1 山口県におけるAFPYの歩み (PDF : 161KB)

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山口県における AFPY の歩み
山口県では、世界的な野外教育機関である Outward Bound School(OBS※1)の教育手法を導入
し、平成5年から県内の小・中・高校生を対象とした青少年自然体験活動推進事業を実施してきました。
この事業は、現在も「心の冒険・サマースクール」「心の冒険・地域プログラム」として継続しており、
これまで 2,000 人近い子どもたちが参加し、
「自己肯定感」
「他者との信頼関係の構築」
「自然や人に対
する感謝の念の育成」等に学びを得てきました。
一方、アメリカでは、大自然の中を舞台とした OBS プログラムにより得られる教育効果を生かし、学
校や地域等における冒険教育プログラムの提供する教育機関 PA(Project Adventure)ができました。
山口県においては、
「心の冒険・サマースクール」の指導者が野外での冒険活動の経験を生かし、学校
や地域でも使える PA の手法を取り入れ、山口県の子どもたちの生きる力を育む一つの手だてとして
AFPY を確立し、活動してきました。そして、現在、学校教育や社会教育の様々な場で、子どもたちの
人間関係を育むために取り組まれています。
こうした「OBS 手法」
「PA 手法」を取り入れ、学校教育・社会教育の両面における活動を展開してい
ることが山口県の特色でもあります。
※1:世界的な野外教育機関。自然体験活動とカウンセリングを組み合わせた野外教育活動を展開。
海
OBS
外
PA
アメリカ
・イギリスで設立
より身近な場所での冒険教育
・身近な場所での活動
・世界的な野外教育機関
(アドベンチャー)の必要性
・体験学習サイクルに基づく
・長期にわたる自然体験
活動
・異年齢グループワーク
・アドベンチャーコース設置
手法導入
手法導入
心の冒険・サマースクール
心の冒険・地域プログラム
「チャレンジ」「クエスト」「ミニチャレ」
長期の自然体験活動(県内の山域等)
山
口 県
経 験 を 生 か し 、 AFPY
AFPY
十種ヶ峰森のチャレンジコース
の理論等を確立
山口県の子どもたちの
身近な場所での活動(学校・地域等)
生きる力を育む
バックパッキング
ロッククライミング
ミラーストレッチ
ソロ
個人ラン
フープリレー
みんなでじゃんけん
ヘリウムフープ