第2期経営改革実施計画書 平成26年4月1日現在 1 団体基本データ 団体名 計画期間 公益財団法人金沢国際交流財団 平成24年度 ~ 平成28年度 平成元年3月16日 市出資額 設立年月日 基本財産 20,000 20,000 千円 千円 [新公益法人への移行] 市出資割合 100 % 平成24年4月1日 当財団は、平成元年、金沢市制100周年を記念して、国際理解の推進と世界平和の希求を目的として設 立された。平成12年6月には、事務所を長町研修館(金沢市長町)から、石川県国際交流協会・石川 設立意義・ 県パスポートセンター・JICA北陸などが入る現在のリファーレビル(金沢市本町)へ移転した。その 経緯 後、国際理解の推進等に加え、多文化共生等の活動にも取り組んできた。平成24年4月には石川県か ら公益認定を受け、公益財団法人として新たなスタートを切った。 設立目的 金沢を中心とした地域において、地域の特性を生かし、活力にあふれた国際交流活動を実施すること により、金沢のより一層の発展に寄与するとともに、市民レベルの相互理解と友好親善の促進を図 り、もって普遍的な国際平和に寄与することを目的とする。 (1)金沢を中心とした地域及び諸外国の情報・資料の収集及び提供、(2)国際交流及び国際理解に 定款で定める 関する事業の実施、(3)外国人住民に関する事業、(4)国際交流関係団体との協力及び地域の国際 公益目的事業 交流関係団体活動の振興、(5)国際交流に関するボランティアの育成、(6)国際交流に関する調査 等 及び研究、(7)その他、当財団の設立の目的を達成するため必要な事業 所在地 石川県金沢市本町一丁目5番3号リファーレ2階 代表者職氏名 理事長 山崎 光悦 設立主体 ホームページアドレス 金沢市 所管課 市長公室国際交流課 http://www.kief.jp/ 公益社団法人及び公益財団法人の認定等に関する法律に 基づく公益財団法人 設立根拠 2 財務・組織等の状況 24年4月1日時点 常勤 非常 勤等 0 18 うち 常勤 非常 勤等 18 0 18 0 3 3 0 うち 市OB 0 1 1 職員数 4 1 うち 1 1 うち 市OB 0 役員等の数 組織の状況 (人) 市職員 (人) 市職員 財務の状況 26年4月1日時点 常勤 非常 勤等 18 0 18 18 3 3 0 2 2 0 1 1 0 1 1 5 4 1 5 3 2 5 2 1 1 2 1 1 2 0 0 0 0 0 0 0 計 計 (注1)常時 勤務する役員 は「役員等」 にのみ計上 (注2)「役 員等」には評 議員を含む (注3)「常 勤」職員とは 正規職員を、 「非常勤等」 職員とは嘱 託、非常勤、 臨時等を指す 平成24年度決算 総収入額 48,074 千円 48,896 千円 47,139 千円 50,131 千円 総支出額 47,689 千円 48,462 千円 47,572 千円 50,131 千円 385 千円 433 千円 △ 433 千円 千円 総資産額 154,208 千円 136,956 千円 120,034 千円 総負債額 1,666 千円 1,623 千円 1,410 千円 152,542 千円 135,333 千円 118,624 千円 千円 千円 千円 千円 30,597 千円 30,728 千円 30,512 千円 32,405 千円 千円 千円 千円 千円 30,597 千円 30,728 千円 30,512 千円 32,405 千円 差引収支額 委託料 補助金等 その他 合計 平成25年度決算 計 平成23年度決算 正味財産額 市からの 財政支出 25年4月1日時点 平成26年度予算 事業名 ( 主 な 事 業 自 主 事 業 ) 平 成 2 6 年 度 事業内容 国際理解事業 国際交流まつり 多文化共生事業 留学生国民健康保険料助成 団体等活動支援事業 ボランティア登録更新 情報サービス事業 本町交流スクエアイベント 施設名 事業内容 指 定 管 理 施 設 予算額 効果等見込 2,182 千円 15,000 人 13,000 千円 800 人 32 千円 100 人 229 千円 2,000 人 予算額 利用者数等見込 千円 人 千円 人 千円 人 千円 人 3 経営改革実施計画 1 組織運営面 ・自主財源の確保 ・スタッフの専門性の向上 ・ボランティア活動の機能強化 第1期改革の 2 事業面 成果 ・多文化共生社会の創出 ・市民参加が期待できる事業展開 ・学生のまち金沢のイメージアップにつながる国保助成事業の展開 1 組織運営面 ・経済状況が低迷する中で、自主財源をさらに拡充する必要がある。 ・事業面・管理面において、スタッフの専門性をさらに向上させなければならない。 ・財団の様々な事業でボランティアが活躍しているが、更にその機能強化を図る必要がある。 第1期改革の 2 事業面 課題 ・多文化共生社会の創出に向けた更なる活動が必要である。 ・財団の活動に市民が気軽に参加できるような仕組みが必要である。 ・昨今の世界経済の低迷もあり、留学生が経済面を気にすることなく学べるような施策が求められて いる。 ・今日、グローバル社会の到来により、世界の国や人との交流が益々盛んになり、個々人の生活さえ も、世界の多様な情報や文化と向き合っていかなければならない時代になってきている。 ・また、外国人市民も約4,600人と市人口の約1%を占めるに至っており、今後ますます増加していく 改革の基本的 ものと思われる。 方向性 ・こうした中、これら諸外国と金沢の特性を生かした多様な交流を促進すると共に、国籍や文化等の 異なる人々が、互いの違いを認め合い地域社会の一員として共に生きていくことが出来る社会の構築 を目指す。 1 行政や民間の国際交流関係団体と連携した効率的な運営 ・国際化施策の対象は広範囲に及ぶため、国、県、市の行政機関や、民間の国際交流団体が実施して いる施策や事業との棲み分け、連携・協力を適切に図り、効果的、効率的な運営に努める。 2 財団の活動を支える人材の確保、育成 ・財団の活動を支えてくれる市民ボランティアの活用をより一層進めると共に、金沢の国際化を様々 な分野で支えてくれる国際的人材の育成に努める。 経営目標 3 適正な運営資金の確保 ・将来的に持続可能な財団運営を図るため、国際交流基金や補助金、受託事業化など、財団運営資金 の望ましいあり方を再検討する。 ・公益財団法人としての性格を考慮しながらも、出来る限り受益者負担の導入を図ると共に、財団の 事業に対する賛同・協力者を広く募り、自主財源の確保に努める。 1 行政や民間の国際交流関係団体等と連携した効率的な運営 ・財団が取り組んでいる、国際理解、多文化共生、団体活動支援、情報サービスの各分野において、 棲み分け、連携協力を図りつつ、効果的、効率的な運営に努める。 〔国際理解分野〕 ・広く市民の国際理解を促進するため、国際交流まつりの開催や国際交流員の国際理解講座、小中学 校等への派遣授業等を充実させるほか、次の事項にも取り組む。 ①アジア諸国との交流促進 ・民間の国際交流団体と連携・協力し、アジア諸国との「パートナーシップ交流」を促進する。 ②短期外国語講座の充実 ・民間の語学教室や県の言語講座との棲み分けを図りつつ、国際交流員等による初級・入門の講座を 中心に市民の外国語習得のきっかけづくりを行う。 〔多文化共生分野〕 ・外国人市民が、地域において言語、文化、制度の壁を越え、日本人市民と変わらない暮らしが出来 るよう、モデル地区における「まちの日本語教室」や高校進学セミナー、留学生に対する国民健康保 険料の助成や生活ガイダンス、文化施設めぐり等を継続して実施するほか、次の事項にも取り組む。 ③地域の多文化共生まちづくり実施主体の移管 ・「まちの日本語教室」を、財団主体から財団ボランティアが主体の活動に移管し、より効率的な運 営に務める。 ④金沢大学との留学生に対する連携・協力 ・アジア諸国からの日本語が出来ない留学生が支障無く社会生活を送れるよう相互に支援、補完出来 る体制を構築する。 ⑤外国人市民に対する防災意識の充実 ・留学生に対する防災意識の啓発に努めるほか、留学生の安否確認等が大学と連携協力して行えるよ う、災害時相互応援に関する覚書の締結を目指す。 また、災害時における外国人市民の支援に向け、普段から言語ボランティアの確保等に努めるほ か、多言語支援センターの検討を進める。 〔団体活動支援分野〕 ・国際交流関係団体等とのより一層の連携を図るため、市内や北陸地域の国際交流団体との連絡会等 改革に向けた を通じて情報交換を図るほか、団体の活動支援の充実も図る。 取り組み ⑥民間の国際交流団体に対する活動支援の充実 ・国際交流団体が活用しやすいように助成制度の内容を再検討する。 〔情報サービス分野〕 ・国際交流に関する多種多様な情報を効果的、効率的に収集・発信するため、図書やDVD、CD等 の購入・貸出、機関誌の発行、財団ホームページによる情報の提供等に努めるほか、次の事項にも取 り組む。 ⑦本町交流スクエアの機能向上 ・財団の多文化イベントや国際交流団体の活動紹介パネル展などが効果的に開催できるよう機能の向 上を図る。 ⑧フェイスブックを活用した情報発信 ・国際交流関係団体のフェイスブックを活用して、財団のイベント情報や金沢の魅力を発信する。 2 財団の活動を支える人材の確保、育成 ①ボランティアの充実 ・財団の多様な活動を支えるため、各種ボランティアを随時募集し、その能力を有効に活用すると共 に、活動終了後も財団のよき理解者、サポーターとなるよう努める。 ②国際的人材の育成 ・大学等の高等教育機関の国際関係講座への講師派遣等を通して、様々な分野で国際的人材の育成を 図る。 ③市の窓口担当職員の資質向上 ・多文化共生に関係の深い窓口担当者を対象に、市の多文化共生の背景、現状、対応上の注意点等に ついて、実践的な研修を実施する。 3 適正な財団運営資金の確保 ①事業費財源の検討 ・国際交流基金や補助金、事業の受託事業化などについて、市と検討・協議を行う。 ②自主財源の確保 ・施策や事業については、当初から賛助金や寄付金、参加者負担金などの徴収が可能かどうかも十分 考慮して企画実施する。 成果指標 行 体 政 短期外国語講座数 と や 連 民 携 間 国際交流団体連絡会参加 し の 団体数 た 国 効 際 率 交 的 流 な 関 運 係 営 団 、 財 団 財団ボランティア累計数 の 成果指標 活 (実施計画の 市の窓口担当職員の研修 達成度を測る 保 動 回数 を ための指標) 支 及び 育 え 成 目標値等 る 人 材 の 確 適 正 な 財 団 運 営 資 金 の 確 保 補助金、基金取り崩し額 以外の自主財源の金額 計画策定時数値 (H23年度末) 計画目標値 (H28年度末) 現在数値 (H25年度末) 3講座6日間 4講座8日間 3講座5日間 85団体 100団体 88団体 53名 90名 89名 0回 5回 0回 461千円 700千円 360千円
© Copyright 2024 ExpyDoc