資料2 本時の授業展開 (1)本時のねらい U字型磁石の中で電流が

資料2 本時の授業展開
(1)本時のねらい
U字型磁石の中で電流が流れるとコイルが動く実験を行い、電流の向きと強さ、磁界の向きを変えた結
果から、コイルの動く向きや動きの大きさについてのきまりを見いだすことができる。
【科学的思考】
(2)本時の学習展開 (本時の位置 24/26時)
過程
学習活動
評価について
つ ○U字型磁石の中で、電流の
流れるコイルが動く事象を
か
観察する。
む
○鉄粉の模様と磁力線の性質
から、コイルが動く理由を
考える。
・U字型磁石の内側では、
磁石とコイルの磁界の向
きが同じで磁力線が密だ
から磁界が強まり、外側
では磁界の向きが逆で磁
力線がないから磁界が弱まると考えられる。
追
究
す
る
ま
と
め
る
課題 電流と磁石の向きや強さを変えたとき、コイル
の動き方にはどのようなきまりがあるのだろうか
○予想を立て、交流する。
・電流の向きや磁石の向きを逆にすると、コイルも逆
に動くと思う。
・電流を強くして、強い磁石を使うと、コイルが大き
く動くと思う。
○実験を行い、結果を記録する。
コイルに流れる電流の向き
や強さ、U字型磁石の向きや
強さを変えて、コイルの動き
方を調べる。
○結果から、事実をまとめる。
・電流の向きや磁石の向きを逆にすると、コイルが逆
に動くことが分かった。
・電流を強くして、強い磁石を使うと、コイルが大き
く動くことが分かった。
○事実を基に、コイルの動き方のきまりを考える。
・電流の向きを逆にするとコイルが逆に動いたのは、
発生する磁界の向きが逆になるからだろう。
・磁石のN極とS極を逆にするとコイルも逆に動くの
は、磁界の向きが逆になるからだろう。
・電流を強くするとコイルが大きく動いたのは、コイ
ルのまわりの磁界が強まったからだろう。
・強いU字型磁石を使うとコイルが大きく動いたのは、
同じ向きの磁界が強まったからだろう。
○本時のまとめをノートに書く。
・電流と磁石の向きを逆にすると、コイルは逆に動く。
・電流と磁石を強くすると、コイルは大きく動く。
指導・援助
○磁力線やコイルの
まわりに生じる磁
界にかかわる既習
内容を想起できる
よう、掲示物を活用
する。
<イ−②科学
的思考>
磁界から電流
が受ける力を
調べる方法を
考え、観察、実
験 な ど を 行 い ○電流と磁石にかか
規則性を見い
わる条件統一を考
だすことがで
え、結果が混同しな
きる。
いように机間指導
(ノート・発言)
を行う。
<考察評価>
【考察1】
予想に基付き
【考察2】
事実から考察
【考察3】
疑問点
○事実を基にして、比
較したり、関連付け
たりして考察でき
るように指導・助言
する。
○どの実験結果は、ど
んな理由から起こ
ったと考えられる
のかを対応させな
がら考察を発表さ
せ、板書する。