第9号 - 伊勢原市教育センター

かけはし
文責
開
2002年11月18日
NO.9
緑台小学校
文責
高橋
憲秋
高橋憲秋
校
以
来
2 5 年
間
子どもたちを見続けてくれてありがとう
本校が開校して本年度で25周年目を迎
えました。開校したのは、昭和53年の4月
1日で当時の規模は、17学級で538名の
児童数と26名の教職員数でした。
以来、25年間の歴史をじっと見つめてき
た物が幾つかあります。一つは、校章です。
長い風雪に耐えて校章の色はあせています
が今だ、登校・下校する子どもたちの姿を見
つめています。もう一つは、校歌碑です。正
門を入った右側の植え込みの中に立派に建
っています。学校行事の度に何度も歌われて
いる校歌の歌詞は、25年経ってもその精神
は受け継がれています。最後は、正門にある
校名碑です。正門に向かって右側に「緑台小
学校」と校名が刻まれています。この文字は
初代の鈴木孝校長が書かれました。
校名碑の周りの壁は、25年の間に2回ペン
キで塗り直したそうです。
この三つは、本校が続く限りこれからも多
くの子どもたちを見続けてくれるでしょう。
この25年間で本校を巣立っていった子
どもたちは2,100名、子どもの教育に携
わった教職員は延べ144名にのぼります。
3年生が脱穀作業
約210㎏の収穫量は昨年度並み
5年生が収穫し、1・2年生が稲運びした
稲の脱穀作業が6日に行われました。
この日も3年生の保護者15名と倉田さん
の協力のもとに9時から脱穀作業が始まり
ました。3年生がフェンスにかけてある稲束
を機械まで運び、保護者が縄をほどき脱穀す
る人に渡します。脱穀し終わった藁は、保護
者の手によって束ねられ、その藁は子どもた
ちの手によって飼育小屋まで運ばれました。
脱穀作業が終了したのは、11時頃でした。
子どもたちは、ほこりに紛れながら脱穀作業
(1/4)
ができました。
本年度の脱穀した収穫量は約210㎏で
昨年度とほぼ同じ量でした。
脱穀した藁を使って、さっそく今月の29
日に地域自治会・長寿会の皆さんのご指導を
受けて5年生がわらぞうり作りをします。そ
して、稲作シリーズの最後として、12月6
日に6年生によって餅つき大会が行われま
す。
世界遺産にふれた日光修学旅行
雪と東照宮の出会いに思わず歓声
一生の思い出に残る「修学旅行」が 10 月
29,30 日に実施されました。朝 5 時 30 分頃か
ら燦々と保護者に送られてくる子どもたち
を見るにつけ、保護者の気持ちが痛く分かる
ようでした。この二日間を何としても全員無
事で保護者に引き渡さねばという責任をひ
しひしと感じました。
一日目は、昼食場
所に着くとあた
りは雪化粧で、雪
合戦が出来る程
でした。金精峠に
向かうほど雪が
ひどくなり、途中でバスのタイヤにチェーン
を巻くほどでした。湯滝では、雪も殆ど見ら
れず女性的な滝を堪能していました。本来な
らばここからコースが二つに分かれるとこ
ろでしたが、戦場ヶ原付近には積雪があり、
ハイキングコースを散策するには危険が残
るという判断で全員が華厳の滝・足尾銅山に
行くことに決めました。ハイキングコースを
選択した子どもたちは、「何でいけないの」
と残念そうでしたが全員で行動できる喜び
もあったようです。
華厳の滝では、
霧がかかって
見えないので
はないかと心
配でしたが見事に晴れ渡っていました。97
㍍の高さから一挙に落下してくる滝は、まさ
に男性的でした。滝に行くまでのエレベータ
ーの中では、一般客から「うるさい。」等と
注意を受けたのも想い出の一つかも知れま
せん。
足尾銅山にさしかかると山の緑が消え失
せ、地肌を見
せていまし
た。後、何年
経てば緑が
復活するの
でしょうか。
子どもの目にも衝撃は走ったはずです。
銅親水公園の近くにある砂防ダムを見学し
た後、トロッコ電車で約 400 年間かけて堀開
いた坑道に入りました。トロッコ電車が坑道
に入ると子どもたちから思わず歓声が上が
りました。この坑道の全長は約 1234 ㎞だそ
うです。昔の抗夫がどのような物を使ってど
のようにして掘り起こしたかが分かるよう
に坑道の中に人形があったり、説明テープが
流れたりしていました。
しかし、子どもたちはじっくりその様子を見
るわけでもなく、テープを聞くわけでもなく
風のごとくに走り去ってしまったようでし
た。目的は、お土産を買うためのようでした。
この日初めての買い物でしたので楽しみに
していたようでした。
二日目は東
照宮の見学で
した。社会科の
歴史の学習や
修学旅行のし
おり作りを通
して予備知識を持っていましたので子ども
たちはガイドさんの説明に今までになく真
剣な眼差しで聞き入っていました。陽明門、
三猿、眠り猫、拝殿、鳴き龍などの見学を通
して子どもたちの心の中に世界遺産として
(2/4)
認定されたその理由がはっきりと刻み込ま
れたのではないでしょうか。
江戸村では約3時間ほど自由時間として
村内を見学したり観賞したりして過ごしま
した。「忍者からくり間道」「吉本お笑い劇
場」などに人気が集中した様子でした。
そして、午後5
時20分、バスは
無事学校に到着し
ました。この二日
間の子どもたちの
誰一人も熱を出したり、病気になったり、怪
我をすることもなく過ごせました。
何よりも子どもの心を開放的にさせてくれ
たのは、思い出に残る天候でした。快晴あり、
雪あり、冬と秋の天候を体験する幸せにも恵
まれました。素晴らしい修学旅行のお手伝い
をしていただいた、保護者の皆さん、添乗員
さん運転手さん、バスガイドさんに感謝した
いと思います。また、8月の下見以来、旅行
会社との打ち合わせ、子どもたちとの度重な
る話し合い、様々な準備に取り組んだ担任、
子どもの健康管理に心遣いをした養護教諭、
細心の心遣いをして6年担任の補助に当た
った古住教諭と久保田教務にも感謝したい
と思います。
長 寿 会 と低 学 年
の子どもたちとの
ふれあい
お 手 玉 ・あ や
と り ・け ん 玉 な
どの遊びを通し
て
本校の子どもたちの家庭でも核家族化が進み、
のふれあう場を設けています。今回の『遊ぼうデ
ー』もその一つです。先月の30日の昼休みの時
間を使って、長寿会の方と1,2,3年生の低学
年の子どもたちが一緒に遊びました。今回は室内
遊びということでお手玉・あやとり・おはじき・
折り紙・マジック・囲碁・けん玉の7種類の遊び
をそれぞれの教室に分かれて行いました。この日
のために長寿会の皆さん方がいろいろ準備してく
ださいました。そのお陰で子どもたちは、本当に
楽しそうに遊べました。お年寄りにお手玉やあや
とりを教えていただいたりして、普段では見るこ
とが出来ない子どもの姿がありました。
6年2組担任
教務主任
久保田正明教諭
6年2組の武とし子教諭が健康上の理由
で11月6日より療養休暇をとることにな
りました。その間、教務主任の久保田教諭に
2組の担任として、子どもの指導にあたって
いただきます。武教諭同様にご協力・ご支援
よろしくお願いします。
非常勤講師
小塚洋子教諭着任
武とし子教諭の
療養休暇にともな
い非常勤講師とし
て 小塚洋子教諭が
11月11日に着
任しました。
6年2組の授業を
中心に1組の音楽・家庭科も担当していただ
きます。以前、市内の小学校に勤務されてい
て、様々な経験を積んでいられます。情熱と
若々しさがいっぱい感じられます。よろしく
お願いします。
普段お年寄りと
のふれあう場も
少なくなってい
るのが現実です。
そこで、年間を通
して、お年寄りと
(3/4)
MOA美術館
伊勢原児童作品展の入選者
[児童画の部]
伊勢原市議会議長賞
5年 中村
努力賞
2年 高橋
2年 日比野
[児童書写の部]
佳作
1年 大原
3年 金子
3年 磯
6年 九島
努力賞
3年 山下
4年 高橋
麻梨沙
優紀
翼
栞
愛
久美子
聡美
茉依
美紀
緑台祭りに向け、各学級、熱気いっぱい
11/21 8:50∼11:20
毎年恒例になっています児童会主催の「緑
台祭り」が今月の21日に行われます。 こ
の祭りのねらいの一つとして、日頃お世話に
なっている地域の協力者を招待して、全校の
子どもたちと職員で感謝の気持ちをあらわ
し、子どもたちの様子を理解してもらう場と
しています。
「みんなで力を合わせて楽しい緑台まつ
り」をスローガンにして、各クラス単位でお
店を出したり、総合的な学習の発表などさま
ざまな活動に現在取り組んでいます。
すみれ級では、「ゆゆさゆ商店」と称して
紙粘土で作ったアンパンマン等を販売し、1
年生はクラスごとに全員で神輿を制
作して当日会場をねり歩くそうです。
2年生以上の学年は、自然の物で制作
した物の販売、ゲームコーナー、イベント、
全員の作品を展示した美術館、自分たちで作
った小物のショップ、お化け屋敷等の準備を
進めています。どのクラスも自分たちの思い
や願いに基づいて取り組んでいるので、休み
時間も自主的に準備している姿が多くみら
れます。
寒さに向かって体力アップ作戦
児童の体育委員会主催
「元気よく走ろう週間」11/18 11/29
いよいよ寒さが身にしみる季節になりま
した。昨年度まで行われていた「校内マラソ
ン大会」が本年度から実施されなくなりまし
た。その代わりに、体育委員会の子どもたち
の手による「元気よく走ろう週間」が計画さ
れました。
『楽しく走っていい汗かこう』というスロ
ーガンを掲げ今月の18日から29日まで
の2週間にわたって中休みの15分間を使
って校庭の外側を走ります。
体育委員会の子どもたちは、みんなが楽し
んで走れるように低・中・高学年別にマラソ
ンカードを作って全員に配るそうです。そう
すれば、目標をもって走れるようになるから
だそうです。子どもたちの手による委員会活
動ですが、このような子どもの発想を生か
し、子ども自身の手による活動が今後少しず
つ増えてくると学校に一段と活気が出てき
ます。体育委員会の取り組みがとても楽しみ
です。
(4/4)