麦類生産者の皆様へ(生育情報) 平成26年1月21日 芳賀農業振興事務所 生育は平年並 播種の遅い圃場で分げつやや遅れ 茎立ちまでに3~4回の麦踏みを ◇10月下旬から11月上旬にかけて断続的な降雨があり、播種は やや遅れてスタートしましたが、その後は遅れを取り戻し、ほぼ適 期に終了しました。 ◇11月から12月の気温の推移は平年並(+0.1℃)となり、 生育は平年並となっています。一部の播種が遅れた圃場では分げつ がやや遅れています。 麦の生育概況(12月) サチホゴールデン(芳賀管内)※ 苗立(本/㎡) 本年 昨年 平年 茎数(本/㎡) 本年 昨年 平年 143 - - 185 - - 農試サチホゴールデン(宇都宮) 196 190 166 373 491 672 農試スカイゴールデン(栃 193 175 328 196 388 木) 185 調査日:芳賀管内12/16、農試12/20、24 ※本年よりサチホゴールデンを導入したため、昨年値および平年値はなし ■ 対策「湿害対策」「麦踏み」 ○ 土壌が湿潤状態にあると、地温が低下し、麦の生育が遅れるの で、排水性を高めて土壌の乾きを速めることが重要です。また、近 年は温暖化の影響で季節外れの大雨があるので、排水対策未実施の 圃場は早いうちに排水溝(明渠)を設置し、必ず排水路につなぎま しょう。 ○麦踏みを行うと、根張りが良くなり寒さに強くなります。また、 根の浮き上がりを抑え、凍上害を防ぐことができます。土壌水分や 凍結に十分留意して、茎立ち期直前(幼稈長2cm)までに3~4回確 実に麦踏みを行いましょう。
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