ハチドリ通信86号ファイルをダウンロード - 茅ケ崎市議会議員いとう素明

発行責任者:いとう素明 〒253-0086茅ヶ崎市浜之郷 283-2-305 Tel&Fax 0467(91)2014
メール ito.motoaki@jcom.zaq.ne.jp
市政報告
∼はちどりのつぶやき∼「記憶の性質」
2014年3月
年齢を重ねることに、記憶力が悪くなったと嘆く人は多いでしょう。それでも、
絶対に忘れてはいけないことは、記憶に刻み込まなくてはなりません。その対
処方法は、記憶を繰り返すことから始まります。ドイツの心理学者、ヘルマン・
エビングハウスは、何の脈絡もない言葉を覚えた場合、どのくらい記憶している
のか、若年層に向けて実験しました。結果は、実験の20分後には覚えたこと
の42%を忘れ、1時間後には56%、1日後には74%、1週間後には77%、1
カ月後には79%忘れてしまうというものでした。この結果から、若年層であって
も人は忘れる性質があるということです。大切な事柄も、繰り返し思い出すこと
で記憶に刻まれます。体力など、年齢を重ねることで衰える機能はあります。し
かし、記憶をはじめ、繰り返す努力を重ねることで、克服できる機能もあります。
主な新規事業
◎認定保育施設補助事業
◎幼稚園長時間預かり保育支援事業
(予算額 115,516千円)
(予算額 20,760千円)
認定保育施設に入所する児童の処遇向上
を図るための経費等を補助すると共に、一
定の基準を満たす認定保育施設に対し、運
営に要する経費の一部を補助し、待機児童
の解消を図ります。
待機児童解消加速化プランに基づき、待機
児童解消に向けた保育の量的拡大を図る
ため、11時間以上開園し、保育に欠ける
幼稚園児を対象とした長時間預かり保育
を行う私立幼稚園に対し、運営費及び長時
間預かり保育の実施にかかる施設整備の
一部を助成することにより、待機児童の解
消と保育環境の向上を促進します。
◎下寺尾遺跡群の保存整備
(予算額 10,421千円)
国から高い評価得ている下寺尾遺跡群(七
堂伽藍と高座郡衙及び周辺遺跡)の保存整
備を進め、後世に継承しながら広く公開活
用すると共に、地域資源として教育や観光
などを含めたまちづくりや人づくりに利
活用していきます。
◎地域包括支援センター設置事業
◎不育症治療費助成事業
(予算額 978千円)
医療保険の対象とならず、高額な治療費を
要する不育症について、治療に要する費用
の一部を助成することにより、不育に悩む
夫婦の経済的負担の軽減を図ります。
(予算額 239,776千円)
◎ちがさきエコネット事業
地域における高齢者の医療・介護・介護予
防・生活支援等の相談窓口の要となる地域
包括支援センターを平成26年10月よ
り鶴嶺東地区・南湖地区・松林地区に増設
し、自治会連合会と同一の12地区に拡充
することにより、身近な地域における相談
体制づくり及び地域包括ケアシステムの
機能強化を図ります。
(予算額 2,465千円)
◎自主防災組織育成事業
(予算額 5,918千円)
(予算額 24,601千円)
国内では、長野県佐久市との間で、佐久市
の豊かな自然を満喫し、親子で参加出来る
体験型の交流事業を実施します。また国外
では、ハワイ州ホノルル市との姉妹都市提
携を目指し、ホノルル市と調整を行うと共
に、双方の人的交流や、市内イベントにお
けるホノルル市のPR事業等を行います。
知角
大規模災害が発生しても、
その被害を最小
限に抑えるため、地域住民や自主防災組織
に対して、さらなる防災啓発活動に努め、
災害時に効果的な活動をできる組織を育
成することで、地域防災力の一層の強化を
図ります。
◎萩園地区産業系市街地整備事業
(予算額 0千円)
市北西部の萩園字上ノ前地区は、平成26
年度末に予定しているさがみ縦貫道路の
全面開通により、本市域において交通利便
性が極めて高い地域となることを予想し
て、立地のポテンシャルを充分に活かすた
め、産業系(工業・流通系)への土地利用
転換の促進及び良好な生活環境の形成を
図ります。
地球温暖化対策に関する情報が簡単に入
手でき、市民、事業者、行政が双方向で情
報のやり取りが出来るポータルサイトを、
平成27年4月からの運用をめざし、市民
活動団体の特性を活かした協働推進事業
を構築します。
いとう素明
平成26年第1回市議会定例会が2月24日∼3月24日までの2
9日間にわたり開会されました。今定例会では平成25年度の補正予
算︵7件︶のほか、新規条例︵3件︶、一部改正条例︵21件︶、その
他の議案︵14件︶
、報告︵8件︶が提出されています。
また、3月3日からは﹁茅ヶ崎市総合計画第2次実施計画﹂基づい
た各事業への予算編成について、※予算特別委員会を設置する中で、
平成26年度一般会計予算並びに特別会計予算︵国保・後期高齢・介
護・公共用地・下水道・病院︶に対して審議していきます。
主な重点事業
茅ヶ崎市議会議員
◎都市交流事業
※予算特別委員会の構成メンバーは交渉
会派(3名以上)の按分により委員を選出
し、委員長選出会派より1名の増員が与え
られ、計11名の委員で組織運営します。
平成26年度一般会計では、歳入の根幹である市税は、法人市民税約1億7000万円
増を見込んでいますが、市税全体では約700万円減の350億678万4000円とな
り、他の歳入では、地方交付税を23億円計上し、繰入金についても年度間の財源不均衡
を調整する財政調整基金を7億円計上したことで、一般会計予算額は前年度当初予算額と
比べ10%増の674億7000万円となりました。
また、特別会計では、国民健康保険事業特別会計が240億6700万円、後期高齢者
医療事業特別会計が27億4200万円、介護保険事業特別会計が129億8200万円、
公共用地先行取得事業特別会計が6億5927万8000円となるほか、公共下水道事業
会計が94億2944万3000円、病院事業会計が155億8892万4000円で特
別会計予算額としては、対前年度比約9.2%増の654億6864万5000円となり、
予算総額では、対前年度比9.6%増の1329億3864万5000円となりました。
神奈川県では、平成14年に
刑法犯認知件数が19万173
件を記録したことを受け、翌年
に﹁神奈川県犯罪のない安心・
安全まちづくり推進条例﹂を施
行し、県、県民、事業者等によ
る県民総ぐるみ運動を展開した
結果、平成22年には、9万3
369件まで減少しました。
ところが、ここ数年間を見る
と新たに振り込め詐欺やひった
くりといった犯罪が増加し、大
きな問題となっています。
一方で、これまでに数多く結
成された自主防犯活動団体で
は、参加者の高齢化、固定化な
ど様々な課題も出ています。
『街角マモル君』は高さ約1・5m。緊急時に
ボタンを押すと赤色灯とサイレンが作動し、周
囲に異常を知らせる。さらに備え付けの受話器
が110番につながり、県警本部と直接通話が
できます。また24時間稼動の防犯カメラも備
えています。
こうした現状を踏まえ、市民
の安全・安心な生活環境を守る
うえで長年にわたり交番設置の
要望を県に対して行ってきまし
たが、平成17年の湘南台東交
番を最後に県内での新設交番は
見送られ、今後においても警察
官の人員縮小等の理由により新
設は難しい状況下にあります。
そこで、あらたな対応策とし
て市内で3機目となる街角防犯
通報システム﹁街角マモル君﹂
をJR香川駅に設置されます。
これにより、交番の代替機能
として事故や事件などの緊急事
態が発生した際には警察への迅
速な連絡が可能となります。
平成14年に県立北陵高校敷
地内から大規模な建物跡の柱群
が発見され、後の調査の結果か
ら西暦700年前後に営まれた
高座郡衙︵律令時代の群の役所︶
と推定されました。
これらの大型遺構郡は、一般
的な集落遺跡では発見されるこ
とのないとても貴重なもので、
その重要性は全国的にも注目さ
れています。
ところが、校舎の老朽化に伴
い建て替えを計画していた県
は、遺跡と共存するための木造
現在 、茅ヶ 崎市が 所有し
ている公共建築物の多く
は、昭 和40 年代か ら50
年代の 人口急 増期に 建設さ
れてい るため 、学校 施設等
は老朽 化によ り大規 模な改
修時期を迎えています。
この 度、 老朽 対策 と長寿
命化を図るために﹁茅ヶ崎
市公共建築物中長期保全
計画﹂に基づき、学校施設
改修として、香川小学校南
棟西校舎、鶴嶺小学校南棟
校舎、小和田小学校南棟西
校舎の建て替え計画を発表した
ため、市議会としても校舎移転
の検討並びに遺跡の保存整備に
関する意見書を県知事へ提出す
るなどの対応を行いました。
ここにきて、市側が隣接する
市外への移転も検討する考えを
示したことから、双方の折り合
いが付き、平成26年度中には
移転先を含め、下寺尾遺跡群に
ついても国史跡に向けた地権者
への説明や文化庁並びに県との
協議を進めていきます。
※
尚、小和田公民館以外は約40日
間施設の利用が出来なくなりま
す。
契約期間:2014 年4月1日∼2015 年3月 31 日
予想効果額:約3000万円/年
予定売却電力量:5百 5 万2千 キロワッ
ト
住宅、商業や工業などが
調和した土地利用を誘導
していきます。
また、本市の将来都市
像は﹁湘南の快適都市﹂
であり、本地区を含む北
東部地域は﹁自然環境と
良好な住宅地が共生する
まち﹂を目指しているこ
とからも、活力とにぎわ
いを創出する都市拠点に
ふさわしい適切な土地利
用となるよう検討してい
く予定です。
茅ヶ 崎市で は、以 前から
環境事 業セン ターの ごみ処
理過程 で発生 する熱 エネル
ギーを利用して発電を行い
施設の 電力を 賄うと 共に、
余った 電力を 一般電 気事業
者へ売却してきました。
この 度、電 力小売 市場の
自由化 を踏ま え、特 定規模
電気事 業者︵ PPS ︶への
売却について検討を行な
い、よ り多く の財源 確保が
見込め る業者 に平成 26年
度の契 約更新 に合わ せて、
新たな 事業者 へ変更 するこ
とになりました。
しくない土地利用となる
ことが想定されることか
ら、本市のまちづくりへ
の理解を示された上で、
本地区の土地利用転換に
ついては、連携して行っ
ていく事になりました。
今後は、都市計画の基
本的方針を定める﹁ちが
さき都市マスタープラ
ン﹂へ辻堂駅西口周辺の
都市拠点整備に取り組む
施策に位置付け、藤沢市
域の湘南C X
-を踏まえ、
契約者名:サミットエナジー株式会社
校舎の3校で内装改修を
はじめとした、トイレ等
の整備が行われます。
◇松林公民館(8月初旬∼11月初旬)
◇小和田公民館(5月初旬∼6月下旬)
◇南湖公民館(5月初旬∼7月下旬)
また、これに合わせ市内
に あ る 全 て の公 民 館 で も 、
ト イ レ を 中 心と し た 施 設 改
修工事を進めていきます。
◇鶴嶺公民館(6月下旬∼9月下旬)
パ ナソ ニ ック 社は 昭和
7年 から 操 業を 開始 して
以来 、本 市 の発 展の 中で
市政 と様 々 な関 わり を持
ち、 工業 振 興分 野で は優
良な 業者 と して 多大 な貢
献を され て きま した が、
近年 の社 会 経済 状況 の変
化に より 、 平成 24 年3
月末に閉鎖されました。
こ うし た 状況 の中 で、
同工 場跡 地 をこ のま ま放
置す るこ と は、 辻堂 駅西
口周辺地区としてふさわ
◇香川公民館(5月初旬∼6月下旬)