平成24年度第1回議事録(PDF:173KB) - 渋川市

渋川市環境審議会(平成24年度第1回)結果概要
■日
時
平成 24 年7月 27 日(金)
■場
所
第1応接会議室(本庁舎2F)
■出席者
《渋川市環境審議会》
野村委員
坂田委員
齋藤(長)委員
14:00 ~ 15:30
村山会長
林(克)委員
齋藤(博)委員
中澤委員
櫻井委員
吉原委員
佐藤委員
宮本委員
南雲委員
今井委員
飯塚副会長
以上 14 名
《事務局》
都丸市民部長
石田補佐
松村副部長兼環境課長
狩野主任
概
1
開
2
会長あいさつ
狩野室長
関口主任
要
会
本日は大変お忙しいところご出席いただきまして、誠にありがとうございます。
今日の議題は、「報告第1号 渋川市除染実施計画について」です。
これは、東北地方太平洋沖地震による東京電力福島第一原子力発電所の事故に伴
う放射性物質を除染するために策定された計画です。
また、「4
その他」では、事務局から「平成 23 年度版渋川の環境(平成 22 年
度調査結果の報告)」についての説明を予定していますので、皆様よろしくお願い
いたします。
なお、東北地方太平洋沖地震を受けて、本市でも被災地援助等の対応に追われた
ことに伴い、本会議が一年振りの開催となりましたことを委員の皆さまにお詫び申
し上げます。併せて、現委員の皆さまの任期は今年の8月9日までとなっておりま
すので、今回が最後の会議となりますことをご報告申し上げます。
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報告事項
(1)報告第1号
渋川市除染実施計画について(環境課長)
◇質問1◇
【P1、1.除染等の措置等の実施に関する方針】で 、「長期的には追加被ばく線
量が年間1ミリシーベルト以下になることを目指す 。」と定めているが、事前のモ
ニタリングは市内何箇所で行ったのか?
●事務局答弁●
事前のモニタリングについては、市内 458 箇所で行った。
その中で、小野上地区及び子持地区の一部が、平均毎時 0.23 マイクロシーベル
ト以上であると確認され、除染実施計画の対象区域に指定されたということである。
◇質問2◇
【 P3、3.除染等の措置等の実施者及び当該実施者が除染等の措置等を実施す
る区分】で 、「民有地については所有者と協議の上、市が除染を実施する 。」とあ
るが、民有地の除染については自治会組織の協力が必要か?
●事務局答弁●
ご指摘の「民有地」とは、国に除染対象区域として指定された地域であり、今後、
業者に委託して除染を行う予定であるため、自治会組織からのご協力は予定してい
ない。
なお、現在、民有地の所有者宅に個別訪問し、除染の方法等について協議してい
る段階であるのでご承知置き願いたい。
◇質問3◇
【 P4、4.除染等の措置等の実施者が除染等の措置等を実施する区域内の土地
の利用上の区分等に応じて講ずべき土壌等の除染等の措置】で、除染の内容が列挙
されているが、これは、この中から必要な措置のみを選択するということか?
●事務局答弁●
そのとおりである。
除染対象により放射線量も異なるので、それぞれの状況によって必要な措置を選
択するという意味である。
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◇質問4-1 ◇
【 P7、6.除去土壌及び除染に伴い発生した廃棄物の収集、運搬、保管及び処
分に関する事項】に 、「宅地及び農地で発生した土壌については、除染対象地域内
において穴埋め等により現場保管する。」とあるが、保管期間の見通しは立ってい
るのか?
また、今後、別の保管場所を設置する予定はないのか?
●事務局答弁●
除去土壌の保管場所については、現在国・県でも検討段階であるが、国有地等へ
搬入可能ということになれば、除染区域のものはそちらへ搬入することとなる。
また、現場保管の期間については、現時点で国からの指示がないため見通しが立
たない状況ではあるが、本市の放射線量を考えれば、地面に穴を掘って 10 ~ 20cm
程度の覆土をしていただければ、家庭で保管する場合でも放射線を遮蔽することが
可能である。
◇質問4-2 ◇
除去土壌の現場保管について、今後の方針や除去土壌の搬入先を早急に決定する
よう、市から国・県へ働き掛けることはできないのか?
●事務局答弁●
新聞報道等でもご存じかと思うが、安全のための基準を満たしている災害廃棄物
でさえ、受け入れに関しては地域住民の反対にあっている。
このような状況から、除去土壌の保管場所を確保するには、周辺住民の納得が得
られないことが見込まれるため、現場保管が現状での方法であると言える。
◇質問5◇
大人と比べて、子どもは放射線の影響を受けやすいと言われているが、小中学校
や幼稚園、保育園などの放射線量の測定を継続的に行う予定はあるのか?
●事務局答弁●
小中学校、幼稚園、保育園、学童クラブなどに関しては、毎月定期的に放射線量
の測定を行っている。
◇質問6◇
最近、都内でもホットスポットが発見されて話題になっている。
ホットスポットの調査は難しい面もあるかと思うが、今後市としてモニタリング
を行う予定はあるのか?
また、今後、随所にホットスポットが発見された場合も継続的にモニタリング
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を行うのか?
●事務局答弁●
本市の公共施設については、ホットスポットが発見された施設ごとに、施設管理
者が除染等の対応を行っている。
また、市民に対しては、今年の3月から簡易型の空間放射線量測定器を貸し出し
ているので、測定後にホットスポットについて相談があれば、除染方法等について
も指導を行う予定である。
なお、現在のところ市民からホットスポットの情報は寄せられていないが、今後
情報が寄せられた場合にはその都度対応させていただきたい。
◇会長◇
市では災害廃棄物の受入を行っていないが、受入に関しての検討は行ったのか?
●事務局答弁●
渋川地区広域市町村圏振興整備組合が運営する小野上最終処分場は今年2月で埋
め立て終了となっており、同組合の運営する清掃センターから出た焼却灰は、現在
安中市内の民間業者で処分している状況である。
このような現状から、本市で災害廃棄物を受け入れることは不可能である。
◇質問7-1 ◇
以前、当審議会で小野上最終処分場を見学した際に、最終処分場の建設は渋川地
区広域圏内の市町村が持ち回りで行うと説明を受けたが記憶があるが、今後、新た
な処分場の建設計画はあるのか?
●事務局答弁●
現在の小野上最終処分場の隣接地に新たな処分場を建設することで、地元住民の
合意を得ることができた。この処分場の埋め立て期間は 15 年間である。
◇質問7-2 ◇
新処分場の埋め立て期間は 15 年間ということだが、埋め立てる焼却灰の量が減
れば、その分、処分場を利用できる期間が長くなる。市として今まで以上に3 R
を推進する必要があるのではないか?
●事務局答弁●
新処分場については、場内に空きがあるなしに関わらず、「15 年間で埋め立てを
終了する」という取り決めとなっている。
しかし、「余裕があればゴミを出しても良い。」ということではないので、今後
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も本市としては3 R の推進を行っていく考えである。
(2)その他
① 平成 23 年度版渋川の環境(平成 22 年度調査結果の報告)について
(環境課長)
◇質問1◇
【P33、図3-18 吾妻川、利根川 BOD 年平均値経年変化】中、「利根川中流
カーリット裏」の数値が突出して高いが、特定の事業所の排水が混ざっているので
はないか?
●事務局答弁●
「利根川中流カーリット裏」は、利根川本流ではなく、周辺の事業所の排水が混
ざったものを採水しているため数値が高くなっている。
これは、利根川本流の水質に与える影響を確認するために調査しているものであ
る。
◇会長◇
本市には県内有数の化学工場・製鋼工場が集積しており、これらの工場に起因す
る公害が問題視されていたことから、独自に「環境分析室」を設置し、大気、水質、
騒音、振動など、多岐に渡った調査研究を継続的に行ってきた。
本市規模の自治体で独自の調査研究機関を設置し、維持している例は珍しく、こ
のことは高く評価できるのではないか。
◇質問2◇
家畜農家から発生する悪臭について、農村部では隣接する地域住民から相談が寄
せられることがあるが、臭気を測定する方法はあるのか?
●事務局答弁●
本市では悪臭防止法に基づく地域ごとの「臭気指数規制」を導入している。
住居系地域は「臭気指数15」が適用されており、その他の地域に適用される「臭
気指数21」と比べて相当厳しい規制となっている。
臭気指数規制は、人間の嗅覚を用いて悪臭の程度を判定する規制方法で、採取し
た空気を無臭空気で希釈し、臭いがなくなった時の希釈倍率から算出する。
以前、養鶏場などの近隣で悪臭に関する苦情があったため、臭気測定の実施につ
いて現在検討中である。
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◇質問3-1 ◇
公共下水道の普及率について、旧町村部は普及が進んでいるようだが、旧市内で
はどの程度進んでいるのか?
また、公共下水道が整備されていない地域の場合、生活排水を地下浸透させるこ
とは可能なのか?
●事務局答弁●
公共下水道については、旧市内に比べて旧町村部の方が普及が進んでいる状況で
ある。現在、渋川地区の整備を重点的に進めているところではあるが、下水道の整
備には多額の予算が必要であり、また時間も掛かるため、即座には進まないのが現
状である。
●副会長助言●
生活排水の地下浸透については、周辺に適切な放流先がない場合に限り、合併処
理浄化槽による処理水であれば許可が可能である。
② 環境審議会次期委員選定の進捗状況について(環境課長)
①第1号委員(学識経験者)<4名>
=内諾済み
②第2号委員(市民団体及び各種団体代表者)< 11 名>
③第3号委員(一般公募)<5名>
5
閉
=内諾済み
=市民公募を行い、現在選考中
会
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-6-
以上
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