震災から11年経ちました 今後の道路整備について - 西宮市

平成 18 年(2006 年)1 月 17 日
(区画整理)第78号
発行:西宮市・北口北東区画整理事務所
震災から11年経ちました
新年を迎え、皆様にとりまして本年が希望と幸せに満ちた年となりますことを
心から祈念申し上げます。
1月 17 日を迎え阪神・淡路大震災から 11 年が経過します。
すでに整備が済み、
供用を開始している道路、公園もある一方で、整備途中や未整備の箇所もありま
す。長期間にわたる工事で、住民の皆様には大変ご迷惑、ご不便をおかけしてい
ます。
地区内の公共施設の整備もかなり進行しておりますが、事業計画の施行期間が
今年 3 月に切れることから、進捗状況を勘案し、施行期間を平成 20 年 3 月末ま
で 2 年間延長する予定です。
今後は予算確保という課題も出てまいります。市としましては、平成18年度
中には補償や工事の完了に向け、特に物件移転を精力的に進め、道路、公園など
の早期完成を目指したいと考えております。
今後の道路整備について
本ニュースの第 76 号でお知らせしましたように、北口・高木まちづくり協議会
から提案を受けておりますコミュニティ道路について一部区間で整備が完了しま
した。整備が完了した区間では一方通行規制がされ、車道を幅員3∼4mのクラ
ンク状とし、歩道を2∼3m幅で配置して、歩車道の段差をなくして、歩道際に
車止めや植栽を設けています。
<未整備の区間について>
同協議会から提案を受けている箇所のうち、
未整備の区間は、
次のとおりです。
① 高木公園東側の南北道路、高木東町の高木東第一公園北側の東西道路(北口
北東2号線の一部)
② 高木1号東線と高木 1 号西線(北口線と中津浜線を結ぶ東西道路)
<皆様からの意見・要望について>
平成 15 年 8 月実施の北口・高木まちづくり協議会のコミュニティ道路アンケー
トでは、
「賛成」と「どちらでもよい」の合計が約82%を占めており、市は全体の
傾向として、地域の方々が「自動車交通にとって少々不便でも歩行者にとってより
安全な道路」の整備を望まれていると推察していました。
しかし、同協議会からコミュニティ道路の提案があった時期と相前後して、未
整備区間について沿道住民や権利者の方々から市に対し、道路整備について意見・
要望がありました。その内容は、コミュニティ道路になると「不必要な迂回が増
えて、かえって交通量が増加する」
、
「併走している東西道路の交通量が増える」
、
「円滑な交通のため、地区内交通の集散を担う東西方向道路が必要」などでした。
<市の考え方>
高木小学校、高木公園、高木西公園が連続する区間は沿道住民をはじめとして
公園利用者や学童の通行もあり、
コミュニティ道路として整備しました。
しかし、
一方通行方向
未整備区間について相反する意見・要望があり、市は、同協議会の提案趣旨を尊重
しつつ沿道の土地利用や交通量、道路整備に関する法令などを考慮して、検討し
ました。
① 土地利用について
高木 1 号西線、東線沿道の特徴は、北口町から高木西町にかけて戸建住宅が
が多く、高木東町においてはマンションや戸建住宅が建設され、農地もありま
す。北口北東2号線沿道では、震災前からマンションなどの集合住宅があり、
また農地や高木公園、高木東第一公園などの公共施設があります。
② 交通量について
八幡通りで平日350台、日曜370台、高木2号線で平日630台、日曜
960台(平成16年7月現在 12時間)となっています。このため高木 1
号西線、東線の自動車等の交通量は、相互通行にしたとしても、通過交通は少
なく、当地区に関わる発生や集中にとどまると考えられます。また、北口北東
2号線の自動車等の交通量は現状と同程度と考えられます。
③ 車道幅について
自動車が余裕を持ってすれ違うには6mの幅員が必要ですが、もっぱら小型
車同士のすれ違いを想定した5mに狭め、センターラインをなくします。自転
車等も車道を利用することを想定しています。
④ 歩道幅について
車椅子等の通行を考慮し2mを確保します。電柱は歩道内の歩車道境界に設
置します。
<道路の整備>
検討の結果、未整備区間について、次のように相互通行で歩車分離を原則に道
路整備を図ることとしました。
① 北口北東2号線の残工事箇所:全幅8m
・高木公園東側南北道路
公園側から歩道を2.5m、車道を5.5mとする (図1)
コミュニティ道路同様に車止めによる歩車分離でフルフラット型歩道
道路幅員 W=8m
2.5m
境 界 車止め
透水平板
5.5m
図 1
境
界
縁石
アスファルト舗装
・高木東第一公園北側東西道路
高木東第一公園北側から歩道を3m、車道を5m (図2)
道路幅員 W=8m
3m 図2
境 界 5m
境
界
縁石
透水平板
アスファルト舗装
② 高木1号西線、高木1号東線の残工事箇所:全幅9m
両側の歩道を2mとし、車道を5mとする。
(図3)
歩行者の安全により配慮した縁石による歩車分離でフルフラット型歩道
道路幅員 W=9m
2m 図3
境 界 5m
縁石
透水平板
<工事の実施予定>
平成18年3月∼
平成18年夏頃∼
2m
境
界
縁石
透水平板
アスファルト舗装
北口北東2号線 南北道路(高木公園東側)
高木1号東線(東端部分)
北口北東2号線 東西道路(高木東第一公園北側)
高木1号東線、西線
<交通規制>
高木1号東線、西線の交通規制については、北口線との交差点にすでに信号機
が設置されていますが、今後、大型車規制や中津浜線から高木1号東線への右折
禁止、高木1号東線から中津浜線への右折禁止などについても兵庫県公安委員会
等と協議していきます。
今後ともより安全な道路整備を進めていきたいと考えていますので、皆様のご
理解とご協力をお願いします。
西 宮 市 都 市 局 都 市 整 備 部
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