第2章 安心して暮らせる在宅サービスの充実 - 尼崎市

第2章 安心して暮らせる在宅サービスの充実
1 基本方針
高齢者の多くは、長年にわたって住み慣れた家庭や地域のなかで、常に良好
な人間関係を維持しながら住み続けたいという願いを持っています。
これを実現するために、まず、高齢者自らが健康の保持・増進に努め、でき
る限り長く健康な状態を続けることができるよう、ねたきりや認知症にならな
いための意識啓発に努め、相談・指導体制の整備を進めるとともに、ねたきり
や認知症の原因となる生活習慣病の予防を推進するなど、健康寿命の延伸を目
的に保健事業の充実と総合的な介護予防事業の推進を図ります。
また、高齢者がたとえねたきりや認知症など介護や援護を必要とする状態に
なっても、できる限り在宅で自立した生活が送れるよう、介護保険の給付を始
めとする在宅サービス事業を推進します。
さらに、在宅で高齢者の介護に関わる家族の精神的・身体的負担の軽減に資
するよう、家族介護者に対する支援を進めます。
《生活習慣の改善と疾病の予防》
ねたきりや認知症の原因となる生活習慣病を予防するとともに、要介護状
態になることを予防するため、啓発事業(健康教育)や各種健診・検診事業
及び健康相談等の保健サービスを充実し、早期に適切な取り組みを行い、高
齢期における心身の健康の保持・増進を図るための支援を行います。
《在宅生活への支援》
可能な限り住み慣れた環境のなかで家族や隣人とのつながりを保ちながら、
自立した生活が送れるよう、要介護等の状態への予防及び日常生活上の支援
という観点から、介護保険事業の給付をはじめ、介護予防や生活支援事業等
により在宅生活に必要なサービス事業の効果的な推進を図ります。
《介護者への支援》
高齢者を抱える家族への支援として、介護に関わる悩みや不安に対しての
各種支援サービスや、認知症高齢者に関する正しい知識の普及を図っていく
とともに、家族の精神的・身体的負担の軽減に資するよう効果的な推進を図
ります。
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2 施策体系及び主要事業
―(1)
生活習慣の改善と疾病の予防
―①
―②
―(2)
―(3)
啓発事業(健康教育)
各種健診・検診事業及び健康相談
在宅生活への支援
―
介護予防サービスによる支援
―① 機能訓練(リハビリテーション)
―② 訪問指導
―③ ねたきり者等歯科保健対策事業
―④ 高齢者食生活改善事業
―⑤ 食事サービス事業
―
生活支援事業による支援
―① 外出支援サービス事業
―② 寝具クリーニングサービス事業
―③ ねたきり高齢者理美容サービス事業
―④ 軽度生活援助事業
―⑤ 緊急通報システム普及促進事業
―⑥ 日常生活用具給付等事業
―― 住宅改造支援事業 ⇒「第3章で内容記載」
―― 地域福祉サポート事業 ⇒「第4章で内容記載」
―
在宅を支える施設等(介護保険事業以外の施設)
―① 養護老人ホーム
―② ケアハウス(軽費老人ホーム)
介護者への支援
―① 認知症高齢者家族教室
―② 認知症高齢者に関する啓発等
―③ 家族介護用品支給事業
―④ 家族介護慰労事業
―⑤ 徘徊高齢者家族支援サービス事業
51
3
主要事業の整備計画
(1)
生活習慣の改善と疾病の予防
これまで、生活習慣病対策は、老人保健法に基づく保健事業として、市が
40歳以上の人を対象に健康教育、健康診査、健康相談を総合的に実施してき
ました。
しかし、平成20年度からは老人保健法が廃止され、高齢者の医療の確保に
関する法律(以下:高齢者医療法)が施行され、新たな生活習慣病対策が構
築されました。これにより、40歳から74歳までの人に対する、内臓脂肪型肥
満対策(メタボリックシンドローム)に重点をおいた「特定健診・特定保健
指導」が医療保険者に義務づけられ、がん検診や啓発事業などその他の対策
は健康増進法に基づく保健事業として引き続き市が取組むことになりました。
また、75歳以上の人については、後期高齢者医療制度により、QOL(生活
の質)の確保と介護予防を目的として市が健康診査を実施することになりま
した。
これにより、複数の機関が断片的に生活習慣病予防(介護予防を含む)に
対する支援を行うことになり、総合的な関わりが極めて困難な状況となりま
した。
今後、生活習慣病対策全般について、効果的に行うためには、医療保険者
が主に担当する健診・保健指導と連携して、健康教室等の啓発事業や介護予
防事業対象者の把握に取り組み、また、健康増進法に基づく保健事業につい
ては、より多くの市民が利用しやすいがん等の健診や相談体制の整備を図る
必要があります。
特にがん対策については、これまでも各種がん検診を実施してきましたが、
受診率は低く、市民の死亡原因第1位であるがん予防対策の取り組みは最重
要の課題です。
①
啓発事業(健康教育)
【現状・課題】
啓発事業(健康教育)は、生活習慣病予防及び介護を要する状態にな
ることの予防、その他健康に関する正しい知識の普及のために行う教室
及び支援です。
生活習慣病の予防・健康増進などの健康に関する適切な学習機会の提
52
供、健康情報の活用により「自らの健康は自らが守る」という自覚を高
め、生活の中での健康の保持・増進と高齢者の身体機能の低下及びねた
きりを防止することを目的としています。
健康寿命の延伸のためには、健康を増進し、疾病の発症を予防する一
次予防に重点をおいた健康づくり事業の推進が不可欠で、生活習慣病予
防の啓発や情報提供、市民自らが生活習慣を改善させるきっかけづくり
のための各種健康教室を実施する等広く啓発活動に取り組んでいます。
急速に進展する高齢化に伴い、がん、心臓病、脳血管疾患、糖尿病等
の生活習慣病が増加するとともに認知症、ねたきりなどの要介護状態に
なる市民の増加が懸念されます。
市民一人ひとりが、生活環境(食事及び栄養、運動、ストレス、喫煙、
飲酒等)を整備することで、健康的な生活習慣を自ら確立し、健康を保
持・増進するように支援する必要があります。
・実施状況
項目
健康教育
平成17年度
平成18年度
平成19年度
開催回数
参加人数
開催回数
参加人数
開催回数
参加人数
521回
11,430人
459回
12,128人
415回
10,489人
・事業概要
・ 一般健康教育
市報、ホームページ、ポスター、その他の広報媒体
等による啓発
病態別健康教育
講話、実技指導等
・ 場 所
保健所、支所、地域の会館等
・ 従事者
医師、歯科医師、薬剤師、保健師、管理栄養士、
歯科衛生士、精神保健福祉相談員 等
・ 対象者
市民
【目
標】
生活習慣病の予防及び介護を要する状態になることの予防、その他健
康に関する正しい知識の普及の推進を図り、介護予防の向上に役立て
ます。
【取り組みの方向】
ア
市報、ホームページ及びその他の広報媒体を活用し、がん征圧月間、
食生活改善月間、生活習慣病予防週間等に併せて生活習慣病予防の啓発
53
や情報提供に取り組みます。
イ
食生活や運動の実践講座や歯の健康教室等を開催し、自らの生活習慣
の改善に向けて行う取り組みを支援することで介護予防及びQOLの向
上に努めます。
ウ
骨粗しょう症検診の結果説明及び健康教室を開催し、健診結果と自ら
の生活習慣を結びつけることにより、生活習慣の改善に向けて行う取り
組みを支援します。
エ
生活習慣病予防やねたきり予防等の健康教育を地域に出向いて取り組
む健康づくりサテライト事業により、市民の学習機会の拡大を図ります。
オ
医療保険者(国保年金課)が実施する特定健診の対象者にがんに関す
る啓発チラシの配布や健康教室の参加勧奨をする等医療保険者との連携
に努めます。
カ
タバコは、喫煙している本人だけではなく、受動喫煙により周りの人
の健康にも大きな害を及ぼすことから、タバコが健康に及ぼす悪影響や
禁煙の方法等について啓発や情報提供に取り組みます。
キ
健康情報の収集、把握に努め、事業効果に関する評価を行い、効果的
かつ効率的な事業の実施に努めます。
②
各種健診・検診事業及び健康相談
【現状・課題】
がんなどの検診は、疾病の早期発見と早期治療を目的としています。
また、後期高齢者等の健診は、疾病の早期発見と早期治療に併せてQO
Lの確保や介護予防を目的としています。そのために、それぞれの健診
(検診)の結果に応じて個々の健康管理に役立て、生活習慣病や介護を
要する状態に陥ることをできるだけ予防することを目的に保健師、管理
栄養士、歯科衛生士による健康相談を実施しています。
また、がん検診では、受診率が市町村平均より低い割合に対し、がん
発見率は高く、がんの部位別死亡数では、肺がんと肝がんが顕著に高い状
況にあります。
・実施状況
項
目
基本健康診査
平成17年度
平成18年度
平成19年度
受診人数
受診人数
受診人数
37,686人
54
35,618人
41,562人
胃がん検診
4,631人
4,590人
4,499人
肺がん検診
13,390人
12,548人
14,251人
4,356人
2,102人
2,424人
812人
865人
1,528人
13,337人
13,575人
14,215人
肝炎ウイルス検診
2,493人
2,291人
3,943人
骨粗しょう症検診
64人
115人
151人
826人
804人
873人
子宮がん検診
乳がん検診
大腸がん検診
歯周疾患検診
・事業概要
・ 診査種別及び実施場所
肺がん検診:保健所、巡回健診会場
胃がん検診:①保健所、ハーティ21(間接撮影集団方式)
②医療機関(直接撮影個別方式)
大腸がん検査:保健所、ハーティ21、医療機関
子宮がん検診、乳がん検診:ハーティ21、医療機関
肝炎ウイルス検診:保健所、巡回健診会場、ハーティ21、医療機関
歯周疾患検診:歯科診療所、口腔衛生センター
後期高齢者健康診査:保健所 医療機関、巡回健診会場
骨粗しょう症検診:保健所
禁煙クリニック:保健所
・ 対象者
各種がん検診:40歳以上、ただし、子宮がん検診は20歳以上が対象
*子宮がん検診及び乳がん検診は2年に1回(4月1日現在、偶数年齢の女性)
歯周疾患検診:40・50・60・70歳
骨粗しょう症検診:20歳以上
後期高齢者健康診査:75歳以上(ただし、生活習慣病の治療中の人は除く)
禁煙クリニック:年齢制限なし
【目
標】
特定健診との同時受診により、がん検診の受診率の向上を図るととも
に、各種健診(検診)の結果に応じて受診勧奨や生活指導を行うこと
55
で、正しい知識の普及を図り、生活習慣病の予防とともに、介護予防
に努めていきます。
【取り組みの方向】
ア がん対策に重点化した生活習慣病対策を展開していきます。
特定健診との同時受診により、がん検診の受診率の向上を図ります。
満40歳になった市民にがん検診の案内と「がん検診手帳」を送付し、
受診勧奨を行います。
また、乳幼児健診会場で子宮がん検診のパンフレットを配布し20歳以
上の女性の子宮がん検診の受診をすすめます。
イ
がん対策事業の取り組みについては、本市で特に死亡率が高い肺がん、
肝がんの死亡者を減少させることを目標とし、重点的に取り組みます。
肺がん検診における精度管理を徹底し、肝がんについては、保健所や
医療機関での検診体制を維持して、受診機会を確保するとともに関係機
関と連携して、肝炎ウイルスキャリアの確実な受診と継続治療をサポー
トします。
ウ 歯周疾患検診、骨粗しょう症検診の周知につとめ、高齢期における介
護予防の推進、QOLの向上、健康寿命の延伸を図ります。
エ
生活習慣病への影響が大きい禁煙クリニックの周知につとめ、禁煙指
導の充実を図るとともに、思春期対策の中での防煙教育と連携し、新規
喫煙者の増加を防止します。
オ
健診結果から生活環境、生活習慣を踏まえた健康相談及び相談後のフ
ォロー体制の強化を図ります。
56
(2)
在宅生活への支援
○ 介護予防サービスによる支援
①
機能訓練(リハビリテーション)
【現状・課題】
脳卒中後遺症等、疾病、外傷等、何らかの原因により心身機能が低下し、
医療終了後も継続して機能訓練が必要な人に対して、その機能の維持・回
復を図り日常生活の自立を助けることを目的に、リハビリ学級を各支所の
地域保健担当で実施しています。
介護保険サービスを利用する人が増えているなかで参加者は減少傾向に
ありますが、一方では介護保険制度を利用できない人や利用しにくい人も
あります。そのために脳卒中再発防止教室の開催や広報を強化して、参加
者を募っています。
なお、脳卒中に対しては、平成19年に設立された阪神南圏域(尼崎市)
脳卒中地域連携パス連絡会(仮称)に参加しています。
・実施状況
平成17年度
平成18年度
参加のべ人数
開催回数
平成19年度
参加のべ人数
開催回数
参加実人数
参加実人数
参加実人数
2,720人
262回
参加のべ人数
開催回数
2,314人
257回
117人
2,257人
264回
102人
93人
・事業概要(平成20年度)
・ 内 容
診察、問診、血圧測定、相談・指導、グループ体操等
・ 回 数
月4回
・ 場 所
各支所内地域保健担当
・ 対象者
脳血管疾患後遺症等、何らかの原因により心身機能が低下し、医療終了
後も継続してリハビリ訓練を行う必要がある者。(介護保険法の訪問リハビ
リ、デイケア、デイサービス利用者は対象外)
・ 従事者 医師、保健師、理学療法士
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【目
標】
心身機能の維持、回復に必要なリハビリ訓練を行い日常生活の自立を
支援します。
【取り組みの方向】
ア 障害者、高齢者の実態を踏まえた事業の展開を図ります。
イ グループ体操等を通じて参加者同士の仲間づくりに取り組みます。
ウ
障害者、高齢者が医療終了後も住み慣れた場所で自立した生活が送
れるよう、阪神南圏域(尼崎市)リハビリテーション支援センター(
関西労災病院内)が事務局を務める「阪神南圏域(尼崎市)脳卒中地
域連携パス連絡会(仮称)」等を活用して、地域のなかで連携をとりな
がら、保健所の役割を果たせるように努めます。
②
訪問指導
【現状・課題】
心身の状況、その置かれている環境等に照らして療養上の保健指導が
必要な人及びその家族等を対象に、心身機能の低下の防止、ねたきりの
原因となる疾病の予防や介護を要する状態となることの予防など健康の
保持・増進を図ることを目的に保健師、管理栄養士、歯科衛生士が訪問
して指導を行っています。
主な指導内容としては①家族が家庭での行う療養方法に関する指導(栄
養、運動、口腔衛生等)、②介護を要する状態になることを予防するため
の指導(閉じこもりやうつ状態の予防、転倒予防等)、③生活習慣病の予
防等に関する指導などを行っています。
医療保険による訪問看護や介護保険における訪問看護および訪問介護の
体制が整っていく中で、介護保険の給付対象外の人や多様な問題を抱える
人への対応が重要な課題になっております。
さらに、平成18年度から、ねたきりなど要介護状態への移行を予防する
ことの必要性から、栄養、運動、口腔衛生が介護保険制度における介護予
防事業として始まりました。訪問指導にあたっては、健康教育、健康相談、
各種健診(検診)とあわせて介護予防事業とも関連した効果的な取り組み
を図っていく必要があります。
そのために、かかりつけ医や介護・福祉の関連機関と緊密な連携を図り、
58
有効な指導方法のあり方について検討する必要があります。
一方、認知症の高齢者に対しては、保健所や保健センターで実施する精
神保健相談事業を効果的に活用しながら、精神保健福祉相談員、保健師が
医師との連携のもとに訪問指導や相談を行っています。
今後は、認知症に関する正しい知識の普及と予防、および緊急対応の一
層の充実のために、保健・医療・福祉の連携、調整を図り、地域ケアシス
テムの構築を進めていく必要があります。
・事業概要【平成20年度】
・ 内 容
栄養、運動、口腔衛生その他家庭における療養方法
介護を要する状態になることを予防するための指導(閉じこもりの予
防、転倒予防等)
家庭における機能訓練の方法
家庭介護を担う人の健康管理
生活習慣病の予防等
認知症に関する知識、緊急の場合の相談先
関係制度の活用方法
・ 従事者
医師、保健師、管理栄養士、歯科衛生士、理学療法士、精神保健福祉相
談員
【目
標】
心身機能の低下の防止、ねたきりの原因となる疾病の予防や介護を
要する状態となることの予防など健康の保持・増進及びQOLの向上
を図ります。
【取り組みの方向】
ア
健康管理上、訪問指導が必要と認められる人を対象に、適切な時期に
適切な指導を実施するために、保健・医療・福祉との連携をさらに進め
ます。
イ
要指導高齢者等の健康回復・保持増進を図るとともに、家族介護者に
対する健康管理指導も実施していきます。
ウ
ねたきりの原因となる疾病を予防し、介護を要する状態となることを
59
予防するために、各種健診(検診)結果等を踏まえて、生活習慣改善の
ための指導を継続します。
エ
認知症高齢者に対しては、本人や家族等への相談体制とあわせて、家
族会等の市民グループの協力を得ながら、地域の理解を推進するための
取り組みも行っていきます。
③
ねたきり者等歯科保健対策事業
【現状・課題】
ねたきり者に対して、口腔機能を維持し、誤嚥性肺炎を予防するために
訪問による口腔衛生指導を行うことにより、在宅ねたきり者等の健康の保
持・増進を図り、あわせて生活に対する意欲を高めてQOLの向上と介護
者の負担軽減を図ることを目的に実施しています。
口腔機能を維持するためには、要介護状態となった当初から口腔ケアに
取り組む必要があることから、平成20年度からは、医療機関・施設等から
退院し新たに在宅となるねたきり者に対して、早期に訪問による口腔衛生
指導を実施しています。また、対象者の把握と、口腔機能の重要性を啓発
するために、関連機関によるネットワークの構築に取り組んでいます。
・事業概要(平成20年度)
・ 内容
① ネットワークの構築
歯科関係機関及び入院・入所施設や在宅支援に関わる機関のネットワ
ークを構築する。
② 訪問口腔衛生指導
新たに在宅となるねたきり者に対し、3 回を限度に、市から在宅歯科
衛生士を派遣し、訪問口腔衛生指導を実施する。
③ 特養口腔衛生指導
市内の特別養護老人ホーム(介護老人福祉施設)の入所者を対象に、
歯科医師及び歯科衛生士が口腔衛生指導を実施する。
・ 対象者
① 訪問口腔衛生指導
新たに在宅となるねたきり者
② 特養口腔衛生指導
特別養護老人ホーム入所者
【目
標】
在宅ねたきり者等に対して早期に口腔衛生指導を実施することで、口
腔機能の維持向上を図り、誤嚥性肺炎を予防し介護予防の推進に役立
60
てます。
【取り組みの方向】
ア
歯科関係機関及び入院・入所施設や在宅支援に関わる機関のネットワ
ークを構築し、連携を図ることで、早期より必要なサービスを提供でき
る体制をつくるとともに、ねたきり者等に関わる人々に対して、口腔衛
生指導の必要性について普及啓発に努めていきます。
イ
歯科衛生士が訪問することにより、口腔機能に関する状況把握を的確
に行うとともに、かかりつけ歯科医につなげていくことで「かかりつけ
歯科医」づくりの推進に役立てます。
ウ 特別養護老人ホーム入所者に対する口腔衛生指導の充実を図ります。
④
高齢者食生活改善事業
【現状・課題】
高齢者及びその家族を対象に、具体的な料理実習と食生活の注意事項の
指導により高齢者の食生活改善を図り、要介護状態となることを防ぎ、高
齢者の心身の健康の保持・増進を目的とするものです。あわせて、高齢者
及びその家族に対して食生活に関する支援を行う在宅栄養士・健康づくり
推進員に対し必要な研修を実施していきます。
今後とも、健康づくり推進員の「声かけ」により幅広く参加者を募るこ
と、また、在宅栄養士・健康づくり推進員によって高齢者の食生活に対す
る注意が喚起されるよう、地域での取り組みを推進していく必要がありま
す。
・実施状況
項 目
うす味ヘルシー料理教室
在宅栄養士研修会
健康づくり推進員研修会
区 分
平成17年度 平成18年度 平成19年度
開催回数
20回
21回
24回
参加のべ人数
465人
445人
424人
開催回数
3回
1回
1回
参加のべ人数
40人
45人
10人
開催回数
11回
15回
19回
参加のべ人数
240人
366人
459人
61
・事業概要(平成20年度)
・ 内容
① うす味ヘルシー料理教室
うす味ヘルシー料理実習、講話等
② 在宅栄養士研修会
高齢者の心身の変化、QOL向上のための食生活についての研修
③ 健康づくり推進員研修会
調理実習(うす味ヘルシー料理の事前学習)及び講話等
・ 場所
保健所、支所、地域の会館等
・ 従事者
管理栄養士、医師等
・ 対象者
高齢者、健康づくり推進員、在宅栄養士
【目
標】
高齢者の食生活の改善を図るとともに、地域における在宅栄養士・健
康づくり推進員の活動を支援します。
【取り組みの方向】
ア
高齢者にとって適切な内容の食事を具体的に調理実習することによ
り、食品の組み合わせ、量、味付けを理解し、参加者が日常生活の中
で実践できるよう教室の内容充実を図ります。
イ
在宅栄養士・健康づくり推進員が高齢者の食を理解し、地域の中で
ボランティアとして高齢者に「声かけ」や食生活の工夫を広めていく
活動を支援していきます。
⑤
食事サービス事業
【現状・課題】
食事の調理等に支障があるひとり暮らしなどの概ね65歳以上の高齢者に
対して、月曜日から金曜日の間の利用希望日に、昼食又は夕食を1日1回
自宅へ配食することにより、栄養のバランスのとれた食事を提供するとと
もに、高齢者の安否確認や孤独の解消といった効果も合わせて期待するサ
ービス事業(自立支援型食事サービス事業)として実施しています。
なお、「食」の自立の観点から十分なアセスメントを行ったうえで、計
画的・有機的につなげて提供するため、在宅介護支援センター職員による
対象者の心身の状況、環境、希望等の情報を収集・分析し、適正なサービ
スの提供に努めています。
62
・実施状況
項 目
【目
平成17年度
平成18年度
平成19年度
のべ利用人数
2,877人
2,608人
2,564人
配 食 数
40,300食
37,118食
36,031食
標】
高齢者等の在宅生活を支えるとともに、安否の確認や孤独の解消を
図るため、自立支援型の配食サービスを進めます。
【取り組みの方向】
高齢者の栄養バランスの確保に加えて安否の確認などの効果を期する
ものとして事業を進めます。
また、今後もアセスメントを実施し、適切なサービス提供を行います。
63
○
①
生活支援事業による支援
外出支援サービス事業
【現状・課題】
要介護5又は4の要介護認定を受けている65歳以上のねたきり高齢者等が、
通院等外出の際に使用するリフト付などの特殊車輌タクシー乗車料金の一
部を支援する事業(移送サービス事業)として実施しています。
現在、事業の対象としている利用可能な特殊車輌を所有する登録事業者
は62事業者となっており、平成17年度−34事業所、平成18年度−44事業所、
平成19年度−57事業所と年々増加しており、高齢者のニーズに応えてきて
います。
また、NPO等非営利法人が、自家用自動車により要介護者等移動制約
者の福祉有償運送を行う動きも出てきています。
・実施状況
項 目
利用回数
平成17年度
4,751回
平成18年度
5,964回
平成19年度
7,322回
・事業概要(平成20年度)
サービス内容
特殊車輌タクシーの初乗り料金相当の利用チケットを、年間48回分を
限度として交付するもの。
なお、片道1回につき利用チケット4枚まで(1往復で8枚まで)を利用
可能としている。
【目
標】
各種の介護サービス提供施設を利用の際や通院時のほか日常生活を
容易にする一助として、外出支援サービスの利用を促進します。
【取り組みの方向】
サービス事業の上で契約をしている登録タクシー会社等との連携を
図るとともに登録事業者数の拡大も図りながら、リフト付きなどの特殊
車輌タクシー等による外出支援サービスを進めます。
また、NPO等非営利法人が行う福祉有償運送については、その必要
性、利用者の安全と利便性の確保等を協議する阪神地区福祉有償運送共
同運営協議会を設置しています。
64
② 寝具クリーニングサービス事業
【現状・課題】
要介護5又は4の要介護認定を受けている65歳以上のねたきり高齢者が使
用する寝具をクリーニングサービスする事業として実施しています。
利用実績が年々低下してきています。また、出張できる事業者の確保
が困難になってきています。
・実施状況
項
目
平成17年度
利用回数
57回
平成18年度
51回
平成19年度
45回
・事業概要(平成20年度)
・サービス内容
敷布、布団カバー、毛布の各1枚ずつをセットとして、年間2回クリーニン
グをする。
【目
標】
日常生活への支援としてサービスの推進に努めます。
【取り組みの方向】
ねたきり高齢者の日常生活における快適性や衛生面を維持するための
支援としてサービスを進めます。
③ ねたきり高齢者理美容サービス事業
【現状・課題】
要介護5又は4の要介護認定を受けている65歳以上の高齢者が自宅で理容
または美容のサービスを受ける際の訪問のための経費を公費負担していま
す。
利用回数が減少傾向にあることから、市民への周知等を図っていく必
要があります。
・実施状況
項 目
平成17年度
利用回数
129回
65
平成18年度
109回
平成19年度
85回
・事業概要(平成20年度)
サービス内容
理容店または美容院からの訪問により、整髪、洗髪などのサービスを年4
回の範囲で提供する。なお、理美容についての経費は利用者負担とする。
【目
標】
日常生活への支援としてサービスの促進に努めます。
【取り組みの方向】
ねたきり高齢者にあっては、理容店や美容院に出向くことが困難な
状況にあることから、自宅への訪問によって理容または美容を受けられ
る日常生活への支援として今後もサービスを進めます。
④
軽度生活援助事業
【現状・課題】
軽易な日常生活上の援助を行うことにより、在宅のひとり暮らし高齢者
等の自立した生活の継続を可能にするとともに要介護状態になることを防
止するための事業として平成15年4月から実施しています。
対象者を日常生活の援助が必要な高齢者としていますが、逆に高齢者自
身の自立阻害にならないようにシルバー人材センター及び在宅介護支援セ
ンターにおいて実態調査を実施し、適切なサービスの提供に努めています。
・実施状況
項 目
平成17年度
平成19年度
39人
73人
78人
4,152時間
5,455時間
5,259時間
登録者人数
のべ利用時間
平成18年度
・事業概要(平成20年度)
(対象)
概ね65歳以上のひとり暮らし世帯、高齢者のみの世帯、これらに準ずる世
帯に属する高齢者であって、
① 介護保険制度の認定を受けていない人で、日常生活上の援助が必要と
認める人
66
② 介護保険制度の要支援・要介護の認定を受けている人
(主なサービス内容)
① 外出・散歩の付き添いなど外出時の援助
② 食材の買物など食事・食材の確保
③ 寝具類等大物の洗濯、クリーニングの洗濯物搬出入
④ 庭・生垣・庭木等家周りの手入れ
⑤ 家屋の軽微な修繕、電気修理などの軽微な修繕等
⑥ 家屋内の整理・整頓
⑦ 朗読・代読などの援助
⑧ 台風時等自然災害への防備
⑨
その他ひとり暮らし高齢者等の生活支援に資する軽易な日常生活上
の援助
ただし、介護保険サービスが優先されます。
(サービスの提供量)
サービスの上限:週4時間以内
(利用者負担額)
1時間以内当たり 190円(生活保護世帯に属する場合は免除とする。)
【目
標】
日常生活上の支援を行い、自立した在宅生活を支える事業とし
てサービスの提供を図るとともに、要介護状態になることを防
ぐ事業として、サービス提供の促進に努めます。
【取り組みの方向】
在宅のひとり暮らしの人や高齢者のみの世帯の人で在宅生活において日
常生活上の援助を必要とされている人の自立した生活を支援する介護予防
的な事業として、利用者の促進を図ります。なお、今後も対象者が増加す
ることが予測されるため、その状況に対応できる体制づくりに努めます。
⑤
緊急通報システム普及促進事業
【現状・課題】
緊急時にその状況を他者に知らせ、支援を受け得るシステムとして、
67
・
ひとり暮らしの高齢者等の自宅に電話回線を利用した発信機器を設
置し、この機器による信号を受信するセンターを設定
・
利用者が緊急時に発信機器のボタンを押した場合に、緊急信号をセ
ンターに発信
・
受信したセンターは、利用者宅に連絡を入れ状況確認を行い、自宅
への駆けつけなどの緊急対応やあらかじめ登録されている協力員への
連絡など速やかな対応を行う事業として実施しています。
近年の通報では、介護支援に近い内容のものが増加傾向にあり、協
力員の負担も大きくなりつつあります。そのようなことから、協力員
を3名確保することが難しくなってきています。
・実施状況
項 目
平成17年度
平成18年度
平成19年度
利用者人数
818人
767人
766人
緊急通報件数
184件
137件
151件
・事業概要(平成20年度)
・ 対象
65歳以上のひとり暮らし高齢者、65歳以上の高齢者と障害者
のみの世帯、65歳以上の虚弱な高齢者のみの世帯
・ 協力員
緊急通報があったときの協力員として、利用者が事前登録
を行う。
【目
標】
日常生活におけるひとり暮らしなどの高齢者の安心感の確保や緊急
時の早期の援護を可能とするために緊急通報システムの普及に努め
るとともに、地域の見守り体制づくりを推進します。
【取り組みの方向】
緊急通報システムの普及を通して、協力員や社会福祉協議会などを
交えた地域における支援体制を促進します。
また、利用者には緊急時に緊急通報装置や、ペンダント型の発信機
器をより確実に利用してもらえるよう周知するとともに、協力員に対
しても年1回研修を実施し、啓発を行います。
68
⑥
日常生活用具給付等事業
【現状・課題】
ひとり暮らしの高齢者等に対し、日常生活用具を給付することによ
り、日常生活の便宜を図り、その福祉の増進に資することを目的として
います。
給付対象品目は、概ねの福祉用具が介護保険制度に再編されて以降、
火災警報器・自動消火器・電磁調理器の3種類としています。
・実施状況
項 目
【目
平成17年度
平成18年度
平成19年度
火災警報器
1件
0件
1件
自動消火器
1件
0件
2件
電磁調理器
21件
10件
24件
標】
防火等の観点から日常生活用具の給付サービスを進めます。
【取り組みの方向】
火気に関する危惧を解消することなどに観点を置いた日常生活用具を対
象としていることから、引き続き特に心身機能の低下に伴い防火等に配慮
が必要なひとり暮らしの高齢者への利用の促進を図ります。
69
○
①
在宅を支える施設等(介護保険事業以外の施設)
養護老人ホーム
【現状・課題】
65歳以上の高齢者であって、環境上の理由及び経済的理由により、居
宅において養護を受けることが困難な人を対象とする入所施設です。市
内には、市立の施設1か所(長安寮)があり、居室はすべて2人部屋での
対応となっています。
平成18年度途中からは、入所者に対して介護保険サービスの提供が円
滑に行われるよう、特定施設入居者生活介護の指定を受けてサービスを
実施しています。なお、平成21年度からは、施設を現在の委託先である
社会福祉法人尼崎市社会福祉事業団に民間移管する形態をとるなかで効
率的な運営を目指しています。
・設置状況(平成20年4月1日現在)
施設名
設置者
管理運営者
定員
長安寮
尼崎市
社会福祉法人尼崎市社会福祉事業団
100人
・措置者数等(平成20年4月1日現在)
本市が実施している全措置状況
・ 措置者数(うち市内施設の長安寮への措置者数)
122人(67人)← 全利用施設数:20施設
・ 措置者数の65歳以上人口に占める割合
0.12%
・ 入所待機者
0人
【目
標】
現行定員数(長安寮 100人)を維持します。
【取り組みの方向】
在宅を支える施設として、入所者が安定・安心した施設生活を送れ
るように施設に対して支援していきます。
また、虐待から高齢者を守るために短期間養護措置する施設としての
活用について検討を図っていきます。
70
②
ケアハウス(軽費老人ホーム)
【現状・課題】
ケアハウスは、入居者の生活相談等に応じるほか、入浴や食事サービ
スの提供を行うとともに、在宅福祉サービスの導入により在宅ケアの確
保を図り、車いすでの生活などに配慮されたバリアフリーの施設です。
利用者は、60歳以上の高齢者であって、身体機能の低下や高齢等のた
め独立して生活するには不安があり、家族による援助を受けることが困
難な人としています。
なお、ケアハウスは介護保険制度における特定施設入居者生活介護の
指定を受けることもできますが、現時点では従前までの状況による運営
をしています。
・設置状況(平成20年4月1日現在)
施設数
5施設
利用可能人数
各施設とも特別養護老人ホームに併設で、定員15人
設置・運営主体は、いずれも社会福祉法人
合計定員 75人
【目
標】
現状維持を基本とし、実施していきます。
【取り組みの方向】
高齢者の住まい方の多様化やケアハウス入居者の要介護状態の重度
化についての対応、また、整備にあたっては特別養護老人ホームと同
様にユニットによる新型のものが求められていることなどから、これ
からのケアハウスのあり方に関する国における動向も注視する必要が
あります。
また、新たな施設を整備する場合には、介護保険制度における特定施
設入所者生活介護の指定を受けることが重視されている点も考慮しつつ、
本市の要援護高齢者が利用しやすい施設となるよう取り扱いを考えます。
71
(3)
①
介護者への支援
認知症高齢者家族教室
【現状・課題】
認知症高齢者を介護している家族を対象に、疾病や介護についての学習、
情報交換や家族が互いに話し合いを通じて、家族の悩みや不安についてと
もに考え、介護者の負担の軽減及び問題の解決を図っています。
参加している家族に対して、継続して個別相談を受け、また関係機関の
紹介を行っています。
・実施状況
項 目
家族教室
家族講座
平成17年度
平成18年度
平成19年度
回 数
37回
37回
35回
参加者
174人
168人
135人
回 数
8回
4回
8回
参加者
24人
16人
32人
・事業概要(平成20年度)
・ 内容
認知症に関する知識、介護の方法、制度等の説明
・ 従事者
医師、家族会会員、精神保健福祉相談員、保健師
・ 形態
家族講座、家族教室
【目
標】
認知症高齢者に関する知識や介護技術の普及、家族介護者の交流に努
め、介護者の負担の軽減を図ります。
【取り組みの方向】
ア
認知症に関する知識、介護の方法及び症状を緩和する対応の方法な
どに関する知識の普及啓発を行うとともに、同じ悩みを持つ家族が互
いに交流を深めることによって、介護者の負担の軽減を図ります。
イ
保健所は基本的な知識を修得するための講座を開催し、一方、保健
72
センター地域保健担当では地域の家族間の交流を促進し、介護者の支
援を図るための教室を開設します。
ウ
教室の開催にあたっては、広報の充実を図り、介護者が参加しやす
い場や時間の設定を工夫するなど、より一層市民が利用しやすい実施
に務めます。
②
認知症高齢者に関する啓発等
【現状・課題】
認知症高齢者の介護を適切に行えるように、専門医による相談窓口を設
置するとともに、ケアマネジャーや関連施設職員等に対する情報提供や技
術支援を行っています。
また、平成19年度からは認知症を正しく理解してもらい、認知症の人や
その家族を温かく見守る応援者となる認知症サポーターを養成する講座の
事務局として啓発に取り組んでいます。
・事業概要(平成20年度)
・ 内容
① 認知症専門医相談
保健所で月1回開催
一般市民及び介護者が対象
② 講演会
一般市民を対象に講演会を年1回程度開催
③ ケアマネジャー等への技術支援
ケアマネジャー等に対して、症例検討及び研修等の開催
④ 認知症サポーター養成講座
地域で認知症を理解し、認知症の人や家族を見守る認知症サポーター
を一人でも増やし、安心して暮らせる町づくりの一助となるように、講
座の計画・結果等の報告を行い、また講師となるキャラバンメイトの連
絡会議を開催し、メイトの派遣調整を行う。
【目
標】
認知症高齢者に関する正しい知識の普及を図ることにより、高齢者や
介護者を支援します。
【取り組みの方向】
ア
講演会や認知症サポーター養成講座等を開催することにより認知症
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についての知識を広め、偏見のない社会の実現に役立てます。
イ
ケアマネジャー等、認知症に関わる専門職員に対してより高度な技
術の修得や、適切な対応ができるように、研修・育成活動に取り組ん
でいきます。
ウ
③
家族会など関係団体と協力、連携を図りながら事業を推進します。
家族介護用品支給事業
【現状・課題】
要介護5又は4の要介護認定を受けている市民税非課税世帯の在宅高齢者
等でおむつの使用が必要である場合に、当該介護用品を支給する介護者へ
の支援事業として実施しています。
・実施状況
項
目
の べ 支 給 件 数
平成17年度
平成18年度
2,361件
2,375件
平成19年度
2,345件
・事業概要(平成20年度)
・ 対象世帯
要介護5又は4の要介護認定を受けている市民税非課税世帯の在
宅高齢者等を介護している家族
・ 支給用品
年75,000円以内で、紙おむつ、尿とりパット
・ 支給方法
毎月1回自宅へ配送
【目
標】
家族への介護支援として事業を進めます。
【取り組みの方向】
利用者のニーズに応じた介護用品を支給し、自宅へ配送するという
介護者にとっての両面の効果を考えながら、家族への介護支援として事
業を進めます。
④
家族介護慰労事業
【現状・課題】
介護保険制度の重度の要介護認定を受けたにもかかわらず、1年間介護
サービスを利用しなかった場合に家族介護慰労金を支給しています。
74
なお、在宅老人介護手当支給事業につきましては、兵庫県の行財政構
造改革により、平成19年度末をもって事業が廃止されたことに併せて、
本市においても廃止しています。
・実施状況
項 目
平成17年度
16人
家族介護慰労金
(下記の内数)
在宅老人介護手当
20人
平成18年度
平成19年度
11人
(下記の内数)
8人
(下記の内数)
16人
11人
・事業概要(平成20年度)
家族介護慰労事業(家族介護慰労金)
・ 対象
要介護高齢者 (要介護5又は4相当の状態。介護保険サービスを1か年未
利用)を介護する人(市民税非課税世帯)
・ 支給額
年額100,000円
【取り組みの方向】
在宅の介護を要する高齢者の介護者に家族介護慰労金を支給すること
により、当該介護者または在宅高齢者の精神的な負担の軽減を今後とも
図っていきます。
⑤
徘徊高齢者家族支援サービス事業
【現状・課題】
認知症の高齢者が屋外で徘徊したときに、より早く徘徊場所を発見する
位置情報検索システムを活用し、高齢者の事故防止や介護する家族の負担
軽減を図る事業として実施しています。
・実施状況
項
目
平成17年度
平成18年度
平成19年度
機器提供人数
8人
15人
8人
検索利用回数
16回
110回
285回
75
・事業概要(平成20年度)
・ 対象
認知症高齢者(介護保険制度の要介護認定を受けており、徘徊行動があ
る者)を介護している家族
・ 給付内容
高齢者が携帯する端末機購入と検索システム登録料を公費で負担
・ 位置検索の依頼
対象高齢者が徘徊した際に、介護者が受託業者に検索を依頼する方式
(インターネット等で検索することもできます。
)
【目
標】
認知症やその家族が住み慣れた家庭や地域で生活を継続できるように
また、その家族等の抱える不安や悩みを少しでも軽減できるように支
援していきます。
【取り組みの方向】
徘徊高齢者の事故の防止や徘徊行動のある認知症高齢者を介護する家
族が安心して介護できる支援事業として引き続き推進を図ります。
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