岩手競馬 福山競馬 JRA - 全国競馬労働組合

競馬連合NEWS
2008年(平成 20 年) 9月3日(水) №302発行
発行責任者/伊藤保政
全国競馬産業労働組合連合会
岩手競馬
編集/田村隆光
関東本部 〒300-0493
TEL/0298-85-0402
茨城県稲敷郡美浦村美駒 2500-2 関東労内
関西本部 〒520-3005
TEL/077-558-0457
滋賀県栗東市御園 1028 全馬労内
競馬民間委託で聞き取り
2008.9.2
岩手放送
岩手競馬の民間委託をめぐって、県競馬組合とIT関連大手・日本ユ
ニシスの交渉が続いていますが、きょうの競馬組合議会の調査特別委員
会で組合とユニシス、両者の間に大きな溝があることが浮き彫りになり
ました。奥州市役所で行われた委員会には、委託交渉先である日本ユニ
シス産業機構研究所の矢島洋一所長と県馬主会、県調騎会の代表、あわ
せて7人が参考人として招かれました。競馬組合と日本ユニシスはこれ
まで7回の協議を行なってきましたが依然、具体的な実行計画の調整には至っていません。組合側
は問題点として「賞典費」の大幅削減で今年度計画の 240 億円より 40 億円引き下げた売上規模や、
さらに競馬組合に支払う収益保証が売上の 0.25%に留まる点をあげています。しかし、ユニシスの
矢島所長は「これまでの 7 回は率直にいって協議といえない」と組合への不信感を明らかにし、新
聞紙上での自身の発言をめぐって、組合から「現行方式で困難は無い」「ユニシスに再生を頼んで
◀
はいない」などの意見書が寄せられたことに「愕然とした」と述べました。民間委託決定のタイム
リミットが来月に迫る中両者の間に大きな溝があることが浮き彫りになった形です。
福山競馬
福山競馬を東京でPR
2008.9.2
中国新聞
福山市競馬事務局は9月3―5日、東京都の大井競馬場で、観光物産フェアを兼ねた福山競馬の
キャンペーンを行う。福山競馬場本場での売り上げ減をカバーするため、大井で福山のレースの売
り上げ増を図るのが狙い。
競馬事務局の職員や福山物産協会の計8人が、大井競馬場正門近くのブースで、開催リーフレッ
ト 2000 部やブドウ、げた、鯛塩(たいしお)ラーメンなど福山の特産品を配布。11 月に大井など
南関東4場の騎手を招いて福山競馬場で開く南関東ファンタジスタカップなどのPRをする。
JRA
京都馬主協元会長を詐欺容疑で逮捕…購入費だまし取る
2008.9.2
読売新聞
競走馬の共同購入を持ちかけ、750万円をだまし取ったとして、京都府警は1日、京都馬主協
会(京都市)の元会長理事、藤本龍也容疑者(71)(京都市南区)を詐欺容疑で逮捕した。藤本
容疑者は「だますつもりはなかった」と犯意を否認しているという。
発表では、藤本容疑者は2003年2月、京都市の会社役員の男性(50)に、実際は230万
円で買った馬2頭について、「共同所有しないか。1500万円なので半額を出して」と偽り、金
を詐取した疑い。藤本容疑者は、2頭の馬主に自分1人しか登録していなかったが、中央競馬など
に出走させて得た賞金の一部を男性に支払い、共同馬主と信じ込ませていたという。
―1―
競馬連合
№302(2008/9/3)
競馬連合NEWS
男性は昨年秋、牧場関係者に2頭の価値を聞かされ、今年2月、府警に告訴。別の馬の共同購入
費名目でも約600万円を払っており、府警は関連を調べる。
藤本容疑者は、これまで100頭以上の競走馬を所有し、1995年には香港の重賞レースで勝
利。会長理事に05年2月に就任したが、昨年末、経費の私的流用などを理由に除名された。
笠松競馬
笠松競馬継続の考え、「検討する会」で組合示す
2008.9.2
読売新聞
笠松競馬場土地明け渡し訴訟の1審判決を受け、今後の笠松競馬の経営方針や将来展望などにつ
いて話し合う「笠松競馬を検討する会」の3回目の会合が1日、笠松町中央公民館で開かれた。県
地方競馬組合は当初、今回で会合を終了する予定だったが、「競馬存続のため様々な意見、課題が
出た」とし、今後も継続していく考えを示した。
会合では、土地の明け渡しを求めている原告側が勝訴した1審判決が確定した場合、想定される
経費が初めて示された。県地方競馬組合は、建物撤去など借地の原状回復として約19億円、原告
に対する損害金約2億円、起債償還経費約4億円の計約25億円と試算。
さらに、馬主、調教師や騎手ら約440人に対する退職金、慰労金の支給などが必要としている。
県が19分の15を負担し、笠松、岐南町が残る額を負担する。
参加した調教師から「原告側の地主と和解で解決してほしい。競馬をぜひ存続させてもらいたい」
と存続を願う声が出たほか、
「馬を増やしたくても、来年度やるか分からない状態では増やせない」
と現状を訴える馬主もいた。
一方、原告の四つの地主組合代表は、3回の会合にすべて欠席した。参加したほかの地主らから
は「原告の地主が出席しないと何も進歩がない。県地方競馬組合は、引っ張り出すように努力して
ほしい」などと批判の声が相次いだ。
1審判決では、競馬組合側に土地の明け渡しと、2006年4月以降から明け渡しまでの賃料の
支払いを命じた。競馬組合側は判決を不服として控訴し、3日に名古屋高裁で第1回口頭弁論が開
かれる。1審で勝訴した原告86人のうち2人は訴えを取り下げた。
笠松競馬
笠松競馬の厩舎が冠水
排水路の水が流れ込む
2008.8.30
岐阜新聞
28日夜から29日未明の大雨で、笠松競馬の所属馬を
飼う羽島郡笠松町の円城寺厩(きゅう)舎の一部では、排
水路の水が流れ込み、馬房や住居の床下が浸水した。
現場は約20棟が建ち並ぶ東側の一画。境川支川への薬
師寺排水路があふれ出し、道路の水深は3、40センチに
達し、8棟が床下浸水した。水は一部の馬房にも流れ込み、
馬は肩身が狭そうに水を避けていた。
厩務員の高田久司さん(41)は「水が引いたら、わら
や土の交換をしてやらねば」と話していた。 この日は競馬開催日だが、この地区の馬10頭は予
定通り出走するという。
<写真>冠水した円城寺厩舎の一角=29日午前9時25分、羽島郡笠松町円城寺
―2―
競馬連合
№302(2008/9/3)