しろつめ草

しろつめ草
横浜市立都岡中学校
旭区川井宿町32-2
電話045-953-2301
平成26年7月18日発行 第4号
校長 川村 雅昭
有意義な夏休みを過ごしましょう!
校長 川村 雅昭
台風 8 号が一気に駆け抜け、梅雨明けを思わせる夏日が続いています。都岡中学校周辺の木立から
は、ニイニイゼミやヒグラシの鳴き声が聞こえはじめています。夏本番もいよいよ目前に迫ってきま
した。
7 月の全校朝会で、7・8 月は 1 学期を振り返り、現状を見つめなおし、次のステップに向けて気持
ちを切り替えていく大切な時期であるという話をしました。3 年生は、まず自分の進路について、真剣
に向き合わなければなりません。また、部活動に所属している皆さんからは大会等の結果や活躍の成
果が報告されています。これから大会やコンクール等を目指す皆さんも、ぜひ悔いのない活躍を期待
します。そして 2 学期は学習や行事に取り組む姿勢を下級生に示してください。2 年生は都岡中学校の
次世代の担い手になります。学校を支える自覚や責任感を持ち、互いが高め合える雰囲気を築いてほ
しいと思います。1 年生は中学校に慣れることからスタートしました。生活や学習に積み残しはありま
せんか?しっかり振り返りをして、次への準備を進めてください。
さて、いよいよ夏休みです。生活や学習の目標を決め、時間を有効に使い、安全で有意義な夏休み
にしてください。休み明けに大きく成長した皆さんに会えることを楽しみにしています。
保護者の皆様、地域の皆様、夏休みは生徒たちの日常の生活が、学校から家庭や地域へとシフトし
ます。引き続きご支援いただきますよう、よろしくお願いいたします。
〈学年より〉
7月2日、1年生は校外学習に行
2年 7月15日に学年体育
3年 7月より各部活動の最
素晴らしい晴
を行いました。夏の太陽のも
後の大会が始まりました。3
天に恵まれ、TDSで穏やか
と、クラスの仲間との絆を深め
年間の集大成です。歯をくい
な一日を過ごしました。時間
ることができました。お昼には
しばってがんばる姿が美しく
や服装等意識して守り、班の
PTA の方々がソーメンを作っ
感じます。残念ながら負けて
仲間と協力して行動できま
てくださいました。また、8月
しまっても活動をしてきたこ
した。事後学習で、実際の体
26日の職場体験の体験場所
とは自分にとっての財産で
験や見つけたホスピタリテ
が決定しました。夏休み中に丁
す。これから試合の部も悔い
ィーを班ごとにまとめてい
寧な言葉遣いや元気な挨拶な
の残らないようにがんばりま
く作業をおこないました。
どを身につけておきましょう。
しょう。
ってきました!!
教務より
長い休みの後は大人も子どももエンジンがかかりにくいものです。そんな時は…
①休み明け前日は予定を入れない
②前日夕方6時には翌日のスケジュールを確認する
たったこれだけのことでスムーズなスタートが切れるという話です。2学期初日から生き生きと
活動できるといいですね。もちろん宿題は前々日までに終わらせておきましょう!
1組
事前学習から班で協力する姿が見ら
れました。当日のバスの中は、レク係
が中心となってみんなをリードし、バ
スレクは大成功でした。園内でも、一
人ひとり本当に楽しそうにわきあいあ
いとやっていました。
このいい雰囲気を2学期に行われる
体育祭や合唱コンクールにつなげてほ
しいと思います。
2組
みんなで約束した。集合時間、誰も
遅れることなく集まりました。
それぞれの班が協力して行動するこ
とができました。
☆次にみんなでやりたいこと。
体育祭
合唱コンクール
みんなで楽しめること
3組
班の仲間と協力し合い、楽しみながらホスピタリティ
ーを学びました。バスの中では、レク係がクイズを出
し、クラス全員で楽しむことができました。
☆校外学習で学んだこと☆
・相手の立場、相手の気持ちを考えて行動すること
・思いやる心、人の立場になってどれだけ自分から積
極的に行動すること
・キャストの方は、人へ対しての心遣いが素晴らしく、
常に笑顔で接していた
・キャストは常に、お客さんがどうしたら喜べるかを
考えていた。
7月2日(水)旭公会堂にて、よこはま子ども国際平和スピーチコンテスト旭区中学校の部、審査会
が行われました。旭区の中学校12校の代表者が集い、「国際平和のために、今自分にできること」を
テーマに熱のこもったスピーチが発表されました。都岡中学校からは、3年1組中村凛さんが学校代表
として参加しました。中村さんのスピーチを紹介します。
「差別のない舞台を夢みて」
みなさんは、古典バレエといったら何を思い浮かべますか。ロシアやフランスのダンサーが踊る白
鳥の湖ですか。しかし、現代の国際的なコンクールでは、日本やアフリカなどヨーロッパ以外の国か
らも数多くの受賞者が出ています。
1974年、ヴァルナ国際バレエコンクールにて、森下洋子さんが東洋人として初めて金賞を受賞。
それに続くように吉田都さん、熊川さん、管井さん、二山さんが優勝するなど、今日本のバレエは世
界で認められています。そして同時にこれは、バレエをする子ども達に大きな夢を与えました。私も
その一人です。
毎年夏休みになると、私はバレエの講習会に参加しています。そこでフランス人の先生が指導して
くださいます。柔らかい腕の使い方や表情、バレエの表現は世界共通だということを深く感じるレッ
スンです。
しかし、バレエの世界にも人種差別は残っています。2010年YAGPにミケーラという黒人の
少女が出場しました。幼いころ、両親が虐殺され孤児院にいた彼女は、アメリカ人の夫婦に引き取ら
れます。それからバレエを学び、古典バレエのダンサーを目指すのです。世間からは体の斑点のこと
で「悪魔の子」と差別を受けたこともありましたが、コンクールで彼女の実力は認められたのです。
世界では今、その国籍にかかわらず実力は認められます。しかし、日本人のヨーロッパ活動があっ
ても、黒人が白人と踊ることはまだありません。ミケーラは現在、古典バレエの栄えるアメリカでは
なく、南アフリカで活動しているようです。彼女の望みは完璧には叶っていなかったのです。
実力が及ばない白人だけの舞台と、実力が認められた様々な国の人々の舞台とどちらが素敵なので
しょうか。舞台全体の見た目のみを重視し、黒人差別が改善されていないのは非常に悲しいことです。
誰かがそんな見栄えの定義を変えれば、沢山の黒人の心が救われるはずです。色々な肌を持った人が
踊る最高の舞台を、私は見てみたいです。
8日に 1 年生「たばこの害」
・3 年生「薬物乱用防止」、11 日に 2 年生「アルコールの害」について保健
指導を行いました。授業では、各クラスの保健委員会の生徒が、アンケートをとったり、調べたことを
クイズにしたりして発表しました。
「たばこ・アルコールの害」では、未成年で喫煙・飲酒を行うこと
の体への影響がよくわかったようでした。
「未成年で、体が成長しきれてないうちに、軽い気持ちで飲
酒したら成長が止まってしまうので、今は誰に勧められても絶対にのまないようにしたい(2年)
」。
「薬
物乱用防止」では、身近に存在し、一回だけでも死に至ったり、依存性が強かったりする危険性が分か
ったようでした。
「友達に誘われても絶対にやらない。一つしかないこの命を大切に生きていく(3 年)
」
と書いた生徒もいました。誘惑の多い夏休みをしっかりと健康に過ごしてほしいと思います。
生徒総会
7月4日(金)本校体育館にて、生徒総会が行われました。生徒総会では各委員会の委員長が
今年度の活動の目標や予算を提案します。そしてそれについて各クラスからの質問や要望への答
弁を行います。
学校の自動販売機の飲み物の種類を増やしてほしいという要望に対しては生徒会本部から答
弁がありました。生徒会本部は、飲み物に含まれる糖分が体や心に悪い影響を及ぼすということ
を説明し、糖分が多く含まれる飲み物を学校の自動販売機に入れることはよくないという見解を
示しました。
生徒たちは、このようなクラスからの質問者と委員長とのやりとりに真剣に耳を傾けていまし
た。参加する態度も立派でしたが、総会を進行する議長、副議長も大変立派でした。そして、す
べての委員会の活動計画が承認され、いよいよ本格的に今年度の生徒会活動が始動しました。