2013/4/10 本日の実習の流れ 酸性物質:粗結晶について 1. 室温で個体の高沸点物質の精製 • 再結晶 常温で固体 ⇒ 2. 融点測定 中性物質:エーテル層(11) について 1. 酸性物質および中性物質の精製について ジエチルエーテル 粗結晶が得られている班は再結晶、得られて いない班は常圧蒸留後に再結晶 少量の粗結晶(もしくは常圧蒸留後の残渣) を用いて定性反応を行う 常温で液体 ⇒ 常温で固体 ⇒ 再結晶の前に、溶解度を調べる 1 再結晶とは、 再結晶での回収率(%) = 再結晶後の結晶重量/粗結晶重量×100 2 水からの再結晶(実習書p18,青本p79) 結晶性物質の精製方法のひとつ ● 酸性物質 ⇒ 水から再結晶 ひだ折りろ紙 (青本p57) 水 ロート、フラスコは暖めておく (乾燥機) 沸騰石 直火加熱 粗結晶の重量測定(0.000桁) 粗結晶 目的物 可溶性不純物 不溶性不純物 3 結晶の吸引ろ取(実習書p41) 角ろ紙を切る 4 目皿ロートによる吸引ろ取 洗い込み溶媒:ろ液 少量の冷再結晶溶媒で洗浄 少量の水でろ紙 を湿らす ろ紙 目皿ロート ろ過用ゴム板 アスピレーター 5 6 1 2013/4/10 脱水剤の除去および濃縮(実習書p15) 有機溶媒を用いる再結晶(実習書p19) 中性物質(エーテル層(11)) 有機溶媒の追加 水 ひだ折りろ紙で Na2SO4 をろ去 ムッフとクランプで固定 液面 水面 沸騰石 ⇒ 7 有機溶媒を用いて再結晶した場合 8 本日の実習の流れ 1. 室温で個体の高沸点物質の精製 ろ紙を水で貼り付け た後,エタノール, 再結晶溶媒で置換 析出した結晶を吸引ろ取 洗い込み溶媒:ろ液 少量の冷再結晶溶媒で洗浄 さらに、乾いた フラスコに交換 • 再結晶 2. 融点測定 2. 融点測定について 硫酸浴の周りに行かない 標品や各班の結晶は取り過ぎない 結晶は素焼き板でよく擦り潰す 測定後の試薬は所定の場所に捨てる 9 融点測定および混融試験の組み合わせ 10 融点測定と混融試験(実習書p20,青本p105) ① 各班の検体 すり潰す 使用後の升目は 今後使用しない ② 標品 混融試験用サンプル 同じ量を 混ぜ合わせる ③ 混融試験(①+②) ④ 混融試験(①+②’ ) ②’は、②以外で同じ物性の標品 各自が持ってる きれいな素焼き板 融点測定の組み合わせ 結晶の詰め方 ① と ③,② と ④ の組み合わせで測定する。 アンプルカッター で水平に切る m.p. = 110.5 ~ 111.5 ℃ (溶け始め) (溶け終り) 11 融点測定用 キャピラリー 2~3mm 12 2 2013/4/10 硫酸浴を用いた融点測定 (安息香酸,m-トルイル酸) 融点測定と混融試験(実習書p20,青本p105) すり潰す 使用後の升目は 今後使用しない × 各自が持ってる きれいな素焼き板 弱い青色の 炎で加熱 手で持ちながら ゆっくり回転 混融試験用サンプル 同じ量を 混ぜ合わせる ホットプレートを使用する場合 カバーガラス ドライヤーで冷ました後、次測定 ・酸性 → ・中性 → ① or ② ホットプレートを用いた融点測定 (サリチル酸,ベンゾフェノン, p-ニトロフェネトール) SOURSE TRS ON RFL OFF ROUGH 右目 左目 FINE TRS: 下からの光 RFL: 上からの光 主電源 OFF 硫酸浴での融点測定 椅子に座らない 周りでうろつかない 明るさ調節 昇温速度:粗調整 昇温速度:微調整 HEATER: 加熱 BLOWER:風冷 硫酸浴付近の水道は使用しない ○ ホットプレート に収まる大きさ バーナーの炎は青く弱く バーナーを硫酸浴に接触させない × キャピラリーは 少し出る長さ 14 硫酸浴の冷却はドライヤーの冷風 HEATER BLOWER 両端を閉じる ③ or ④ 13 測定後のキャピラリーは傍の専用くず入れに 回転させて 下にする15 16 3
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