1級土木実地 平成 28 年度 1 級土木施工管理技術検定 実地試験問題 解答試案 ※この解答試案は日建学院が独自に制作したものであり、試験実施機関 である(一財)全国建設研修センターとは一切関係ありません。 日建学院 -1- ※ 問題 2 から問題 6 までの選択問題(1)の5問題のうちから3問題を選択解答します。 選択問題(1) 【問題 【問題 【問題 【問題 【問題 2】の解答欄 (イ) (ロ) (ハ) (ニ) (ホ) 脱 水 セメント・ セメント系 生石灰 風 向 養 生 (イ) (ロ) (ハ) (ニ) (ホ) スペーサ 材料分離 ブリーディング 再振動 付 着 (イ) (ロ) (ハ) (ニ) (ホ) 含 水 浮 き かぶり 鉄筋位置 温 度 (イ) (ロ) (ハ) (ニ) (ホ) 順 序 突合せ 接続部 中 震 緊 圧 (ロ) (ハ) (ニ) (ホ) 種 類 産業廃棄物 管理票 (マニフェスト) 3】の解答欄 4】の解答欄 5】の解答欄 6】の解答欄 (イ) 特定建設資材 下請負人 再生資源利用 -2- ※ 問題 7 から問題 11 までの選択問題(2)の5問題のうちから3問題を選択解答します。 【問題 7】の解答欄 (1) 仮排水の目的 施工面からの雨水浸入による盛土本体の軟弱化の 防止。 (2) 仮排水処理の 施工上の留意点 盛土内への雨水の浸透を防止するため,盛土面に 4 ~5%程度の横断勾配をつける。 その他 (1) 仮排水の目的 ●法面を流下する表面水による表面の侵食,洗掘の防止。 ●浸透水による法面のせん断強さの減少の防止。 ●雨水等の侵入による間隙水圧の増大から生じる崩壊の防止。 ●濁水や土砂の流出による周辺への被害防止。 ●施工の円滑化。 等 (2) 仮排水処理の施工上の留意点 ●施工中に降雨が予想される場合には,施工の作業終了時にローラなどで滑らかな表面 にする。 ●法肩部をソイルセメントなどで仮に固め,適当な間隔で法面に仮縦排水溝を設けて法 尻に導く。 ●盛土仕上がり面が広く,盛土高が高い場合は,法肩部に素掘り側溝を設け,法面に雨 水が流れ出ないようにする。 ●盛土材料に粘性土を用いる場合は,施工時の排水を十分行い,施工機械のトラフィカ ビリティを確保する。 ●盛土材料に砂質土を用いる場合は,ビニールシートなどで法面を被覆して雨水の浸透 防止を図る。 等 -3- 【問題 8】の解答欄 (1) 初期凍害を防止す るための施工上の 留意点 打込み時のコンクリート温度は,気象条件等を考慮し て 5~20℃の範囲とする。 (2) 給熱養生の留意点 給熱養生を終了する際は,コンクリートの温度を急激 に低下させない。 その他 (1) 初期凍害を防止するための施工上の留意点 ●高性能AE減水剤を使用して水セメント比を小さくする。 ●凍結した骨材または氷雪の混入している骨材は,そのまま用いない。 ●鉄筋・型わくに付く氷雪は,コンクリート打込み前に加熱して溶かす。 ●コンクリート打込み直後に風がコンクリート表面に当たらないように風よけ等を設 ける。 ●養生温度は,コンクリートの最低温度を 5℃とし,寒さが厳しい場合や部材厚が小さ い場合は,10℃程度とする。 等 (2) 給熱養生の留意点 ●給熱の際,散水や加湿装置を使用しコンクリートの乾燥を防ぐ。 ●給熱の際,局部的な加熱によりコンクリート各部の温度差が生じないようにする。 ●初期凍害に対して抵抗するのに必要な強度が得られた後も養生を継続し,予想される 荷重に対して必要な強度が得られるまで行う。 等 -4- 【問題 9】の解答欄 規定方式 ① ② 【問題 施工管理の方法 品質規定方式 施工部位・材料に応じて管理項目・基準値・ 頻度等の品質の規定を仕様書に明示し,締固 めの方法については施工者にゆだねる方法。 工法規定方式 使用する締固め機械の機種,まき出し厚,締 固め回数等の工法そのものを仕様書に規定 し,盛土の締固め管理を行う方法。 10】の解答欄 ① 転倒を防止するための必要な広さ及び強度を有する鉄板等を敷設し, その上に移動式クレーン及びアウトリガーを設置する。 ② 定格荷重を超える荷重をかけて使用しないよう,移動式クレーンの運 転者及び玉掛け者に常時定格荷重を知ることができるように表示を行う。 その他 ●クレーンの運転について一定の合図を定め,合図者を指名して,その者に合図を行わ せる。 ●鉄板等を敷設し,ボックスカルバートに荷重がかからないようにする。 ●掘削位置から離れた位置に移動式クレーンを移動する。 ●移動式クレーンのアウトリガーは,最大限張り出す。 ●移動式クレーンの旋回範囲内には労働者の立ち入りを禁止する。 ●移動式クレーンの運転者は,免許,技能講習又は特別教育を受けた者の中から,つり 上げ荷重に応じて選任する。 ●玉掛け者は,技能講習又は特別教育を受けた者の中から,つり上げ荷重に応じて選任 する。 等 -5- 【問題 11】の解答欄」 項目 例 ① ② 計画工程表 記載すべき内容 契約図書の工事内訳書を参考に各種別について,作業の始め と終わりがわかるネットワークやバーチャートなどで工程表を 作成する。 現場組織表 現場における組織編成,命令系統,業務分担が わかるように記載し,監理技術者等を置く工事につ いてはそれを記載する。 主要船舶・機械 工事に使用する船舶・機械で,設計図書で指定さ れている機械(騒音振動,排ガス規制,標準操作 等)以外の主要なものについて記載する。 その他 施工方法 主要な工種毎の作業フロ-,施工実施上の留意事項や施工方 法,使用機械,工事全体に共通する仮設備の構造,配置計画等 について記載する。 環境対策 環境保全対策関係法令に準拠して,騒音・振動対策,水質汚 濁,ゴミ・ほこりの処理,産業廃棄物の対応等について対策計 画を記載する。 -6-
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