演題4:当院における小児PSG検査の現状について

当院における小児PSG検査
の現状について
公益財団法人 東京都保険医療公社 多摩北部医療センター 検査科
廣野泰生 佐藤あさみ 川村亜矢子 引間由貴 臼井好世 加藤直美
星野真理 伊藤雄二
多摩北部医療センター
所在地 東京都東村山市青葉町1-7-1
病床数 344床(ICU・CCU8床を含む)
重点医療 1.救急医療(二次救急医療)
2.がん医療
3.小児医療
小児医療
1日平均 単位:人
H22年度
44.9
H23年度
59.9
H24年度
66.8
当院のPSG検査の現状①
○PSG検査件数(H19年度~H24年度)
小児科病棟
開設
呼吸器科閉鎖
当院のPSG検査の現状②
4件
5件
5件
出生後28日未満
16件
1歳未満
満1歳から小学校就学前
69件
n=99
検査目的
○新生児・乳児早期
自律神経の発達段階や異常を調べる。
無呼吸の原因とその無呼吸が突然死
の原因となるかどうかを判定する。
検査目的
○乳児後期以降
睡眠時閉塞性無呼吸症(OSAS)の検査。
無呼吸の頻度と睡眠障害を観察し、
手術適応を判定する。
検査目的
○学童以上
頭痛や倦怠感など不定愁訴を訴え
る患者の背景に、自律神経調節の
異常や睡眠障害の有無をみる。
使用装置
○日本光電
ワイヤレス入力ユニットWEE-1000
PSGデータ無線送信するユニットと
受信装置のセット
送信機
送信機
15cm
受信機
受信機
24cm
ポータブル脳波計
電極装着
①脳波(8誘導・16誘導)
②眼球運動
③頤部筋電図
④鼻・口の気流
⑤マイクロフォン
⑥体位センサー
⑦胸・腹部バンドセンサー
⑧パルスオキシメータ
検査の流れ
15:00
16:00
入院手続
検査室にて各種電極、セン
サー類の装着
夕食前のため呼吸換気センサー未装着、
バンドセンサーは緩めておく
電極装着
担当技師
17:00
検査開始
病棟へ移動し、記録機器の設
定を看護師と確認
測定開始
共同作業
18:00
食事
病棟看護師
21:00
翌朝
看護師が呼吸換気センサーの
装着、バンドセンサーの再調
整し、就寝
就寝
検査終了
退院
翌朝、起床時に検査終了
測定データの保存
各種電極やセンサー類を外す
導入効果①
小児PSG検査のワイヤレス化
により、患者への負担軽減に
繋がった。
導入効果②
看護師と臨床検査技師の間
で連携がとれ、円滑に検査
できる業務体制となった。
今後の課題
•検査予約待ち日数の短縮
•バックアップ装置の導入
•成人PSG検査の拡充
ご清聴ありがとうございました