仕様書 - 奈良県

仕
様
書
公園管理システム データ入力業務
第478-委-2号
平成27年1月
奈良県県土マネジメント部まちづくり推進局
公園緑地課
公園管理システム データ入力業務仕様書
Ⅰ 総則
1.適用範囲
本仕様書は、「公園管理システム データ入力業務」について、下記のとおり必要事項を
定めるもとのする。詳細事項については、別途協議するものとする。
2.業務目的
奈良県では平成25年度より、公園管理システム(以下、本システム)を導入しており、現
在、本システムにて馬見丘陵公園を管理している。
平成26年度は、本システムで管理する公園を、大渕池公園、大和民俗公園、竜田公園、
県営福祉パーク、橿原公苑、まほろば健康パークの6箇所に拡大する。
本業務は、これら6箇所の公園の情報を本システムに登録し、公園台帳の電子化を図るこ
とを目的とする。
3.業務スケジュール
下表を参考とし、導入完了予定日(平成27年3月20日)は、厳守すること。
H27.01 H27.02 H27.03 H27.04
業務準備等
データ登録
データ登録確認
本稼働
Ⅱ
データ登録要件
1.本システムについて
(1)本システムは、一般社団法人日本公園緑地協会が開発した、POSA(ポサ)システムで
ある。
(2)本システムはGISシステムであり、公園の平面図および公園の施設情報を、位置情報付
きで管理している。
(3)本システムは、クラウドシステムであり、アクセス権限があれば、場所を問わずアクセス可
能である。データ登録をする期間に限り、奈良県より受注者にアクセス権限を貸与する。
(4)本システムの管理運営については、(一社)日本公園緑地協会と契約済みであり、連携
しつつ業務を行うこと。
(5)奈良県より受注者に本システムの操作マニュアルを提供する。また、実際の作業内容確
認のため、必要に応じて(一社)日本公園緑地協会と打ち合わせの機会を設ける。
2.業務数量
(1)業務数量は、別添資料のとおりとする。
3.計画準備
(1)業務計画を立案し、業務計画書を作成する。なお、業務計画書には、作業内容、作業
体制、作業場所、作業スケジュール等を記すること。
4.公園の情報登録
(1)紙またはExcelデータで管理している公園台帳を、本システムに登録すること。
(2)名称、所在地、設置年月日、沿革、面積など公園情報の属性情報を本システムに登録
する。
(3)属性項目数は公園により異なるが、100項目/1公園 程度とする。
5.公園の平面図登録
(1)紙の平面図はスキャニングし、画像データ(Tiff形式)とすること。
紙のデータ化は受注業者が行うこと。紙のサイズは最大A1サイズとする。
(2)公園面積の大きい公園は、平面図をいくつかのエリアに分けて登録すること。
エリア数は、別紙数量総括表を参照すること。
(3)CADデータやPDFデータの平面図も画像データ(Tiff形式)に変換すること。
CADデータやPDFデータの画像データ化は受注業者が行うこと。
(4)画像データは拡大して使用するため、できるだけ解像度を高くすること。
当システムに登録するTiffファイルは、50~100MBt程度とする。
(5)平面図に平面直覚座標系(6系)の位置情報を付与すること。(ジオリファレンス)
(6)位置情報の付与は、GISソフト等を利用すること。なおGISソフトは、商用ソフトだけでなく
オープンソース(無料)を利用することができる。
(7)位置情報付与の際に使用する背景地図は受注者で用意すること。
6.公園に関係する書類・写真登録
(1)公園に関係する書類PDFや写真データなど、施設に関連する書類を登録すること。
(2)ファイル数は公園により異なるが、20ファイル/1公園 程度とする。
7.公園施設の登録
(1)建物、園路、施設、占用物件を登録すること。
(2)名称、所在地、設置年月日、沿革、面積など公園情報の属性情報を登録すること。なお
これらの情報は、Excelデータのある公園と、電子化されていない公園がある。Excelデー
タの有無は、別紙、数量総括表の「長寿命化計画(Excelデータ)」項目を参照すること。
(3)本システムは、施設のCSVファイルをインポートすることで、一括で公園施設を登録する
ことができる。ただし、本システムの仕様に適合したCSVファイルに加工が必要である。加
工とは具体的に項目名の変更、項目の削除、項目の結合・分割、施設分類の付与などで
ある。
(4)施設の位置を公園平面図上に登録すること。
なお施設の位置登録は、本システム上で行う。施設の外郭を平面図に沿ってスケッチす
るイメージで作図する。CADのように精密な形状は求めない。
位置登録は、複雑な形状のものから、点だけで表現すればよいものまで、施設により登録
の手間が異なる。それぞれの数量は別紙、数量総括表の「複雑なポリゴン入力」項目から
「ポイント入力」までを参照のこと。
複雑なポリゴン(園路・舗装など)
単純なポリゴン(休養施設など)
ライン(柵など)
ポイント(照明灯など)
(5)PDFや写真データなど、施設に関連する書類を登録すること。
数量は施設により異なるが、施設書類が1ファイル/1施設 程度、写真が4施設に1枚
程度とする。
なお、総括表の施設数量、施設書類は概算の数値である事を留意すること。施設数量
については、実際の入力作業量に応じて、設計変更の対象とする。
8.長寿命化計画の登録
(1)長寿命化計画の情報を登録すること。
(2)対象公園は、大渕池公園、大和民俗公園、竜田公園、県営福祉パークの4箇所とする。
(3)主要部材、経過年数、処分制限期間、各年度の計画内容、実施内容などの属性情報
を登録すること。なおこれらの情報は、Excelデータで電子化されている。
(4)本システムは、長寿命化のCSVファイルをインポートすることで、一括で情報を登録する
ことができる。ただし、本システムの仕様に適合したCSVファイルに加工が必要である。
9.内容確認・とりまとめ
(1)本システムに登録したデータは、システム上でチェックを行い正しく登録されていること
を確認すること。なお、本システムはCSVファイルをエクスポートする機能があるので、チェ
ックの際にそれを活用してもよい。
(2)上記作業内容をとりまとめ、成果品を作成する。
発注者の指示に従い、成果品を納品し、発注者の確認及び検査を受けること。
(1)作業計画書
・成果品 印刷物1部、電子媒体(CD-ROM等)1部
・納 期 データ登録作用前に印刷物を1部作成し、発注者と打合せを行い、発注者の
確認を受けること。なお、電子媒体は、業務完了打ち合わせ時に提出すること
(2)平面図一覧
・成果品 印刷物1部、電子媒体(CD-ROM等)1部
・納 期 業務完了時の打合せ時点で、発注者に提出すること。なお、印刷物とは、登
録した平面図をA4サイズで出力したものをいう。
(3)施設一覧
・成果品 印刷物1部、電子媒体(CD-ROM等)1部
登録した施設の一覧表であり、電子データは、Excelで読み込むことのできる
形式とする。
・納 期 業務完了時の打合せ時に発注者に提出すること。
Ⅲ
成果品
(1)本業務の実施にあたっては、必要な参考資料等を事前に提供するが、業務終了後は、
速やかに奈良県に返却するものとする。
(2)その他業務履行にあたっての留意事項
・ 本業務に把握した情報は、事前に奈良県の承諾を得た場合を除き、第三者に提供して
はならない。また、本業務従事者に対し、別に定める「個人情報取扱特記事項」を遵守さ
せるとともに、秘密の保持、私的流用の禁止等の情報の流出を防止し、適切な情報管理
を徹底すること。
・ 受注者は、本業務の実施に必要となる物的設備及び人的環境等については、各種法
令等に違反することのないように留意すること。また、是正すべき事象が生じた場合には、
速やかに発注者に報告するとともに、その指示を受け、是正すること。
・ 受注者は、本業務終了後、知り得た個人情報等については、他人に漏らすことなく、資
料等については破棄すること。
・ やむを得ない事情により、入札参加資格申請書類に記載した業務委託体制等に変更が
生じる場合は、事前に奈良県の承認を得ること。
Ⅳ
留意事項
別
記
個人情報取扱特記事項
(基本的事項)
第1 乙は、個人情報の保護の重要性を認識し、この契約による事務の実施に当たっては、個人
の権利利益を侵害することのないように、個人情報を適正に取り扱わなければならない。
(秘密の保持)
第2 乙は、この契約による事務に関して知り得た個人情報を他に漏らしてはならない。この契
約が終了し、又は解除された後においても、また同様とする。
(収集の制限)
第3 乙は、この契約による事務を行うために個人情報を収集するときは、当該事務の目的を達
成するために必要な範囲内で、適法かつ公正な手段により行わなければならない。
(目的外利用・提供の禁止)
第4 乙は、甲の指示がある場合を除き、この契約による事務に関して知り得た個人情報を契約
の目的以外の目的に利用し、又は甲の承諾なしに第三者に提供してはならない。
(漏えい、滅失及びき損の防止)
第5 乙は、この契約による事務に関して知り得た個人情報の漏えい、滅失及びき損の防止その
他の個人情報の適切な管理のために必要な措置を講じなければならない。
(従事者の監督)
第6 乙は、この契約による事務を処理するために取り扱う個人情報の適切な管理が図られるよ
うに、従事者に対して必要かつ適切な監督を行わなければならない。
2
乙は、この契約による事務に従事している者に対し、在職中及び退職後においても当該契約
による事務に関して知り得た個人情報を他人に知らせ、又は不当な目的に使用してはならない
こと、個人情報の違法な利用及び提供に対して罰則が適用される可能性があることその他個人
情報の保護に関して必要な事項を周知しなければならない。
(複写又は複製の禁止)
第7 乙は、この契約による事務を処理するために甲から引き渡された個人情報が記録された資
料等を甲の承諾なしに複写し、又は複製してはならない。
(再委託の禁止)
第8 乙は、甲が承諾した場合を除き、この契約による事務については自ら行い、第三者にその
取扱いを委託してはならない。
(資料等の返還等)
第9 乙は、この契約による事務を処理するために、甲から提供を受け、又は乙自らが収集し、
若しくは作成した個人情報が記録された資料等を、この契約の完了後、直ちに、甲に返還し、
又は引き渡すものとする。ただし、甲が別に指示したときは、当該指示に従うものとする。
(取扱状況についての指示等)
第 10 甲は、必要があると認めるときは、随時、個人情報の取扱状況について、乙に対して、
必要な指示を行い、若しくは報告若しくは資料の提出を求め、又は調査をすることができる。
この場合において、乙は、拒んではならない。
(事故発生時における報告)
第 11 乙は、この契約に違反する事態が生じ、又は生ずるおそれのあることを知ったときは、
速やかに、甲に報告し、甲の指示に従うものとする。
(損害賠償等)
第 12 乙は、その責めに帰すべき事由により、この契約による事務の処理に関し、甲又は第三
者に損害を与えたときは、その損害を賠償しなければならない。再委託先の責めに帰すべき事
由により、甲又は第三者に損害を与えたときも、また同様とする。
2
甲は、乙がこの個人情報取扱特記事項の内容に反していると認めるときは、契約の解除又は
損害賠償の請求をすることができるものとする。
注1 「甲」は「実施機関」を、
「乙」は「受託者」をいう。
別
添
資
料
数量総括表
公園名
複雑なポ 単純なポ
CAD
長寿命化 リゴン入
リゴン入 ライン入 ポイント入 ポイント
力(広場、
紙媒体の 公園 施設 計画
力(建築 力(柵、電 力(ベン 入力(定
施設デー 施設写真 ユーザー
面積 エリア分け データ
タ登録 登録 数
の図 図面 台帳 台帳 (Excel 駐車場、
物、橋、 線など チ、公園 点観測位
池、古
置の登
面
データ) 墳、園路 遊具、入
灯等) 録)
口等)
等)
1 大渕池公園
23.2ha
3
○
○
○
○
148箇所
2 大和民俗公園
22.6ha
1
○
○
×
○
127箇所 19箇所
4箇所 668箇所 50箇所 868箇所 217箇所
1
3 竜田公園
14.0ha
3
○
×
×
○
94箇所 53箇所 139箇所 296箇所 50箇所 632箇所 158箇所
1
4 県営福祉パーク
2.2ha
1
○
○
×
○
7箇所
3箇所 24箇所 222箇所 15箇所 271箇所 68箇所
1
5 橿原公苑
10.2ha
1
×
× 未作成
6箇所
6箇所 50箇所 200箇所 30箇所 292箇所 73箇所
2
6 まほろば健康パーク 12.8ha
1
○
× 未作成
52箇所 73箇所 160箇所 850箇所 50箇所 1185箇所 295箇所
2
434箇所 156箇所 409箇所 2419箇所 245箇所 3663箇所 915箇所
8
10
○
○
2箇所 32箇所 183箇所 50箇所 415箇所 104箇所
1
備考
指定管理
指定管理
指定管理