病院情報誌 第17号を読む - 鹿児島県 県立病院局

鹿児島県立大島病院 編集・発行
広報
平成23年10月4日
大 島 病 院 の 理 念
県病院 だよ り
第17号
公立病院として、奄美の医療に貢献し、
住民に信頼される病院を目指します。
1
わたしたちは、奉仕の精神をもっ
て、患者様に接します。
県立大島病院:鹿児島県奄美市名瀬真名津町18-1
Ooshima-byouin
電話 0997-52-3611
FAX 0997-53-9017
【URL】http://hospital.pref.kagoshima.jp/oshima/
2 わたしたちは、質の高い医療を提供
することに努めます。
3 わたしたちは、地域の医療・福祉と
の連携に努めます。
■ 災害と救急医療
院長 小代 正隆
生きとし生けるものは全て必ず終焉がある。永久不
0~15%で少なく,曜日から見ると土,日曜が圧倒
滅を求め古来から追求,探索されてきたが,神という
的に多い。よく世間で言われるコンビニ受診がこの離
存在に求めるしかあり得ない。生を受けし選ばれた人
島にも歴然として見られている。幸い成るか,病院職
間は限られた時間に意義ある生活を味わうことが理想
員の苦労の賜で,タライ回しは皆無である。ただ収容
である。しかしながら,どうにもならなく,予想だに
時間が平均30分以上で,県平均23.5分より時間
つかない,人はそれを運命と諦観するしかない事が起
がかかっている。島外から
きる。それが病気であったり,交通事故なり,自然災
我々県病院への搬送も沖縄
害であったりして,生体を機器にさらす。生命個々の
陸上自衛隊を中心に年回4
欲求は意識,無意識に関わらず,生きのがれ,再生せ
0例前後の急患が運ばれて
んとする。それを第3者がサポートし,急場の危機を
いるが,ドクターヘリが導入
救う手だてをするのが救急医療である。
されたならば,現在与論,沖
永良部の沖縄へ搬送されて
当院は平成26年度までに救命救急センターを設置
いる状況は変わらないが,も
し,ドクターヘリの導入をも考慮し準備をおこなって
っと多くなるに違いない。
いる。しかし建物,機器機材は単にお金で解決するが,
その医療現場に携わる人間の資源が一番重要である。
さて,大規模災害については,当院は県が指定した
その人の数も基本ではあるが,その能力,即ち知識,
二次医療圏8地域の災害拠点病院の一つであります。
技術を持ち,決断力,勇気,意志,積極性に加え,忍
その目的は2~3次救急医療を行う,即ち災害現場で
耐と協調性,さらに社会性,人間性を持つという非常
事故患者のトリアージ(振り分け)により緊急手術や
に難しく,且つ容易ではない資質が望まれる。医師は
処置入院が必要な患者を収容し対応する目的の病院で,
勿論,人材確保が厳しい状況は,さらに地域性も加わ
現場に出かける医療団はまた別なチームによるマニュ
り,より難しいことから,全国公募もし,各大学や個
アルが策定されている。そのため当院では毎年大規模
人的にも依頼している。看護師は既に養成のため,他
災害の訓練を消防局,看護学校,高校等と病院職員全
の病院や教育機関に研修派遣を行っている。
員で行ってきた。この待ちの医療から,極めて少ない
当院の医療人材にも関わらず,今年になり遠隔地の災
現在の当院の救急医療
害に対する急性期患者の救命救急のため特殊教育され
の状況は,急患患者を年
た5名から成るDMATチームが発足した。これらの
間約9000名,救急車
チームは現場へ出かけることになるが,我々の病院の
による搬送は年間約16
ように2~3年で転任する場合は欠員ができチームが
00件に達し,その約9
動かない危惧がある。そこで1チームではなく複数の
0%が時間外で急患の2
チームがいつでも形成できる様に機会を利用し,資格
0~25%が重症で平均
を取らせる必要がある。また災害や事故の被害を受け
1日2~3名が入院とな
た場合に,重要業務の継続,早期復旧を可能とするた
っている。その結果時間外急患手術件数は年間250
め,緊急時における事業継続のための方法,手段を計
~300件となり,その半数が夜間手術で,平均する
画する事業継続計画(BCP)を作成しなければなら
とほぼ毎日1例の予定外の手術があるという状況であ
ない。その基軸となるのが人員(職員)の確保である。
る。この急患の約25~30%が小児であり,時間内
道路事情が悪く車が使えない状況は今回の災害でも見
に来院する小児急患は全くいない。その上,重症は1
られたことですが,神戸淡路災害の時,姉妹病院の県
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立淡路病院が機能し貢献出来たのは職員が全て病院に
管されています。トリアージ,
集合出来たことにある
管理統制の指揮システムに
と,当時の担当者は述懐していた。第二にはこれも住
関しては毎年練習していま
用水害,東北大震災で問題となった情報,通信の確保
すが,たとえ県病院の建物が
であります。携帯や通常の電話ではダメで宇宙衛星を
安全とはいえ患者の院外避
利用した救急医療情報システムの設置は絶対必要であ
難のことも考慮しておく必
る。第三は水,電気,ガソリン等の燃料などのライフ
要がありそうです。
ラインの確保です。当院では自家発電2機があります
が,これも燃料がなければ動きません。また,水の確
なにごとも100%の安全,準備,仕事等は人間故
保で水道水が停止した場合,現在,屋上貯蓄タンクに
にあり得ないし,生命の根源,超微粒子の世界も“揺
15屯ありますが,停電となれば2時間しかもたない。
らぎ”ゆらぐことが基本故に,出来うる限り行うしか
地下タンクには80屯で,自家発電さえ動けば通常の
ない。が,常に備えは必要である。
使用方法なれば,地下タンクより半日は水の確保は可
能と見ています。また食糧は3日間維持する食糧が保
■ 看護補助者は看護チームの一員
6階西病棟看護師長 中村
昭子
2010 年(平成 22 年度)社会保障医療報酬制度改正において病院勤務
医の負担軽減を図る為に医師が行っている業務の一部を看護師が担いつつ,
看護師でなければ出来ない業務に専念する為に看護補助者が配置されまし
た。看護補助者は,
① 床の清潔や整頓等の生活環境の改善に関すること」
② 食事に関する世話,検査の為の移送,身体の清潔・更衣等の日常生活
に関すること」
③ 伝票や書類の準備・補充や医療器具等の準備片付け等の診療の補助に
関すること」
を担っています。
看護補助者が患者様50人に1人の体制になったことにより,看護師は患者様やご家族への専門性を活かし,援
助する時間が確保され,看護業務に専念できるようになりました。また,高齢の患者様が多くなっています。患者
様一人では「病床周辺を片付けられない。」
「顔を洗えない。
」
「食事が出来ない。
」
「リハビリに行けない。
」ことがあ
ります。看護補助者が増えたことにより,患者様のそばに行く回数が増え,より行き届いたケアにつながっていま
す。このように患者様の高齢化に伴い,少しでも良い療養環境のもと入院生活を過ごせるように看護補助業務の重
要性が増しており,看護チームの一員として活躍しています。
これからも看護補助者と共に,患者様やご家族の為にできることを増やしながら協働で行って参りますのでよろ
しくお願いします。
■ 主な行事
¾ 総務大臣表彰
当院は,全国の自治体病院の中で永年にわたる地域医療に対する貢献と
健全経営に努めてきた功績が認められ,昨年度の「全国自治体病院開設者
協議会及び全国自治体病院協議会両会長表彰」の受賞に続いて,鹿児島の
県立病院で初めて『総務大臣表彰』を受賞いたしました。
5月26日,東京都の「都市センターホテル」で行われた表彰式には,
院長及び事務長が出席し,賞状・楯並びに記念品を賜りました。
受賞について,院長は「病院スタッフの大きな励みとなるもので,この
後も地域の中核病院として努力していきたい」と改めて決意を示されまし
た。
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¾ 住民モニター会議
6月16日(木)に住民モニター会議を開催しました。
奄美群島内から12名のモニターの方に出席いただき,病院側は院長
以下職員20名が出席し,事前にいただいた御要望や御意見に対する回
答や意見交換などを行いました。
意見の中には,駐車場が混雑することに対する意見や未収金問題など
も提起していただき,意見交換終了後には,病院食による昼食会を実施
し,栄養士によるメニュー,食材の説明などを行いました。
昼食会終了後は,モニターの皆様からの要望で,院内の主な施設,機
材等の視察を行いましたが,皆さん熱心に質問等をされていました。
今回の会議での御意見・御要望のあったことについて,職員全員で積極的に改善し,患者サービスの向上,より
よい地域医療の提供を目指していきます。
¾ 夏休み体験活動
今年も看護学生2名が,夏休み体験活動を希望して8月上旬に大島病院
へやって来ました。
いくつかの病棟で入浴介助や寝衣交換等を看護師とともに行いました
が,一番印象に残っており嬉しかったのは「患者さんと直接多くの話しが
でき
たこと」だそうです。また,「今まで学んだ処置の仕方とは違っていたけ
れど,一人ひとりにあった処置が必要だ」ということを学んだそうです。
二人は,今通っている学校はそれぞれ違いますが奄美出身ですので,将
来この大島病院で働いてくれるといいなぁと願うほど積極的で熱意が感
じられました。
¾ 講演会
8月26日 当院講堂において,有嶋拓郎氏(富山大学大学院医学
薬学研究部地域医療支援講座客員教授)による講演会が開催されまし
た。
講演は,
「災害に対しての病院としての備えと地域密着型病院災害訓
練について」と題して行われ,最近の災害に対する関心の高さもあり,
医療関係者を中心に病院内外から約80名が熱心に聴講されました。
¾ 地域密着型災害対策訓練
8月27日 富山大学大学院医学薬学研究部地域医療支援講座客員
教授有嶋拓郎氏ら全国から集まっていただいた4名のインストラクタ
ーにより、今、日本で一番最新の「地域密着型災害対策訓練」が行わ
れました。
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「地域密着型災害対策訓練」を終えて、、、
(麻酔科・救急科部長 服部淳一)
私が 4 年前に赴任して以来、担当している年間の一大行事に大規模災害対策訓練がある。その訓練も平成
16 年より、毎年似たような事を行ってきたため、最近少しマンネリ化してきた感があった。
医学は本当に、本当に、日進月歩している。
私が医者になった頃に使用していた麻酔薬を最近は全く使わなくなった(というよりほとんど置いてな
い)、
、、救急外来ではこうしましょうと学生時代の教科書に書いてあったことが、これは絶対にしないよう
にと今の教科書に書かれている、、
、だいぶ寂しい感がある。
災害に関する医療についても、もとより同様で神戸の震災後から本当に進んできた。「災害医療」という
言葉すら私の学生時代には無かったのに、、
、。
外科の小川先生と一緒に予算の関係も何とか都合つきそうだったので、一大決心、日本で一番最新の講習
会をやることとなった。
その名も地味ではあるが「地域密着型災害対策訓練」
でも、講師陣は凄腕の先生が日本中からボランティアで集まってくれた。
インストラクター
有嶋 拓郎
富山大学大学院医学薬学研究部 地域医療支援講座客員教授
東岡 宏明
静岡県済生会総合病院救命救急センター長 救急医療部長
松井 直樹
磐田市立総合病院救命救急センター長
田中 圭
富士市立中央病院心臓血管外科部長
日本でもまだまだ始まったばかりの災害訓練の標準形とな
りつつあるもの。
なんと、九州では初めての講習会!!
皆さん、知っていましたか!!
受講生も外科の柳部長率いる師長グループの面々,,
(^^)
,,
開催前からこれは大成功と思いつつも 3 日前に有嶋先生から
大変な知らせが、、、
「負傷者役として 15 人前後お願いします」と、、、
当たり前のことを忘れていた、、、どうしよう、
、、
ダメ元で奄美看護福祉に電話してみた、、
、「ただ今 2 年生は
夏休み中です、、
、」まだ、数人しか集まっていない、、、
そう思って頭を抱えていると奄美看護福祉の先生から電話が
あった、、
、「3 年生なら 10 人くらい集められそうです、、
、」
一生懸命授業で教えといて良かった,,(^^)
,,
講演会、講習会、共々大成功!!
インストラクターの先生方、受講生の皆様、スタッフとし
て働いてくれた DMAT の隊員、傷病者役の奄美看護福祉の
学生さん、
ありがっさまりょーたー
P.S.
打ち上げのお酒は「さいこー」でした、、、
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■ 院内の取り組み紹介
¾ 診療協議会
当院では、病院の診療状況(入退院・外来患者状況,その他診療に
関すること)や全体で決定すべき事項について協議するとともに,各
セクションの連絡調整を行うため毎月1回診療協議会を開催してい
ます。
○開催回数:毎月1回 第3火曜日
○構
成:院長,副院長事務長,総看護師長,事務次長,経営課長,
栄養管理室長,各診療科部長,各コメディカル部門技師長,
副総看護師長,各看護師長等
¾ 電子カルテ導入の取り組み
平成24年1月下旬に電子カルテの導入を予定しており,現在,シス
テム導入業者との間で,30数種類を超えるワーキングを行っていると
ころです。
今後,操作研修が始まり,運用の確認や業務手順の作成など,まだま
だ院内で調整を図らなければならない要素はたくさんありますが,職員
一同,円滑な稼働を目指し,日夜取り組んでいます。
¾ 緩和ケアチーム会
がん緩和ケアチームは患者様へより質の高い緩和ケアを提供するために,医師・看護師・緩和ケア認定看護師・
薬剤師・リハビリテーション部・管理栄養士・医療福祉相談員・がん相談員などが連携を取り活動しています。
今年度は委員長の柳外科部長を中心とし,職員が自由に参加できるケースカンファレンスの開催に力を入れ意欲
的に取り組んでいます。
患者様とご家族の交流会では,心の悩みや体験等を語り合い交流する場とし,お茶を飲みながらの語らいや,季
節に合わせたイベントを開催しています。
また,がん関連の内容を掲載した手作り新聞の発行などにも取り組んでいます。
○ がん緩和ケアチーム会:月1回 第2水曜日
○ ケースカンファレンス:月2回 第1・3月曜日
○ 新聞発行
:年2回
○ 研修会
:年2回
○ がん患者さんとご家族の交流会:月1回
(がん患者さんとご家族の交流会での七夕飾り制作)
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■ その他
¾ 外来待ち時間調査
1. 目的
待ち時間の現状調査を行い,待ち時間短縮のための外来システムを検討し,患者満足度の向上を図ることを目的
に毎年実施しています。
2. 調査期間
平成23年1月17日(月)~平成23年1月21日(金)の5日間
3. 調査対象
耳鼻咽喉科及び精神科を除く全診療科の初診患者・再診患者(複数科受診,薬・注射のみ,人間ドックは除く)
4. 調査方法
初診,再診予約なし,再診予約ありに区分して調査
5. 調査結果概要
(1) 調査患者数
区
分
初
診
再
患者数(人)
予約なし
診
予約あり
計
割
合(%)
23
2.2
270
26.3
736
71.5
1,029
100.0
(2) 受付から診療開始までの待ち時間
区
分
初
診
22年度(A)
21年度(B)
A-B(分)
60
分
38
分
22分延長
再
予約なし
79
分
63
分
16分延長
診
予約あり
27
分
25
分
2分延長
(3) 採血検査待ち時間・血液検査所用時間
採血患者数は平均111人,採血検査の待ち時間は平均18.2分でした。
しかし1月18日は最大で45分となり,患者数の増加に看護師の増加が対応できずに待ち時間が長くなった
と考えられます。
血液検査では生化学検査が平均28.6分,最大で47分でした。
また血清検査では平均46.3分,最大229分(通常は外注の特殊検査)でした。
6. 当院としての今後の対応策等
(1) 再診患者については,およそ4分の1の患者が予約無しで来院されていますので,引き続き予約診療に取り組
んでまいります。
(2) 採血検査待ち時間では,採血患者の集中する時間帯に看護師を5~6名配置することにより,診察待ち時間を
含めた全体的な待ち時間短縮に繋げていきたいと考えています。
(3) 全国的な医師不足の中,限られた人数の医師で対応しておりますので,予約の場合でも急患対応などにより,
予定どおり診察ができない場合がありますので,ご理解ください。
当 院 は 敷 地 内 全 面 禁 煙 で す
~皆様のご理解とご協力をお願いします。~
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¾ 財務の状況
年度別収益的収入・支出及び収支差(大島病院:税込)
※棒グラフ中の数字は,収益部分については一般会計繰入金,
費用部分については給与費の占める割合(%)
(百万円)
収支差(減価償却後)
8,000
+583
+
+184
5,746
5,757
6,000
繰入金
5,608
18.7
20.5
6,576
+458
6,229
5,891
6,068
5,930
5,899
+232
+460
5,993
5,659
5,771
17.5
16.6
17.7
4,000
2,000
給与費
61.5
61.9
61.2
59.8
60.2
収益 費用
収益 費用
収益 費用
収益 費用
収益 費用
収益 費用
平成17年度
平成18年度
平成19年度
平成20年度
平成21年度
平成22年度
0
区分
総
収
益
平成 17 年度
平成 18 年度
平成 19 年度
平成 20 年度
平成 21 年度
平成 22 年度
5,899
1,228
5,757
3,541
189
331
142
1,872
5,930
1,217
5,746
3,531
187
371
184
2,050
6,068
1,134
5,608
3,473
181
641
460
2,496
5,891
1,044
5,659
3,461
302
535
232
2,702
6,229
1,031
5,771
3,453
237
695
458
3,138
6,576
1,150
5,993
3,609
262
845
583
3,705
①
うち一般会計繰入金
総
費
用
②
うち給与費
うち減価償却費等
③
収支
減価償却前 ①-②+③
差
減価償却後
①-②
累 乗 剰 余 金 又 は 欠 損 金
※「累積余剰金又は欠損金」の欄は税抜きである。
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3階建て医師住宅の解体工事について
当院では、来年に予定しています新たな医師住宅の建築に伴い、9月末から名瀬真名津町の
老朽化した3階建て医師住宅の解体工事を実施しています。
工事には、3ヶ月ほどの期間がかかると見込まれており、その間、近隣の方々にはご迷惑を
おかけすると思いますがご理解とご協力をお願いいたします。
県
立 大 島
病 院 患
者 権 利
憲 章
わたしたちは、患者様の次の権利を尊重します。
1 人間としての尊厳を尊重される権利
2 国籍、人種、信条、年齢、性別、社会的身分により差別されない権利
3 プライバシーを保護される権利
4 常に可能な限り、高度な医療を受ける権利
5 病院、治療方針について、必要な情報を得て、自分で決めることのできる権利
6 延命措置を選ぶ権利または断る権利
7 医療に従事する者の氏名、資格、役割を知る権利
8 診療記録の開示を求める権利
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