第15号 - 天寿酒造

●場所 天寿酒造㈱・矢島駅前(鳥海山麓線)
●日時 平成14年5月3日(金) AM10:00~PM4:00
●参加無料
★お申し込み・お問い合わせ先 (事務局)天寿酒造株式会社 TEL 0184-55-3165
◎2月の「酒蔵開放」で封印した【雪室氷温熟成純米生酒】(写真右下)をその
代表取締役社長
店。
http://www.tenju.co.jp/ibento/iventflam.htm
★メールマガジン(天寿情報)希望の方は、e-Mailで
◆◆◆ 試飲会の活動 ◆◆◆
4月 日(木)赤坂プリンスホテルクリ
スタルパレスで恒例の日本吟醸酒協会「春
の吟醸酒メッセ」を開催します。鑑評会出品
酒をはじめとした、大吟醸酒・純米吟醸酒を
持 寄 り皆 様 のご 来場 を お待 ち して お りま
す。(有料・要予約)
お問い合わせ先
日本吟醸酒協会
TEL 03(3378)1231
吟醸酒協会のホームページ
◆◆◆ 天寿の飲める店◆◆◆
釜飯と串焼【とりでん】
都内・神奈川にて 店舗を有する釜飯と
串焼「とりでん」で天寿「純米酒」がご賞味
いただけます。明るくゆったりした店内で、
香ばしく焼きあがった串焼は天寿「純米酒」
とも相性が抜群です。お酒の後の釜飯も絶
品の妙。お腹をペコペコにして行きましょ
う。詳しくは、【とりでん】ホームページを
ご覧下さい。
◆◆◆ 天寿を楽しむ会◆◆◆
★蔵元通信(2ヶ月に1度奇数月に発行)希望の方はご連
絡下さい。無料
た 皆 様 に 心 か ら 御 礼 申 し 上 げ ま す。
又、今年は更に多くのボランティアの
皆様にご協力頂きました。本当にあり
がとうございました。
しかし、反省点が多々ありました。
事 前 に お 申 し込 み 頂 いた の は 三 〇 〇
名弱で人数の予測が付けられず、更に
お昼直前にお客様が集中した為、蔵内
が満員状態になり、ご案内した食べ物
も 昨 年 よ り 随分 増 や しま し た が す べ
て品切れしてしまいました。楽しみに
して来て頂いたお客様には、誠に申し
訳なくお詫び申し上げます。冬場の事
で外も使えず、限られたスペースと人
数での運営ですので、今後の解決策に
苦慮しているところでございます。社
員一同、皆様からのアドバイスを切望
しております。是非ご意見をお寄せ下
さい。
3月 日(水)午後6時より東京プリ
ンスホテル「和食 清水」で天寿と喜楽長
を楽しむ酒楽活菜を開催します。石川料理
長が、旬の素材にこだわった料理とお酒で
会費1万円です。 日は、弊社社長が出
席します。
東京プリンスホテル 「和食 清水」
TEL 03(3432)1111
27
720ML
ホームページでイベント案内を開始致しました。是非ご覧下さい。
一,三〇〇円 ︵税別︶
大井建史
◎ 今年も、「矢島駅前活性化実行委員会」会員 の皆さんが出
18
27
雪室氷温熟成純米生酒
場で壜詰・発売致します。
聞こえますか?
酒蔵の思い
月号(4月中発刊予定)や、ホームページでご案内致しますので、楽しみにお待ち下さい。
メールマガジンでタイムリーな情報も発信いたしておりますので、ご希望の方はメールでご
連絡ください。
こしき
◎ 今年のゲストは、「蔵元通信」5月号で発表致します。
酒 蔵 の 手 造 りイ メ ー ジに さ れ る の は
尤もの事とは思いますが、すべて自動
化され、プログラムとセンサーにまか
せきりで醸造し、搾られるのでは無い
のです。機械のセンサー任せになった
ら 造 り 酒 屋 はそ れ で 終わ り だ と 私 は
思います。今、手造りの最も重要な事
は職人が目で見、香りを嗅ぎ、手で触
り、口で味わう等の五感︵センサー︶
を十分に働かせる事なのです。
それが肉体労働で疲れ果て、一本一本
の 酒 母 や も ろみ の 状 態を 見 る 事 が お
ろ そ か に な る様 で は とん で も あ り ま
せんし、蔵人の労働環境としても良く
ありません︵毎日2トンの蒸米を掘っ
た り、そ の 蒸 米 を キ ロ 位 に 小 分 け
に し て 肩 に 担い で 何 回も 運 ぶ 事 が 貴
方 の 毎 日 の 仕事 だ と した ら ど う で す
か?物 を 上 げ た り 下 げ た り 運 ん だ り
の肉体労働は、出来るだけ機械化して
行 く 努 力 を する の も 蔵元 の 仕 事 だ と
私は考えております。︶
町 の 河 川 工事 の 為 に弊社 に は 土 蔵
が 残 っ て お ら ず、 古 さ は あ り ま せ ん
が、蔵にご訪問頂いた際に少し耳を澄
ませてくだされば、天寿の酒蔵の﹁思
い﹂をお伝え出来るものと思います。
そんな私共の﹁思い﹂をお伝えし、
皆 様 に 天 寿 の酒 蔵 に さら に 親 し み を
感じて頂きたく、今年も二月九日に酒
蔵開放をさせて頂きました。お蔭様で
一,三〇〇名を超えるお客様をお迎え
する事が出来ました。ご参加頂きまし
ご意見、ご感想をおきかせください。
14
m
o
c
.
n
e
d
i
r
o
t
.
w
w
w
/
/
:
p
t
t
H
TEL 0184-55-3165
FAX 0184-55-3167
/
o
j
n
i
g
n
/
p
j
.
e
n
.
e
m
o
h
.
m
o
c
j
.
s
r
e
b
m
e
m
/
/
:
p
t
t
h
天寿酒造株式会社
★蔵見学希望の方は、準備等の都合がございますので事
前にご連絡下さい。
日本酒についてもっと知りたい方、天寿についての情報
を知りたい方、ご連絡をお待ちしております。
●E-メールアドレス ・・・・・・ [email protected]
●ホームページアドレス・・・・http://www.tenju.co.jp
●フリーダイヤル ・・・・・・・・0120-50-3165
●F A X ・・・・・・・・・・ 0184-55-3167
予想以上に混雑した玄関入口
今年も、「矢島駅前活性化実行委員会」による、地域共創イベント「やしま駅の市、酒蔵
の市」をゴールデンウィークの5月3日に開催致します。詳しいイ内容は、「蔵元通信」5
今年の 甑 倒し︵蒸米の終了=仕込
みの終了︶は三月十四日です。お蔭様
で こ こ ま で 様々 な 新 しい 取 り 組 み を
し な が ら も 無事 に 過 ごす 事 が 出 来 ま
した。今年の最重点の取り組みは、麹
の 造 り 方 を 原点 に 帰 って や り 直 し た
事です。結果は上々で、酵素力価も予
想以上で良い酒となり、呑み切りの結
果を楽しみにしているところです。更
に、新しい仕込みの純米と本醸造を仕
上 げ ま し た の で、 ど う ぞ ご 期 待 下 さ
い。
この造り期間中にも、同業者・流通
業・飲食業・一般と沢山の方々が酒蔵
の見学に来られました。私共も天寿の
酒造りをご理解頂く為、心を込めて説
明させて頂きました。その中で気にな
り ま し た の が、ベ ル ト コ ン ベ ア ー や
ホースを見て﹁随分機械化されてます
ね﹂とおっしゃる一般の方が、意外に
多かった事です。良く聞いてみますと
﹁手造りの酒屋﹂のイメージは藍染め
の半天と前掛けをした蔵人が、甑から
蒸米を掘り出し、その蒸米を木桶に入
れ、肩に担いで走って運ばなければな
ら な い 様 で す。大 手 の メ ー カ ー が イ
メージ戦略でお使いの映像を、小さい
30
第3回 やしま駅の市・酒蔵の市
秋田県由利郡矢島町城内字八森下117
蔵元通信
2002年3月号
第15号
ゴールデンウィークにイベント開催!!
〒015-0411
製造課 佐藤俊二
米 に 仕 上 げ る 場 所 で あ り 、蔵 の 仕 事 の
中 心 で す。ここ での 責 任者 が 釜 師︵か
まや︶です。
酒 造 り の 極 意 と し て、﹁一、麹、
二、も と︵酒 母︶三、造 り﹂と い う 言
葉が有名で すが、高名な 杜氏さん達 が
揃 っ て 口 に す る 極 意 は﹁一、蒸 し、
二、蒸 し、三、蒸 し﹂と い う 言 葉 で
す。前 述 の 極 意 を 達 成 す る た め に は 何
を 於い ても良 い蒸し 米を 得るこ とが絶
対条件である事を指しています。
釜師は最 良の蒸し 米を 得る為、手早
く 米 粒 に 付 着 し た 糠 分 を 洗 い 取 り、ど
の 位白 米に吸 水させ るか を推し 量りま
す。酒 造 好 適 米 程、又、高 度 に 精 米 さ
れ る 程、吸 水し 易 く、浸漬 時 間が 短 縮
されます。特に 大吟醸用 の白米を洗 米
するときは秒単位での処理となりま
す。そ し て、仕 込 一 本 の 原 料 米 は 非 常
に 高 価 な の で、 毎 回 が 失 敗 の 出 来 な い
真剣勝負となるのです。
こう して適 度に吸 水さ せた白 米を蒸
し 上 げ、出 来映 えを 手 で握 り、或 い は
指で押し伸 ばしながら、蒸し米の弾 力
や 米粒 が均一 に広が り粒 が残ら ないよ
う に 確 認 し、わ ず か な 差 違 を 見 き わ
め、翌 日 の 蒸 し 米 へ と フ ィ ー ド バ ッ ク
されるのです。
精米師︵こめや︶から釜師︵かまや︶へ
精 米 に よ って 磨 か れた白 米 は 通 常
2 週 間 程、紙 袋 に 入 れ た ま ま 白 米 置
き 場 で 静 置 さ れ ま す。こ れ は、精 米
工 程 で 摩 擦 熱に よ り 米粒 の 品 温 が 上
昇 し 水 分 が 蒸 散 さ れ、 表 層 部 と 内 部
に 水 分 含 量 の ム ラ が 生 じ る 為、品 温
を 下 げ、米 粒 内 の 水 分 が 均 衡 す る ま
で 待 つ の が 目 的 で す。︵こ の 事 を 白
米 の 枯 ら し と 呼 ん で い ま す︶枯 ら し
を 行 わ ず に 水洗 い を する と 表 層 側 が
過 吸 水 し、白 米 が 割 れ て し ま い 軟 弱
な 蒸 し 米 に な っ て し ま い ま す。こ れ
は 通 常 我 々 が食 す る 飯米 に も あ て は
ま り ま す。巷 で は 新 米、擦 き た て の
お 米 が 美 味 し い と さ れ て い ま す が、
軟 ら か す ぎ て炊 き 方 が難 し い と 思 っ
た経験はありませんか?
そ し て、適 度 に 枯 ら し た 白 米 が 精
米師から釜師へと引き継がれます。
釜 場 は 白 米を 酒 造 りに適 し た 蒸 し
新酒
「
ジャージー牛乳発泡酒 ミルシュ
槽師(せんどう)
」
農林水産大臣賞受賞
~
6.0
0.3
6本セット 3,000円
」
セット
3本セット 1,500円
白米
雪室 氷 温熟 成 純米
生 酒 は、只 今 雪 の
中で静かに熟成中
で す。5 月 の﹁や
し ま 駅 の 市・酒 蔵
の 市﹂で 販 売 開 始
い た し ま す。乞 う
ご期待。
度/
1本 450円
(
かまや)
蔵人の紹介
釜師 佐藤 直千代 (さとう なおちよ)
昭和 年生 昭和 年入蔵以来一
貫 して釜 を担 当。掘 り出 した蒸 し米 で
「
ヒネ リモチ」
を造 り、出 来 具 合 を確 か
め、微妙な硬軟を見分ける。
酒造技能士一級 矢島町
入 蔵 前、航 空自 衛 隊 に所 属。特 技 の
卓 球 は航 空 自 衛 隊 千 歳 大 会で優 勝 す
る程の腕前。蔵での機敏な動作はこの時
に培 われたと思 われる。出 身 は隣 町 の
由利町であるが柔和な性格を見初めら
れ佐 藤家 に婿 入り。この事 が天 寿 酒造
入社のきっかけになる。
釜師のコメント
酒造りは一つひとつの行程が最高の状
態で次 行 程 へと渡す 事 が出 来るよう に
す る事 が重 要 だ。常 に次 の人 が最 善 を
尽 くせる様に思いや る酒造 りはチー ム
ワークに尽きる。
大吟醸しぼりたて
にごり生酒﹃鳥海﹄のご案内
天寿の 酒蔵では大吟醸酒も搾り終わ
り、社内ではそ の出来映 えに安堵感 や
達成感がひろがっています。
さ て、昨 年に 引き 続 き、大 吟 醸し ぼ
り た て にご り生 酒﹃鳥 海﹄を 限 定発 売
さ せ て いた だき ま す。今年 も、う す に
ご り で の 出 荷 と な り ま す 。ど う ぞ こ の
機会に日本酒の旬の味をご賞味下さ
い。
尚、数 量 限 定 で ご ざ い ま す の で、勝
手ではございますがご注文は先着順と
させて頂きます。
限定300本
2.850円(税別)
●酸
300ml
● アミノ酸/ ~
● アルコール分/7%未満
● 原 材 料/ 牛乳 (ジャージー牛乳)
※お求め方法
720ml
お近くの天寿取扱店又は、天寿酒造へ
お申し込みください。
大吟醸しぼりたて
にごり生酒「鳥海」
仕込み水
もろみ
53
3月20日発売
もろみ師(もろみや)
平 成 年 度 優 良 ふ る さ と 食 品コ
ンク ー ルの国産 畜 水産品 利 用部 門
で最 優 秀賞の農 林 水産大 臣 賞を 受
賞した。
フレッシュなミルクのお酒と
いった意味でネーミングされた﹁ミ
ルシュ﹂は、脂肪分を除いたジャー
ジー 牛 乳をワイ ン 酵母で 醗 酵さ せ
た発泡酒。ビタミン、カルシュウム
など栄養分が豊富で、アルコール分
は %未満。色は透明感のある緑
色。やや酸味があり、低アルコール、
微炭 酸 でシャン パ ンのよ う な口 当
た り が 女 性 や 若 者、観 光 客 ら に 人
気。
コ ン クールは 地 域の特 性 を生 か
した優れた食品を表彰するもので、
農 水 省 と 財 団 法 人・食 品 産 業 セ ン
ターが昭和 年から実施してい
る。表彰式は 月 日、千葉市の
幕張メッセの﹁ふるさと食品全国フ
エア﹂で行われる。
「ミルシュ」
※上写真は、3本入りセットです。
◆上記価格に消費税は含まれ
ておりません。
仕込み水
酒母
12
秋田魁新聞記事より︶
6本セット 3,600円
麹
︵2/
ジャージー牛乳発泡酒
釜師(かまや)
22
+3.0
1.2
0.9
AK-1
16.0∼17.0
35%
山田錦
●日本酒度
●酸
度
●アミノ酸
●使用酵母
●アルコール分
●精米歩合
●原 料 米
7.0
0.5
送料込みセット
3本セット 2,000円
酒母師(もとや)
3 63
14
精米師(こめや)
NEWS
麹師(こうじや)
13
蔵のページ
玄米
お酒の
蒸し米
7
酒造りの工程と担当者
「