事業評価調書 - 札幌市

事業評価調書
◎基本情報
年度
2009
会計コード
10
一般会計
事業コード
20704
事業名 自転車等駐車場維持管理費
評価担当 所属コード 建設局総務部道路管理課
課
担当者名 加藤
電話番号 2452
政策名
主 自転車対策
施策名
副
事業の性質 ● 経常経費 [ ● 内部管理 ○ 内部管理以外 ]
○ 臨時的経費
平成21年度末現在で、地下鉄・JR駅周辺に282箇所、約4万8千台の駐輪場を整備しており、
これらの維持管理に係る業務を実施している。
○路上駐輪場設置・撤去業務 ○駐輪施設修繕等 ○駐輪施設光熱水費 ○駐輪施設清掃 ○
駐輪施設警備 ○駐輪場除雪業務
事
目的と
業
内容
内
容
主たる受益者
事業の
必要性
駐輪場利用者
自転車は簡易性・自在性に富んだ短距離交通手段として評価され、通勤や通学のための利用が
近年急増しており、これに伴い駅周辺の歩道上に放置する放置自転車も急速に増えている。
このため、駐輪場内への誘導・整理・警備等の業務を行い駐輪場の良好な管理状況を維持して
いる。
年度 終了
実施期間 ○ 単年度
開始
● 単年度継続
○ 複数年継続
実施形態 ○ 直営 ● 一部委託
○ 全部委託 ○ 補助・助成 ○ その他
・自転車の安全利用の促進及び自転車等の駐車対策の総合的推進に関する法律
関連法令 ・札幌市自転車等駐車場条例
他都市も駐輪場を良好に保つため、同様の維持管理を行なっている。
他都市
の状況
http://www.city.sapporo.jp/kensetsu/dokan/jitensha/index.html
関係HP
新まちづくり計画 ○ 対象
政策目標
重点課題
関連計画
施策
基本事業
● 対象外
計画コード
その他関連計画
○ 対象 ● 対象外 目的
環境保全
目標
事業
指標
○ 対象 ● 対象外 目的
環境負荷
目標
事業
指標
監視測定結果
監視測定結果
年度
短縮コード:20704
(単位:千円)
◎事業費
19年度決算
事業費(A)
特
定
財
源
国・道
市 債
その他
一般財源
人工
人件費(B)
計(A+B)
事業費の
執行内容
34,560
0
0
0
34,560
1.2
9,600
44,160
20年度決算
27,071
0
0
0
27,071
1.2
9,600
36,671
21年度予算
28,807
0
0
0
28,807
1.2
9,480
38,287
21年度決算
26,727
0
0
0
26,727
1.2
9,480
36,207
22年度予算
28,807
0
0
0
28,807
1.2
9,240
38,047
・路上駐輪場設置・撤去
・駐輪場光熱水費
・駐輪場清掃業務
・駐輪場除排雪(4月開設に向けた業務)
◎指標
指標名
指
設定理由
標
1
目標・実績
18年度実績
19年度実績
20年度実績
21年度目標
21年度実績
18年度実績
19年度実績
20年度実績
21年度目標
21年度実績
18年度実績
19年度実績
20年度実績
21年度目標
21年度実績
18年度実績
19年度実績
20年度実績
21年度目標
21年度実績
18年度実績
19年度実績
20年度実績
21年度目標
21年度実績
指標名
指
設定理由
標
2
目標・実績
指標名
指
設定理由
標
3
目標・実績
指標名
指
設定理由
標
4
目標・実績
指標名
指
設定理由
標
5
目標・実績
補足説明
◎検証
【事業担当部局】
施設の維持管理のため、評価になじまない。
市民自治の
観点からの
評価
成果の
視点で
の
検証
妥
当
性
・
必
要
性
の
検
証
経
常
的
経
費
短縮コード:20704
駐輪場を良好な状態に保ち、利用者増を図ることで路上放置自転車を削減し、安全・安心な歩
行空間を確保している。
コストや
効率性
の視点
での検
証
駐輪場利用率の低下を招き、路上放置自転車が増加することにより、それらに対する対策費
事 用が増加する。
の 業 路上放置自転車の増加により、市民の安全な通行が損なわれる。
影費
響縮
小
実施に
よるプラ
スの効
臨
果
時
的
経 事業を
費 行わな
かった
場合の
マイナス
の影響
課 題
駐輪場用地の確保が困難な状況の中、比較的幅員の広い歩道上に路上駐輪場を83箇所設
置している。積雪寒冷地である本市では、この路上駐輪場を4月に設置、11月に撤去すること
を繰り返している。路上駐輪場は、歩道を狭くし、設置・撤去にも多額の費用を要することか
ら、早期に路外駐輪場を整備する必要がある。
● 拡充
○ 現状維持
○ 縮小
○ 休止・廃止 ○ その他
今後も自転車の乗入れ状況に応じた駐輪場整備を行なっていく必要がある。
今
後
の
方
向
内容
● 増加
○ 増減なし
○ 減少
○ 予算なし
歳出 施設の増加に伴い、維持管理費が増加する。
見通し
備 考
○ その他
短縮コード:20704
【2次評価】
【外部評価】
【改善・見直しの検討結果】
指定管理者評価シート
事業名
札幌駅周辺自転車等駐車場管理業務 所管課(電話番号) 建設局管理部道路管理課(211-2452)
◎基本情報
1 施設の概要
名称
札幌駅周辺自転車等駐車場
開設時期
所在地
中央区北5条西5丁目他計15箇所
延床面積
5,113.54㎡他歩道上11箇所
目的
駐輪場を適正かつ円滑に管理する
事業概要
各駐輪場の管理運営、駐輪場手数料料金徴収業務
主要施設
中央区北5条西5丁目他計15箇所
2 指定管理者
名称
札幌駅周辺自転車等駐車場利用推進グループ(構成団体:㈱札幌振興公社、㈱ベルックス、北海道自転車軽自動車商業協同組合)
指定期間
平成19年4月1日~平成23年3月31日 指定手続
業務の範囲
各駐輪場の管理運営、駐輪場手数料料金徴収業務、有料駐輪場及び自転車放置禁止区域の普及
公募
◎平成21年度管理業務の検証
指定管理者
の自己評価
実施状況
項 目
1 業務計画の達成度
(1)施設・設 ・清掃、巡回、保守点検について、仕様書のとおり実施し
備の維持管 た。
理業務
・北口駐輪場蛍光灯交換、自転車ラック、リフター等消耗
品交換等を実施した。
・自転車ラック修繕を実施した。
・(委託業務)消防点検、サイクルコンベアー保守点検、
自転車ラック保守点検、5・5駐輪場ガラス清掃・監視、
5・1駐輪場除排雪、路上駐輪場フェンス撤去及び設置を
実施した。
(2)手数料料 ・利用件数
金徴収業務
(件)
H20実績 H21計画 H21実績
自転車 11,230 11,500 10,290
467
845
405
原付
自転車 114,656 103,160 116,728
一時利用
5,946
6,000
5,309
原付
1,070
1,249
自転車 1,241
冬期保管
55
54
34
原付
定期利用
133,594
134,015
(3)有料駐輪 ・有料駐輪場案内ポスター及び放置禁止区域案内看板
場及び自転 を作り各所に掲示した。
車放置禁止 ・自主事業「レンタサイクル」の案内用パンフレットにも有
区域の普及 料駐輪場及び自転車放置禁止区域を掲載し普及に努め
た。
・駐輪場に「有料駐輪場」の表示を設置した。
所管局の評価
平成21年度の点
検結果をまとめた
「自転車ラックに
関して設備状態報
告」を提出し、適
正な施設・設備の
維持管理業務に
努める。
設備の損耗状況
を把握し修繕を行
うなど適正な維持
管理を行ってい
る。
計画には達しな
かったものの、前
年度に比べ全体
で421件の増加と
なり、売り上げも
前年を上回った。
今後もサービス向
上とPRに努め利
用しやすい駐輪場
を目指していく。
一部計画値に達し
ていないものもあ
るが、全体として
は利用件数は着
実に増加してお
り、PRの効果もあ
り、駐輪場の利用
が定着してきてい
る。今後も計画数
値に達するよう努
めてもらいたい。
予定に沿って実施
しました。今後は
一層利用者に喜
ばれる施設づくり
を目指していく。
有料駐輪場や放
置禁止区域の普
及に積極的に取り
組んでいる。
(4)サービス ・雨天時の傘の無料貸し出しも実施した。
今後は一層利用 利用者サービスの
向上
・空気入れの各所設置及び自転車修理会社の紹介を実 者に喜ばれる施 向上に積極的に
施した。
設を目指していく。 取り組んでいる。
・自主事業にて自動販売機の設置を実施した。
1 / 4 ページ
(5)自主事業 ・レンタサイクル・・・札幌市回収放置自転車の再利用及
び放置禁止区域への理解を促した。また、一日貸しを継
続し、札幌市を訪れた観光客に好評を得た。
・自転車修理サービス・・・自転車整備士取得者がいない
ことから、簡易修繕のみ実施した。収入は少額でしたが、
利用者からは好評を得た。
・自動販売機設置・・・自動販売機1台を設置し、利用者
へのサービス向上につながった。
レンタサイクル用
のの自転車増強
及び路上駐輪場
案内看板の増設
等、利用者への
サービス向上を目
的として所管部と
協議しながら実施
していく。
(6)その他
適正に個人情報 個人情報について
の保護に努た。今 は、適正に管理さ
後要綱を遵守し、 れている。
業務遂行してい
く。
①個人情報保護・情報公開
構成員の㈱札幌振興公社が平成17年6月に定めた
「個人情報の保護に関する方針」に従い、細心の注
意を払って保有する個人情報の保護に努めた。
レンタサイクルに
ついて、1日利用
の件数は増加して
いるが、定期利用
件数が減少してい
ることから、PR等
を強化し定期利用
者の増加に積極
的に取り組んで欲
しい。また、駐輪
場案内看板の表
記方法等を見直し
等利用者サービス
の向上に努めて
欲しい。
今後も継続して安 適正な管理体制を
②安全・危機管理対策
維持している。
防災・安全管理体制、役割分担を「緊急連絡網」に 全・危機管理対策
に努める。
定め、災害発生時には迅速・的確に対応できるよう
体制を整備した。
予定通り実施し
た。次年度も同様
に多様な研修に
取り組んでいく。
接遇を含め、職員
の教育に積極的
に取り組んでい
る。
従業員全員が配
④環境への配慮
慮意識を持って取
平成19年5月30日に構成員の㈱札幌振興公社が
り組んだ。
「HES(北海道環境マネジメントシステム)」の承認を
受けたことから、その基本方針に従い、「電気、ガ
ス、水道使用料、事務用紙削減」「ゴミの削減、分
別」「再生材料製品の購入使用」に取り組んだ。
環境負荷低減に
積極的に取り組
み、経費の節減に
もつながってい
る。
③研修の状況
防災教育については、5・5ビル共同避難訓練時(平
成21年6月・11月)に併せて実施した。
システム教育については、平成22年3月に実施し
た。
⑤市内企業等の活用・福祉施策への配慮
再委託については、市内企業等への依頼に努め
た。
⑥その他
2 / 4 ページ
活用・配慮に努め 地元企業の活用
た。
に配慮している。
2 収支の状況
○収支決算(消費税込)
項目
単位:円(税込)
H21計画
収入
指定管理費
利用料金
H21決算見込
差
52,619
51,098
▲ 1,521
47,044
47,044
0
5,575
4,054
▲ 1,521
その他
0
52,862
52,712
▲ 150
人件費
38,948
39,585
637
物件費
13,914
13,127
▲ 787
▲ 243
▲ 1,614
▲ 1,371
支出
収入-支出
次年度に向けて 光熱費等の物件
は、一層の収入の 費節減の努力は
増加とコスト削減 見られ、前年度よ
に努め、経営の健 りは収支の改善が
全化を図っていく。 見られる。
○説明
・収入については、前年度に比べ増収となっているものの、計画には届
かず下回る結果となった。
・支出については、前年度に比べ人件費は増大したものの、コスト削減
に努め、前年度並みを維持した。
以上により、平成21年度の収支は約1,614千円のマイナスとなった。
3 利用者満足度
(1)グループ
内監査の実
施結果
・「履行業務の改善及び利用者へのサービス向上」 提案書に沿って実
方 のため、9月に管理要員配置駐輪場をグループ内監 施しました。今後
は実施周期を検
法 査を実施した。
討しながら一層利
用者に喜ばれる
・管理要員には事前告知をせずに実施した。
施設づくりを目指
・グループ構成員の責任者2名にて実施した。
・接遇対応について、個人に差があり、再度接遇の していく。
統一を徹底した。
研修等による職員
の資質向上に積
極的に取り組んで
いる。今後も利用
者ニーズの把握
に努め、一層の
サービス向上を望
む。
概
要
構 札幌駅周辺自転車等駐車場利用推進グループ構成 今後も各関係機
関と連携を密にし
(2)運営協議 成 員運営協議会
ながら、実施して
会の開催状
3月に実施し、札幌市所管局も出席していただい
いく。
概
況
要 た。
今後も情報交換に
努め、円滑な事業
運営に努めて欲し
い。
(意見)駐輪場内での乗車は危ないので、降りて押すこと 回答者の意見を 利用者からの要
受け止め改善し 望に迅速に対応し
の周知徹底を希望。
た。今後も適正に ている。
(対応)場内乗車禁止の表示を増加(継続実施)。
運用していく。
(3)利用者等
からの主な意
見、要望等と
その対応
(意見)自転車ラックの上段に自転車を入れるのが負担と
なっている。
(対応)駐輪場管理要員の巡回を強化し、サポート強化
(継続実施)。
3 / 4 ページ
◎総合評価
【指定管理者の自己評価】
総合評価
指定管理者として、「収支状況の健全化」を重点目標と
し、管理運営に努めた。収支上はマイナスとなったもの
の、前年度に比べ改善傾向にあること等から、一定の成
果を得たものと考える。指定期間の最終年度となる4年
目については、「安全利用」及び「収支健全化」の両方に
再度重点を置き、所管部局と連携を一層密にしながら業
務に取り組んでいきます。
業務改善計画
指定管理施設の範囲が広範囲であることから、所管部と
協議して、改善すべき項目を検討しながら、業務改善に
取り組みたい。また、北口駐輪場設備については、老朽
化が進み、修繕に多額の費用が見込まれること等から、
改善策を協議の上検討していきたい。
【所管局の評価】
総合評価
管理運営業務も3年が経過し、駐輪場の利用件数も年々
増加しており、民間のアイデアを活かしたサービスの向
上やPRの効果が現れてきており、察歩歴周辺の放置自
転車対策にもつながっている。
調査・指示事項
収支状況については、経費節減の努力は認められるもの
の、平成21年度も支出超過となっている。更なる経費の
節減や、自主事業であるレンタサイクルの利用者拡大に
努め、収支の改善を図り、円滑な事業運営に努めること。
老朽化により修繕等が必要な設備について、今後の修繕
計画の協議をおこなうこと。
【外部評価】
【2次評価】
【改善・見直しの検討結果】
4 / 4 ページ