事業所における労災事故防止 多くの荷物の仕分け作業を行うベースなどの事業所では、安全教育の徹底などにより、 安全に、安心して作業できる職場環境の実現、労災事故防止に取り組んでいます。 「危険な場所を知ろう」ーー 労災事故のない職場へ ヤマト運輸(株)では、労災事故のない安全な職場を 実現し、社員が安心して業務に励むことができるよう、 >>労災防止グッズの導入推進 安全衛生管理の向上に努めています。 大量の荷物を仕分けするベースでは、多くのロール >>「安全週間」における全社取り組み ボックスパレットが行き交います。作業時の労災防止を 目的として、ボックスが足にぶつかった時の衝撃を緩和 2007年7月に実施した「第3回レボリューションプ し、アキレス腱を保護する 「アキレスガード」 など労 ラン2007 安全週間」のスローガンは、 「危険な場所 災防止グッズを積極的に導入しています。 を知ろう」 。職場安全会議で、労災事故事例に基づいて 自店の危険な場所を洗い出し、 そこにシールを標示。またベー ス・センター構内には導線を標 示し、構内・事務所・車両を整 理整頓するなど、全社で労災事 故防止の徹底を図りました。 アキレスガード 「安全週間」ポスター 労災撲滅を目指して ヤマト運輸(株)函館ベース ヤマト運輸(株)函館ベースは、実効ある労 重点実施事項 災事故防止への取り組みを進め、労災事故撲 ・ アルバイト雇用時の教育強化 ・ 作業指揮者による不安全行動者への注意指導 ・ 日々の安全目標の設定 滅を目指しています。 ドライバーや内勤者も含め全員で、不 安全行為を見たら即注意する体制とし ていますが、今回、作業指揮者を明確 化しました。グループ長を含む11名 で交番を組み、腕章、ホイッスルを携 帯して、不安全行動者への指導を徹底 しています。 グループ長 北嶋 一夫 過去の労災事故発生事例をもとに危険箇所・ 危険行為を洗い出し、そのシーンを再現して 撮った写真を安全教育ツールとして活用して います。耳だけでなく、目から入る情報も合 わせると、説得力が倍増。特にアルバイト雇 用時の安全教育には有効でした。 グループ長 大村 篤志 危険箇所・危険行為を例示 した教育ツール 危険箇所にはボードを 掲示して注意を喚起 17
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