上手な苗作りについて - 西日本たばこ耕作組合

まず肥土の準
備
岡山県たばこ耕作組合
目指すは健苗育成
・
良い肥土とは排水、通気性よく、かつ水持ちのいい
肥土でさらに病原菌がいないこと
苗作りの基本
1.良質の堆肥が原則:バーク素材の堆肥は要注意(完熟でいきましょ
う)
2.配合割合にも注意が必要:目安はこちら
苗作りは根づくり:リン酸系の液肥
(ネオカーナリン500倍等)も効果あり
・
子床肥料のリン酸目安は成分量で
チッソ1に対してリン酸が2−3倍
右の例では1−2.2−0.8
そして肥土の消毒
熱,蒸気消毒:90℃以上10分が目安
(焼土にしないこと)
クロピク消毒:肥料袋に肥土を詰めピクリ
ン2-3CCを注入して密封、暖所に置き
(10-14日)消毒する方法もあり。通常は
50cm平積みで30cm間隔で2-3cc。
苗床肥土の標準的調製(3.3m2当たり)
材 料
親 床
子 床
細末堆肥(㍑)
80
100
原野土(㍑)
20
40
くん炭(㍑)
18
18
加燐硝安(g)
300
500
リン酸肥料(g)
―
500
注)加燐硝安(13-10-11)
苗床4号:(9-6-6)の場合は800g目安
リン酸肥料:過燐酸石灰(17.5%)を600g
補充すれば3成分比は1-2-0.7 となる
完成培土(エースバイド等)の使用法
・
他の資材とは混合しないこと
・
仮植数日前までに十分潅水して肥
土をなじませておくこと
・
仮植直後の潅水もやや多めとする
・
水圧は低めにして潅水すること
近年の苗床
標準的な潅水の目安
やや多めの潅
水とベントウ肥
5㍑/坪
1日2回
順化処理
午後はしおれる程度に換気 2㍑/坪1日1回
移
仮
子床日数20日間の確保
植
植
苗床管理のポイン
4.
苗床末期の極端な潅水制限はゴボウ苗となって初期生育
ト
1.仮植後数日間は直射日光を避け活着を促す。
が悪くなるので移植直前は逆に潅水量を増やすこと。
2.床温は前半期は20−25℃を目安とするが、後半期は極力換気をはかり
5.ベントウ肥は液肥250−300倍、加燐硝安液であれば(10㍑に100g)
外気温に慣らせていく(末期の極端な順化は不時発蕾を誘発することがある)。
6.病気(腰折病等)予防としてベンレート等の1000倍液を散布する。
3.潅水は仮植後5−6日は坪当たり5㍑を2回に分けて行うが、それ以降は
徐々に量を減らして一日1回2㍑程度とする(順化処理は仮植後1週間目頃から)。 返してよ! こっちが言いたい 二十歳の頃を(倦苗)