭に,各自の移動手段で全員で移動しながら,乗り物遊び,光遊び, 玩具 T2 ・6:A児が二人乗り自転車で安全に遊べる 全員で調査する。 あそびなどをする。 ように,ベルトなどをしっかり固定し 副長官:それぞれの場所 てから遊ぶ。 を通過しながら, ・二人乗り自転車で,副長官 ・移動する方法を,車いすか ・スクーターボードでT4と T3:B児がスクーターボードで安全に移動 説明していく。 と一緒に移動する。 スクーターボードかのどち 一緒に移動する。 するために,毛布を敷き,けが防止に ・トンネルや,岩段ボール, らかを,二つの引っ張りス ・トンネルや,岩段ボール, 配慮したり,転倒防止のために,一緒 すずらんテープでの活動で イッチの操作により,自分 すずらんテープでの活動で に移動する。 は,不安な気持ちを「イヤ 」 で選択する。 は,左手を伸ばして,もの T4:スクーターボードを押す力の強弱をつ の発声や手の動きで表現す ・選択した移動手段で,自分 に触れようとする。 けてC児の快表情を引き出す。また, る。 の行きたいところに自由に 段ボールやトンネル,すずらんテープ 移動する。 などを左手で触れることができるよう に,スクーターボードを動かす。 展 30 T5:場の雰囲気を高めるように,スポット ライトを操作する。 12 それぞれの場所でス ・様々なあそびをするなかで,スターシャを探すための個別の活動に取りかかる。 ターシャを探す活動を する。 ・モニターに出てくる,大好 ・車いすまたはスクーターボ ・コンピュータに録音されて T2 ・5:A児が二人乗り自転車に乗ったままス きな看護婦さんと,怖い先 ードで,T3が指示すると いる大好きな父親の声を聞 イッチ操作ができるように,補助台の 生の映像を見ながら,布ス ころに,自力移動する。 きながら,指コロスイッチ 準備や,言葉掛けを工夫する。 イッチを操作する。 ・T3がビーンスイッチを提 を操作する。 T3 ・6:B児が自力移動できるように,スイッ ・スイッチを操作するたびに 示する。 ・スイッチを操作する度に, チや電気玩具,電気の点灯など教具提 怖い先生の映像が消え,大 ・スイッチを操作したら, 「助 父親の励ましの言葉掛けや 示の仕方を工夫する。 好きな看護婦さんの映像に けてー 。」や「痛い 。」の ロケット発射の効果音が聞 T3:B児が「やってみようかな 。 」という 変化していく。 効果音が聞こえて,笑顔に こえる。 気持ちが芽生えるような,共感的な言 ・スイッチ操作が6回できた なる。 ・スイッチ操作が2回できた 葉掛けを工夫する。 ら,二人乗り自転車遊びを ・その後,ソフトブロックを ら,三角マットでの移動遊 T4 ・1:C児が三角マット上で腹臥位になると する。 移動しながら自分で押して びをする。 きは,手がマットと床に挟まったり, ・二人乗り自転車遊びを終了 倒す。 ・電気玩具の動きや音に,笑 足がけがをすることがないように十分 後,まだ遊びを続けたい場 ・ 電気玩具が動いたり,電 い声を出す。 配慮する。また,腹臥位の姿勢がきつ 開 分 合は,布スイッチを再度操 気が点くのを見たり,おも ・電気玩具を左指で触れたり くなり,不快な表情になった場合は, 作する。 しろい効果音を聞き, 笑う。 捕まえようとする。 スクーターボードに乗ったり,休息を ・押す動きより,たたく動き ・ さらに,場所を変えて, ・三角マットでの移動遊びを 取ったりして,無理をしないように配 の方が多い場合は,プッシ 活動を繰り返す。 終了後,まだ遊びを続けた 慮する。 ュスイッチをたたく。 い場合は,指コロスイッチ を再度操作する。 13 副長官の合図でそれ ・それぞれの活動を修了し,ヤマト操縦席に戻る。 ぞれの活動を止めて, ヤマトの操縦席に集合 する。 副長官:「時間だ。みん なヤマトに戻れ 。」 終 10 末 分 T2 ∼4:児童生徒が車いすやスクーターボード 二人乗り自転車から降りたり,支座位 になるときは,安全に十分留意する。 14 長官に今日の成果に ・楽しかった活動やスイッチ ・楽しかった活動やスイッチ ・楽しかった活動やスイッチ T2 ∼4:児童生徒の表情やサイン,スイッチ操 ついて一人一人発表す の操作,個別の活動での成 の操作,個別の活動での成 の操作,個別の活動での成 作の様子から活動についての感想を読 る。 果について,T2と一緒に 果について,T3と一緒に 果について,T4と一緒に み取り言葉にする。その際,児童生徒 長官:「今日はスターシ 発表する。 発表する。 発表する。 の反応を待ちながら,言葉にしていく ャを発見できなかっ 副長官の言葉掛けに,笑顔 副長官の言葉掛けに,T2 副長官の言葉掛けに,笑顔 ように心掛ける。 たがよく頑張った。」 やドキドキのポーズで応え と一緒に右手を上げて応え や左手の動きで応える。 T1 ・6:児童生徒の活動に対する取り組みで良 る。 る。 かった点を挙げながら褒め, 「満足感」 を感じさせる。 全T:児童生徒の発表ごとに拍手をし,「満 15 「エイエイオー」の ・副長官の終わりの言葉を聞 ・「エイエイオー」のかけ声 ・「エイエイオー」のかけ声 足感」を感じさせる。 かけ声で終わる。 き,声を出して笑う。 のとき,T3の手の動きに のとき,T4に体を揺らし 全T:児童生徒が次時も頑張りたいと感じる 副長官:「今日の調査は ・「エイエイオー」のかけ声 合わせて,右手を挙げる。 てもらい,笑顔になる。 ような言葉掛けをする。 これで終わりだ。」 とき,全員の手の動きに合 わせて,両腕を挙げる。 準備 ・二人乗り 自転車 ・スクータ ーボー ド ・車いす ・スポット ライト ・トンネル ・岩段ボ ール ・すずらん テープ ・スイッチ ・電気玩具 ・児童生徒 のスイッ チ類一式 ・パソコ ン ・電気玩具 ・二人乗り 自転車 ・スクータ ーボー ド ・車いす ・NK児用 補助台 ・三角マッ ト ・ソフト ブロッ ク
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