パリ事務所(PDF:191KB) - 兵庫県

兵庫県海外事務所トピックス
兵庫県パリ事務所 Vol.3
2014.6.30
ベルキャステル村に架けられた「アヴェロン・ひょうご友好の橋」
兵庫県知事が命名
兵庫県の友好交流県であるフランス のア
ヴェロン県のベルキャステル村は、「フランス
の最も美しい村」の一つとして有名である。
ベルキャステルとは「美しい城」という意味。
その名のとおり、たおやかに流れるアヴェロン
川に架かる重厚な石橋と、対岸の教会から山を
見上げると美しい城が山肌にそびえる村であ
る。
14 世紀頃に架けられた村の石橋はとても美
しいが、石畳の路面と勾配のため、高齢者や
歩行の難しい方が渡るには苦労があった。
そのため、村では新しい橋を渡す計画を
立ち上げたが、建設に要する費用の問題等で、
村議会が反対した。
そこで当時のケイラ村長は、アヴェロン県に
相談。アヴェロン県から高齢化社会の対策が進
んでいる日本の事例を参考にできないかと当
事務所を紹介され、ケイラ村長から相談を受け
た。
14 世紀頃に架けられた石橋
「アヴェロン・ひょうご友好の橋」
そこで当事務所は、兵庫県が目指している、年齢、性別、障害の有無、文化など
の違いに拘りなく誰もが地域社会の一員として支え合う「ユニバーサル社会」の考
え方を紹介。その結果、村議会は新しい橋の建設を認めるに至った。
新しい橋は昨年 11 月、石橋から 200mほど離れたところに完成した。この3月、
ケイラ前村長から兵庫県知事に対し橋の命名の依頼があり、これを受けて「アヴェ
ロン・ひょうご友好の橋」という名前を贈った。
この橋は、老若男女、身体能力に関わりなく、安全に渡れる実用重視の橋ではあ
るが、シンプルでひっそりと自然に溶け込み美しい風景を形作っている。
問い合わせ先
兵庫県パリ事務所 所長 横川 太 TEL:33-(1)42-97-42-82
FAX:33-(1)42-97-42-92
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