県の啓発イベント、登録者募る

徳島新聞
防災士がお手伝い
2015 年 9 月 1 日
県の啓発イベント、登録者募る
徳島県は、登録した防災士が県主催の防災啓発活動を支援す
る「防災啓発サポーター」制度を始める。講座やイベント運営
に携わることで防災士に経験を積んでもらい、地域での活動に
つなげる。1日から登録者を募る。
NPO法人日本防災士機構が認定する防災士の資格を持った
県内在住者が対象。北島町の県立防災センターで年7、8回行
われるイベントの際、来館者に家具固定化や防災グッズづくり、助成制度の使い方などを指導する。
センターはこれまで県シルバー大学校大学院の防災講座OBに支援してもらっていたが、防災士の
中に「せっかく資格を取ってもどう活動していいか分からない」との声があるため、センターでノウ
ハウを身に付け、地域での活動を活発化させるきっかけにしてもらうことにした。
中高生の防災士を対象にした「ジュニア防災啓発サポーター」も創設。防災情報を発信してもらう
ほか、年に一度、一般のサポーターも含めた活動報告会を行い、防災士同士の交流を深める。
本年度は20~30人の登録を目指す。県防災人材育成センターは「経験を積んでもらうだけでは
なく、世代間の交流も進めて防災活動を活性化させたい」としている。
問い合わせは県防災人材育成センター<電088(683)2100>。
【写真説明】
「こども防災まつり」参加者に簡易雨量計の作り方を指導する県シルバー大学校大学院O
B=2014年8月、北島町の県立防災センター