長崎大病院で乳児ら院内感染…2人発症も快方へ 読売新聞 2 月 25 日(水)21 時 59 分配信 長崎大病院(長崎市)は25日、昨年11月から今年2月までに新生児集中治療 室(NICU、6床)や新生児回復治療室(GCU、9床)に入院した新生児や乳 児15人から、抗菌薬の切り札とされる「カルバペネム」が効かない耐性菌「カル バペネム耐性腸内細菌科細菌(CRE)」が検出されたと発表した。 集団院内感染とみられ、同病院はNICUやGCUでの新生児の受け入れを中止 している。 同病院によると、15人のうち、感染による発熱などの症状が出たのは2人。1 人は別の抗菌薬で治り、もう1人も快方に向かっているという。他の13人は発症 していないという。 昨年11月1日、NICUの患者1人の気管チューブからCREが検出された。 このため、他の患者を調べたところ別の6人からも検出された。うち1人が12月 下旬、CREによるとみられる発熱の症状を出し、感染症法に基づき市保健所に届 け出たが、その後も感染者が確認された。 長崎大病院の宮崎泰司副病院長は「多大なご迷惑をおかけしおわび申し上げる。 感染対策が不十分だった」と陳謝した。
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