ハーバード・ビジネス・スクール 日本リサーチ・センターの活動 組 織 学 会 2004年12月9日 ハーバード・ビジネス・スクール 日本リサーチ・センター 江 川 雅 子 グローバル・イニシアティブ 目的: 世界のビジネス・リーダーにとって重要な経営課題に関し て革新的でインパクトのある研究を行い、グローバルな 知を創造・発信する リサーチ・センター: 教員の研究・教材作成を支援 各国の企業・大学・政府との結びつきを強める 地域社会への貢献 HBSの教官は40ヶ国以上で活動 海外のリサーチ・センター Tokyo 2002 Paris 2001 Buenos Aires 2000 Mumbai 2005 Hong Kong 1998 日本リサーチ・センターの活動 沿革 2002年1月 活動開始 2002年9月 丸の内ビルディングに移転 2002年12月 開設記念講演会 (基調講演 Michael Porter) 活動内容 日本で国際的な活動を行う企業を対象とした研究及びケース・スタディ グローバルなビジネスの知の創造と発信 日本の企業・大学・政府との建設的な関係の構築 日本リサーチ・センターのHP: http://www.hbs.edu/global/japan-japanese.html HBS>Faculty & Research>Research Support>Global Support>Research Centers 研究プロジェクト 中国とインドへの直接投資 (G) 日本企業のコーポレート・ガバナンス 金融機関の海外進出 (G) FTA(自由貿易協定) 日本の株式市場における裁定取引 Survival of the Fittest (2003年刊) (G) グローバルな研究プロジェクトの一環 日本リサーチ・センターの活動の概要 来日者数 教員 のべ53名 (35名の教員) 教員以外のスタッフ のべ21名 (19名のスタッフ) ケース・プロジェクトの数 完成したケース 20 現在進行中のケース 13 これまでに完成したケース (例) NTTドコモ: iモードのマーケティング (マーケティング) オリックス: 日本におけるインセンティブ (人材マネジメント) キッコーマン: 消費者志向のイノベーション (マーケティング) セブン・イレブン (マーケティング) たゆまざる旭硝子の改革: EVAの導入 (ファイナンス) 中国を美しく: 資生堂と中国市場 (国際経営、経営史) 日産自動車株式会社 (2002年) (組織) 日本への投資 (ファイナンス) ピース・ウィンズ (NPO経営) 松井証券の変革 (組織、アントレプレナー) 三菱商事の改革 (国際経営、組織) ヤマト運輸: ネットワーク・サービスの評価と価格戦略 (戦略) 楽天 (IT戦略、アントレプレナー) 中国を美しく: 資生堂と中国市場 • Geoffrey Jones (経営史)は化粧品業界の国際化に 関する本を執筆中。ユニレバー、ロレアルなども取材 • 資生堂のケースは2年次の選択科目(資本主義の歴 史)の為に作成 • インタビューを日本及び中国(北京・上海)で実施 • 資生堂の中国市場での成功と今後の成長の課題に 焦点を当てる – 同社のAupres ブランドは9割のデパートでトップ・ シェア ヤマト運輸 • Tarun Khanna, Felix Oberholzer (戦略)が、 MBA1年次の必修科目(戦略)の為に作成 • Oberholzer は市場外の戦略についての研究をし ており、それに関する2年次の選択科目も開発中 • Buyer Value を学習させるのが目的 • 日本リサーチ・センターの提案により 実現した 日産自動車 • Mike Yoshino (組織、経営)、江川が、日産リバ イバル・プラン、クロス・ファンクショナル・チーム に焦点を当てたケースを作成。 • ゴーン社長のインタビューもビデオに収録 • MBA1年次の必修科目(組織行動)、上級管理職 向けプログラムで使用 • リーダーの役割、組織の変革に何が必要か、を 考えさせる ケース・メソッドへのコミットメント 教員育成のプログラム – Colloquium for Participants-Centered Learning (参加者中心の学習方法に関するコロキアム) ケースを使い易くする – 英文ケースの日本での販売を計画 – ケースの和訳、翻訳出版の計画
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