英語科学習指導案(TT) 平成15年1月31日(金)5校時 3年3組(男子18名 指導者 女子12名 計30名) T1 教諭 浦 T2 教諭 山口 将史 三佐子 Lesson 8 The Diary of Anne Frank(アンネの日記) 1 題材 2 題材観 ○ 本学級の生徒は,英語学習に興味関心が高く,学習への姿勢は活発である。積極的に 発表したり,質問を繰り返したりするなど向上心を持っている。また,互いに教えあう 場面も多く見られる。ALT との授業にも意欲的で,堂々と話そうとする生徒が多い。 受験が近いこともあり,家庭学習時間の確保もできつつある。しかし,語彙力や基本的 な文法の理解不足で,学力の伸びにつながらない生徒もいる。 ○ この課では,戦争の悲惨さや迫害の悲劇をアンネの日記を通して読みとり,アンネの 心情を探っていくことにより,読解力を培うことをひとつのねらいとしている。不幸と 苦しみを生む戦争の原因はどこにあるか。アンネは「戦争の責任はみんなにある」と述 べている。絶望的な状況にいながら,彼女は決して絶望していなかった。そして,やが て自分の身に降りかかる悲劇を知らずに,自分の可能性を信じ,自分の未来に明るい希 望さえ持っていた。戦争の中に生きた同年代の少女が戦争を知らない生徒にどのように 映り,どんな意見を持つのかに興味が持たれる。 文法事項としては,間接疑問文をとりあげる。会話の中での使用頻度も高く,比較的 理解しやすい学習内容であるので,ぜひ,身につけさせたい表現である。 ○ 中学生と同世代の少女が戦争のために幸せな生活を送ることができなくなった事実や 隠れ家に逃れなければならないほどの差別を知り,戦争の悲惨さについて考えるきっか けとなるようにしたい。また,書かれた日記は,原文はオランダ語だが,60カ国以上 の翻訳があり,世界中の人々に読まれていることも紹介したい。教科書の本文では平易 な表現に書き直されてはいるものの,アンネの心の中が十分に伝わってくる内容になっ ている。心の中にわいてくる素直な疑問が,目標文(間接疑問)の形でよく表せること を学ばせたい。目標文については,ゲーム形式の言語活動を通して定着させ,構造を簡 単に理解させる程度にとどめておきたい。 今年度は,生徒の学力を向上させる目的で,特に少人数指導やTTを取り入れている。 本時は TT で行うが,T1とT2の役割を分担し,きめ細かな指導ができるように努め たい。主な生徒への指示はT1が行い,T2は言語活動の支援,プリントの配布,机間 指導を行う。また,2人が協力することによって,評価の能率化と均等化を図ることと した。課の最後の時間には,少人数に分かれて総復習を行い,さらにきめ細かな指導を 行っていく計画である。 -1- 3 目標 ○アンネ・フランクの生きた時代背景と彼女の生き方をとらえながら,興味を持って英 語を読む力をつけることができる。 ○間接疑問文を理解し,運用することができる。 4 指導計画(全9時間) (1) アンネ・フランクについて知ろう。 (2) Section A の内容を読みとろう。ユダヤ人差別について知ろう。 (3) Section B の内容を読みとろう。戦争の悲惨さについて知ろう。 (4) what などで始まる節が入った文を理解しよう。・・・・・・・本時(4/9) (5) Section C の内容を読みとろう。アンネの気持ちを考えよう。 (6) Section D の内容を読みとろう。アンネの気持ちを感じ取ろう。 (7) リスニング練習とその発展 (8) Main Activity My voice 日記を書こう。 (9) 総復習 5 本時 (1)題材 Section C 間接疑問文を用いた表現 (2)目標 ・what などで始まる間接疑問文を理解し,運用することができる。 (3)評価規準・・・目標分析表参照 ア① 言語活動に積極的に取り組んでいる。 ② 発表などに積極的に取り組んでいる。 イ① 間接疑問文を運用することができる。 エ① 間接疑問文を理解することができる。 -2- (4)展開 過程 学 習 活 動 指導上の留意点 T1 ○ Warming 評 価 T2 一斉 Up ひ ・Greetings ○ Greetings ○ Greetings き ・line game ○疑問詞について ○ T1 と 交 互に質 だ ・word-chain relay の意識づけをする。問する。 ア①② す ○ワークシート(宿題)の発表 ○間接疑問文の理解 ○疑問詞を使った ○ T1 の 質 問に対 ・T1 と T2 の会話からポイント 疑 問文を T2 に質 して I don't know ひ を把握する。 問する。本時のポ ∼で返答する。 ろ イントを明確にす げ る。 る ・Jeopardy ○ルール説明 ○準備と得点 一斉 ア①② ・間接疑問文を用いた言語活動 ○ T2 との 会 話で ○ T1 と の 会話で イ① に取り組む。 例を示す。 例を示す。 ○学習した間接疑問文について ○ Be 動 詞 の疑問 ○一般動詞の説明 ま 再度確認する。 文について説明を をする。 と め る 再度行う。 ○ワークシートの問題を解く。 ○前時課題とのつ ○ワークシートを 机間指導 ・リーディング ながりも確認する。 ・発表 配布する。 *机間指導 つ (家庭学習の課題) な ○次時までに Section げ 文中の間接疑問文を探し,訳を る してくることを知る。 C の本 ○課題の指示 ○自己評価カードへの記入 -3- エ① (ノート) 友達の友達ってどんな人? ① Do you know where Doraemon lives ? Yes, I do. He lives in Nobita's house. ② Do you know what Doraemon likes ? Yes, I do. He likes dorayaki. 1)他の人物がどんな人なのかを,例文にならって友達にたずね,プリントにまとめてみよう。 2)自分のシートの知っている人物について,答えてあげよう。 -4-
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