人間を幸福にしない日本というシステム

人間を幸福にしない日本とい
うシステム
カレル・ブァン・ウォルフレン
30516009 神吉 拓朗
情報について
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日本人は「知る者」と「知らない者」の2つに分
けられる。普通の人々には「もっともらしいウ
ソ」だけが与えられる。真実はエリートだけが
知っている。
偽りの情報が発信されている。
報道機関が本来の機能(市民に身近で意見
を反映させるなど)を果たせていない。
官僚独裁主義
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日本では民主主義はいまだ実現していない。
「民主主義的」儀式がとり行われているが実
際は「官僚独裁主義」になっている。
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決まりは官僚が決めるので、彼らが有利に
なってしまう。
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政治エリートの強力な集団は「説明する責
任」を果たしていない。
日本企業の問題
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日本人は会社と結婚することが要求され、会
社につくさなければならない。こうしたことで
会社以外で政治的技術を身につける機会が
なくなり、会社に多くの時間と知的エネルギー
をとられるので、政治活動をする元気など残
らない。また家庭を大事にしなくなることが多
い。
晩婚化・少産化
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日本女性の劇的な晩婚化・少産化傾向は何
を意味するかというと彼女たちは、経済的成
功と秩序維持のために人間の幸福を犠牲に
にし、この社会からの脱出をはかっている。
バブル経済
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バブル経済で最大の受益者だったのは大企
業である。バブルのおかげで大企業は、わず
かなコストで生産設備の更新と拡大をやるこ
とができた。バブル経済は巧妙な操作によっ
て導かれた。
日米関係
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日本はアメリカから外交上、軍事的にも後ろ
盾を絶えることなく提供してもらっている。これ
により今の日本が成り立っている。しかしこの
ことによって日本はアメリカの言いなりになっ
ていることも多い。
感想
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日本に住んでいて当たり前だと思っていたこ
とがけっこう問題になっているのに驚いた。住
みよい日本にしていくためには私たち市民が
努力していかなくてはならないと感じました。
この本を読んで日本の問題点を少しでもしれ
てよかったです。