今、元気に学校に通えることが一番

№.12
平成22.1.22
今、元気に学校に通えることが一番
2010年がスタートしました。ずっと積雪の少なかったあ
いの里ですが、17日の未明に50センチ以上の雪が一気に積
もりました。学校の正面玄関前が、膝まで雪に覆われたほどで
した。
校地内は、どこもふかふかの真っ白な雪におおわれていて、
まるで一枚の白いキャンパスのようです。休み時間になると、
子どもたちが歓声をあげながら、自由に線を引き、形を描き、
色をつけています。でも、すぐにまた雪が降ります。そして、
ふかふか うさぎ?の足跡のみ
再び一枚の白いキャンパスができあがります。また、子どもた
ちが絵を描きます。そんな毎日の繰り返しですが、今冬も北国
ならではの楽しい遊びがいっぱいできそうです。
さて、冬休みは、家族で楽しく過ごしたり、何かに打ち込ん
だりと、素敵な思い出や成果をたくさん作ったことでしょう。
わずかな期間、顔を見なかっただけなのですが、一人一人の顔
つきや表情に、確かな成長と「冬休みにこれができた!」とい
う満足感が伺えました。また、各学年のワークスペースに自由
猛吹雪の中でも元気です
研究が展示されていますが、自分の感性や興味を生かした力作
が多く、そこから、私たち大人もたくさんのことを学ぶことができると思います。2月の参観懇談
の折にぜひご覧ください。
始業式で、高橋先生が「今年の目標を決めた人、手をあげて
みてください」と子どもたちに尋ねました。急に聞かれてとま
どったせいもあるのでしょう、あまり手があがらなかったよう
です。新しい年を迎え、今年1年間の目標を定めることは、実
りのある1年にするためにも大切なことです。
冬休み中に読んだ本の中に、
「日記を書くだけで夢はかなう」
と書かれた本がありました。ほんの1分でもいいから、日記を
書くことで、自信にあふれた生活を送り、成功と幸せを手に入
「とら」1年 小城大和
れることができるそうです。
良い習慣づくりをして成功を手に入れること、感性を蘇らせ
て幸せを手に入れること、この2つを実現するために日記が役
に立つというのです。
書く内容は、いたって簡単で、はじめはたった1分から始め
ていいそうです。次第に楽しくなってきたら日記に当てる時間
が増えていけばいいといいます。
書く内容は、次の5点です。今井暁著『1分間の日記で夢は
必ずかなう!』
(フォレスト出版)を参考にさせていただいています。 「アンソニーきみがいるからを読ん
1
で」6年 箕輪玲奈
①夢や目標を書く…「新聞記者になる」
「漢字100点とる」など
②やりたいことを書く…「ディズニーランドに行く」
「お父さんにゲームで勝つ」など
③今日の出来事…「○○ちゃんと鬼ごっこをして遊んだよ」
「いやあ雪っておもしろい」
「お母さんと算数の特訓」
「附属の森の松の木の根元 基地づくり
で さいこうおもしろかった」など
「獅子舞」3年 佐藤世和
④今日の感謝を書く…「あいの里教育大駅の駅員さんが落とした
手袋を拾ってくれたよ」
「○○くんが、声をかけてくれた。めずら
しいことなのでうれしいな」
⑤今日の自分流成功法則や学んだ言葉…
「赤い鉛筆だと、意外に勉強はかどるなあ」
「自分から話しかけたら仲良くなったぞ」
上記の①と②は朝に書く、③から⑤は一日の終わりに書くそうで
「クリスマス」3年 田中千里
す。まったくシンプルで継続して取り組むことができそうですが、
著者の今村氏は、簡単な日記をつけることで、
・自分の心の深い部分を掘り下げて考えることができるようにな
り、本当の自分のやりたいことに気づける
・自分の夢や目標に対する焦点が定まり、やりたいことへの集中
力が高まる。その結果、行動力が抜群に付く。
・自分の欠点などにも目を向けることができ、自分の成功を阻害
するようなものの見方や考え方、悪習慣を改善することができ
自由研究を発表し合う 6年生
る。
といった効果があるといいます。もしまだ今年の目標が決まって
各学年、とっても素敵な作品がたく
いないなら、こんな取り組みで自分のやりたいことを見つけてい
さんあります。一人一人の子どもの
くのも有効かもしれません。
純粋な感性・一所懸命さ・冬休みの
今、日本の子どもたちの生き方や生活にかかわって「不登校」
温かな様子が伝わってきますので、
大人にとっては、本当に学ぶことが
や「引きこもり」そしてその根底にある「人間関係を築くことが
多いです。また、心も洗われます。
できない」
「自己肯定感のなさ」といったことがよく言われていま
す。今、日本の子どもたちに最も大切なことは「元気に学校に通
えること」
、これが一番だと思います。今年も、保護者の皆様の温
かいご支援とご協力を得ながら、かわいい子どもたちを全力で支え育てていきたいと思います。ど
うぞよろしくお願いします。
News&Information
1
冬の登下校について
あいの里の厳しい冬を日々実感している今日この頃です。
これからまだまだ厳しい寒さと降雪が
続きます。登下校には十分に気をつけてほしいと思います。
特に、この季節は交通機関のダイヤの乱れが懸念されます。場合によっては、バスや列車の運休
という事態もあり得ます。学校では、以下のような対応をとり、子どもたちにも指導しますので、
ご家庭においてもお子さんと確認してください。
2
朝のニュース等で、列車やバスの運休の報道があった場合は、
しばらく自宅にて待機してください。また、学校が列車やバス
の運休などの情報を把握した場合は、できるだけ早くご家庭に
一斉連絡システム等にてお知らせします。お子さんが、登校前
でしたら自宅にて待機してください。
すでに登校後の場合、麻生、栄町及びJRの各駅で運休等の
事態に遭遇した場合は、無理をせずに帰宅し、その旨を学校に
電話またはFAXでご連絡ください。
雪合戦が一番おもしろいよ
栄町・麻生の地下鉄駅発のバスに乗った場合は、
遅れを気にせずに学校まで安全に来てください。
なお、途中のバス停から乗車するお子さんにつきましても、バス停での掲示物等で運休を確認し
た場合、帰宅して学校に連絡をお願いします。
公共交通機関の運休等により、登校できずに帰宅した場合、その日は家庭学習をお願いします。
学校では、天候や交通機関の状況により臨時休校や始業時間の変更などの措置をとることもありま
す。その場合も、きまり次第連絡いたします。
どんな状況でも、あせらず落ち着いて行動することが大切です。普段からご家庭でもそのあたり
の話をお子さんとしておいていただければ幸いです。
本校の通学範囲は、札幌市全域にまたがり、広い範囲となっています。お住まいの地域と学校周
辺の天候が全く違うこともあります。学校から連絡がなくても、安全に登校できないと考えられる
場合は、無理せず登校を控えてください。
「ふじさんはじぶんが大きいことを知らない」1年 山内爾子
何と自分で創った絵本です。
2
「坂本龍馬」6年 高橋悠一郎
今年は流行しそうですね
お知らせとお願い
○「附属歌の祭典2010」
いよいよ2月13日(土)に札幌市中央区北1条西1丁目の「札幌市民ホール」で行われます。
時間は10時10分から11時30分の予定です。音楽の楽しさ・美しさを求める心、美しいもの
に感動する心を培います。市民ホールは座席数が多いため、各家庭2席程度確保ができそうです。
プログラムや時程、参加方法など、詳細は近くなりましたら連絡いたします。
○図書館サポーター委員会の当番のお願い
3学期がスタートし、学校図書館の本の貸し出しが始まりました。今年も、子どもたちに、たく
さんの本を読んでもらえるよう運営していきたいと考えていますので、ご協力をよろしくお願いし
ます。
現在、
1月・2月の図書貸し出し業務をしてくださる当番の方の申し込みが少ない状況です。
冬道で道中時間がかかる季節かと思いますが、ご協力いただければ幸いです。どうぞよろしくお願
いします。
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