21年12月7日 - 姫路市

平成21年12月 7日(月)
開
会
9時59分
○
行政システム改革室
9時59分
○
報
告
○
・ 新行財政改革プラン(案)について
・ 行政システム改革プラン・アクションプランの達成見込みについて
質
問
10時22分
○
行財政構造改革推進会議(以下「推進会議」という)で、「パブリック・コメン
問
ト(以下「パブコメ」という)について、膨大な資料を閲覧して、理解するのは、
よほどの専門家でないと難しいのではないか。市民意見を本当に求めるのであれ
ば、自治会等への説明会などの努力をするべきではないか」という意見が出ている
が、パブコメの手法に問題はないのか。
パブコメの制度にも課題はあると思うが、その周知方法として、ケーブルテレビ
答
やFMゲンキなどの媒体を通じ、直接語りかけるような機会を増やしていきたいと
思う。要望があれば出前講座等の実施も考えている。
市民の意見を十分に反映せず、強引にやると、どこかでほころびが出ると思う。
問
市民や職員と課題を共有することは、キーポイントだと思うがいかがか。
通常のパブコメよりも期間を延長し、また、これまでも『広報ひめじ』で行革の
答
取り組みを公表し、内容の周知を図っているところである。できる限り周知徹底す
る方針である。
パブコメで資料を提供して、そこでの意見がないことを賛同としないでもらいた
意 見
い。自治会等にも積極的に説明に行き、意見聴取し、分かりやすくオープンにやる
ことが市民の関心につながると思う。
市民意見の反映は、本来、議会を通してやるものだと思うが、パブコメやその他
問
の方法で市民から直接意見聴取しないといけない状況というのは、議会がその機能
を果たしていない。事務の質・量が、議会や議員の資質・能力を超えていると考え
ているのか。適正な議員定数に対する考えがあれば聞かせてもらいたい。
議員定数の適正化等については、議会内で十分議論されている最中なので、返答
答
しかねる。事業仕分けもそうだが、できる限り直接的な市民意見を聞くという風潮
が広がっている。市民と、市民の代表である議員にそれぞれ役割があると考えてい
る。
議会は議会としての役割があり、市民意見の反映の仕方など、議会の審査の補助
意 見
として使うのであれば分かるが、それがメインになってしまってはいけない。
議員定数の増減は、議会にだけではなく行政にも権限がある。職員を100人減
意 見
らそうかという厳しい状況の中、市民から意見が出ているのに、議員定数について
一切ふれないのは、今の時代には合っていないと思う。市民や職員に痛みを伴う行
革を行うのなら、当然議会に対しても提案すべきである。
係長・課長補佐級の管理職手当がなくなった上に、今回の賃金カットが行われる
問
と、職員、特に、係長・課長補佐級の職員のモチベーションが低下しないかといっ
たことを総務委員会で議論した。係長・課長補佐級の職員は、管理職手当の減収分
を時間外勤務手当である程度補填できるということも聞いているが、行革の残業縮
減の方針と乖離していないか。
大きな変更であり、組織全体への影響も含め、職員のモチベーション等について
答
十分検証していきたいと考えている。
行革側と人事部局では人件費の考え方に差異がある。市として、やはり統一した
意 見
1
問
答
要
望
問
答
意
見
意
見
問
答
意
見
意
見
意
見
方針を示すべきである。
26年度の人件費見込み額が320億円であるが、その試算方法を教えてもらい
たい。
全職員数は、22年度の職員数の見込みを基礎として、退職者は、毎年度の退職
者数に勧奨退職と普通退職を見込んだもので算出し、採用者数は、22年度以降
は、退職者数と同人数を翌年度採用するとして算出している。
書類で提出してもらいたい。
(委員会終了後、資料提供)
ほとんどの補助金で要綱がなく、また、2,800万円の剰余金がありながら、
1,000万円の補助金を出すといった例もある。補助金に対する基本的な考え方
を整理し、本当に必要な補助金かどうかを検証して、その結果、どのように具体的
に見直しをするのか明確にしてもらいたい。
全事業総点検を新プランの中で実施する予定であり、補助金も対象にきちんと精
査し、繰越金等のあり方についても明確な基準を作っていきたいと思っている。要
綱についても、包括外部監査で指摘があり、それに対する考えも整理しているの
で、しっかり対応していきたい。
新アクションプランの35番『時間外勤務の縮減』と、36番『職員の意識改革
の徹底』、32番『定員適正化の推進』はリンクした問題である。例えば、課題を
解決するための取組みで、「時間外勤務の多い職場の業務分析及び指導」とある
が、時間内にさぼり、残業代を稼いでいるなら指導対象だが、残業しないと仕事が
回らない状況であれば、指導などできない。部署間での時間外勤務量の多寡は、人
事行政に問題があり、解決のためには職員の適正配置が必要である。その前提で、
職場の良好な人間関係、職場環境、あるいはそういう雰囲気を醸成することを管理
職が率先して図るべきと考える。
具体的にどこにポイントを置いて職員を削減するのか定まっていないと、より深
刻な状況を生み出す。例えば、技能労務職を減らし、その分を民間委託にするとい
った方向性が出ないと、職場環境が悪化すると思う。
現アクションプランの達成見込みはパブコメで提示するのか。
提示しない。新プランのパブコメである。
『職員の意識改革の徹底』はタイトルからしておかしいと思う。今姫路市で一番
問題なのが、職員の不祥事が相次いでいることである。『職員の不祥事を根絶す
る』ということがタイトルではないか。その課題を解決するための取組みでも、分
かりきったことしか書いてないが、これまで同じことを言ってきて、それでも不祥
事が相次いでいるのだから、具体性がないと絶対に解決しない。
現アクションプランの22番『職員行動規範の周知・定着化』の達成度がDであ
るが、この取り組み内容で変わるわけがない。それと、27番『市税減免の見直
し』の中で、取組実績を「社会保険医減免の廃止や地域減免の廃止」といっている
が、これは行革の観点、合理化や市民負担の公平化といった観点からやめたわけで
はなく、その社会的な使命、歴史的な役割がある意味で終わり、地域住民と話し合
った結果である。それを市民負担の公平化というような言い方をされたら、でたら
めなこと、逆差別を生むようなことを今までやってきたと誤解を招くので、きちん
とした歴史的な事実を踏まえた表現にしてもらいたい。
現アクションプランの56番『自治基本条例の研究』で、他都市の中には、自治
基本条例の中に議会基本条例を盛り込んでいるところもある。現在、議会基本条例
について議会改革検討協議会で議論している中、策定の実効性は薄いといったこと
2
問
答
問
答
問
答
意
見
問
答
意
見
問
答
問
答
問
答
を行政側が言うのはいかがなものか。これこそ議会と相談すべきである。
いろいろと問題提起したが、これを解決せず、明日からパブコメを実施すると言
うのであれば、議会を全く無視しており、問題があるのではないか。
新プランについては、定例会毎に特別委員会を開催し、11月19日には臨時の
委員会を開催し、議論している。来年3月の策定に向けて、議会に対する周知徹底
を図りつつ、スケジュールを決めているので、明日からパブコメを実施したい。
本日配られた資料について意見を言ったが、その意見を反映した案を、パブコメ
で提示すべきではないか。都合のいいものだけ反映するのであれば、議会を利用し
ているだけだ。明日パブコメを実施することが、絶対の日程だという前提で考えて
いないか。
決してそのようには考えていない。全体のスケジュールについては前回にも説明
している。明日からのパブコメの後、そこで出た意見も踏まえ、場合によっては、
もう一度臨時委員会の開催をお願いしたいとも考えている。当然、全ての意見を網
羅して、完璧な形で示せればいいが、項目も多く、微調整はその都度必要である。
最終形ではないが、ほぼ固まった状態ということでパブコメを実施したいと考えて
いる。
姫路市の場合、パブコメについて条例は定めていないが、明日から実施しなけれ
ばならないのか。
新プランについては、以前からスケジュールを考えた中で、これに従い実施して
きた。来年3月の議会で、最終的な承認が得られるよう逆算した。あくまでもパブ
コメで提示する案が最終案ではない。
姫路市の場合は、パブコメは要綱で定めているだけだ。パブコメのやり方の是非
で意見が多いのは、条例で日程等を決めないでやっているからである。条例で決め
ているのであれば、議会に意見を聞き、その翌日にパブコメを実施するような日程
には絶対にしない。
市民に提案する前に、市民の意見を聞く土台の資料に問題があると言っている。
これまでのプランや市の方針で具体策に乏しいことは認識している。新プランで
は、具体的な手法としてやっていくものもあるが、個別で考え方を整理する必要が
あるものもある。例えば、定員の管理については、新たな定員適正化計画を策定予
定であり、その中で技能労務職のあり方なども具体的に示していく。
今会期は14日までで、その会期中、議員はいつ何時議会が開かれても出席でき
るよう待機している。その中で議案審査や報告事項を精査するわけである。他の委
員会に対しても、所属委員を通して各会派の意見を言い、審査内容等を持ち帰り報
告し、それで意思統一を図っている。委員会審査後、本会議で諮り、結果が出るの
であり、委員会での報告が手続きの完了ではない。
11月19日の臨時委員会や、その後の推進会議で出た意見は反映されているの
か。
補助金の見直しの部分について、文章を修正し、その他細かなところも修正して
いる。今日出た意見についても、パブコメで意見を聴取した後、それらの意見と同
時に整理し、次案で修正したいと考えている。
次案の提示はいつになるのか。
臨時委員会の開催も含めて委員長と相談したい。
明日から1月14日までパブコメを実施し、市民の意見を聞き、最終的には、特
別委員会で出た意見も踏まえるということか。
そのように考えている。
3
問
答
問
答
委員長
問
答
意
見
委員長
14日以降、本会議の閉会後に実施しては日程的に間に合わないのか。
すでに市民に8日から実施することを広報しているため、明日からパブコメを実
施する責任があると考えている。
パブコメの日程変更が難しいのであれば、明日までに、本日の意見を反映したも
のに修正すべきではないか。
アクションプラン32番に、「技能労務職のあり方についてさらに検討を進め
る」という文言を、35番には、「職員の適正配置も踏まえながら、時間外の縮減
に取り組む」といった文言を加えたい。36番には、「管理職が率先して良好な人
間関係をつくることができる環境整備を」といった文言を付け加えたい。以上のよ
うに修正し、明日からパブコメを実施することについて了承してもらいたい。
そのように修正し、パブコメで提示してもらいたい。
(委員会終了後、資料2修正版配付)
パブコメ後、来年第1回定例会までの間に、最終案を出す前段階で、臨時委員会
を開催し報告してもらいたい。
その方向でお願いしたいと考えている。
会期中にパブコメを実施するというのは、本来おかしいと思う。市民意見の尊重
はもちろん大切だが、その市民から選ばれた議員が議論する場が議会である。議会
の議論を経て、それを尊重して出してもらうのが当然と考える。
パブコメで出された意見を踏まえて、来年第1回定例会までに、臨時委員会を開
催したいと思う。
○
終
了
11時48分
○
閉
会
11時48分
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