JRIS NEWS - 日綜(上海)投資コンサルティング有限公司

JRIS NEWS【2008】3 号
JRIS NEWS
2008 年 1 月 16 日
グループ
日綜(上海)投資コンサルティング有限公司
コンサルタント 佐々木清美
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《加工貿易貨物に対する管理監督弁法》修正に伴う外注加工の変更点
2008 年 1 月 14 日付けで《税関総署:
〈中華人民共和国税関:加工貿易貨物に対する管理
監督弁法〉修正に関する決定》が公布され、3 月 1 日より施行されることとなりました。
それほど大幅な変更はないですが、ポイントとして数点挙げられます。
① 外注加工を認められない一つにメインとなる工程の外注がありましたが、これに対する
制限(不許可)がなくなりました。
② 外注加工の完成品もさることながら、非完成品(余剰材料部品や生産過程において出た
端材、破損品不合格品、副製品等の加工貿易貨物)も、経営企業所在地の主管税関の批
准を経ることで本企業に返送しなくてもよいとされました。
下記の対照表をご覧ください。
《加工貿易貨物に対する管理監督弁法》の修正前後対照表
修正前
修正後
「外注加工とは、加工貿易企業が自身の 「外注加工とは、経営企業が自身の生産
第三条第十一項
生産工程の制限のため、税関の批准を経 特徴と条件の限制のため、税関の批准を
て、かつ関連手続きを行って委托請負企 経て、かつ関連手続きを行って請負企業
業に加工貿易貨物のある工程について に加工貿易貨物の加工を委託し、規定の
加工を委託し、規定の期限内に加工後の 期限内に加工後の製品を本企業に戻し
製品を本企業に戻しかつ最終的に再輸 かつ最終的に再輸出する行為を指す。」
出する行為を指す。」
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審査確認(核査)とは、税関がデータチ
ェック、証明証書審査、実物及び関連帳
第三条第十二項
簿相突き合わせ等の方法を通じて加工
貿易企業が申告する加工生産能力及び
(削除)
加工貨物の輸入、運輸、保管、加工、組
み立て、譲渡、移転、販売及び輸出など
の情況を実際と一致しているか、関連法
律、行政法規規章規定に合致しているか
を事実確認する行為を指す。
第二十三条第一項
「経営企業は税関の批准を経ることで 「経営企業は税関の批准を経ることで
外注加工業務を展開することができる。 外注加工業務を展開することができ、さ
外注加工は加工貿易手冊有効期間内に らに外注加工の関連管理規定に従い行
行わなければならない。
う。」
第二十四条
「経営企業は、外注加工の完成品、端材、 「外注加工の完成品、余剰材料部品及び
破損品不合格品、副製品等の加工貿易貨 生産過程において産出された端材、破損
物 を 本 企 業 に 返 送 し な け れ ば な ら な 品不合格品、副製品等の加工貿易貨物
は、経営企業所在地の主管税関の批准を
経ることで本企業に返送しなくともよ
い。」
い。」
第二十五条第(二)項
(二)経営企業が主要工程を外注加工に
(削除)
出す場合
本弁法に違反し密輸行為をなすもの、ま 「本弁法に違反し密輸行為をなすもの、
第四十二条
たは税関監督管理規定行為に違反した 税関監督管理規定行為に違反またはそ
場合、税関は《中華人民共和国税関法》 の他税関法行為に違反した場合、税関は
及び《中華人民共和国税関法行政処罰実 税関法及び《中華人民共和国税関行政処
施細則》の関連規定に則り処理する。犯 罰実施条例》の関連規定に則り処理す
罪をなすものは法に則り刑事責任を追 る。犯罪をなすものは法に則り刑事責任
及する。
を追及する。
」
以
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上
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2.
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