全県域汚水適正処理構想(案)

全県域汚水適正処理構想(案)
平成 28 年 1 月
豊
橋 市
目
次
1.全県域汚水適正処理構想とは ・・・・・・・・・・・・・・・ 1
2.汚水処理施設 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1
3.豊橋市の汚水処理の現状と課題 ・・・・・・・・・・・・・ 2
4.構想見直しの方針 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2
5.構想見直しの結果 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 3
6.今後の汚水処理施設の整備 ・・・・・・・・・・・・・・・・・ 4
1.全県域汚水適正処理構想とは
全県域汚水適正処理構想(以後「構想」とする)とは、市全域の汚水処理施設の整備を
計画的、効率的に実施していくために、下水道、農業集落排水、コミュニティ・プラン
ト及び合併処理浄化槽の各種汚水処理施設の整備予定区域を設定するもので、県内の全
市町村が一斉に策定し、愛知県が県全体の構想としてとりまとめるものです。
2.汚水処理施設
1)汚水処理施設のしくみ
汚水処理施設には、複数の家庭からの汚水を 1 箇所に集めて処理する「集合処理施設」
と、各家庭等で処理する「個別処理施設」があります。
汚水処理施設の種類
公共
下水道
集合
処理
単独
公共下水道
主に市街化区域の汚水を処理する下水道。一つの市町村区域内の下
水を集める管渠と終末処理場を持っているもの。
流域関連
公共下水道
主に市街化区域の汚水を処理する下水道。市町村区域内の下水を集
める管渠を設置し、下水は流域下水道の幹線に流入させるもの。
特定環境保全
公共下水道
市街化調整区域を中心とした汚水を処理する下水道。
農業集落排水施設
市街化調整区域の農業集落などの汚水を処理する施設。
コミュニティ・プラント等
主に市街化調整区域の集合宅地などの汚水を処理する施設。
個別
合併処理浄化槽
各家庭に設置して汚水を処理する施設。
処理
※単独処理浄化槽、汲み取りは汚水処理施設には含まれていません。
2)汚水処理施設整備の効果
汚水処理施設を整備することにより、以下の効果が得られます。
①住みよい環境を作る
生活雑排水等の汚水が未処理のまま側溝や水路へ放流されなくなるため、蚊やハエ
などの発生を防ぎ、清潔で快適な生活環境を作るのに役立ちます。
1
②水質保全
汚水を川や海に直接流さずに、綺麗にしてから放流するため、川や海が汚れるのを
防ぎます。
3.豊橋市の汚水処理の状況と課題
1)汚水処理施設整備の状況
本市では、平成 22 年度に見直しを行った構想に基づいて、公共下水道、農業集落排水、
コミュニティ・プラント等による集合処理と、合併処理浄化槽による個別処理の整備を
進めてきました。
これにより、本市における平成 26 年度末時点での汚水処理人口普及率(市の行政人口
に占める、上記汚水処理施設が利用できる人口の割合)は 90.2%となっています。
2)汚水処理施設整備における課題
下水道管渠などの汚水処理施設の普及を進めておりますが、一方では、創設期から第 3
次拡張期(昭和 6 年∼昭和 52 年頃)までに整備した下水道施設の老朽化対策や、大規模
地震への耐震対策など、既存施設を持続的に使用するための再整備に取り組む必要があり、
限られた事業費の中で、より経済的・効率的な整備を実施することが課題となっています。
4.構想見直しの方針
見直しにおいては、これまでと同様に、集合処理及び個別処理による整備にかかる費用
を比較し、より経済的・効率的な汚水処理方法を選定して区域の設定を行いました。
今回は上記の区域設定手法を基本としつつ、平成 26 年 1 月に国土交通省・農林水産省・
環境省が連携して取りまとめた『持続的な汚水処理システム構築に向けた都道府県構想
策定マニュアル』に基づき、集合処理に位置付けた場合に事業として採算が得られるか
どうか、また、概ね 10 年で汚水処理施設の整備を概成させるという時間の観点を考慮し
て、各種汚水処理手法による整備区域を設定しました。
なお、比較する際に用いた計画フレーム(人口や汚水量)には、少子高齢化に伴う人口減
少を加味し、建設費等には本市の実績を考慮した数値を用いています。
2
一人あたりのコスト
(建設費+維持管理費)
人家がまばらな地域は、
個別処理が最適です。
図
人口が集まった地域は、
集合処理が最適です。
集合処理と個別処理の比較のイメージ
5.構想見直しの結果
今回の構想見直しにおいて、下水道による事業の採算が得られない区域及び効率的な整
備が実施できない区域を、集合処理区域から個別処理区域に変更したことにより、集合
処理(公共下水道、農業集落排水等)は 7,398.8ha、個別処理(合併処理浄化槽)は 18,736.2ha
となりました。
前回見直しを行った構想と今回の構想の比較は以下のとおりです。
構想見直しの比較表
項
目
前回の構想
(平成 42 年度末)
今回の構想
(平成 42 年度末)
359,420
359,181
行政人口(人)
整備面積
(ha)
処理人口
(人)
整備面積
(ha)
処理人口
(人)
集合処理
8,241.9
340,048
7,398.8
303,916
個別処理
17,893.1
19,372
18,736.2
55,265
26,135.0
359,420
26,135.0
359,181
区分
合
計
構想図については、「全県域汚水適正処理構想(豊橋市素案)」のとおりです。
3
6.今後の汚水処理施設の整備
今回の見直し結果を踏まえ、集合処理区域については、市街化区域を中心に順次整備を
進めていきます。
また個別処理区域については、汲み取り及び単独処理浄化槽から合併処理浄化槽への転
換促進に努めます。
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