教育同人社 「計算ドリルノート」 活用実践例 筆算の書き方,式の書き方の定着のために 東京都 4年生担任 はじめに る。また,ドリルに直接やってもいいのだが,く 4年生の学習では,かけ算やわり算の位数が多 そこで,計算ドリルノートを使用することで角度 くなり,ノートにうまく書けなくなったり,混乱 や表やグラフをきれいに書くことができる。小数 したりする児童が増えてくる。また,角度や表や では,長さのどの部分にあたるのかを表すときに グラフも多くなる。 ノートの書き方がばらばらになってしまったが, どの分野においても大事になってくるので,自 計算ドリルノートを使用することで全員が統一し 分がわからなくならないためのノート作りが重要 た大きさのもので表すことができる。 となってくる。児童が後から見て,正誤に気がつ ●復習 りかえし学習することができなくなってしまう。 けるようにしていく工夫が必要である。 活用 ドリルノートにはあいているスペースが ●かけ算・わり算の筆算 あるため,時間がある児童は,間違えた問題をも 活用 マスに合わせて書くことができ,宿題に う一度やりなおすことができたり,復習のページ したときに,書き方に大きなずれが生じない。ま として使ったりすることができる。 説明 ドリルノートをすすめていくと空いてい た,間違いにすぐ気づくことができる。 説明 計算ノートは,はじめの①にある程度ま る箇所がある。そこは, 自分が学習してきた中で, で,ノートの書き方が記されている。その通りに つまずいた問題をもう一度やり直すことができ 進んでいけば,計算間違いをしない限り,記入の る。普通のノートにやり直しをすると授業のノー ミスで間違いは生じない。また,②~は①のもの トと混ざってしまい,わかりづらくなってしま を中心に考えていき,当てはめてノートに練習す う。また,問題間違いがなくても,時間があると ることができる。また,1ページを二分割にする きに,前時にやったことや,前単元でやったこと 線があるため順番をばらばらにする児童がいない の復習をすること ので,きれいなノート作りができるので,宿題に ができるので,無 だしても,あとから見るときにとても有効的であ 駄なく学習するこ る。児童によってのバラツキが減るのでドリル とができる。また, ノートの良さが現れる。 問題番号の下には ●角度や表やグラフ チェックする欄も 活用 わざわざノートに表やグラフを写さなく あり,間違いを一 てもいいので,授業中にやるにも時間がかからず 目で見ることがで に使えるので,授業のはじめの復習や終わりのま きるので児童たち とめで利用することができる。 も確かめやすいと 好評である。 説明 角度の問題や折れ線グラフを書く問題で はノートに写すところからはじめたり,教師が事 前にコピーをして用紙を準備したりする必要があ …1… ▼間違えたところをもう一度やり直す例
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