ホッとニュースNO72 - 加戸悟

県が市に提示している
全国各地の再開発「いきづまり」
県市協議
‥本当に
平行線?
〒770-0872
と
ッ
ホ
http://hb7.seikyou.ne.jp/home/Satoru.Kato/
ニュース
徳島市北沖洲2丁目2-9
Tel&Fax 088-664-2875
日本 共 産 党
No. 72 08 年 12 月 日号
7
資材費高騰など‥
全国で多発している
再開発の延期や見直し
『県市協議、また平行線』などと報
道されていますが、その「県市協議」
で、県が市に提示しているのが『全
国各地の再開発のいきづまり』事例
集‥『(茨城県)土浦西口再開発 事
業を延期 資材高騰など判断』
『(三
重県)松坂駅西地区 資材高騰 再
開発を直撃』『
(長崎県)佐世保市栄・
常盤再開発 総事業費八十四億円か
ら百七億円
に 増 額 』
『( 大 阪 府 )
和泉市府中
再開発 事
業計画見直
し 公益棟
(市が買い
取る床)規
模縮小』な
ど‥。
県市協議‥県が正論
市はトンチンカンな対応
県は、こうした事例を示して、「新
町西再開発は、なぜ大丈夫なのか?
建築資材高騰などによる再試算等、
資金計画を示すよう」、徳島市に求
市協議」
会議録の
他 、「 県
その都市
再生機構の
百十一億円
‥など、試算
したのは都
市再生機構
です。
めている
んです。
前述の
事例集の
全文が市
議会の建
設委員会
徳島新聞(十月二十五日付)は「誠
実さ示す仕事ぶり」という見出しで
『県都市計画課長の自殺』を報じま
した。故課長は今春まで県から派遣
された徳島市の副部長(開発部)で、
自殺した県の課長も
県市協議で
再試算の必要性を説く
同様、トンチンカンな答えに終始し
ました。都市再生機構が『再試算の
必要性を述べている』のに‥です。
話したことが、徳島新聞(七月七日
付)で報じられました。
私は、その記事を示して「都市再
生機構に再試算をさせるよう」、市
議会で求めましたが、県に対してと
の範囲内で造るかを市と協議し、最
後は買い手の市の判断に委ねる」と
新町西再開発事務所・事業計画課長
が「(資材高騰で)どうしても予算を
超えそうな場合は、内容を大幅に見
直すか、グレードを落としても予算
で配布されていますが、それを読
むと、
「県が言っているのが正論」
ということがよくわかります。
市は、県の問いかけ(再開発の
再試算等)にまともに答えず、
「十
四億 円の 県負 担金 は市 が出 せる 。
財政力はある」など、トンチンカ
ンな対応に終始していることがよ
くわかります。
都市再生機構が
新町西の再試 算の必要性を
述べているのに‥
新町西
再開発の
総事業費
は百八十
六 億 円
で、市の
負担金は
再開発の第一人者と
して活躍されていま
した。
その故課長が生
前、県市協議で「新
など、再試算を求
めていました。
目指している。現
在の概算は意味を
持つ。建築資材費
高騰などで影響が
ないの か示 して」
莫大なお金が「ムダ使いになる」と
いう大問題を抱えているのが新町西
百十一億円の上
に、県が拒否して
いる十四億円をプ
ラスすると百二十
五億円にも‥この
市長が「新町西再開発は延期」と説明
りだしているの
いので延期」な
んですが、そう
した状況をつく
現計画は白紙撤回すべきです
「一年延期か、
もっと延びるか
分からない」
と
は「賛成十九%」
「反対四十九%」(おはようとくしま)
でしたが、
「現在は反対が圧倒的」‥
というのが、一般的な見方です。
は、徳島市民の
「反対」世論で
す。
六月の時点で
違いない」と説明した』と、
、徳島新
聞が報じました。
新町西再開発 の大問題は
十一月十九日の定例記者会見‥新
町西再開発について『原市長は「現
状では一年延期か、もっと延びるか
は分からない‥知事の同意が得られ
ず、結果的に都市計画決定ができて
いないため、必然的に延びるのは間
知事の同意‥というが、
「中心市街地の
西 新町
再 開発の徳島市負担金は、
活性化にならない」点
延期に追い込んでいるのは
市民世論
形の上では「知事同意が得られな
音芸ホールは白紙撤回するよう」市
議会で求めてきました。
ホールは、十数
年もかけて市
民合意がつく
られた旧動物
園跡地に建設
すべきで、中心
市街地の活性化にならない再開発の
私は「音芸
旧動物園跡地で建設を
音芸ホールは
市民合意の
「ホールで中心市街地が活性化した
ところ」は一つもありません。
会だより十月号」に詳しく掲載しま
したが、徳島市をはじめ全国で、
からです。
先日、全戸配布された私の「市議
再開発事業です。
それは、この事業目的が「中心市
街地活性化」なのに、
「音芸ホールで
は、中心市街地活性化にならない」
町西再開発は計画段
階だが、事業認可を
08 年 12 月 日号
7
No. 72
「加戸 悟」 ホッと ニュース
徳島新聞「社説」も
「原点に返って
再検討を」
‥と
十一月十一日付の徳島新聞に
「新町西再 開発延期 原点に返っ
て再検討を」という見出しの「社
説」が掲載されました。
「社説」は「計画に反対する市民
は多い。ここは今一度、事業を見
直してみる姿勢が必要ではないだ
ろうか」と、最後に結んでいます。
見直しもせず、ズルズルと延期
する「新町西再開発の現計画」‥
圧倒的多数の市民が求めているの
は「現計画の白紙撤回」です。
この「ホッ
編集後記
とニュース
NO七十二」
がみなさんに届く頃‥十二月六日
がバンド「くろわっさん」の第十
六回コンサートです。
早いもので、バンドを結成して
二十年‥今年は「トリ(エンディ
ング)」で、ベースを置いて、憲法
九条のラブソングを,私が歌いま
す。
音楽は、私の最高の「気分転換」
‥来年は六十歳になりますが、ま
だまだバンド活動を続けていきた
いと思っています。