こちら資料 - 日本玩具協会

平 成 28 年 3 月 30 日
ST マーク使 用 許 諾 契 約 者 各 位
一般社団法人 日本玩具協会
風 船 に取 り付 けられているマウスピースの引 張 試 験 について
ST基 準 は、風 船 (主 にジェット風 船 、ロケット風 船 など)に取 り付 けられている分 離 不 可
能 なマウスピース(吹 口 )について、トルク試 験 、引 張 試 験 を行 った後 、小 部 品 に該 当 す
るいかなる物 体 も放 出 してはならないと規 定 しています。
(ST基 準 第 1部 4.22項 「口 で操 作 する玩 具 」 d))
今 般 、ST基 準 判 定 会 議 で審 議 し、当 該 マウスピースに対 する引 張 試 験 の実 施 方 法 に
ついて、下 記 を確 認 しましたので通 知 致 します。
記
「風 船 に取 り付 けられている分 離 不 可 能 なマウスピース」の引 張 試 験 の実 施 方 法 は、下
記 ①②の手 順 を踏 むものとする。
① 原 則 として、風 船 の「中 間 地 点 」を掴 んで引 張 試 験 を行 う。
マウスピース(吹 口 )が外 れた場 合 、又 は、風 船 が破 断 して小 部 品 になる場 合 は
不 適 合 とする。
上 記 のような結 果 が生 じなかった場 合 は、更 に別 の検 体 を用 いて下 記 ②の試
験 を行 い、基 準 への適 合 性 を確 認 するものとする。
②風 船 の「吹 口 の近 く」を掴 んで引 張 試 験 を行 う。
吹 口 が外 れた場 合 は不 適 合 とする。
風 船 は破 断 したが、吹 口 が外 れない場 合 は4.22項 d)に適 合 すると判 断 する。
(但 し、風 船 が破 断 する場 合 は、ゴムの厚 みにバラつきがあると思 われるので、
メーカーサイドのリスクアセスメントとして、自 社 の責 任 でゴムの平 均 肉 厚 を計
測 し、品 質 管 理 を図 ることが望 ましい。)
(注 ) 当 該 商 品 について適 当 と考 えられるときには、検 査 機 関 の判 断 により、上 記 ①②
の試 験 の順 番 を逆 転 させ、その結 果 を踏 まえて試 験 の二 度 手 間 を省 くことが認
められる。
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【参 考 】 玩 具 安 全 基 準 書 ST-2016第 1部
4.22 口 で操 作 する玩 具
口 で操 作 する玩 具 は、次 の要 求 事 項 に適 合 すること。
a) 口 で操 作 する玩 具 及 び口 で操 作 する玩 具 に付 いた取 外 し可 能
なマウスピースは、5.2(小 部 品 試 験 )に従 って試 験 したときに、小
部 品 円 筒 内 に完 全 に収 まってはならない。
b) 口 で 操 作 す る 玩 具 に 付 い た 分 離 不 可 能 な マ ウ ス ピ ー ス は 、
5.22.5(トルク試 験 )及 び 5.22.6.1(引 張 試 験 - 一 般 )に従 って
試 験 したときに取 り外 せた場 合 、5.2(小 部 品 試 験 )に従 って試 験
したときに、小 部 品 円 筒 内 に完 全 に収 まってはならない。
c) ホ イッ スルの 中 の 球 体 又 は 鳴 り 物 の 中 の リ ー ド など 、 遊 離 し た 部
品 を含 む 口 で操 作 する 玩 具 は、 5.18(口 で操 作 する 玩 具 の 耐 久
性 )に従 って試 験 したときに、5.2(小 部 品 試 験 )に従 って試 験 した
とき小 部 品 円 筒 内 に 完 全 に 収 まってしまうい かなる物 体 も 放 出 し
てはならない。
d) 風 船 に取 り付 けられている取 外 し可 能 なマウスピース、又 は分 離
不 可 能 なマウスピースは、4.22 a)及 び 4.22 b)の要 求 事 項 に適 合
すること。(4.5.6 も参 照 )
【問 合 せ先 】
何 かございましたら、当 協 会 事 務 局 (山 口 ・中 田 ・小 林 ℡03-3829-2513)までお問 合
せ下 さい。
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