ヤマト運輸 メインターゲット 【コンセプト】 電話1本で集荷・1個でも家庭へ集荷・翌日配達・運賃は安くて明瞭・荷造りが簡単 当時、配送業では地域密着型で大 口荷物を扱う事がほとんど。 小口荷物 (個人向け) 大口荷物 (商業貨物) 小口荷物を取り扱う事は、ブルー オーシャンではあるものの、儲から ないという意識が強かった。 1971年当時の サービス事業社は1,2社 宅急便の生みの親、 小倉昌男 取り扱い数の推移 それまで業界の常識だった「小口 荷物は、集荷・配達に手間がかか り採算が合わない。小さな荷物を 何度も運ぶより、大口の荷物を一 度に運ぶ方が合理的で得」という 固定観念を無視し、個人向け宅配 市場に参入。 VS 【取り扱い荷物数実績】 [日本郵便] 1975年:1億7880万 2012年:3億8221万 [ヤマト運輸] 1975年:170万 2012年:14億8754万 ヤマト運輸:取り扱い荷物数の推移 ブルーオーシャン内での差別化 競合がほぼいない状態ではあるものの、1強とし て君臨する日本郵便に対抗するため。 ヤマト運輸 日本郵便 荷物受渡方法 電話一本で集荷 持ち込み 到着 翌日 早くて3日 料金 定額 荷物によってま ちまち ○全国規模の配達ネットワークの構築 ○セールスドライバー制度や独自トラック開発 ○情報システム導入 ヤマトの成功後、他の配送業者も真似をしようとしたが、首都 圏はすでにヤマトの独壇場であり、他の地域もすでにヤマトの 配達ネットワークが充実していたため勝負にならなかった。 利用者増加につながった要因 ○サービスは先、利益は後 ・まずは「人にとって必要になる」事を目指す。 ・配達ネットワークの充実 利用者の増加 取り扱い荷物数の増加 基本的な考え方 [1]需要者の立場になってものを考える [2]永続的・発展的システムとして捉える [3]他より優れ、かつ均一的なサービス を保つ [4]不特定多数の荷主または貨物を対象 とする [5]徹底した合理化を図る 今後の問題点・展開 [問題点]:ドライバー不足 アマゾンの業務を引き受けた事により、荷物量は増えたが、 その分ドライバーの負担が増えた。 ※佐川急便は2013年アマゾンとの取引を撤退 [展開]:海外展開 ○国内→海外、海外→国内での流通。 羽田クロノゲートの建設(2008年) ○海外の国内での流通ルートの充実 すでに台湾、上海、シンガポール、香港、 マレーシアには展開済み。 今後2019年を目標にアセアン諸国をカバーしてゆく。
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