特集●子どもたちみんなが笑顔で暮らせるまちに! (平成25年度「児童虐待防止推進月間」標語) 児 童 虐 待 問 題 は 、 社 会 全 体 で 解 決 す べ き 重 要 な 課 題 で す 。 厚 生 労 働 省 で は 、 毎 年 月を﹁児 童虐待防止推進月間﹂と定め、児童虐待問題に対する社会的関心の喚起を図っています。 など 歳 未 満︶ 人 てきた面がうかがえます。 ︵約 割︶ で、特に 虐待するのは主に実父母 日 常 的 に 子 ど も に 関 わ る 実 母 は 約 割 を 占 め、 母 親 が 悩 み、孤 立 す る ケ ー ス が 増 え て い る よ うです。 虐待には、どんな対応をするの? 緊急度や重要度、調査方針を検討し、家庭 訪 問 な ど で、子 ど も の 安 全 を 確 認 し ま す。保 護 者 に 拒 否 さ れ た と き は、セ ン タ ー へ の 出 頭 を 要 求 し ま す。保 護 者 と 子 ど も の 面 接・調 査 人あたり ・ 件 で、こ れ は 全 国 き は、一 時 保 護 を 行 い ま す。保 護 者 と 子 ど も の 援 助 方 針 を 決 定 し、在 宅 支 援 や 施 設 入 所、 虐待問題への対応は、保護者が周囲の支援 を 受 け 入 れ て、適 切 な 子 育 て を 身 に つ け、子 里親委託などを行います。 する認識が高まっ ど も が 安 心 し て 生 活 で き る 環 境 に な っ て、よ れは児童虐待に対 て き た こ と の ほ か、 親戚・友人・近隣・関係機関 どんなことが虐待なの? 幅広い支援に取り組んでいます! 市では、児童虐待の防止・早期発見のため に、育 児 不 安 の 緩 和 や 育 児 負 担 の 軽 減 に 対 応 し た 子 育 て 支 援 に 取 り 組 ん で い ま す。ま た、 そ の 家 庭 が 抱 え る さ ま ざ ま な 問 題 に、多 面 的 な 関 わ り が で き る よ う、市 の 家 庭 児 童 相 談 室、 県 の 子 ど も 家 庭 相 談 セ ン タ ー、福 祉 や 保 健、 医 療、教 育 等 の 関 係 機 関 で 構 成 す る﹁要 保 護 児童対策地域協議会﹂を設置しています。 定められています。 もしかすると ・・・ 発見したときは通告する義務がある﹂と は虐待を受けている疑いのある子どもを ださい。﹁児童虐待防止法﹂には、﹁国民 虐 待 に 気 づ い た ら、市 役 所︵子 ど も 家 庭 課︶か、次 の 機 関 に 通 告︵連 絡︶し て く 地域のつながりを深めて、隣近所が声かけ できる関係が虐待の防止になると思います。 から声かけをしてあげてください。 育 て に 関 心 を 持 ち、日 頃 の た め に、一 人 一 人 が 子 止・早 期 発 見・早 期 対 応 で も あ り ま す。未 然 防 児童虐待は子どもだけ で な く、保 護 者 の S O S 私たちにできることは? 〝通告〟 は、子どもと保護者の両方を救います うやく解決の道を歩み出します。 保護者が虐待を受けた経験 ②家庭内のストレス かっとう ません。 待の解決にはなり け で は、決 し て 虐 保護者を責めるだ で い る 場 合 が 多 く、 抱 え 込 み、苦 し ん み・葛 藤 を 一 人 で 子育てや家庭の悩 虐待をしてしま う 保 護 者 の 多 く は、 に応えない行動など 障害や性格などによる育てにくさ、親の期待 ④ 保 護 者 か ら み た 子 ど も の 問 題 発 達 の 問 題、 などと社会的なつながりがないなど ③社会的孤立 職で生活基盤が不安定など 暴力、育児に対する負担感や不安、転居や転 経 済 的 困 窮、配 偶 者 の 育 能 力 の 問 題、過 度 の 攻 撃 性・衝 動 性 が あ る 情をもてない、精神的不安定、薬物依存、養 がある、望まない妊娠、生まれた子どもに愛 ①保護者の事情 次の つの背景・要因が重なると、虐待が 発生する可能性があると言われています。 児童虐待の要因、 背景には どんなものがあるの? 子育てが孤立化し 割増えています。こ センターへの通 告も前年度より を 行 い、緊 急 に 子 ど も の 安 全 確 保 が 必 要 な と 口 ども ︵ から ・ %増︶ 、子 4270 件 ︵前 年 度 られた相談件数は に県と市町に寄せ て い ま す。昨 年 度 児童虐待の相談 件 数 は、年 々 増 え 児童虐待は増えているの? 身近に起こっている、児童虐待の現状を知ろう 県 内 カ 所 の 児 童 相 談 所 の う ち、﹁中 央 子 ど も 家 庭 相 談 セ ン タ ー﹂所 長 の 西 村 晃 平 さ ん に、 県内での児童虐待の現状と課題、児童虐待防止に向けてなどを聞きました。 11 的には高い数字です。 1 69 18 2013年11月 1 日 2013年11 2013年 11月 月1日 子どもへの性的行為、性的 子 ど も へ の 暴 言 に よ る 脅 し、無 視、 行為を見せる、性器を触る・ 兄弟姉妹間での差別的扱い、子ども 触らせる、ポルノグラフィ の前で家族に対して暴力をふるう (ド 性 的 虐 待 心理的虐待 の被写体にするなど、子ど メスティックバイオレンス:DV)など、 もにわいせつな行為をする 子どもに著しい心的外傷を与えるよ こと・させること うな行為 市家庭児童相談室 (☎561-2460、 561-2480) 県中央子ども家庭相談センター (☎562-1121、 565-7235) 虐待ホットライン〔24時間対応〕 (☎・562-8996) 児童相談所全国共通ダイヤル (☎0570-064-000) 子どものための電話相談ダイヤル (☎0570-078310) ※地域の民生委員児童委員も、相談・ 連絡を受け付けています 18 7 100 (年度) H24 H22 H23 H21 H20 0 36% 9 【保護者】 【子ども】 子どもによく怒鳴る 泣き叫ぶ声を長期間、頻繁 小さい子どもを家に置いて、 に聞く よく外出している 不 自 然 な あ ざ、打 撲、や け 子どもの養育に拒否的、無 どなどがある 関心 表情が乏しく活気がない 子どもにかんしゃくをおこ 衣類や身体が極端に不潔 すことが多い ひどく落ち着きがなく、乱暴、 子どものケガや欠席につい 情緒不安定 て不自然な説明をする 食事に異常な執着を示す 子どもの体調が悪くても、 夜遅くまで外にいる 医者に診せようとしない 理由もなく、保育園や学校 地域や親族などと交流がな を休みがちである く孤立している 100 ネグレクト H19 24% 8 ▶問合せ 子ども家庭課( 1 階、☎561-2373、561-2480) 【滋賀県中央子ども家庭相談センター】大津市、草津市、守山市、栗東市、甲賀市、野洲市、湖南市、高島市 の地域を所管。主に児童福祉、児童虐待などの相談・支援、DV など女性の相談・支援を実施 9 家 に 閉 じ 込 め る、食 事 を 与 え な い、 殴 る、蹴 る、投 げ る、激 し 不潔にする、重い病気になっても病 く揺さぶる、やけどを負わ 院に連れて行かない、子どもの心身 身体的虐待 せる、溺れさせるなど、子 ネグレクト の正常な発育を妨げるような著しい どもの体に外傷が生じる恐 減食、長時間の放置、保護者以外の れのある暴行 同居人の虐待の放置など、保護者と しての監護を著しく怠ること 匿名でもできます。秘密は守ります。 子どもの安全を第一に考えます。 虐待のサインを見逃さないで! 200 38% 245 心理的虐待 265 300 身体的虐待 7 2 370 316 2% 329 371 (件) 400 性的虐待 ■草津市の児童虐待相談件数 ■虐待の種類(H24)
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