「ペットタウンまちだ」は市民と動物の共生社会の実現のため動物の適正飼育と動物愛護を普及するための広報紙です 第15号 ペ ッ ト タ ウ ン ま ち だ 2006 年6月 15日 発行 町田市 編集 環境・産業部 環境保全課 042(724)2711 動物の愛護及び管理に関する法律が改正になりました。 昨年の6月国会で改正になった動物の愛護及び管理に関する法律が、今年の 6 月 1 日 に 施 行 さ れ ま し た 。「 愛 情 は た っ ぷ り と ・ 責 任 は し っ か り と 」( 環 境 省 の リ ー フ レット)という改正の内容は、概ね次のようになっています。 1.動物愛護及び管理に関する施策を総合的に推進するため、環境大臣が基本的 な指針を定めること、その指針に基づいて都道府県が推進計画を定めることが 盛り込まれました。これにより、ともすれば個別的な施策だったものが、系統 的・計画的なものになることが期待できます。 2.動物取扱業の適正化のために届出制から登録制となり、動物取扱責任者の選 任及び研修が義務付けられる等、社会的・法的責務を負うことになりました。 3.動物虐待等に対する罰金が30万円以下から50万円以下に強化されました。 また、動物由来感染症の予防のための注意の義務が課せられる等、飼育者の動 物飼育上の責務が重くなっています。 また、 「 家 庭 動 物 等 の 飼 育 及 び 保 管 に 関 す る 基 準 」等 も 改 定 さ れ 、動 物 の 飼 育 者 の 責任も従前より重くなっていますので、飼育者の方は飼育に当たって今まで以上に 十分留意してください。 で し ょ う 。 そ れ は 犬 に と っ て 幸 せ な こ と 努 力 で 実 現 で き ま す 。 そ し て る 豊 な 地 域 社 会 」 は 飼 い 主 の 「 人 と 犬 ( 動 物 ) が 共 生 で き が 悪 く す る 、 大 き な 要 因 で す 。 ま な ト ず れ ど す 方 に に ば 犬 ち 。 に 慣 散 良 の ら は れ 歩 い フ も 、 て さ こ ン 犬 大 い せ と は の 変 な る 。 飼 立 な い こ 引 い 場 恐 方 と き 主 を 怖 、 は 綱 が 飼 に 犬 、 を 持 な 嫌 ペ つ ち い り い ッ け 帰 主 放 す こ と で す 。 す 。 フ ン の 放 置 と 、 引 き 綱 を ら 感 じペ ッ ト の き も ち 少 。 し 大 も て い ゆ っ 足 見 と 毎 気 切 感 い る っ と が か 散 朝 に な じ る 飼 く 歩 お け 歩 夕 な 家 ま と い り い ぼ ま し 、 る 族 す ほ 主 と て つ す て 通 こ な 。 ほ の 散 い か 。 い 勤 と る 途 の 老 え 姿 歩 る な も さ を 方 中 老 く い で ま あ 達 で す て し 見 せ 犬 、 り て て を 犬 を や も か く ま こう変わります。動物の飼育者の責務 1.所有の明示について強化されま した 2.所有の明示について強化されま した 家庭動物については、所有者の氏 従 来 よ り 、動 物 に 必 要 な 運 動・休 息 ・ 名・連絡先を記した首輪、名札等や所 睡 眠 等 の 確 保 の 責 務 が あ り ま し た が 、今 有 権 情 報 を 特 定 で き る 記号が付されたマ 回「 種 類・生 態・習 性 及 び 生 理 に 応 じ た 」 イクロチップ、入れ墨、脚環(あしわ)など と い う 文 言 が 入 り 、き め 細 か な 健 康・安 で 所 有 を明 示 す る こ と が 定 め ら れ ま し 全保持義務が課せられました。 た。また首輪・名札等で明示する場合 ま た 、病 気 や 負 傷 の 動 物 を 獣 医 師 に 診 は、それらが経時的に消耗することか 診 せ ず に 放 置 す る こ と は 、動 物 虐 待 と な ら、マイクロチップ等の耐久性の高い る と し 、速 や か な 獣 医 師 の 加 療 を 求 め て 明示器具を併用するよう努めることが います。 更に、訓練・しつけ 定められました。 このことによって、以下のことが期 等でみだらに殴打した り、酷使したりするこ 待できます。 ○ 動 物 の 盗 難 を 防 ぐ と と も に 、逸 走 し て 迷 子 に な っ た 場 合 、速 や か に 飼 い 主 の とは虐待の恐れがあり ます。 もとにもどすことが可能になります。 ○責任の所在を明確にすることにより、 飼い主の意識の向上などを通じて動 物の遺棄及び逸走を未然に防止する ことができます。 3.危害防止についての規定が強化 されました。 「大きさ及び闘争本能にかんがみ人に 危 害 を 加 え る 恐 れ が 高 い 犬 の 場 合 、人 の 狂犬病予防法 多 い 場 所・時 間 帯 を 避 け た 運 動 を 努 め る では、犬鑑札と ことや、重大な事故を起こさないよう、 当該年度の狂犬 必要に応じて口輪の装着することが努 病予防注射済票 力規定となりました。 の装着が義務付 けられており、 マイクロチップ 4.周辺住民への迷惑防止について これが所有を明示するものとなりま 犬 や 猫 の 所 有 者 等 は 、頻 繁 な 鳴 き 声 等 す が 、補 完 的 に マ イ ク ロ チ ッ プ 装 着 を の騒音又はふん尿の放置等がないよう 併用するようお勧めします。 に努めることが盛り込まれました。 ま た 、特 に 猫 に つ い て 屋 外 飼 育 の 場 合 に ふ ん 尿・鳴 き 声 に よ る 迷 惑 防 止 の 努 力 義務が盛り込まれました。 東京都獣医師会町田支部と 「「災害時の飼育動物救護活動に関する協定』を締結しました 大震災などの災害時に飼育動物を適 正に管理することは、大切な家族の一 員である飼育動物の命を守るばかりだ けでなく、人の管理下から逸走した飼 育動物が人に危害を加えることを防止 できます。 そのようなことから町田市では東京 都獣医師会町田支部と『災害時の飼育 ②災害時に飼育者のもとから逸走 動 物 救 護 活 動 に 関 す る 協 定 』を 2006 年 してしまった飼育動物に関するこ 2月8日に締結しました。 と。 協定では、災害時の飼育動物対策に 逸走動物をそのまま放置することは ついて大きく3つの内容で規定してい 飼育動物の命ばかりだけでなく、市民 ます。 の身体・生命へ危害につながる恐れも ①飼育者とともに避難所に「同行 あります。そこで東京都獣医師会町田 避 難 」し た 飼 育 動 物 の 関 す る こ と 。 支部加盟の動物病院等に『臨時動物保 町田市では、飼育者に災害時の飼育 護所』を設置し、市民の皆様の協力を 動物の避難場所をあらかじめ確保して 得て逸走動物の保護・保管・初期治療 おくよう飼育者に呼びかけています を行います。 が、それができない場合は飼育者とと ③それらの動物情報の管理体制に もに避難場所へ「同行非難することと 関すること。 なっています。 (犬・猫等の小動物に限る)。 『臨時動物保護所』に保護された飼育 この場合飼育動物の適正管理・公衆衛生に 動物は速やかに飼育者の元に戻すこと 関する指導・助言を動物の専門家である獣医 が必要です。そこで、市役所に『災害 師が行います。 時動物情報管理窓口』を設置し、保護 情報と捜索情報を一元的に管理し連絡 体制を確立します。 今後は、東京都獣医師会町田支部に加盟していない獣医師とも同様の協定を締結 することを予定しています。また「同行避難」についても実施に当たっての問題 点を整理し、準備態勢を確立していくことが急務となっています。 災害時の準備を飼育者の皆さんに呼びかけます。 「同 行 避 難 」 の 準 備 「 同 行 避 難 」の 詳 細 の 形 態 は 未 定 で す が 、今 の と こ ろ 人 の 住 居 ス ペ ー ス と は 別 の 場 所 で ケ ージ・クレートの生活になることが予想されます。 あ ら か じ め ケ ー ジ・ク レ ー ト を 用 意 し て お く こ と 、そ の 生 活 に 慣 れ さ せ て お く こ と が 必 要 と な り ま す 。( 次 ペ ー ジ 図 ・ 写 真 ) 避難生活のために準備しておきましょう。 ○エサ・飲料水 最低、1週間分は食器とともに用意しておき ましょう。 ○薬 災害時はペットの怪我もあり得ます。消毒薬、化膿止 め等応急処置用品を用意しておきましょう。 また、慢性疾患があるペットはその治療薬も忘れずに持っ て行くことが必要です。 ○トイレ用品 ペットシート・ビニール袋等のトイレ用品も 猫の避難生活のイメージ例 「都会派猫のニューライフ」 (名古屋 市健康福祉局発行)より引用 用意しておきましょう。 身元表示をしましょう いくら『災害時動物情報管理窓口』で情報を管理していても、 逸走動物を飼い主の元に戻す決め手は「身元表示」です(こ れ は 通 常 時 も 同 じ で す )。 犬 に つ い て は 、 犬 鑑 札 と 当 該 年 度 の 狂犬病注射済票の装着が義務となっています。猫についても 名札等で身元表示しましょう。 また、マイクロチップという確実な身元表示も有効です。 町田市ではリーダーを購入し読み取り対応ができるよう準備 犬のクレート生活イメージ例 NPO法人ジャパン・コンパニオン・ ドック・クラブ提供 しています。 狂犬病の予防注射はお済ですか? 6 月 30 日までに、注射を済ませ、注射済票(金属のプレート)の交 付を受けてください!! ○動物病院で狂犬病予防注射を受けた上で狂犬病予防注射済証(紙の証明書)を持 参して、環境保全課【境川クリーンセンター内】または、南・なるせ駅前・鶴川・忠生・堺・ 小山いずれかの市民センターで交付を受けてください。 ※町田市と協定を結んでいる動物病院で狂犬病予防注射を受けた場合は、その場で 動物病院から交付を受けることができます。
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