会 議 記 録 - 杉並区役所

会 議 記 録
第 2 回 杉 並 区 環 境 審 議 会
会 議 名 称
出
日
時
平成13年9月28日(金) 午前10時00分∼12時20分
場
所
杉並区役所 第5、6会議室
委 員
席
者
丸田会長、山田副会長、藤原委員、今井委員、花形委員、佐藤委員、本橋委員、
岩橋委員、 浅岡委員、高橋委員、秋田委員、山室委員、鈴木委員、
(13名)
環境清掃部長、環境課長、環境清掃部副参事、土木部管理課長、都市計画課長、
区 側
建築課長、公園緑地課長、開発・調整担当課長、
環境調整主査、公害指導主査、みどりの係係長、
傍聴者数
事 前
0名
第1回会議記録 (案)
資料―1
平成13年度ダイオキシン類調査結果(大気)
(4月∼6月分)について 資料―2
配
布
資
料
当 日
杉並中継所に関する環境モニタリング調査結果報告書
資料―3
環境博覧会すぎなみ2001 概要
資料―4
一定規模以上の開発事業等の報告(建築物の建設)
資料―5
(仮称)クリオ阿佐ヶ谷南開発行為の概要
資料―6
(仮称)クリオ阿佐ヶ谷南計画に係る緑化計画
資料―7
グローリオ杉並宮前新築工事に係る緑化計画
資料―8
杉並清掃工場排ガス処理設備等増築工事に係る緑化計画
資料ー9
放射第5号線の基本計画及び今後の予定について
資料―10
1 第2回環境審議会
(1) 委員の自己紹介
(2) 配布資料の確認
(3) 第1回会議記録の確認
(4) 議事
会議次第
① 平成13年度ダイオキシン類調査結果について
② 杉並中継所に関する環境モニタリング調査結果報告
③ 環境博覧会すぎなみ2001概要説明
④ 一定規模以上の開発等に関する報告
・
(仮称)クリオ阿佐ヶ谷南建築計画の概要
・
(仮称)クリオ阿佐ヶ谷南開発行為の概要
・
(仮称)クリオ阿佐ヶ谷南計画に係る緑化計画
・グローリオ杉並宮前新築工事に係る緑化計画
・杉並清掃工場排ガス処理設備等増築工事に係る緑化計画
会議次第
⑤ 放射第5号線の基本計画及び今後の予定について
⑥ 次回日程
1 委員の紹介
・ 委員自己紹介。
2 配布資料の確認
3 第1回会議記録の確認
・ 確認。
4 平成13年度ダイオキシン類調査結果について
・ 調査の曜日はどのように選んだのか。
・ 天候等の影響もいれたらどうか。
・ ナノグラムとピコグラムの単位が違うのは。
5 杉並中継所に関する環境モニタリング調査結果報告書
会議の内容
および
主要な発言
・ その後の現状と、保証の問題は。
6 環境博覧会すぎなみ2001の概要
・ 報道関係の計画は。
7 一定規模以上の開発等に関する報告
①(仮称)クリオ阿佐ヶ谷南開発行為の概要
②(仮称)クリオ阿佐ヶ谷南計画に係る緑化計画
③グローリオ杉並宮前新築工事に係る緑化計画
④杉並清掃工場排ガス処理設備等増築工事に係る緑化計画
・ 緑化計画の確認、検査のシステムは。
・ 提供公園とは。
・ 移植のPRを。
8 放射第5号線の基本計画及び今後の予定について
・ B案になった理由は。
5 次回日程
・12月5日を予定
第2回環境審議会発言要旨
発言者
平成13年9月28日(金)
発 言 要 旨
会長
第2回環境審議会を開催いたします。
環境課長
前回御欠席のI委員より、自己紹介をお願い致します。
I委員
タウンセブンの理事長、杉並区商店連合会の副会長を兼務しております。初めてなので
よろしくお願いします。
環境課長
資料の確認。
会長
第1回会議記録についてご意見は。
(案)を確認いたしました。
議事録の発言者欄ですが、流れがわかるように、A委員とか、B委員などと、記号をい
れて記入するということでいかがでしょうか。
では次回からそのように。
会長
議事にはいります。
環境課長
資料―2により説明。
資料―3により説明。
資料―4により説明。
(東京都の後援は、予定になっておりますが、確定いたしました。
)
会長
資料―2について、質問、ご意見は。
K委員
調査日の曜日は、どういうことで選んだのでしょうか。
環境課長
昨年は4回、区独自でおこなっておりましたが、今年は東京都の調査期日に、あわせて
あります。メリットとして他の区や、都の全体の平均値との比較ができるということで、
今年行う調査はあわせました。都の結果が遅れてきますが、まとまった時点で比較をして
ご覧いただきたいと思っております。
K委員
雨の場合はどうなるのでしょうか。
環境課長
小雨程度の場合はおこなっていますが、台風とか、大雨は別の日を設けるということに
なると思います。
A委員
昨年度と比較して、増えているようにはみえないという説明があったのですが、この数
値のことなのか、どういう意味でしょうか。
環境課長
増えていないというのは、測定結果の数値のことではなく、ダイオキシンの原因を考え
ますと、区内でどれだけの発生源があるかということで、野焼き、焼却炉に対して、区民
からの苦情件数が、少しずつ減るような傾向にあるということで、実件数が減っていると
はいえませんが、参考までに紹介したものです。
F委員
要望ですが、将来、調査をしていく上で、天候等の影響があるかどうかも、調査にいれ
たらどうかと思います。
C委員
清掃工場のダイオキシンの場合、厚生省の基準は大幅に下がって、ナノグラムの単位だ
ったのですが、ここではピコグラムとなっています。ナノグラムと違っているのはどうい
うことなのでしょうか。
環境課長
今、ご指摘のありました清掃工場の場合は、排出の規制基準ということになると思いま
す。現在80ナノグラムという規制ですが、それが1ナノグラムという基準に厳しくなり
ます。それは排出口から排出された基準で、ナノとピコでは1000倍の開きがあります。
環境中の基準のほうが、当然厳しいということになります。
B委員
排出口の環境基準というのは、国の基準ですか、都の基準ですか。
環境課長
国の基準です。
会長
資料―3について、ご質問、ご意見は。
M委員
6ページに24種類の項目がでているのですが、化学は詳しくなく、ダイオキシンとか
理解が難しい。
環境課長
個々の物質につきまして、どういう性質のものか、人体にどういう影響があるか、ご説
明すればよいのでしょうが、ベンゼンは自動車排ガスからでてくるものです。トルエンが
高い値ですが、推測では捨てられたゴミの中に混ざっていたかもしれません。アルデヒド
類は、アルコールの飲み残りが変化していった可能性もある。トルエンジイソシアネート
は健康被害に及ぶかもしれないと言うことで、論議がある物質なので調査項目に入れてあ
ります。おもにどのような物質かということは、資料をお配りできればと思います。
M委員
資料をいただきたいとか言うことではなくて、難しいことなので、私としては規制基準
を下回っているということで、一般的な解釈でいいのかなと、考えております。
会長
分かり易い形で、可能でしたらお願いします。
K委員
既成物質をおいかけても、当然原因がわからないだろうと思う。これに疫学調査を並行
して進めていったほうが、総合的な意味で明確になる。影響があるのか、ないのか疫学的
に原因を特定するということになるだろうと思います。都との協議でも、まだ議論されて
いるところなので、付け加えたらどうだろうかと思う。環境新聞にも杉並中継所の問題が
でていましたし、まだ引きずっているなと思います。ダイオキシンの関連ですが、空気は
ぜったい吸わなければならないという物質です。たとえば 2、3、7、8 ー TCDD を1gとっ
てきたとすると、分子数は 1.9×1021というとてつもない数がある。ピコグラム単位
とか、それの 1000 分の1でもいいが、それを一生吸い込んだら何個の TCDD を肺の中
にためこんでしまうのかという観点から考えるとかなり深刻な事態がある。特に閾値のな
い有害物質は、絶対値がどうなのか分子数を頭にいれ、判断するのが材料としてよいだろ
う。そういう意味で別の考え方が下されるとよいと思います。
環境課長
疫学調査につきましては、区も健康調査ということで、疫学的観点から調査をさせても
らいました。環境新聞のご指摘がありましたが、記事の内容は若干事実に照らして誤認も
あるかと思います。現在も公害等調整委員会で審議をしているところですし、杉並区でも
正式に終結をしたと表明したことはありません。新たな知見がでてくれば、それに伴って、
いろんな調査もしていかなければならないと考えております。
B委員
周辺住民の症状の訴えとか、その後現状はどうなっているのか。保健所の相談の特徴と
か、この時点でどうなっているのか伺いたい。
環境課長
典型的なものは、手足のだるさ、疲れやすいとか、ホルモンのバランスが崩れたと思わ
れるような訴えはありました。現在も保健所ないしは、保健センターを窓口に相談は開か
れていますが、それと違うような、新たな訴えがあるとは聞いておりません。
B委員
補償の問題ですが、何人認定されてきたのかということと、補償の対象が狭いのではな
いかという気がしていたのですが、その辺の意見があるのかどうか伺っておきたい。
環境課長
補償の問題につきましては、都が調査委員会で、硫化水素と樹木のクレオソートが原因
に考えられると、結果としてだしてあります。あくまでも補償は、東京都が中継所の稼働
によって健康被害をひきおこしたということに対して、損害賠償に応じるという枠組みで
すので、硫化水素、クレオソートの原因症状が対象ということです。該当者が6名ありま
したが、結果的に認定はされておりません。最終的に補償を受けた方はいないという結論
になっています。
B委員
今後、原因が固定化するという考え方なのか、新たな調査で原因が違う方向に向かって
いく可能性があるのか、今の動向がどうなっているのか再度伺いたい。
環境課長
現在のところは、公害等調整委員会の裁定をまちたいと思います。その裁定がどうでて
くるのかというのが大きい。きまりきった物質についてモリタリングをしていっても、意
味があるかという意見もあります。しかし、モリタリングを続けていくことで、見えてく
ることもありますし、調査結果はすべて健康不良を訴えている方にも、送っております。
原因物質があるとすれば、どれなのかは現時点では分からない。そういう中でモリタリン
グを積み重ねておくということは、そのための基礎資料となるだろうと考えております。
会長
要望として、数値の桁をそろえていただきたい。たとえば3ページの濃度の表で、環境
基準と小数点をそろえるとか、分析の数値が大事だと思いますが。
環境課長
規制基準と環境基準ですが、環境基準自体が ppb に換算した関係で小数点がそろって
ませんが、それも含めまして委託調査会社とも調整いたしたいと思います。
会長
資料―4について、ご質問、ご意見は。
O委員
チラシとポスターの場所が、高井戸地域区民センターだけで、南中央公園の案内がない
のですが。
環境課長
現在のポスター、チラシについては、第1段で、まもなく第2段がでます。10月11
号の広報の中では、杉並南中央公園も網羅されたものが発行されます。
O委員
分かりました。
G委員
第2段というのは、同じようにポスター、チラシで、区の掲示板に張られる予定ですか。
環境課長
そうです。
M委員
「かんぱく」問題はどうなったのでしょう。
環境課長
普通にいう時は、
「環境博」ということで、
「かんぱく」という略称は現在使っておりま
せん。
F委員
広報関係ですが、当然プレスの発表とか、報道機関の発表があると思いますが、J・C
OMとか、地域のテレビの計画があるかどうか伺いたい。
環境課長
それぞれの報道機関の判断ですが、報道部門と調整をし、J・COMにつきましても調
整してまいります。
会長
博覧会を催すことによって、区民の意識を高めていく機会にするというのがよく分かり
ます。企業中心の博覧会はありますが、地域の参加は珍しいと思います。ぜひ成功するよ
うに期待しております。
会長
一定規模以上の開発事業等の報告。
(仮称)クリオ阿佐ヶ谷をまとめて説明をお願いし
ます。
建築課長
資料―5により説明。
開発調整担当課長
資料―6により説明。
公園緑地課長
資料―7により説明。
会長
資料8、9の緑化計画の説明もお願いします。
公園緑地課長
資料―8により説明。
公園緑地課長
資料―9により説明。
会長
資料5、6、7についてご質問、ご意見は。
C委員
今、公園の%は何%なのですか。それは建築面積なのか、延べなのか。
開発調整担当課長
計算方式は、開発区域に対する比率で、3.16%となっています。なお基準では3%
以上という規定になっております。
C委員
敷地面積、4000平方メートルが基準ですか。
開発調整担当課長
開発区域の面積に対する比率で、建築区域の他に、道路、公園も含まれた、地図に赤で
かこんである区域の3.16%ということです。
C委員
緑化計画の確認、検査はどのようなシステムになっていて、確認はどうなっているのか。
公園緑地課長
緑化計画の届出をしていただき、完了した時点で完了届けの提出をうけ、現地にいって
確認をするというシステムになっています。
C委員
完了届がでないと、検査してない。建築が出来てから何ヶ月以内とか期限があるのです
か。マンションが建っているのをみると、あまり緑化されているとは思えないのですが、
そのへんは本数とか確認しているのですか。
公園緑地課長
基本的には届けがあった完了日が過ぎて、すぐに完了届を提出いただき、計画に従って
おこなわれているか確認します。やらないような方も中にはでてくるのですが、条例で公
表するという条項もありますので、何回か書面等で催促しても動きがないとすれば、どう
いうところがやらないのか公表するという方法をとっていきたいと考えております。
C委員
いままで公表したことがあるのかないのか。罰則が公表する程度では効果がない。やら
ずじまいで終わっている件数があるのではないか。
公園緑地課長
ご指摘のようにやっていないというケースがあります。まずは電話で尋ね、様子をみて
やっていないというところは、書面で催促しています。今まで公表したことはございませ
んが、そのような方法をとっていかなければならないと考えております。
C委員
公表しても平気な業者もいるし、それも適用していない。業者は計画をだしておけばよ
いというだけで、最終的には住民からクレームがついても、なかなか腰をあげないのが現
状で、せめて公表は徹底的にしていただきたい。
公園緑地課長
きちんとやっていただくように、当事者の方にお願いをしていきたい。それでもやらな
い場合は条例に基づいた手続きをとって、きちんと履行をしていただくように、努めてい
きたいと思っております。
M委員
一定規模以上の開発事業というのは、延べ面積ということですか。
公園緑地課長
そうです。
A委員
クリオの緑化計画で、店舗があるので壁面緑化をということですが、青梅街道から店舗
の入っていくところへの緑地の計画はどのような形を考えているのでしょうか。
公園緑地課長
店の上の部分に緑地をということで、商店街については2階の部分に緑をいれてほしい
ということでこういう図面になっております。
A委員
屋上緑化ですね。
公園緑地課長
商店街という事情で、上にあげて緑地面積として換算していくということで、屋上緑化
は別に東京都の基準にしたがって、20%でやっていただいております。
O委員
樹種とかだしてあるところと、何も書いてないところがありますが、その点はどうなの
でしょうか。
公園緑地課長
概要でのせてありますが、詳細の図面については、樹種まで明記されています。今回の
クリオについては樹種まで届けていただいています。
会長
提供公園とは、どういうものなのですか。
開発調整担当課長
法で規定されていて、3000平方メートル以上の開発区域があれば、3%以上の公園
を設けるという法で基づいたものです。
会長
提供というのは、どういう意味ですか。
開発調整担当課長
事業者から自治体へ提供するということで、区の所有権になります。
会長
管理も区がおこなうということですね。
公園緑地課長
区立公園として開園するということになり、区で管理します。
会長
設計は。
公園緑地課長
設計につきましては、開発側と公園管理者と協議しながら、どういう内容にするか決め
ていきます。要望もだしますが、開発事業者側の希望もありますし、そのへんは調整しな
がらやっていきます。公園の使用は区立公園として、日常つかっているような形のものを、
設置していただくように提示します。
F委員
屋上の部分が、区の公園ということになるのでしょうか。
公園緑地課長
提供公園は屋上ではなく、土地そのものです。
G委員
屋上緑化がいわれていますが、区としては働きかけるとかはないのでしょうか。
公園緑地課長
クリオについては、屋上部分20%を緑化していただいています。緑化指導の基準の中
にはまだ屋上緑化というところまでありませんが、都の条例とあわせて、検討に入ってい
るところです。
会長
資料―8について。
G委員
先日通りかかったときに、立派なくぬぎとけやきがあるのを見ましたが、それが北西の
角の○のことでしょうか。
公園緑地課長
北西の角の3つの○が既存樹木です。その樹木を残しております。
B委員
宮前2丁目の地区計画との関係で、緑化については一般の基準より多めにとるという計
画があるのか。ないとするなら、地区計画のもとでの考え方としては、通常よりとるとい
うようなことを、位置づける必要があるのではないか。
公園緑地課長
杉並区内においては、積極的な緑化をお願いしておりまして、今回既存樹木をのこして、
プラスアルファーという形で植えてほしいということでお願いしました。特段、地区計画
だからということで緑化をすすめているわけではありませんが、どこにおいても緑化につ
とめてもらいたいという考えです。
会長
資料―9について。
L委員
この計画は、高木が多く、移植が多いのは結構だと思いますが、どのくらいまで移植で
きるのか、区民がわかるように、この計画を広く知らせてPRしていただければいいなと
思いますが。
公園緑地課長
移植については、経費がかかるということがありまして、清掃工場で敷地も広く、木の
大きさも適当で移植が可能だった。ある木をそのまま残して、それが出来ない場合は移植
をというのが基本だろうと考えておりますが、公表して移植をということは、費用がかか
りますし、その木がつくかどうかということもありまして、なかなか難しいのが実態です。
会長
モデルにはなりませんか。
公園緑地課長
敷地の規模がちがいますので、一般の住宅には厳しいかなとおもいます。適当なモデル
になるようなものがありましたら、積極的にPRしていきたいと思います。
C委員
清掃工場の北側の土地は移植をしたのですが、何本位あって、現在どんな状況なのか分
かりますか。
公園緑地課長
詳しいことは資料がないのですが、かなりの数を移植していただき、提供公園とか緑化
にご協力いただきました。
会長
その他の、資料―10について。
都市計画課長
資料―10により説明。
B委員
どうしてB案になったのか、いまだに解明されていない。東京都からの説明会でB案に
なった理由を伺いたい。
都市計画課長
地元説明会の中でも、なぜB案にしたのか質問がありました。B案に決めた理由として、
玉川上水の自然環境を保全するために、多少の経費が増大したとしても、この案を採用し
ていきたい。いろいろ検討した結果として東京都としてB案に決定したという説明でし
た。
B委員
もともと3案しか頭にない。区長も地元の意向もくんで考えるべきだという意見を東京
都に出したと思うし、地元の住民の多くも、別の方法をというのが大きな意見だったと思
う。環境審議会でも3案以外をというのが総意だったと思うのに、その声が全然届いてい
ないということなのでしょうか。
都市計画課長
総合アセスに伴って、杉並区から意見書という形でだしている。それにつきましては、
C案については好ましくない。A、B案についても、これまで親しんできた玉川上水及び
緑化空間の保全という観点から難点が多い。ABC案以外の案についても、その可能性を
検討されたいということで要望したところです。ただし、この事業については、広域的な
道路として都が事業主体として決めたということで、事業者が自らの判断でB案に決めた
のだという認識です。
B委員
再度、もう一度考えてほしいというくらいの姿勢は、示していく必要があるのではない
か。
都市計画課長
この案につきまして、7月24日に都から説明を受けております。助役からB案につい
ても難点があるのだと明確に話をしてあります。今後は条例アセスの手続き、都市計画法
の手続き等があります。その時に区の意見をあらためて述べる機会があろうと思いますの
で、その中で今後の意見というものがでてくるのではないかと思っております。
L委員
地元説明会に参加しました。東京都からこれまでの経過の説明で、各区長よりこういう
意見をいただいていますとか、都民アンケートではこういう意見がありましたと、私達が
だした意見を網羅してまとめてあり、受け止めているのに、どうしてこの結論がでるのか、
私たちの意見を踏みにじっているのではという反発が会場にありました。とにかく通すん
だという説明会になっていたということを、ご報告したいと思います。
F委員
この問題については、何回か環境審議会で議論し、まとめてきましたが、初めて「役割
と効果」というパンフレットをみたのですが、具体的にどういう効果がでてくるのか、機
会があれば説明を聞きたいと気持ちとして考えております。
会長
今後、どのように扱っていくのか、次のステップにむけて、別の形でスケジュールの中
にいれていくべきだろうと思います。
環境清掃部長
ただいまの放5につきましては、東京都が条例アセスの手続きを進めることになろうか
と思います。その段階では環境審議会でご意見をいただいて、区長の意見としてまとめる
機会があると思います。今いただいた意見をふまえながらご審議をお願いしたいと思って
おります。
課題として環境基本計画につきまして、平成8年に策定して5年ほどたっております。
杉並区といたしましては、21世紀ビジョンという基本構想を策定しております。その中
では、環境推進都市の創造ということで、暮らしと環境の調和を図り、次世代に対する責
任として地球環境に負荷を与えない省資源・省エネルギーの循環型社会を目指しておりま
す。平成 12 年度には清掃事業の移管もあり、環境の世紀といわれる 21 世紀を迎えた今、
環境基本計画の見直し着手したいと考えております。恐れ入りますが、お届けしてござい
ます環境基本計画にお目通し頂けますと幸いです。
会長
次回日程を。
環境課長
12月5日、午後3時からお願いをしたいと存じます。
会長
では、次回は12月5日の午後3時からお願いします。これで第2回環境審議会を終了
いたします。