Column01 | From Editor Building lifestyle around Ferrari そのタイトルに込めた決意 今号よりSCUDERIAはマイナーチェンジ。 変わったこと、 そしてブレないこと。各ページに込めた編集者の想いをお伝えしたい。 前 号の予告で " 次号、SCUDERIA で何かが起きる " と リが持つ世界への憧れや共感をもっともっと抱いて欲しい。本 書かせて頂き、そして予告どおり今号ではマイナー 誌を手にすることで、もっともっともっと幸せになって頂きた チェンジ敢行した……ということもあり、今号は僭 い……。それが現在、私が抱いている嘘偽りのない想いだ。 越ながら私のコラムからスタートする。 ということで本誌価格を消費増税前の状態に戻すことで(些 赤い地色にシルバーのロゴ。赤い色味にこそ変化はあるが、そ 少ながら)実質値下げとし、刊行形態を増刊からムックに変更 れを組み合わせた表紙は創刊当初から変わることなく続いてい し……と書いてもわかりにくいが、書店さんに置いて頂く期間 る。もちろんフェラーリを愛する方々に向けた、フェラーリを愛 が長くして頂くことで皆さんが手に入れやすいようにし、記事 するスタッフの手によるフェラーリ・ワンメイクマガジンという の順番をカテゴリーごとにしてわかりやすくするなどの具体的 立ち位置もブレることがない。ではいったい何を"マイチェン"し 変更も加えさせて頂いた。そして、表紙。 たのかといえば、表紙ロゴに下に入れた英文の変更にその想いが なぜ熊川哲也さんと F12tdf の写真としたか。その理由はこ 込められている。 こでは敢えて書かない。しかしひとつだけ書いておくならば、 Building lifestyle around Ferrari それは著名人だからなどという、ミーハー的観点では断じてな これが新しいキーワードだ。読んで字の如く、"フェラーリ周 いということだ。それは長文ながら、次ページからのインタビ 辺のライフスタイルを作り上げる" という意味である。実は ューを読み終えた時にご納得頂けると信じている。 Ferrari, and Lifestyle around the Ferrari. 出版人になって来年 4 月でちょうど20年。この取り組みは私 というのが最初に考 の集大成だと思っている。どうぞご期待頂きつつ、 えたタイトルで、つ どうかアツきご声援を賜れば幸い。 まりは " フェラーリ とフェラーリ周辺の ライフスタイルを取 り上げる " ことを、よ り明確にしたかった のである。確かに以 前より目次と次号予 告のページには英文のサマリーで、" 半径 10m 以内にあるライフスタイルを取り上げる " と書 いてあるから、これは言ってみれば決意表明み たいなものだ。その意図を以前からお世話にな っている翻訳家の相原俊樹さんに伝え、ネイテ ィブスピーカーの方にさらにチェックして頂 き、出来上がったのが上記タイトルである。 現在フェラーリを所有する、あるいはフェラ ーリに関わっている人々のライフスタイル、言い換えるならば その"人生"をもっとクローズアップしていくことで、フェラー 文●平井大介 text by Daisuke Hirai 写真●フェラーリ photographs by Ferrari S.p.A. QA//2]N..5amjskl,glbb5 7 /4-.4-0/.822
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