21 - 桜川市

平成20年度
20年度の
年度の振り返り、総括)
総括)
施策評価シート
施策評価シート(平成20
作成日
平成21年10月29日
施策No.
29
施策名
下水道の整備
主管課名
下水道課
主管課長名
常盤 恵一
関係課名
施策の目的
【対象】
市民
対象指標名
常住人口(10/1)
常住人口世帯数(10/1)
施策の目的
【意図】
単位
17年度
実績
18年度
実績
19年度
実績
20年度
実績
21年度
実績
22年度
見込み
人
48,400
47,997
47,590
47,058
46,575
46,035
世帯
13,617
13,805
13,889
14,013
14,137
14,264
21年度
見込み
22年度
見込み
・快適で衛生的な生活環境で暮らしてもらう
・公共水域の水質汚濁防止
単位
17年度
実績
18年度
実績
19年度
実績
20年度
実績
①生活排水処理普及率
%
44.33
48.35
54.34
56.80
66.70
②下水道普及率
%
5.81
6.95
10.73
11.83
15.00
③下水道接続率(下水道供用開始区
域)
%
21.5
26.6
22.6
29.3
50.0
④桜川の水質(BOD)
(市内の最下流「地蔵橋」地点)
%
-
1.5
1.4
1.1
1.1
成果指標名
成果指標の
把握方法と
算定式等
・①生活排水処理普及率は、市の人口のうち、下水処理(公共下水、農業集落排水、合併浄化槽)に接続して
いる割合
・②下水道普及率は市の人口より公共下水道に接続している人の割合
・③下水道接続率は、供用開始区域人口(処理区域内の人口)のうち、下水道に接続した人口の割合。
・④桜川の水質は、地蔵橋地点のBODの年平均値とする。(環境対策課で調査)
成果指標設定の ・「快適で衛生的な生活環境で暮らしてもらう」の指標については、①生活排水処理普及率、②下水道普及
率、③下水道接続率(下水道供用開始区域)をもって、指標が上がれば成果が上がると考えられる。
考え方
・「公共水域の水質汚濁防止」の指標については、桜川の市内の最下流「地蔵橋」地点の水質(BOD)でみる。
1)住民の役割 (住民が自助でやるべきこと、地域やコミュニティが共助でやるべきこと、行政と協働でやる
べきこと)
・下水道事業(農業集落排水を含む)に対する理解を深め、下水道整備地区においては速やかに下水道に接
続する。
・家庭や事業所において、分解が困難な汚水を極力流さない。
・単独浄化槽から合併浄化槽への転換を早急に整備する。
施策成果向上に
向けての
住民と行政との 2)行政の役割 (市がやるべきこと、都道府県がやるべきこと、国がやるべきこと)
役割分担
・下水道事業の効率的で健全な事業運営に努める。
・下水道事業の普及啓発に努める。
・下水道接続申し込みに迅速に対応する。
1.施策の成果水準とその背景・要因
1)現状の成果水準と時系列比較(現状の水準は以前からみて成果は向上したのか、低下したのか、その要因は?)
・生活排水処理普及率は20年度末で56.80%、19年度に比べて2.46ポイント増加している。これは主に下
水道と合併浄化槽の普及が進んだことによる。20年度は3地区ともに普及が進んだ。下水普及率は11.83%
となった。
・供用開始地区における接続率は、19年度22.6%から29.3%へ増加した。
・桜川の水質については、市内下流の地蔵橋地点の水質でみると、水質基準を満たしている。
2)他団体との比較 (近隣市町、県・国の平均と比べて成果水準は高いのか低いのか、その背景・要因は?)
・生活排水処理普及率は県平均(21年3月時点)が74.9%、県西地域平均65.99%と比べると低い。下水
道普及率も県平均(21年3月時点)が54.2%、県西34.61%であり低くなっている。公共下水道整備の開始
が平成10年4月と他団体に比べると遅かったためである。
・接続率も低い状態である。その要因としては、単独浄化槽の普及が進んでいるため、接続の必要性を感じな
いことと、高齢世帯では新たな費用負担に対する抵抗感が原因と考えられる。そのため20年度から設備設置
費に対して
3)住民の期待水準との比較 (住民の期待よりも高い水準なのか 同程度なのか、低いのか)、その他の特徴は?
・下水道整備の必要性に対する市民期待認識は高いと思われる。ただ、接続に要する費用や受益者負担金
など、負担感がある。
20年度の
評価結果
2.施策の成果実績に対してのこれまでの主な取り組み(事務事業)の総括
・20年度においては、公共下水道・農業集落排水・合併浄化槽をまだ接続していない人に対し、公共下水道
等を整備し接続してもらうことに重点的に取り組んだ。
・事務事業貢献度評価結果から、施策の成果に貢献した事務事業は、「公共下水道整備事業」、「市設置型
浄化槽整備事業」、「公共下水道普及促進事業」、「農業集落排水普及促進事業」であった。
・「公共下水道整備事業」では、真壁地区で約10ha、岩瀬地区で約14haの区域の管渠(下水道管)の整備を
行った。
・「公共下水道普及促進事業」では、20年度から、公共下水道接続工事に要する費用の一部を補助する制度
を新たに創設し、93件に補助した。また、下水道事業のPRおよび接続キャンペーンを実施し、岩瀬地区で県
職員と共同で未接続世帯への戸別訪問、広報による接続促進PRを実施した。
・「市設置型浄化槽整備事業」では、5人槽を25基、7人槽を24基、10人槽を6基で計55基を整備した。
・「農業集落排水普及促進事業」では、富谷地区、谷貝北地区で、未接続世帯に対しの接続PRチラシを配布
した。
3.施策の課題認識と改革改善の方向
・公共下水道整備については、工法改善などで効率的な工事を施工することが必要。
・公共下水道、農業集落排水の供用開始地区の接続率向上に向けて、引き続き訪問活動などによる普及活
動を行う。
・現状では、公共下水道事業の計画区域の事業を完了するには40年以上かかるので、市設置型浄化槽の普
及を強化していく必要がある。
・市設置型浄化槽については、まだまだ認知度が低いので、さらにPR活動を強化していく。