未来医療モデル開発寄附研究部門(Dept. of Lifestyle Medicine)

未来医療モデル開発寄附研究部門(Dept. of Lifestyle Medicine)
iPS 細胞~再生医療に注目が集まる現代。
次世代には予防医療の到来が予測されるも、画期的展開がない。それは臨床現場に
対応した技術革新がないことが一因。その原因は、企業や研究者目線だけで製品開
発がなされてきたことにある。特に、メタボ関連の開発には机上と臨床現場にかな
りのズレがある。
そこで、民間企業からの出資を基に創設されたのが “Lifestyle Medicine”。
当部門は、東北大学病院に専門外来として “メタボケア外来” を開設し、血管内皮
機能を切り口にした代謝疾患の予防診療を開始。糖尿病代謝学の専門医・指導医が
外来に専任。産学連携で健康増進医療の創生を目指す。
メタボリックケアに関する研究開発を3方面から新たに展開
● 医療機器・家庭用機器開発:新規効能から機器リフォーム・新製品化
● 医薬品・食品効能検証・開発:市販後調査から新ビジネスモデルを提案
● 医療用教材開発:医療コンテンツの提供・監修・制作支援
第一弾 メタボリックケア教材 「肥満症 ER」
これなら出来る!食事療法サポートプログラム
が(株)エーザイ を介して製品化
当寄附部門の HP で1部を配信中
http://www.lifestyle.trc.med.tohoku.ac.jp
東北大学病院メタボケア外来で体験可能
明日から、スリムボディに!!
「東北大学研究シーズ集(WEB 版)」の本年度上半期分(解析対象期間
2010 年 4 月 1 日~ 2010 年 9 月 30 日(6 カ月間))のアクセス解析レポートで
野々垣勝則教授のシーズが、アクセスランキング1位,2位、4位にランクイン!
寄附研究部門長・教授 野々垣勝則 医学博士
臨床専門:2型糖尿病、肥満症
日本糖尿病学会研修指導医・専門医、日本糖尿病協会療養指導医
日本内科学会総合内科専門医・認定医
Editor: Frontier in Bioscience (Managing Editor), Open Journal of Neuropsychopharmacology
研究略歴
30 代、米国カリフォルニア州サンフランシスコを拠点として、主に UCSF で内分泌・
代謝学、神経科学のラボで研究。「サイトカインと脂質代謝」~「セロトニン 5-HT2C
受容体と過食・肥満研究」で世界的評価を受ける。2004 年より東北大学大学院医学系
研究科・菅村研究科長の COE プログラムに独立フェローとして参与、岡 芳知教授の
講座で食欲調節の研究と肥満外来を担当。 2008 年より現職
活動状況
一般向け講演会
・2010 年 10 月 31 日 北海道旭川市旭川グランドホテル
~間違いだらけのダイエット~「健康体重のための最新食事療法」
・2010 年 11 月 20 日 愛知県一宮市真清田神社参集殿
全国糖尿病週間講演会 (演題「糖尿病治療薬の進歩」、「肥満予防の食事療法」)
記事掲載
第3回日本肥満症治療学会ワークショップ演題 ,「外来診療における肥満症治療の
イノベーション」の内容が Medical Tribune 11 月 4 日号に掲載予定
憂うつ時食欲不変型肥満,夕食遅延習慣型肥満にはフォーミュラ食療法が奏効